« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »

2013年1月31日 (木)

拝年バァィ・ニィェン -頭を下げる挨拶

Photo  早速ですが、今日の

「春運ツゥン・ユン」写真。この一枚はこれ。

 春運の時に限らずですが、中国の人の

移動の時の荷物は多め・・・というか多いです。

圧倒されるような荷物の人が沢山いますね。あんなに大きな

荷物を?と思えるくらいの荷物をお年寄りが担いでいたりして

ますので、恐らく中は軽い物なんでしょうが、そのカサばることと

いったら・・・そんな人をよく見かけますので、ますます列車は超

満員の状態となるわけです。

 でも、これも久々に帰る故郷。家族が、親戚が待っている、と

なればお土産だってあるでしょうし、田舎では手に入らないものも

あるでしょうし、あれもこれも持ってって喜ばせたいし・・・、

こうなるんですよ。

 そのうちこれも無くなるんです。田舎でもそこそこ物が手に入る

ようになり、少しお金を出せば中国でも宅急便がそのうち活躍し始め

るでしょうから。

  さて、今日で1月も終わり。中国はいよいよ正月ムード。ここ数日、

北京の大気汚染が酷く、年越しの爆竹やんない方がいいんじゃない?

の意見が出始め、それに賛否両論入り乱れてのバトルが繰り広げ

られています。 あと、10日です。いよいよ、カウントダウン!!

  「拝年バィ・ニィェン」は、年賀の挨拶のことです。

これをしとくと、一年のご無沙汰も許されるということで、普段ご無沙汰

でも「拝年」を欠かすわけにはいかない、と昔の人は考えていた。

 この名残りが、日本の年賀状にありますけど・・・。

 また、新中国になってからこっち、中国の人の挨拶は握手が主流?

Tncaqx78fvですが、この「拝年」はどっかでご覧になったことが

おありでしょうが、手を前に合わせて、頭を下げる、

そんな挨拶です。この頭を下げる、という挨拶方が

中国ではその後無くなり、日本には残ってます。

叩頭コゥ・トゥといいますが、誰もが磕头クゥ・トゥといってますので、

こちらでいいですが、日本はこんな「榼」字ですが、なおヤヤコシイか。

本来は、額を地につける、「磕」の字はぶつかる、「头」は頭の簡体字。

まぁそれを一回一回ぬかずいてやってたのでは大変なんで、両手を

前にそこへ頭を下げる省略法なんですが、年越しを済ませ新しい年、

年頭の挨拶に各家庭の年配者全てにこれをやります。

  元旦(初一ツゥー・イー)の行事です。

Tnca53v1i4_2行った先や、「拝年」の挨拶に来た客から

子供たちは、年配者に新年の挨拶をし

「圧歳銭」が貰えるわけです。

   もう一つ思い出したことがあります。

 以前古くは日本にもまだその伝えがありますが、中国では

元旦や初五くらいまででしょうか、家によっては刃物を使わない、

使わないようにする、という言い伝えがあって、餃子の皮を煉って

こう棒状にしてですね、それを一個一個の大きさにするとき、

中国の留学生が刃物を使わず、手でちぎる人がいますよね、

あれって速さの問題もさることながら、おおもとはここにあると

思います。

  同様に?今はもう中国の若い人も知らないでしょうが、

箒、はたき、塵取り、などの掃除道具を使うことも忌み嫌われて

いました。埃を集めて捨てるのは元旦は禁止です。

 要するに初一は普段することはしない、ことになってます。

  あらゆる儀式というものは、こうしたしきたりの上に成り立って

いて、時にそうしたものは大変面倒なものですから、だんだんに

それらは形骸化され、忘れ去れて行く運命にはあります。

  ですが、古い日本人の暮らしには実にこれらのしきたりが

そのまま受け継ぎられていて、へぇ~・・・と驚かされ、気づく

ことが意外に多くあります。近いんですねこの二つの国は。

Tnca2rw19a_2 ということで、「拝年」のお話でした。

こんな可愛い子に、

 「××!我给您拜年来了!!」

  などと言われると、

 「圧年銭」を出さないわけにはいきません。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月30日 (水)

何故「福」の字が逆さまに? - 福到了!

    先ずは、今日の「春運ツゥン・ユン」写真の一枚。

0124s11 今まさに列車に乗り込もうとしている

この人たち、恐らく地方から都市へ出稼ぎ

にきて、建設現場などで働き、春節の休み

 を故郷で過ごすために、列車に乗り込もうとしているところです。

 民工ミィン・ゴンと呼ばれるそうした地方からの出稼ぎ者が都市の

インフラ整備のために、大量に出かけてくる時代はどの国にもある

ようです。

 都市に行けば仕事がある、現金収入が、お金になる。都市は経済

発展に追いついてない労働力不足をそれで賄う・・・。

  そんな説明は兎も角、今日の一枚は何でこれか?というと。

分かりますかね?皆同じように手に持っているものがありますね。

これですコレ。コレ、何か分かります?彼らの荷物。この容器、

多分ペンキとかその他の建築資材用の要するに缶ですよね。

勿論その中身はもう使い終わっていて、カラになったものに自分たち

の持ち物を入れてるわけです。何故にコレなのか?が問題です。

  この風景も実はよく見るんです。

  中身はわたしだって知りません。問題はこの容器。この入れ物が

優れているのは、一つはタダで手に入る。外側が丈夫で中のものが

壊れない。取っ手もついてる。列車が混んでいればそのまま椅子にも

なる、という優れもの!!

 多分、あと数年もすればこれも見れなくなるでしょう。そう言えば

♪そんな時代もあったよね・・・、という時代が来るわけです。

  さて、今日はもうすでにご存じの方も多いし、こちらをご覧の方には

説明の必要などないようなもんですが、意外に落とし穴?はあるので

Imagecau4jijn_2 今日は、こちらの何故に「福」の字を逆さに貼るの?

という話題です。

 昨日の「春聯」の真ん中、ドアや窓にこの転倒「福」

の字が見られるのは、来るという意味の到ダォが、まさにこの転倒の

倒ダォと同じ音でして、そこで福が来る(到)を転(倒)させた「福」で

表現している、地口落ちの類のシャレです。

  ですので、この点で、このやり方で、「春」の字を逆さまにしての

春が来た、とかのバリエーションも可能です。

   こうした目出度い日に何を飾り、何を食べ、何を着るか、は

表意文字の国ではかなりこの地口落ちが取入れられることが多い。

同じ音で違うその字が充てられ、その違う方の問で代用される。

 例えば代表、魚ユゥ。このユゥの同じ音の字でがあり、

年年有・・・どんどん暮らしが良くなる、裕が持てるように、

余=魚を食べる。

Imagecabsen8n ということで、正月料理の一品に魚は欠かせません。

 こうした地口落ちは実はかなりの数できます。

 そして、地口落ちは余り複雑だと面白くない?んですね、

極々単純に、音が同じで、アッソッ!!てなくらいのやつが

受け入れられるわけです。

Imagecaosoajz_2 こちらはそのあと食べる、年ニェン・ガォ

 呼ばれるもち菓子、甘い系?のおかずには

 ならんやつですが、こちらは何処でシャレてる

かというと、この後ろの変な字の糕ガォが、中国音、高ガォ

同じでして、上の例に倣って、年々高(糕)というレベルアップ

を願っているといった次第です。

  あと、日本人にとっては上のだってそうですが地口落ちに

はならなくとも、中国人にとっては中国語発音でのシャレです

ので、そこはそれ外国語、ということで、

日本人が何で「の尾頭付き」に拘るか?は、その目出度い

いにだけ、あるわけですから許してあげましょうよ。

  ですので、この他にも鴨ヤァ、に関するものとか

鶏ジィに関するものなど、様々あるのですがその説明がややこしい

だけで、そんなのが沢山あって目出度い日に目出度い、或いは

あやかりたい、ものを食べたり飾ったりしてわけです。

  日本で「福」が逆さに飾ってある、(そんな家あるかなぁ・・)

場所があったなら、そういう意味ですので一緒に祝ってあげましょう。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月29日 (火)

春聯 ツゥン・リェン、

  まだまだ、中国のお正月、年越し(過年グォ・ニィェン)の話です。

昨日もお話しましたように、今この時に、中国では故郷へ向かって

相当の人が移動していますよ。春運ツゥン・ユンのお話。

Sn201321084916150fde20ced6851  そんな“春運”の 今日の一枚、はこちら。

お姉ちゃんが、弟をあやしながら母親の来るのを

待っています。母親は何処へ行ったのでしょう?

駅構内だと思いますが、お姉ちゃんはしっかり弟の面倒を見ています。

周囲にどれだけの人がいてもまるで気にしている様子がありません。

これから、この子はどれくらいの距離を移動するんだろう・・。

 そんなことを思わせてくれる一枚です。

  さて、昨日は「圧歳銭ヤー・スゥィ・チェン」(お年玉)話題でした。

Ph130123101間もなくですね、子供たちは愉しみにしてるし、

大人は恐怖・・・。

ということで、今日もまた中国お正月関連話題。

今日の話題は、「春聯ツゥン・リェン」のお話。

「対聯ドゥィ・リェン」はご存知ですか?一対になった掛け軸とか、一対の

印刷物でもいいんですが、要するに左右一対で何かそうした目出度い

文言などが書かれているものです。これのお正月版が、「春聯」。

U28271652611367569493fm51gp01門や入り口に貼りますが基本このように紅い紙

に、春を祝う目出度い対句が書かれています。

二枚の紙に同じ字数でしかも文法的にも対応性

を持った文言で書かれていることが条件でして、

これって、漢字文化圏からではの文化です。

門の上に貼ることになる、横に書かれた一枚は四文字ではなくては

ならない、など細かな決まりはあるようです。

  で、これを中国の住宅は以前は門がありましたので、その門の

両脇と、門の上に貼り、「福」の字は門そのものに貼られます。

Imagecadbmthc 大体がこんな感じになります。

 この「春聯」の新しい紅い色が町々に目立つように

なると、あぁ~新しい年が来たんだなぁ!と。

以前ですと余り普段は彩がなかった街が急に華やかに

なり、正月気分を盛り立ててくれたものです。

8cb1cb1349540923ce88d8b49258d109b_2正月近くなると、こうした専門店?が

お目見えして、そこはこのように眼にも

鮮やかに真っ赤でして、これを見ると

正月だぁ~!!となるわけです。

日本も以前は「歳の市」がそうでした。

  ところで、わたしが分からないのは、この「春聯」は何時?

