中国・微博ウェィ・ボー 「普通話ベスト・ワースト、ランキング」を
二日間に渡ってお伝えした。
あれはあれで、中国の人の間でもその結果発表に、それなりに
「それはないだろう・・」とか、「なんであそこが入らないの・・」といった、
かなり反響があった。
でも、それを傍目で見ているわたしにとっては、このランキング自体
がちょっと無謀?というか、ランキングを付けるからには先に何かしらの
基準というか目安というか、そんなものがあっての比較になるはずなのに
それがな~んにも無くていきなりの、何処?と訊かれても、そうなりゃぁ
結局個人的な感じでしょ。それってあまりにたまたまだし、その人の
イメージの問題が大きく作用するんだと思う。
なのに、ランキングが発表されたらいきなり怒り出すのは、どうも
その・・・遊びじゃなかったんですね、と逆に驚いちゃった。
そんなランキングでいいのなら、わたしの聴き取り易い普通話
ナンバーワンは、もう書きましたが、
東北・哈尓濱 ハ―・アール・ビィンです。
ここでは普通の人?もキレイな標準語で
したね。抑揚が非常に正確で、聴き取り
易い中国語が多かった。
多分これもイメージでしょうが。ついでに、ここのお嬢さんたちは
これまたイメージでしょうが、スラット背が高くて、鼻も高くて、
そんな娘さんたちがハイヒールを履いてオシャレな人が多く、
欠点はわたしはそんな背が低い方ではなく、ごくごく一般的な
中肉中背だと思いますが、こうした人たちを話しているとつい
つい目線が上向き加減、首も少し上げかげんに話をするので
立ち話は疲れます。ご用心を。
そして、ワーストワンは
貴州省ですかね、貴州省・貴州市グィ・ヂョゥ この辺り、
成都チャン・ドゥもそういえば手に負えなかったな。
でも、成都の人は辛うじてこちらが普通話しかできないんだ、
というのがわかると、むこうが普通話に切り替えてはくれた。
貴州市の人は切り替えていただいた覚えがない。あれでも
向こうは切り替えた心算?だったのだろうか。
まぁ状況からおして無理もない、という
ところはある。例えばこうした町の人たちが
買い物をしているところに、ブラットわたしが
立ち寄って、一体誰が目の前に立っている
こいつが、そんな日本なんて言うところから来ているヤツだ
何て想像するもんですか。ぜいぜいが見慣れんヤツが来て
何か買いたそうだが本当に買うんだかどうだか、それも分か
らん状態で、言ってることは判る、地元の者でないのも分かる、
旅行者が来ないわけではないので別にそれに不思議はない、
でも売り手であるこちらの言ってることはまるで通じてない。
そう言えば学校で娘が習っているのが普通話であれが北の
人たちの話し方だというのは知ってるし、時々はテレビを見て
勉強?もしてるが、使ったことがない。かなり頑張って普通話
を話してるに何故か通じない。隣の売り場の若いのが助け舟
を出してくれて、相手はとこどころ分かるらしい・・・・。
と、こんな状態になるわけですね、それでもまだ相手はわたし
のことをどっか北方から旅行に来てたまたま市場を覗いて興味を
もった旅人ぐらいにしか思っていない。
言葉が通じないということに案外慣れっこで、通じないからと
いって、即この人、外国人?という発想にはならない。
これまた良い点もあるが、困った点もある。
この二つの町を挙げましたが、いくらでも通じない場所はあります。
そっちの方が多いか??
その点でもう一点、
日本だと、沿岸都市というか、海に面しえた地域がやたら多いので、
よく言われるハマコトバ、というのがあって、そこはちょっと・・・・
ということがありますが、その点でもある人から訊かれましたが、
中国にはそれはありません。大体考えても見て下さい、中国の沿岸
は地図で言うと下側にしかありませんので、かなり限れています。
更に多分昨日挙げたワースト地域に南の地域が有ったのは、
その理由とは違いますね。明らかに日本のそれとは違います。
ただ、やはり漁民が多い地域の他との違いはあります。
上海からそう遠くない?舟山市というところに行ったときは、やはり
全くお手上げでした。その地域のコトバです。
でもこれは沿岸地区なるが故、というより、
上の例でも分かるように内陸にそれよりももっと“分からん地区”
が一杯あります。
そう考えると、普通話を普通に?話している地域の方が
少ないんじゃないの?と思えてきた。
もう一つだけ、余談というかこの普通話番外編。
今回も中国の指導者が交代となりしたが、
このトップのひとたちの話が急に分かりよくなりましたね。
お気づきでしたか。以前はその出身地の訛り?で話されるので
ところどころ何を言ってるのか分からんかったものです。
ですからこの人たちの重要講話ジャン・ファは中国の人でも
聴き取れないので、よく事前に文章にして各代表に渡しておいて
それを見ながら話を聴いてないと理解できないくらいなんです。
交代を重ねるごとに、この人たちもふる里はあるわけですが、
近代指導者たちはもう大学に入る時点でその普通話洗礼を
受け、更に仕事で各地に飛びますが、それでも共通語?と
してはやはり便利なんで普通話。
ということで、普通話を普通に?話せるようになった。
普通話が中国語と言われているわけですから、
これでようやく、中国人も中国を話せるようになった、
ということです。
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