貼るのが正しいのか?とか、貼った後の前の年のやつなんかは

日本のように松が明けたらどんど焼き?ってなのもなさそうで、

どう処理?するのが正しいんだろう、などなどの疑問。

よくそのままず~っと貼ラ去ってるの看ますけど・・・好いんですか?

多分これもまた、古くは魔よけのものだとは思うんですが・・・。

  中国の田舎で、知人の親戚の家に伺って、お年寄りにその辺を

お聞きしたことがある。

そこの家は農家で70代のお年寄りで、正月が近づくと、竈の神様を

送り出す儀式があって、その日も何時だったか忘れましたが春節の

何日か前で、その日に古いのを燃やして、新しいのを張り替える??

って言ってたよなぁ・・・あのおばぁさん。でも何やら訛りがきつくて

聴き取れないのと、お年寄りの言ってるその意味が余り分からずに、

カマドの神様??って言っても・・・、竈そのものがもうありませんし。

古いしきたり、習慣って難しいんですよね。わたしには手に負えません

でした。

  とっても親切に沢山のことをお話いただいたのですが、わたしが

理解できたのは申し訳ない、本当に少しだけでした。

  今は何であの時あの話を録音しておかなかったんだろうと、と

後悔しています。







| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月28日 (月)

圧歳銭 ヤー・スィ・チェン、 お年玉

  さて、今日は28日、すでに前の土曜あたりから、春運ツゥン・ユン

ですね、中国の民族大移動が始まっています。

  そうした関係のニュースもコンピューター上では多くなってきました。

  昨日、四川省の方で列車事故がありましたが、貨物列車だったのと、

ダンプカーの方にもけが人はなかったようで一安心ですが、列車運行

密度が増してますので、注意して貰いたいですね。

中国語的には、迁徙チィェン・シィと言ってますが、前の字は遷都の“遷”

でして、後ろの字は徙は日本語でもシィと読みます。意味も同じ“移す”

引っ越すの意味です。大・大・大・引っ越しです。それも人の。

  この頃同じ様に最近ではコンピューター上では大量のこうした“春運”

の情景を写した写真が発表されます。

  実は、わたしはこれらの写真が大好きでして、必ず見るようにしてますし、

保存なんかもしています。自分で撮り溜めたものもあります。出来れば、

機会があったならこれらの写真展をやって、みなさんにこの中国の“春運”

情景を見て頂きたいな・・・と思っています。

  いいんですよ、コレが!!

L201321161212150fe49dcc2ddd1この一枚もわたしの好きな一枚です。目頭を押さえ

こらえているお父さん。見づらいですが、その列車

の窓には、曇った窓に指で「保重バォ・ヂョン」(

身体を大切に!)と書かれてるんですね。

  いいでしょ!!この一枚の写真からドラマが見えてきそうです。

  こんなのが沢山あります。別れがあり、出会いがあり、正月実家へ帰る

期待があり、その一方で帰るその辛さがあり、好い写真が沢山あります。

  といういうお話はさておき、

  中国のお正月のお話しをこの間ずっとしています。続けます。

   それで、今日はいよいよ年が明けるところまでお話をしました。

 爆竹の音と伴に、新しい年がやってきます。

   お年玉、中国語では压岁钱 ya1 sui4 qian2 ヤァ・スゥィ・チェン

 と言いますが、

   こちらも以前に  「圧歳銭ー中国のお年玉の相場」  として

 2010年に書いてますからちょっと古いですが、お時間がおあり

でしたなら、どうぞ上をクリックしてご覧になってください。

  何にでも相場?はあるそうで、ここで書かれているのはもう3年

前のことですからちょっと古いです。この手の話題気を付けなくては

いけないのは、日本のお年玉話題の時もそうですが、どうしてもその

話題がマスコミなどで取り上げられる時は、割に極端なというか・・

人々の耳目を集めるというか、普通でない?事例が喜ばれて??

取上げられていることが多いので、それが一般的かどうかは保証の

限りではありませんし、そうした心構えでご覧いただきたい。

 中国も同じです。先日、中国で何年だった子供のころからのその

圧歳銭をずっと貯めて、貯めに貯めて、マイホームをそれで買った人、

何てな話題がありましたが、そりゃぁ絶対に無いわけじゃないですが、

ちょっと話題としてはインパクトはあります。ありますが、どうも・・・。

  ということで、じゃぁ2013年の相場は幾らなんだ?

という話はここでは触れません。どなたか書いてる人がいると思います。

で、その際も注意は、この手の相場は何処の国も同じですが、その双方

やる側と貰う側の関係、双方の置かれている状況、経済状態などなど

があってのその額なわけでして、コレと決まったものなどないのであり

ます。今、中国ネット上でアンケート調査をやってます。春節でどんだけ

買い物したとか、旅費にどんだけかけたとか、お年玉にどんだけ使った、

とかのアンケート。この調査結果と平均値がそのうち発表されるでしょう。

Tnca7lh4bb
こういのも時代とともにあって、加熱するんですよね、

報道も過熱しますしね。

 ずっと以前は、年越しの夜などでも子供たちは早く寝るように躾られ

ていたので、大晦日の夜にそっと子供の枕の下に、この赤いポチ袋を

(その頃はポチ袋も満足に売ってなかったので紅い紙に包んで)置いて

置いたのは、どっか西洋のクリスマスプレゼントと似てますけど。

  今は、夜っぴいて起きてる子が多いので、カウントダウンと伴に

先週書いたようにバリ・バリ・バリ~~と爆竹の音が大きくなり、

十二時を回る頃ともなれば、拝年 バィ・ニィェン!!(新年の挨拶)

とともにおじいちゃん、おばぁちゃんから、その辺に居る親戚の叔父さん

伯母さんからも、ハイヨッ!てな具合にいただけるわけです。

  この負担も結構大変なようです。

  わたしもたまたま、過年を中国でするようなことがあって、それでも

旅行中ならそんな関係はないのですが、それもまたたまたまその日に

友人のところにいた時などは、圧歳銭を出したことがあります。

 これがまた、結構厄介なんですよ。関係としては単なるそのお父さん

の友人なんですが、外国人だという点。(どうも日本人は誰もが金持ち

だと思ってるらしい)わたしは本当にたまたまそこに居合わせた、という

客であること、そのわたしの知り合いの子供はまだしも、何故かその

知り合いの親族の子供たちもその場にいたりして、んん・・・・

悩ましかった。そんな経験があります。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月26日 (土)

今週読んだ本、『中国モノマネ工場』-山寨革命

001  突然話題が変わります。今日は週末、

中国はいよいよ今日・土曜からの休みを利用

してのお正月帰省民族大移動に入りました。

 その話題をこの一週間続けておりますが、

今日はちょっとその話題をお休み、今週読んだ

  本を紹介しましょう。

    中国お正月の話題はまた来週に。

   さて、今日紹介のこの本、原題は『山寨革命』

サン・ザァィ・グゥ・ミィン。翻訳本です。

  日経BP社発行。定価1800円。330ページ程度の本です。

阿甘ア・ガン著、徐航明シュ・ハン・ミィン、永井麻生子訳。

  一部日本マスコミでもこの「山寨」というコトバを取り上げている

ものもありますので、ご存知の方もおありかも知れませんが、

日本の大方の理解はその報道に接する度に“コピー”“ニセモノ”

という理解で定着していると思います。

  それも大概は中国発のニュースで、またまた・・・何てな定冠詞

が付いての紹介で、結論は大概、・・・凝りませんよね・・・ってな

紹介で締めくくられるのがその殆どです。

  これに限らず大体はそれでもうその事を知った、理解した、と

勘違い?してる人が多いですが、その本当の実態や実際にはどう

なのかまでは考えない・・・ことになっている。

  その意味ではこの本、なかなかに読ませてくれます。そうだった

のか!と納得の本です。

   「山寨」とは、多分中国語辞典にも載ってないとおもいますが、

本来の意味は、山の砦。そんな山賊の山に築いた砦といえば、中国

では「水滸伝」の世界です。そんなところから、反体制の拠点、という

意味合いもあるのでしょう、このコトバ07年オリンピックを控えた頃

からポチポチ見られるようになりました。その頃から中国の新聞紙上

やマスコミのこのコトバ「山寨」の意味は、コピー・偽物・非管制・など

といった意味で使われ始め、今ではそちらで定着。

Photoこの本が優れているのは、そうした

山寨商品の今、を伝えるに留まらず、

この本の原題が「山寨革命」と名乗

っているように、これは一つの生産

方式に対する革命だと著者は言う。

  本をどう読むか、どう感じるかは、その人に依るので、興味が

あればご覧いただきたいが、ここではその内容に全て触れることは

できない。それは無理。諦めましょう。

  全くの個人的感想を少しだけ書かせていただき、紹介したい。

  我々はかなり頻繁にこうした中国の「山寨商品」のニュース

に接する。その度に、あああ~又か、と思う。

  では、この提供されている「山寨」情報自体が、本当の意味で

オリジナルなものかというと、その情報自体が孫引きであったり、

伝聞であったり、何かで紹介されたものをまた紹介されいる、

それを見ている。あなたがご覧になっているその「山寨情報」そのもの

が怪しい?と気づいたことはありますか?

 その情報は決して間違いではない。ウソでもない。日本の場合は

かなりその点に気を使うので、間違いを報道はしない。しかし間違い

ではないが真実でもない、としたら。

  或いは、偽物ではないが、似た何か、だとしたら・・・。

 この点を考えさせられた。

   もう一つこの著者が言っている、

ピラミッド型社会にこの「山寨」型社会が取って変わる、という主張は、

それはまた・・・どうかな、というのはまだちょっと著者の言うことを

そのまま鵜呑みにはできないので、様子を見たいが、面白い視点で

あることは認める。この点でも面白かった。

  さて、次はどんな「山寨商品」が、

また中国ではこんなんを造ってますよ、と紹介されるのだろうか。





| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月25日 (金)

中国の年越し、过年グォ・ニィェン -新年をどう迎えるか

   今日の話題は中国の人たちの新年の迎え方です。

年越しをどう過ごし、新しい年をどう迎えるか。

  これって、実はもうその始まってまして、その大晦日、除夕

のその日だけの話ではなく、すでにみんなの気持ちはもうそこへ

動き始めていますし、街全体ももうその準備をしています。

 その雰囲気をわたしは街がザワザワし初めてると書いてきました。

 それが先日来書いてますように、先ずこの「春運ツゥン・ユン」で

ふる里へ運ばれた人たちは、その長かった道中の疲れを家族の

出向かで、吹き飛ばし、長く留守をしていた家にほうほうの態で

辿り着き、家族みんなが揃います。

  年越しの夜、家族総出で御馳走の準備にかかります。

Imageca3cdtdr この頃町はすっかり新年を迎える準備もでき、

“紅色”紅い色が町のあちらこちに。

 ですから、わたしの中国の年越しのイメージは

 正にこの赤い色で象徴されています。

   年越しの夜の餃子はつとに有名ですが。これは北方の人達の

習慣がそのまま紹介され、知られるようになりましたが、南の方では

必ずしもそうではなく、まぁその普段食べれないような、食べない量の

御馳走が食卓に並び、それを忙しく作っては並べ、いよいよ昨日も

書きました、テレビの前に家族が集まり、「春節聯歓晩会」の始まり

です。食べ、飲み、話し、テレビを見、笑い、感動し、時間が過ぎる。

  「春節聯歓晩会」が終われば、日が変わります。

  いよいよ、この番組がもう終わりに近づくころともなると、もう

12時を待ちきれない人がいて、何処からか音が。

  最初は、パンパンとかちょっと遠慮がち?な音ですがこれがその

Imagecac8xbtkカウントダウンと共に、バリバリバリ!!ってな

大音響になってきます。

 この後はもう地域にもよりますが街を揺るがす

大音響が続く続く、そのままひょっとすると朝まで、

バリバリ、ドッカン~、ヒュ~~ン、とか打ち合が花火やら何やらもう

賑やかを通り越して、うるさいくらいに。

  これを聞いて、目にして、またこの火薬の匂いが町中に充満する

んですが、あぁ~年を越したんだな・・・・と実感。

Imagecaczwhw1 新しい年を迎えたんだ!!と。

そして誰もが、この新しい年が過ぎた年よりも

更に好い年であることを、願う。

   と、いったところが中国の人達の新年の迎え方。

今年はどうでしょう?ここのところ、北京も大気汚染による霧が数日

続いて発生したりして、それはまぁ工場によるものでしょうが、この

年越しの花火もそういう意味ではちょっと遠慮した方が好いんじゃ

なにの、などと余計なことを考えるのはわたしだけでしょうか。

北京小学校なんかは外での体育の授業が出来ずに困ってます。

Imagecauh1j2w いつも言ってますが、どうもニンゲンというか、

何事もちょっとやりすぎる、傾向にある。どうも、

丁度好いというカゲンが難しい。

  この爆竹のお話は、前にホームページ茶館隗「わたしの見た・・」

  で取りあげております。

     「放鞭炮 ファン・ビェン・パォ」爆竹は派手じゃなくちゃ

 をご覧ください。

   結構危険なんですねこれ。

 子供たちは危ないのがまた好きでして、振り回すやら、高層のビル

の上の方から放す人もいるやら、かなり危ない。

  それにこれにかける費用も実は何と月給の何倍とか、ってな話しも

聴こえてくると、そりゃちょっと行き過ぎでしょ!と思うが、

 これがまた、この行き過ぎなところも加えて正月気分?を盛り上げて

くれるので、なかなかにどうして難しいのです。

  一頃、爆竹禁止令も出てたんですが、そりゃあんまりだろ、

てんでまた元に戻りました。さて、今年はどうなるんですかね??

そうか!今年の対策はもう間に合わないから、今年の様子を見て、

来年どうなるか、ですね。

  正月気分も大切にしたいですしね。






| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月24日 (木)

2013年・中国中央電視台『春節聯歓晩会』は何を見る

Tn1 昨日に続き、中国の年越し、テレビ番組

  『春節聯歓晩会』の話題ですが、

  大丈夫かぁ・・・この話題。

 いくら中国で、或いは世界中の中国系の人たちの

 間で見れられていて、10億人以上が見てるオバケ番組でも、日本では

 余り話題にもならないし・・・。知られてないかも。

   実際に見てる人がどれくらいいるのだろう?と、不安になりますが、

このまぁこのブログを見てるような人は、大丈夫ついてこれるでしょう。

  表題に、中央電視台、とあるのはこの「春節聯歓晩会」は各地放送局

でも独自のをやってまして、これまた盛んなんです。ですが、その数も多く

とてもとても見きれません。

 わたしが見ているのはですので、この中央電視台のもののみです。

Tn4
もう何年も、日本の「紅白歌合戦」を見たこともない

くせに、この『春節聯歓晩会』は毎年欠かさず見て

いて、且つ、毎回見た後の感想を此処に書いてる

という変な?日本人から見たこの番組に期する

ものを勝手に今日はちょっと・・・。

   この番組をお創りなっているプロデューサーっていうんですか、

多分お一人ではないでしょうが、その方たちは相当優勝な方たちだと

思います。国民の期待を一身背負ってそれに応える番組造りをする

のはとても大変なことです。視聴率がそれを示しています。逆にその

視聴率あるが故に恐らくこの番組予算もふんだんに持っていること

でしょう。漏れ受け賜れば、その出演者は逆にこの番組に出れるなら

出演料は要らない、とのボランティア希望者も溢れているそうな。

(中国の中央電視台に限らず、テレビはみなコマーシャルが入り

ます。つまりスポンサーが付いてます。因みにこのオバケ番組は

そのオバケさ故に大変なスポンサー料が要求されます。)

そう言う点では、企画・アイディアさえ上手く思いつけば、やりたい

放題?かな??でもそのプレッシャーってんですか、それってかなり

怖いですよね、大変だろうと思います。同情しちゃいます。

Tncaz3rbujそういれば言い忘れましたが、この番組も

また会場に人を入れて公開番組形式となって

まして、会場内の笑い声や拍手がそれをまた

盛り上げることになってます。多分ここに入れる

だけで相当ラッキーな人たちでしょうから、これまた選ばれてある人達

なんでしょう。たまにチラッと会場にカメラが向きますが、お正月とは

いえ、み~んな好い恰好したますもんね、余計なことですが。

  もっと会場を抜いて欲しいんですけど、出来れば会場の人の

話なんかも・・・。まぁそれは事前に仕込むことになるでしょうが。

   中国国内ではすでにこの番組に関する話題は沸騰、

百度バィ・ドゥを覗くまでもなく、凄い白熱。微博ウェイ・ボ ツィッター

でもその話題はかなりのようです。気にはなるんですが、わたしは

あまり見もしないし、参加もしません。

 基本、作り手が出してくれるものを愉しめばいい、と思ってます。

何せ中国もスターは多いですから、そのスターをずらっと出場させた

だけで時間は幾らあっても足りないでしょうし、大物スターばかり

見せられてもねぇ・・・と、わたしなどは・・・。

 今年2013年も宋祖英が冒頭で唄い、成龍ジャッキーチェンも

登場周杰倫も王力宏も毛阿敏も出るんでしょうが、

一昨年あたりから、町の普通の人?ストリートミュージシャンみたい

な人を登場させたりもして、それなりに工夫はしてるようです。

Tncajfdsar 今年も彼のマジックもあるようですしね。

 成功例はどうしても後をひきます。

 これは仕方ない。上手く行けばそれを。

 さらには柳の下を・・、常に新しいものを、と言っても限りが。

  長くなりそうなんで、それで一体何を期待して見るの・・・

という話からスタートしてますので、そこに話を戻します。

 わたしの2013年この番組期待しているのは、

番組始まってすぐのタイトルバックのところの最近はコンピューター

グラフィックを使っての数分の映像、これが毎年凝りに凝っていて

どんどん凄くなるんです。ですが、その中国らしさを忘れずにその

デザインが独特で、正月気分をどう表現するか、時代をどう盛り込む

か、という点などで本のブックカバーと同じですが、素晴らしいデザイン

のものが続いてますのでこれにまず、期待。

  多分実現はしないと思いますが、全体にちょっと賑やか過ぎて、

もちょっとこう・・・ジックリ聞かせる例えば民族楽器の演奏、なんてのが

見たいのですが、踊りの好きな中国人?にとっては舞台狭しと踊り

まくるその躍動感がまた中国のお正月気分のようですから、多分

今年もまた爆発するようなエネルギーの作りになるのでしょう。

 逆に心配事が二つ、

 わたしは大して気にもしてないんですが、世界?は口パクを許さない

ようです、昨日のアメリカ大統領就任式でも・・、わたしには何でかよく

判ってませんが、口パクをやると許されないようです。

 もう一つは誰もが言うパクリ。AKB48のパクリが出そうだもんなぁ・・

どんだけの人が見てんの!!というこの番組で臆せずそういうことを

やる勇気?もなんですが、とりあえずコレ好いな!と思ったのは是非

一回自分の中で自分流に消化した後で、それを見せて下さい、と

願っている。

  終わったらまたその感想を書きますが、

毎年終わってから書いていたこの番組に関する話題をちょっと

今年は始まる前に書いてみました。

  これもまた一つのこころみ、ということで・・・。









| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月23日 (水)

曲がり角の『春節聯歓晩会』-どうなる中国版「紅白」?

 中国は、いよいよカンウントダウンに入りました。

何が・・・?というと、その新年を迎える準備ですよ!

 先日来、書いているのはその新年を迎えるに当たっての

帰省列車のその混乱ぶり?「春運ツゥン・ユン」の話題を書いた。

  今日はこの時期、中国の人の関心事のもう一つ大問題、

Imageca7bs5rg 中国の大晦日(今年の場合は2月9日)

 の夜放送される、中央電視台のTV番組

 『春節聯歓晩会ツゥン・ジェ・リェン・ファン・

 ワン・フィ』の話題です。

   大晦日夜に毎年放送。長尺番組で、夜の8時に始まって、

この番組の終わりが新年を迎えるカウントダウンになり、この

後ろの番組が日本でいうところの「ゆく年、くる年」という出来に

なっています。新年を迎える気分を盛り立ててくれる番組です。

 ですので、この「晩会」もよく日本の某国営放送「紅白ナントカ」に

比較され、それと同じように紹介されてはおりますが、いやいや

実態は左に非ず、大きく違います。

  先ずこの番組、歌番組ではありません。まして、男女が紅白に

分かれて勝負?する、などということは男女同権意識の強い中国に

あっては成立せず、何かを争うということもなく、歌あり、コントあり、

マジックあり、ダンスあり、何でもあり、の番組です。

  この点が大きく違います。もう一つは、この番組はオバケ?でして

日本のその某国営放送局も羨ましがる、視聴率多分90%に近い様な

とてつもない、誰もが見ている番組でして、それほどみ~んなが愉しみ

にしている、番組でして、これを見ないと年越しをした気分にならん!と

私の知人も言ってました。

F2013010811084030705183341_2ところが、ところが、その「晩会」は今年

どうもオカシイ??

 先日、この番組の司会者が決定、との

ニュースが流れそれは昨年同様というか、

定番メニューで、決まった。そんな国民の90%も見るようなオバケ番組

ですから、此処に出れるだけで凄いんです、ホント凄いんです。

 判って貰えますかね・・・?司会者はそれはもう数ある中から選りすぐり、

当然出演者だって、いくら8時から始まっての4時間番組だってその枠内

に出れる出演者の数は限られておりますし、ひとたびこれに出れればもう

超が付く有名人になっちゃいますから、出たい人もそんだけ沢山いる。

  それで、今年の番組がなんで、ちょっと・・・なのかというと、

そんだけ出たい人は沢山いるのですが、逆に出て欲しい人だっている

Imagecaih39lr_2視聴者の側から、この人は出て欲しい、この人が出る

から見てるんだ、という人ですね。

 それがこの人。趙本山ヂャォ・ベン・サン。

コントを演じます。毎回この人が出てきただけで、もう

笑わせてくれるぞ~・・と期待できる人で、かつ、期待を裏切らない人な

わけですが、今年はこの人は出ない。

  その辺の内情はもう中国中でその事自体がわだいになってますが、

兎に角、出ない宣言。

  彼が出ないんじゃァ、「晩会」も面白くないねぇ・・・というのが知人たち

のもっぱらの不安?不満。

  どうなるんだ「春節聯歓晩会」は・・・とかなり心配してますが、

わたしは彼が出なきゃまた違った新しいスターが登場するでしょうよ、

と気楽なもんですが、中国の人にとってはかなり深刻なようです。

このオバケ番組も多分今年30年目くらいと迎えると思いますが、そう

なるとどこの国もまた、こうした番組作りだけでなくあらゆることがそうな

ように、どっかで変革を迫られます。変わる時期がくる。変わらなくては

いけない。

  それはある時間を経て、受けても変わり、送り出す方も変わるわけ

ですから、十年一日同じことをやっていたのではいつかは飽きられますし、

時代も変わりますし、必ず付いて回ることなんですが、それをすぐには

受け入れられない、という気分も分からないではないですが、無理

なんです。変わっていいんです。

  変わった結果がまたどうかは、それは変わって見なくては判りません

から、まずはことしの「春節聯歓晩会」にそう言う意味で期待してます

けどわたしなんかは。

  いま盛んに番組作りをしているはずですが、

かなりその制作現場は秘密主義なんで、今年どんなものが見れるかは

まだ誰も分かってません。いろいろ憶測は飛んでます。

  わたしも予測はしてるんですが・・・それを明日また。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月22日 (火)

31億人の移動!!??2013年春運 ー 凄さを越してます

  今年、2013年の中国「春節(お正月)」期間中の全ての帰省客の

 予想人数というのが発表になりました!!

    驚きの 31億人!!・・・

  驚きました? まずこれ「春節」移動期間を1月26日から3月6日と

  割と前後にその余裕をもって40日間を帰省客の総体と見ています。

  陸(鉄路とバス移動や高速道路利用者など)海(船での移動)空

 (航空便を使っての)を合わせての総体です。

   一番多いのはやはりバスや自家用車での陸路・道路移動。

1 昨日も取り上げた、鉄路での移動は

 実は、たったの2億3000万人くらい

 (日本の総人口の約2倍ですね)

 なんですが、これが目立つのはその

 昨日も書いた切符争奪戦のような

   本番前?の前哨戦からして話題になるので目立ちます。

   今年もすでにその手の話題が。

   ニンゲン、手に入らない、欲しい、となるとちょっと普通では

  いられなくなるようでして、またそこに他人よりも少しでも早く

  とか色々好からぬ考えなどが生じ、またこれに便乗するように

  悪い奴らがいて、それをエサに騙そうとするわけです。これが

  また欲に目がくらんで?というか簡単に騙されちゃって、すでに

  その話題でもちきり。それも最近ではネットを使った詐欺が横行、

  時代を反映?しています。

  困ったもんです。鉄路の人の特徴は、家族ずれや荷物のやたら

  に多い人が目立ちます。

421 実は、あの広い中国そんなそんな大移動を

する人ばかりではありません、近距離中距離

移動の人には鉄道よりバスです。

 もっとも、これも多分素直にこれを読んでる

  人は近距離というと数十キロ、百キロくらいの移動をイメージされて

  いるのでしょうが、何と中国の人のいう近距離はあの国土ですので

  もちょっと長い距離になります。

   また、中国の鉄道網地図をご覧いただければわかりますが、あの

  国土を縦横に走っている鉄路ですが、そうは言っても広いですから

  鉄路と鉄路の間の区域がかなりあって、そこのでは都市がないのか

  というと沢山のこれまた100万人規模位の都市でしたらいかほども

  ありますので、当然そこを移動する人達は数十万単位でおるわけ

  です。

5_2 それには都市間バス移動がいいんですが、これまた

 その期間増発に継ぐ増発ですが、追いつきません。

地元で馴染みのバスですし、顔見知りも多いのでしょう

   春節前に旅をしてこうしたバスに乗っているとよく、前の方で運転手

   さんと、そろそろ近づいてきましてね・・・の話題から、バスの運行状況

   情報を仕入れたり、うちうち?で事前に席の予約をしたりして、多分

   それって正規ルートではないので、駄目なんでしょうが、話し込んで

   話に夢中になり、しっかり運転してくださいよ・・・と心細くなったり

   した経験が、この春節を控えての時期何度もあります。

     また、何故か座席が指定されているのに、毎回このように押すな

   押すなの状態でバスに乗り込むことになります。

   多分総体では、便数が圧倒的に多いので、鉄道よりも飛行機よりも

   バスが一番乗客を運んでるでしょうね。

3y_4  空路は流石にチケッテの無い人はまず飛行場

まで来ないでしょうから、飛行場が大混雑はないの

ですが、ここでもまた増便はしてますし、時にその

悪天候での欠航などが出ると大混乱です。

   ここでもチケットの入手困難と、この期間中は急に値段が上がったり

   して大変です。

     一番最初のその今年の春節期間中の総移動人口 31億人を

   その期間を40日間とみて、ごくごく荒い計算で、

    一日当たり、8千万を下回るくらいの数の人たちが、毎日毎日

   一か月余りあの中国国内を移動していることになります。

     ほぼ歩ける?日本人全員が毎日移動を繰り返してる。

     凄いです。その凄さも並みじゃありません。

    全ての人が無事家族の元へお帰りになられることを願ってます。

    交通機関に従事されている方はどうぞ交通安全を第一にお願い

    します。

      ♪ 常回家看看~回家看看・・・

      というあのメロディーがどこからか聞こえてきそうだ。





| | コメント (1) | トラックバック (1)

2013年1月21日 (月)

今年の春運・2013年近づく春節 - 今日・明日が最高潮

    いよいよ、迫る「春節」(今年は2月10日に中国は初一・正月)。

Photoこちらの特製カレンダーは、その

春運ツゥン・ユン、正月帰省列車

のチケット予約のためにある

特製カレンダー。

 何時に何日の切符が売り出される

 かを明記したものです。

   只今、中国の一番の関心事はこれ。

   どうやって、そのチケットを手に入れるかで、もう必死です。

 

    先週も書きましたが、「春節」を一か月後に控えて、

  わたしの言い方ですと、中国全国がそのザワザワとしはじめる。

  このザワザワの感じ分かりますかね・・・?

   これ、渦中の人たちはどうか分かりませんが、

   客観的にはなかなかに楽しめる。

   わたしなんかは、日本に居てもそのザワザワ感が伝わってきて

  ちょっと落ち着かないのですが、なかなかコトバで説明してもこの

  感じお分かりいただけないかも・・。

    で、その「春節」の日の切符が今日明日のが予約にかかって

   ますので、今日明日が恐らく今年の春運チケット争奪戦?の

   最高潮となります。

    除夕 ツゥ・シィ 大晦日のチケットを手に入れようとみな必死。

    この日までくらいに移動して、「春節」を故郷で過ごそうと。

Photo_2 基本中国の駅の様子はこんな感じで、

 人気の?路線はいつも混んでますね、

 普段でもチケットの予約は大変、基本

 混んでいる。

    それが、この時期はその数倍の人の移動を賄いますから、

   とてもじゃないが、その混み具合といったら、それはそれは

   凄まじいばかり。

     何度も申し上げておりますが、

    ここでも、その人の数が日本の比じゃないくらい多いという点、

   前回も書きましたがその移動が長距離なのと単一方向ではなく

   かなり複雑になる点で、何度でも書きますが、みなさんが想像

   する以上に大変です。

Photo_3  そして毎回話題になるのがそのチケット争奪戦?

 便利な世の中になったので、ネット予約なんてなのも

 取り入れてますが、まだまだいろいろ事情もあって、

    基本は並ぶ、駅の切符売り場で並ぶ、

    学生などは時間が取れるからか、自前の椅子と宿題を持ち込んで

    駅で徹夜の排隊パィ・ドゥィ(並んで待つ)となる。

    何せこの移動が一大イベント。

   駅周辺は勿論これがあって普段とはまた違った空気が。

   街全体も何となく、それらを横目にザワザワし始める。

     その「春節」に帰ってくる人たちをもてなす為の買い物、

    新年を迎える年貨ニェン・フォを求めて街へ。

      その為の特別の市も建つ。

      これがまた正月気分を盛り立てて、

    更に一層、町はザワザワし始めるというわけです。

      日本にいると、ザワザワすることがないので、

    ちょっと羨ましい気もしますが、

    これでそこに暮らす人たちはどうでしょう、大変なんです。

     でも・・大変だからといって、駄目だということもないのでして、

    それなりに楽しさもあるわけでして、

     そんなザワザワ感が楽しめるといいんですんがね・・・。








| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月19日 (土)

2013年「春節晩会」ご案内 - 函館日中友好協会

D2339bb4edaadc4c60553a0fa1273a241
 2013年

  『春節晩会』

  ご案内。

  恒例となっております、

  在函中国人留学生と

                             中国のお正月を祝う、

   『春節晩会 ツゥン・ジェ・ワン・フィ』は以下の通り開催致します。

     日時: 2月11日(月曜日)

          午後6時~9時

     場所: 函館青年センター 2階 会議室

     会費: 協会会員、中国人留学生は無料

          一般参加者 1000円

     準備の都合がありますので、事前にお申し込みが必要と

     なります。 定員は設けておりません。

       午後より留学生と厨房で皮から練ってつくるギョーザづくり

     を交流をしながら準備し皆様の起こしをお待ちしております。

     このギョーザ作りの部分にも参加ご希望の方はお早目に会場

     へお越しください。会そのものは午後6時を目途に準備し開催

     致します。途中での入場、退場も自由です。

       お申し込みの際は、人数とお名前をお知らせください。

         メール →    higaside@plum.plala.or.jp

        お電話 →  (0138)51-0041

      へお申し込みください。

                       函館日中友好協会

 

 大家好!今冬的寒冷据说是打破从前的纪录。
             函馆也是格外冷,尤其是这几天,
              首先向大家表示问候,再
               去年承蒙各位惠予种种深情厚意,
              谨致深厚谢意。
               今年尚望继续多多帮助。
                快到春节了,
               今年仍拟按照惯例,举办「春节晚会」,
               务请拔冗光临是幸。
             日期:   2月11日 周一(日本建国纪念的节日)
                          下午6点~9点
                             (下午1点开始准备包饺子)
            地点:  函馆青少年中心 二楼 会议室
            会费:   留学生免费

                为了便于准备起见,可否出席,请赐示。
   
               谢谢!

                       函馆日中友好协会

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月18日 (金)

中国的養老問題ヤン・ラォ・ウェン・ティーお年寄りに優しい国になれるか?

   昨日のお話の続きです。

   中国の高齢化。といってもひとり中国がそうした路を歩んでいる

 わけではなく、ご存知のように、かく言う日本そのものがその見本?

 と言われているくらい、急激な高齢化に向かって今まさにまっしぐら!

 なのではあります。他人事ではありません。

   わたしが毎日通う、店に出てくるまでの通勤路、たかだか2キロ

 位しかないので、クルマですと地方都市ですしもうアット言う間に着い

 ちゃいます。2キロちょっとですから。公務員だと通勤手当が出るか

 どうかギリギリのところです。そんなことは兎も角、その通勤途中に

 毎朝のように目にするのは、前を走っていたり、対向車線をやってくる

 中国語ですと面包車ミェン・バォ・チュー(面包は、パンの意味でして、

 そんな食パンのような角型のゴロンとした車、という意味で)マィクロ

 バスとして使われている、ワゴン車と実に頻繁に出くわします。

   そして、これらの車は、幼稚園児を乗せた小さな送迎の車か、

 お年寄りを乗せたディ・サービスの車かのどちらかだ。

  大概、車のボディにその宣伝を兼ねた大きな名前が書かれている。

  ほぼ毎日見る。公共交通機関、バスに合わなくとも、これのどちらか

  の面包車は必ず目にする。たった、これだけの距離を走っている

  だけで日によっては何台も目にする。

   それらを目にする度にある感慨が・・。ちょうど人生の始まりと

  終わりのところを、ニンゲンは何故にこうして送り迎え付の車に

  揺られて行き来しなくてはならないのか・・・、

   といった個人的感慨とは別にその老人たちのどう面倒を見るか?

  の養老問題ヤン・ラォ・ウェン・ティを今日は取り上げる。

Tncannnenn「空窩老人コン・ウォ・ラォ・レン」

「空巣老人コン・ツゥァォ・ラォ・レン」

 息子、娘たちと離れて暮らす

 独居老人の話は以前に書いた。

 老人問題は結局のところどの国も

 そうその問題自体には大差ないと

   わたしは思う。

   人類が以前よりも長生きの路を歩み始め、その歴史から見て以前の

   人生の倍も生きるような長寿の路を手に入れた時から、この問題は

   どの国も必然的に抱える問題となった。

    では、中国の抱える問題は何か。ひとつは毎回御馴染みのどの

   問題にも大きく関わる、数の問題。乱暴に言ってもう既に日本の

   総人口を超える数の老人が暮らしている国。これは避けて通れない

   大問題だ。この莫大な数の老人にどう上手く老後を過ごさせるか。

     次は中国の人のこれまでの観念で、老後を自分たちの子供に

   託す、というのがまだある。日本も色濃くあったそれが徐々に薄れ、

   今度は逆に邪魔者扱いまで?されるようなってのこの数年前から

   の在宅介護重視政策。

   中国はまだまだこの要望が強い。老後を子供ら孫らと過ごす、

   それこそが幸せな老後だと、頑なに信じている人が多い。

Tn10 去年だったか、年が改まったので一昨年

 だったか、中国・微博ウェィ・ボーでの

 「老後に必要なものは何か?」の全国

 ツィッターアンケートでもこの、子供と

   一緒の老後・・・が強く望まれていたから、まだそうなんでしょう。

  でもこれ、叶わぬ夢であることは明白。何せ独生子ドゥ・ション・ズ

  一人っ子ですしね。社会形態も以前とはまるで違ってきれいるので

  同じ都市に住んでいること自体が難しい。

    となって、確実に老人ホームが不足する。現状でも足りてない。

  ここぞとばかりに、それに寄ってくる業者?さんも多いようだが、

  民間の私立の老人ホームなど出来てきてはいるがそこはそれ、

  経済活動ですから、福祉とは違いとてもとても経済的に負担が

  大きすぎるので、入れる人は入るでしょうがいずれ行き詰る。

Tncakcwnoh_2行政もソレッ!てんで会議をやってるが、

この辺が行政の限界?いまそんな会議を

やってるようじゃぁ間に合うわけがない。

 確か2050年だったかが恐ろしい・・・

  という話だ。ここでも判るようにこの問題かなりず~っと前から

  こうなることは判ってる。コンピューターを使うまでもなく、このまま

  だと大変なことになるのは判ってた。

    なのにな~んの手も打たないどころか、

    日本のようにそれに備えなくてはいけない財源まで役人や、

   その機関に勤める、その問題を処理すべき当の担当者が

   使い込んじゃった上に、さてこの少ない財源をどうする??と

   いうような国はとても老人にやさしいとは言えまい。

    中国もまた。

   どうもその・・・「敬老の日」なんてな日をわざわざ設けている国

   ほど、老人にはやさしくない。

     その罪滅ぼし?として「敬老の日」はあるのだろうか。










| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月17日 (木)

首都・北京の高齢化が - 北京的高齢化

Imagecaaytwky_2  悠久の都、ペキン。

 そこに住む、1千数百万のうちの高齢者の

 割合が、中国の全国平均を大きく上回って、

   高齢化が進んでいる、との報告がされている。

   北京的高齢化 べィ・ジン・ダ・ガォ・リン・ファ。

 

    先日来、ペキンは濃い霧に見舞われ、周りの景色も見えない

   ほどの、乳白色の世界。そこに多くの老人が、それも独りきりの

   老人も少なくない、という。

     北京市の老年人口は、その全体の26%という報告。

    4人に一人が、老人。

    これは中国の他の都市と比べても全国平均を大きく上回って

   いる、とのことです。

Imagecabangzb 前に中国の高齢化の速度が、日本のそれを

 追い越す時期が来て、これはちょっと由々しき

 問題、というお話もした。

    今日の話は更に局地的。北京のみのお話なんですが、

   北京の人口を1千300万人としましょう。北京戸籍を持たない

   人とかいろいろややこしい問題もありますが、大体これくらい。

    で、高齢者をどっからにするかですが、60歳以上を高齢人口

   とみなし、これが大雑把ですが300万人。

     80歳以上が36万人。

     因みに、100歳以上のお年寄りも500人近くいるらしく、

   男女比ではやはり女性の方が倍以上。

     この100歳を超えられている高齢者には、毎月200元の

   高齢者手当てというのがあるそうで、

     90~99歳の高齢者が3万弱いて、こちらにも毎月100元

   の高齢者手当てなんてのがあるらしい。

    ま、そんなのはともかくとして、

    その約4人に一人が高齢者という計算になる、という。

    この傾向は2000年に突入して以降ずっと続いているもので、

   とくに2005年以降後半にはいって急上昇を続けている。

      これは、二つの要因がありまして、

    一つは例の国の一人っ子政策とのからみで、国全体の人口比

    グラフを見れば一目瞭然、その傾向にありますんで、ペキンも

    その例外ではあり得ません。

     次に、首都ペキンは概ねどの国も同じでしょうが、流入人口は

    あるものの、余り出て行く人がいない。特に中国での戸籍の様々

    な制限などもあって、一端ペキンに入った人は出ない。となれば

    そこで年を取るだけだ。

     このことで生ずる問題はあとはどこも同じ。

    高齢化に伴う、その施設の不足。

    高齢化に対応した都市設計の不備。

    高齢化とどう向き合うか、などなど・・・。

      悠久の歴史を感じさせる中国・首都・北京。

    この都市そのものも、相当古いがそこに住まいする人たちにも

    高齢化の波が。

     実はこの問題他人事ではない。

     社会制度が違い、その成り立ちが違い、文化も、歴史も違い

    ますが、日本とてこの高齢化の波は・・・。

     さて、その準備は出来てるのでしょうか?

     そう言えば、上に発表したような数字をつかんでその上で、

    その傾向を探り、何とかしよう、としているような、そんな

     「北京市老齢化委員会」みたいな部署が

    あるんですかね?東京都に??







| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月16日 (水)

「体罰」という名の「虐待」-中国も

   先日来話題になっている大阪のあの学校で起きた事件。

  当初から「体罰」(中国語も同じ、 体罚 ti3 fa2 ティ・ファ)

    【体罚】用罚站,罚跪,打手心等方式来处罚儿童的错误方式。

   と、規定されている。

    今回の事故のことには多くは触れない。

    ここで言っているように、当初からこれを「体罰」と報じたことで、

  何やら問題が違う方へ行っているが、この生徒サンな~にもそんな

  体罰を受けるほどの悪さはしてないので、これって「体罰」には

  当たらない。「虐待」だ。

    (これまた中国も同じ、虐待 nve4dai4  ニュェ・ダィ)

   学校が大変。

   一つは、外からの乱入者に対する暴力の用心が必要となった。

   これはアメリカのあの学校内での乱射事件以来、中国でも

   銃ではないが、刃物を持った男が暴れるなどの類似の事件が

   発生。外からの暴力と、

    そして、中にあってはこうした教師の暴力が矢張り問題に

   なっている。

Tncazhybc1どうやって子供を守るか、といった特集を組む雑誌

が現れたりしている。

 外からの乱入者の問題は、今回別問題なので

置いておくとして、学校内の教師の暴力問題は

中国でも時折問題にはなっている。

   恐らくこの、時折は、それだけ実態が外に出てこない、という

   ことで実際はもっとあるのでしょう。

    今回の大阪の事件も、生徒さんの自殺ということがあった

   初めてこれほどの騒ぎになり、実態が明らかになった。

Tncav06no3_4 わたしのかなり希望的観測?では、

 中国でのこうした教師の生徒に対する「体罰」

 は、日本ほどないのではないか・・・と思ってる。

 その理由は、教師がまだまだ中国では尊敬の

   対象としてあるからであり、教職員に対する生徒やその親御

   さんの信頼度は厚いから。

    が、上の新聞記事などを見ると、どうも激情型の人が多い

   ので、先生の中でも熱血漢はどうもすぐ手を挙げちゃうんじゃ

   ないかと不安になった。

     これは「体罰」と言える。例え感情に流されたにしても、

   それって「体罰」で、その必要性は??という論議は中国でも

   されている。

     話が戻る。

    今回の日本のこの事件は、「体罰」ではない。

    この学校、この先生が目指したのは、より強いクラブづくりだった

    のでしょう。目的はより強く。よりうちの学校が有名になるように。

    そして、この先生が選んだのが、暴力による支配。多分この先生

   には、先にその成功例があったはずです。ですから今回が初めて

   ではないはずで、その成功体験に基づいて、暴力は日常化して

    更にエスカレートしていったはずです。

     殴れば強くなる、はずで、殴れば上手くなるはず、なのに

    その結果がそうならないとその事に苛立ち、更に殴る。

     一回、感情に任せて、或いは自分の教育信念から生徒を

    殴っちゃった、というのとは違うんですね、今回の事件。

     この辺が、とても日本的。

     逆に中国では今、自分の身を挺して子供を守って亡くなった

    教師の話題が大きく取り上げられており、

    日本と中国のこの報道の差にちょっと、

    たまたまでしょうが、同じ教師でありながら・・・・

    衝撃を覚えています。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月15日 (火)

あの「マグロ」が「中国」だったら・・・

  昨日のお話、「マグロの値段は一体誰が決めるの?」は

 流石にちょっと書いて、消化不良の感がある。

  でも、この話どんだけ話したところで、消化しきれないのも

 何となく気づいてはいる。でもでも、もうちょっとだけお話を、

 というわけで何故か今日もその続きと相成りました。

   「マグロの値段」は、その当事者(一人とは限らない)と、

 それを取り巻くマスコミと、そのマスコミを見ることでそれを知らされ、

 もっと知りたい!と思うのか、これ面白い!!と話題として受け入れる

 のかそれらを享受するわれわれと、三位一体のところであの値段が

 決められている。簡単に言えばそうなる。

   このどれが欠けてもいけない。そのどれかが独りで決定することも

 ない。この三者の微妙なバランスのうえにそれはある。

   気になるのは、ここでの当事者は大体その当事者としての自覚?

  はあるのだが、後の二者が実は全くと言っていいくらいその自覚を

  持っていない点にある。

   自分たちも実はこの「マグロの値段」に関与しているなどとは

  ゆめゆめ思ってもいない。だが、実際は関与している。

   マスコミは何でたかが一尾の値段がここまでになるのでしょう・・?

  などとレポート―に語らせながら、こんだけデカイ値がつけば十分

  ニュースとして扱えるな・・・とほくそ笑んでいる。

   もしかしたら明日もこの話題でイケるかもしれない。

  その一部始終??を見せられたわれわれは、その落札された後の

  マグロの解体ショーから、それを食べることができた客の話題まで

  見せられて、満足??する。1億5千マンのマグロの味ってどんな

  なんだろう・・・と。それが、2億だろうが、2千万だろうが、2百万

  でも味は同じなんだということに気付いているくせに、付き合う。

   この映像は支持され、幾度も幾度も話題として提供される。

   幾度も映像で映されれることになった落札者は、

  これでこそ、高い値で落札した甲斐??があると、ほくそ笑む。

    み~んながほくそ笑んでいる。

    だから、誰がどうということもない?誰に責任もない。

   そして、数日もすればそれらは綺麗サッパリ忘れ去られる。

    実は「マグロ」も「中国」も同じで、この三者で創り上げられた

  その個々のイメージが、その「値段(価値)」を決めている、と

  言える。

    それに「中国」という「マグロ」はやたらにデカイし、生きていて

  それなりに反応もするし、黙っていてはくれない。

  この点でかなりやっかいなんだが、だれもそれにも目を向けない。

    「中国」報道を目にするとき、是非上の点にも留意してそれを

  ご覧になっていただきたい、というがわたしの願い。

    どうもわれわれが目にするんのは、どっかの切り身のところで、

  それもまた、どう見ても美味しくもない、そんなところを切り取って

  見せられている感がする。

    それも一時にドットそんなのを見せられる。

    でもそれは、幾日か過ぎればそんなことがあった事さえ覚えて

  いないような、それって一体なんだったの?と後から思う。

          ということで、

Tky2013011107061  ここ数日、報道されている

  『南方週末』の記事改ざん問題、

  これもまた、初セリの「マグロ」と

  同じ運命になるのかどうか?

  注目している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月14日 (月)

命題・マグロの値段は誰が決めるのか?-見えてくる日本

   年明け、ちょっと気を引いたニュースがあった。それが

  あの、東京築地市場での初セリでの「マグロ」の話題。

   哈哈哈哈・・冏冏冏!!あの「マグロ」騒動。

  その大まかなところはみなさんご存知でしょうし、どこかで目にして

  でしょうから、詳しい内容は省きます。実は詳しいのはわたしには

  分かってないのですが、要は初セリで一本(と言っていいんですか?

  プロ?は一尾と言ってるんですか?)まぁ兎に角、1億5千万??

  正確な値段忘れました、何でも法外な?値段で落札された、という

  あのニュースですよ。ご存知ですよね、ご存知なくてもいいんですが・・。

Imagecajisy4x_2  今日はここから見えてくるニッポンを考えて見ます。

 命題は、「このマグロの値段は誰が決めているのか?」

 です。

  この値段にしたのは当然、落札者がいますから、その人です。

  寿司屋の社長。築地ですから、当たり前でしょ。プロの世界です。

  ですが、この社長も「こんなに高くなるなんて・・・」(正確な言い方は

  忘れた。このような趣旨のことをインタビューに答えている)と言って

  ますから、この人にとっても意外で法外な値段だった?

   売る側でも「これはちょっと・・・(余りに行き過ぎた・・)」みたいな

  ことをインタビューに答えている。

    「セリ」ですから、競り合うことにこそ、その市場の本題があるわけ

  でして、売る側はより高く買ってくれれば、買う側は自分がどんだけ

  それを必要としているかを額で臨む、競う相手より一円でも高く、が

  その原則です。これが基本。正しい。

   でも双方今回は意外だったらしい。結果は法外だった。

   何故に。この初セリを報道しているマスコミも、意外だったらしい。

   上の写真はセリ落とされたその「マグロ」を取材しているマスコミの

   カメラの嵐です。これがあるからその競り落とした寿司屋の社長も

   あの値段に価値あり、と思った。これだけの取材を受けるなら、どの

   「マグロ」も同じだろうが、その初セリの話題のその一尾だけが、

   競り落とすに値した。

    セリ競ってそこまでねばった相手もそれがあったから一億を超えて

   なお競り合った。

    ということは、この競り勝った後のこの一連の取材と称する

   画面に露出する宣伝効果が無ければこの値段はありえない。

   ならば、マスコミがこれを決めているのではないか?と思うでしょ。

    違うらしい。

    マスコミの言い分。普通の?価格でそれが行われたのでは報道

   もここまでエスカレートしない、それが矢張りこの価格がその報道

   価値を決定づけているし、その報道が見られる要因でもある。

   つまり、1億を超えたから話題性があり、視聴者だってそれを見た

   がるのであり、視聴者が興味を示すものを提供するという果たす

   べき役割をそのまま全うしただけの自分たちの姿だという。

    ということは、そうした話題に飛びつく視聴者こそが、この値段

   を釣り上げている、ということになる。

    廻りまわって、「マグロ」の値段をあんなに法外な値段にしたのは

   どうやらわれわれだった、ということになる??

     どうです?まぁその先はみなさんに考えて頂くこととして、

   ここに見えるニッポンが非常に面白い。このお正月休みのわたしの

   トップニュースですね。

     ここに見えるマスコミの位置。

     話題になるには普通では駄目なんで、普通じゃないのがニュース。

   それを望んではいるが、当事者は自分ではない。自分たちは結果を

   報じるだけ。当事者の方は、マスコミが居ることで或いは有ることで

   ある時はそれを意識し、或いは意識下にあり、それも含めてマスコミ

   が取り上げ、視聴者の興味を引きたい。

     ここにいる視聴者はどんだけ世の中奇異なことがあるか、が

   興味の対象となる。わたしも、普通のセリ値ならこの話題取上げない。

   まんまとその策略にのって書いていることになる。

    ということで、書き足りないがまぁここから今のニッポンが見える。

   実はこの先の、それでは中国はどうよ?という話に進みたかった。

   中国はこうならない、こうなっていない、という話。

    大体はお判りでしょうから、その話はいいか・・?




| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月12日 (土)

ブルブル!!の寒さ、「強烈寒波 記録ずくめ」 寒いよ~!!

   函館もここのところ強烈な寒さの日が続いています。

   とりあえず、寒いです。

     みんさん、お住まいの地方は如何ですか?

   わたしの基準?は、気温がマイナスになると黄色信号で、

  そのマイナス指数が、二桁に入るともう駄目です。いやいや

  ここのところその危険が・・・。

   記録的には道内でも氷点下30度なんてな度を越したところも

  ありますが、ニンゲン誰でも自分の住んでいる地でその気候に

  それなりに慣れて暮らしてますから、どうしても基準は例年のそれ

  になるわけでして、誰が何といおうと今年は寒いです!!

    もっとも、誰もがそう言ってますが。

   さて、ではでは中国は。

  中国もまた寒いです。これって北極からの寒波といいますから、

  中国もまた通り道、ということで、寒くて当然?ですか。

    ということは韓国も??

    中国の東北部が寒いのはこれはもう例年のことでして、

  東北三省、遼寧省・黒竜江省・吉林省、は寒くて当然のマイナス

  二桁の日が続いています。

    それはいいんですが・・・(ってどこか他人事ですが)雪の日も

  例年よりちょっと多いようなのが気の毒です。

    例年はこれらの地方は寒いは寒いのですが、雪の降る日は

  それほど多くなく、除雪の苦労はそれほどでもなくて、寒ささえ

  凌げればよかったのが、除雪に相当苦労しています。

    問題は、あの広い中国ですが、南です。

   南ですから、一つは寒さに慣れていない。

   もう一つは山沿いなどでのいつもなら雨が霙になり、降った雨が

   夜中に凍りつくなどして、何が起こるかというと、心配は交通事故。

   実際そんな事故が続いています。

     また、住まいや様々な設備が冬型使用になってませんので、

   これまた凍りついた雪や氷の重さに耐えきれず、倒壊したりして

   それがまた人身事故になったりの報道が各地で見られます。

    いやいやいや・・・大変です。

    今朝は中国各地で大霧が発生。

    どうなんでしょ、またまた交通事故が心配です。

     寒くても何かいいニュースは無いのか?と

    言われて、ちょっと探してみました。

    これがなかなかないのです。でも一つ見つけたので

    披露しましょう。寒さゆえの成せるワザで滅多にこれは見れない

    ので、その美しさでカバーして貰いましょう。

   916adc7835512f3273861e85b42e8f8b1


     中国四川省・世界遺産、九寨溝ジュウ・ザィ・ゴゥの冬景色。

      ここは南というよりかなり西ですが、

      海抜も相当(3000クラス)ありますので、

      冷え込んだ湖の湖面が冰りそうです、

      回りの樹々は、樹氷となって白く輝いています。

      綺麗です。

      これを実際に現地で見れるかというとかなり難しいです。

      何せ行くまでが大変です。

      これを遠く離れた地で見れるという便利さに感謝しながら、

      この寒さナントカならんかな・・・と震えています。

       連休です、みなさん!暖かくしてお過ごしください!!

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月11日 (金)

春運很快就要開始了 - 春節一か月前

   今年の春節(旧暦での中国のお正月)が一か月後に迫った。

   今年は2月10日が初一ツゥ・イー(元旦にあたる)、です。

   ですので、あとちょうどひと月。

   こっから、中国では全国でザワザワし始めます。

   ですので、今日あたりから中国を訪れると普段の中国とはまた

  ちょっと違ったそうした雰囲気が感じ取れると思います。

    その一つの大きな要因が、このお正月を控えての帰省の

  準備です。

   そして、それは帰省の為の列車の切符をどう手に入れるか、

  にかかっています。

    この話題ほぼ毎年取り上げていますので、今更の感が

  ありますが、それでも尚、この時期ともなると穏やかでいられません。

    始まりました。一か月後の移動のチケットを求めてどの駅にも

  人が溢れます。

    お正月を迎える前のそのザワザワ感は、ある年代から上の

  日本人には分かって貰えると思います。

    正月がくるぞ~というだけで、普段とは違ったそんなワクワク

  した感じがし始めて、その日を迎える楽しみです。

B201360938526728831  町が何となく何処がどうということもない

  のですが、ザワザワし始める感じ。

  中国での大問題は先ずはこの人たちを

 移動させなくてはなりません。

    春運ツゥン・ユン、と言います。

     中国鉄道局の腕の見せ所?でもありますが、

   勿論この期間は特別編成仕立ての列車と、臨時便を多発します。

   それでも追い付きません。

    誰も休みは限られてますし、その期間にも限りがありますので、

   その期間内に速やかに移動させ、それをまた戻さなくてはなり

   ません。

     ここでも、何度も申し上げておりますように、

     一つは、上の画で分かるようにその数が・・・

     更には、中国の国土は広いです、日本がスッポリ何個も入る

           その広さを移動させる必要が、

    この二点で大変なのはご理解いただけると思います。

B201360938539447301
  日本だって規模は小さいですがこうした

 年末年始の移動は、何年か前までは話題に

 なった時期があります。

     この点でもう一つ日本と違う点があります。

    それは、各地に一千万とはならなくても数百万都市を沢山抱えて

    いる中国。

     どうなると思います?

    日本の様に、ほぼ東京一極集中地から日本各地に散らばりまた

    戻るという単純線とは違って、

    この大都市間をそれぞれが、その方向へ向かって移動する、

    まさにシャッフル状態になるわけです。

      この点も日本と大きく違います。

     ということで、今日あたりからそろそろザワザワし始める中国。

    そんな音がここまで聴こえてきそうです。

  



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月10日 (木)

2013年中国語スピーチコンテストー馬上就要開始了!

12011261 「全日本中国語スピーチコンテスト」

 は、今年30回目の節目の年を迎え、

 今週日曜日、13日に東京・文京区

   日中友好会館大ホールで開催されます。

     間もなくです。

   既に各地の予選を勝ち抜いた方が、更に東京での大会

   出場者を先行するテープ審査も行われ、大学生部門の

   10人の出場者と、高校生・一般部門の出場者10人、更に

   朗読部門優勝賞受賞者7人が選抜されておられます。

    選ばれたみなさんはもう準備に余念がなく、あと数日に

   迫った日を待ち望んでおられるでしょうが、みなさんがご自分

   の持てる力を遺憾なく発揮されるよう期待しております。

   出場のみなさんと、その演題を紹介しましょう。

   高校生・一般の部は、

   熊本県代表・坂本  猛さん 63歳 (演題)

        「中国語通訳ボランティアに参加して得たもの」

   山口県代表・柳  勝敏さん 28

        「国際交流が教育にもたらすもの」

   和歌山県代表・藤田 美代子さん 65 「藤田友治ー私の夫」

   福井県代表・松澤 正宣さん 18 「心と心の交流」

   富山県代表・筏井 絵梨さん 18 「留学で得たこと」

   神奈川県代表・高橋ひとみさん 17「夢の実現のために」

   東京都代表・幡野 泉さん 40 「上海で経験した面子の話」

   千葉県代表・入馬 晶子さん 38 「将棋から始まった交流」

   埼玉県代表・西村 愛未さん 17「私の背中を押してくれたノート」

   茨城県代表・深田 嘉男さん 70 「 母 」

    大学生の部では、

   徳島県代表・石田真治郎さん 22 「中国人の積極性」

   山口県代表・遠藤 史菜さん  21 「中国への思いと、これから」

   大阪府代表・佐伯 直哉さん  21 「恩師を想う」

   愛知県代表・片岡 聖大さん  20 「感謝の気持ちを糧にして」

   富山県代表・南  ゆり子さん 19 「私にもできる日中交流」

   静岡県代表・大石  優さん  21 「大学生活を振り返って」

   神奈川県代表・松本芽生さん 22 「相互理解」

   東京都代表・外山 一成さん  20 「ことばの魅力」

   千葉県代表・野村 愛美さん  22 「率直な交流」

   宮城県代表・笠原  瞳さん  21 「模倣は外国語をマスターする

                                     近道」

    のそれぞれ10名の方のスピーチで競われます。

    一般の部では、17歳から70歳までの方の幅広い年齢のその

    視点や中国語が聴けることになります。

     大学生の部ではその若い人たちの、若さあふれる中国語が

    聴けるのでしょう。

     誰が上手いとか、中国語の正確さとか、それぞれコンテスト

    には定まった基準があるのでしょうが、

     わたしが期待するのはそれぞれの参加者がその個性を十分

    に発揮され、若い人には若さあふれる感受性とそれを音に乗せ

    た若い中国語を、年配者にはその重みを感じさせる内容の厚み

    と年配ならでは多少クセがあってもいい中国を聴かせて下さい。

     加油!

Img2342_imgp10691

    

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月 9日 (水)

いざ!農貿市場ノン・マォ・シー・チャンへ!ー中国の市場、その二

    ホームページ、茶館「 隗かい」の毎月の中国話、今月号の

  テーマが「農貿市場ノン・マォ・シー・チャン」となっておりますので、

  まずはそちらの方をご覧ください。

    そこから始まって、昨日はここでのそのお話を。

  そして、今日それが、さらに続きます。

  昨日は市場いちばのお話をしました。日本だってそれなりに魅力ある

  市場はいまでも各地に存在しますから、その魅力はお分かりいただけ

  ると思います。

   さてその「農貿市場」ですが、正しくは?農家が自分のところで作った

  物を持ち寄って売るのでこの名がかされれてますから、本来は売り手

  その出店の店主は農家のはずなんですが、大分その辺も崩れてきて

  いい加減になってます。

Tn3 また、その規模も「市」を挙げての大きなもの

 から、××路農貿市場のように、その通りの

 名を冠にした、一筋だけの屋根もな~んにも

 ない、ひょっとすると地べたにものを並べた

   だけのものまで種々雑多です。

     でもまぁ~いずれにしても、大きければ大きいなりに、小さな

   市場小さいなりに面白いので是非行かれたら、そして時間があり

   ましたら覗いてください。

     何が魅力でしょうね。

   日本の市場でもそうですが、その土地の人たちの息吹きというか、

   そこに暮らす人たちの息遣いが感じられる、という点。

   中国の市場は、とりわけこの農貿市場は上のようにもともとの発生

   が近郊農家の産物を持ち寄ることにありましたので、各地でまるで

   違う物が見れるという点。

   売る側もさることながら、買う側の様子を見ていても、その買い物籠

   に入れられている今夜のおかずになるのであろうその食材の買い方

   や売る側とのやりとりを聞いていても面白い。

     何より、わたしが面白いのは、

    各地で行くその市場でかならず「なんだこりゃぁ~!!」の驚きが

    あるということでしょうか。

     衝撃の「なんだこりゃぁ~」は、見たこともない食材だったり、

    その切り分け方だったり、

    その買い方だったり、

    その売り方だったり、

    ですかね。

      そんな衝撃を味わうことができます。入場無料です。

    あなたが若し何日かそこに通ったとしても(実際にわたしは数日

    同じ市場を気に入って?毎日覗きに行ったことがあるが)

    毎日が筋書きのないドラマ。毎日違う驚きを与えてくれます。

    こんな楽しい場所が、あなたのお泊りのホテルの近くにも

    きっとあるはずです。ホテルのフロントか、服務員にお尋ねに

    なれば教えてくれます。

     (地元の人はホラッあそこを曲がった角に・・とか簡単に教えて

    くれますが、これがそう簡単に見つかるとは限りませんが)

      その時は、「農貿市場」と尋ねるとず~っと遠くの市場を紹介

    されそうですから、せいぜいが「自由市場」か「この近辺の人たち

    が毎日の買い物をする市場」とお尋ねになれば、大丈夫。

Tn6 恐らく今頃ですと、こんな具合に近づく春節の

 為の買い物をあしらったそんな市場に出会う

 ことでしょう。

     そんな衝撃の「なんだこりゃぁ~」写真もそれなりにあるはず?

   なんですが、意外に手元にないのは、その瞬間を写すのが矢張り

   ちょっと躊躇われるからでしょうね。

     回りのみ~んなには、極日常の見慣れた風景なのに、

    わたし独りが驚き、衝撃を受けてそれを市場のその場所で写真

    に撮ろうとするとちょっと憚れるものがあるからです。

     でも・・・あるんですがね、何枚かは。

     でもでも、ご自分の眼でご覧になった方が確実ですから、

    やっぱ行くしかないかなぁ・・・。

    




| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月 8日 (火)

中国の市場へ行って見よう!-「わたしの見た中国」1月号アップ

   新しい年をどうお迎えですか?

  ホームページ、茶館『隗かい』のなかの

  ウェブ版「わたしの見た中国」を更新しました、

  2013年最初の号は、

  「農貿市場 ノン・マォ・シー・チャン」 中国の市場が・・・

  というテーマになっております。

  いつものように上の部分を点撃ディェン・ジィ(クリック)して

  いただけますと、『隗かい』ホームページに飛びますので、

  あとでどうぞ覗いて見て下さい。

   さて、今月号のその話題になっている、中国市場。

  これを、ちゅうごくしじょう、と読んじゃうと全く違う経済関係の

  お話になりますが、わたしの興味のあるのはそちらではなく、

  ちゅうごく いちば、の方ですのでお間違いなく。

    友人は、 「何でお前は中国まで行っていつもそんな、

   市場だとか、図書館だとか、へ足を運ぶわけ?」と不思議そう

   ですが、この質問自体がわたしには余りピンとこなくて、別に

   中国に限らなくてもいいですが、他の国に、或いはもっと身近な

   日本の他の町へ行ってもわたしの関心は同じですね、時間と

   機会があれば、そこの市場は覗いて見たい。

    買う、買わないじゃないんですね、買いたいものがあるとか、

   何か気になるものが売っているというのでもないんですよ、

   実際に大概は市場をブラットしてくるだけですから。

    で、このブラットが、その町の名所旧跡を巡り歩くより時に

   実によくその町の印象を形作ることがあるので、多分一義的

   にはその町へ足を運ばせている大きな要因の一つは、

   美しい景色であったり、古い建築物であったり、有名な何か、

   なんでしょうが、それは割とすぐに見終わりますよね。

    美しい景観は感動を与え、古色蒼然とした建築物は畏敬の

   念をもたさてくれ、それぞれ心動くものがあります。

    でも・・・そこには今生きている人の息遣いがありません。

 

    多分みなさんの旅と少し違うのは、わたしの旅はブラブラ

  歩いていることが多いのと、街の公共交通機関を利用してる

  ことが多いので、貸し切りバスでの移動のように着いた先がその

  目的地ということはまれで、途中あちらを見て、見終わった

  後もあちこちをブラブラ、更に時には路にも迷いとんでもない所

  をブラブラしてる。

    そのうちに以前ですと、よくその市場に出くわしたりして、

   見つけると大概は予定変更、まず市場見学となります。

   そんなんで、別に特に市場を探して、ということもないですが、

  その着いた先の町で市場が見れないとちょっと何か損をした

  そんな感じさえ持ちます。今でも。

    長いことそんなことをしてますので、強いて理由などなくて、

  わたしの旅はそんな無駄な時間が多い、というだけの話です。

    で、今回のテーマ「農貿市場」は、その中で書きましたように

   このコトバ自体がもうなくなりつつあるように、

   中国でも「市場イチバ」がどんどん減っています。

   これはわたしにとっては残念なことです。

   実は、日本国内では報道されてませんが、昨日も上海の大きな

   市場で火災が発生し、この火災はかなり大規模なもので、確か

   6名の方が亡くなって、けが人も相当でているようです。

    冬に入りいろいろ火の始末の問題があり、中国ではちょっと

  大きな火災が続いてるんですが、昨日の上海の市場の火災報道

  はちょっとショックでした。

Imagecanja5yf 恐らくもうあとひと月ほどで中国は

 春節を迎えますので、そろそろこの市場も

 活気を見せ始めて、いつにないザワザワ感が。

   この時期の市場はあって、人々の買い物の様子を見ている

   だけで飽きないのです。

     市場の魅力はどう伝えたらいいんでしょうね、

   まずは、ホームページの方の文をご覧ください。

   明日また違った市場の話題をちょっと・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年1月 7日 (月)

2013年、あけましておめでとうございます。-函館から

   新しい年を迎え、みなさまに心よりの年頭のご挨拶を

  申し上げます。

   昨年中の、わたしども日中友好協会に対するご支援、

  ご協力に感謝申し上げますとともに、新しい年2013年も

  どうぞよろしく申し上げます。

   002


  值此新年来临之际,

  谨向您致意诚挚的祝贺,

   祝您;

    新春愉快,工作顺利

    身体健康 万事如意

               2013年

 

                  函馆日中友好协会

 

 

    たくさんの年賀状ご挨拶、ありがとうございました。

   函館日中からは、上のような賀卡をお送りしております。

   今日からこのブログもまた更新して参ります。

   今日から協会中国語教室も始まります。

    どうぞよろしくお願いいたします。

 

   ということで、新しい年になり、

   早速今日の話題ですが、

  どこもそうなんでしょうが、今年は函館も凄い雪です。

  年明け前にすでにもう相当積もってましたが、その雪も溶ける

  まもなく又また雪の日が続いてますので、道路わきにうず高く

  どこも除雪された雪が積まれています。

    あちらこちらで道路が渋滞しております。

    今日も朝、車で向かっている途中、ずっと前の方の車が

  おそらく、ハンドルを取られるかなにかして動けない状態の

  車がかなり前の方にいたのでしょう。何度も信号待ちをして

  も一向に進まず、進行方向の先の信号が何度も青になって

  いるにの縦列は全く動かず。

    何かあったな・・・とは思っても、こちらもそのまま車内で

  順に進むのを待つよりしょうがない躱せない状態で、そのまま

  待つことかなりたって、漸く動き出しました。

    結果は矢張り一番先頭の車がそんな状態で渋滞をひき

  おこしてました。

    つい先ほどのことです。

   いつもなら難なく通り越す交差点でのことでした。

   何が言いたいかというと、

   この時、わたしが思ったのは、

   もしもこれが中国でならもう大変ですね、

   そこらじゅうに響き渡るクラクションの大音響、

   降りて行って怒鳴りあう人たち、

   我先にその縦列から何としても抜け出そうとするひとたち、

   そんな状況であそこはもっと大変なことになっていたでしょう。

 

   で、いつも思うことですが、同じような状況同じような場面での

   それぞれの対応の違いというがここでの話題です。

    それも概ね中国の話題に限られてますが、

    今年もそんなお話を綴って参りますので、

    どうぞ、お付き合いください。

    もう一週間も経ってしまいましたが、

    新年快楽!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年12月 | トップページ | 2013年2月 »