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2012年11月30日 (金)

中国で、不釣り合いな光景、馴染まない風景ー不諧和的風景

    『隗報かいほう』第93号のわたしの文章は、相も変わらず、

  愚にも付かない事を取り上げて、ウダウダ言ってますが、今回は

   「不諧和的風景ブ・シェ・フ・ダ・フン・ジン」と題して、

   中国でのどうもその不釣り合いな、馴染まない、落ち着かない、

  風景やら情景についてのお話です。

    胡錦濤主席が力説?していたのが「和諧フ・シェ社会」。

  つまり、彼も今の中国はどうもその均衡を欠いている、という感覚が

  あったんですね、だからこそ目指すは「調和のとれた社会」と

  ぶち上げた。

    国のトップがそう言うくらいですから、中国では至る所でそうした

  「不調和、不釣り合い」な光景を目にすることが出来ます。

    みなさんも恐らく中国旅行をされて、そうした光景を目にされている

  はずです。

 

    そこで、今回私が紹介しているのは、

     例えば、建築物。田舎にある超?近代的??それ。

Hang1131朝の公園の社交ダンス。

町の通りに立っている超?モダン??

なオブジェ。

田舎のまたその田舎に伺ったその家の中の

    最新家電。

  などをあげております。

    そちらは、お読みいただくことにして、

    今回紙面の関係で書けなかった、その他の「不諧和的風景」を

   追加でご紹介しておきますね。

Mao21

こちらは、某大学の正門を入ってすぐの

ところに毅然と右手を挙げておられます

のは誰あろう、毛沢東、その人。

 大分無くなったんですがね、まだあるん

    ですよ、これが。

      真正面だというのと、その大きさにちょっとたじろぎますよ。

    更に言うならもう大学の周りの町の景色と馴染まないんですね

    これが。どうなの??でも、まぁここまで頑張ったら?いっそこの

    ままず~と突っ走っちゃえば、案外観光名所?になるかも。

Photo
 こちらは、中国での某モーターショーでの一幕。

 最新の近代的最高級車が並んでいます。

 レースクイン?てんですか、モーターショーを彩る?

 やたら生地の少ない衣装を着たお嬢さんたちが

 ニコヤカニ?車の傍に立ってますよね、その

    ステージの下にあれよあれよという間に近寄ったお坊ちゃん、

    いきなりズボンを下げての立小便、そこに介添えのお母さん

    登場!の画ですが、

      おかあさん!用意がいいというか、ちゃんとビンでそれを

    受けてますよ!親子の協力体制が見事!!

     なんだろな・・・これも「不諧和」ですよね。

     といった、みなさんの「不諧和的風景」を只今募集しております。

   もし、宜しかったら、その証拠写真?も添えてお知らせ

   いただけると嬉しいです。

     「不諧和」ベスト・テンなんて発表できるといいですね。

    「わたしの見た中国」、今月号は

     「不諧和的風景」でした。




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2012年11月29日 (木)

「中国で面接官を・・」-『隗報』93号、ご案内

   高瀬さん、中国でどういうお仕事をしているのか、そういえば

  伺ったことがありません!確か?技術畑の人でないので、多分

  管理とか経理とか、そんな分野のお仕事だったようなお話はお

  伺いしたことがあったかのような・・・。

    会社そのものは精密機械の会社ですが、最近はかなり手広く

  やってるようですし、直接日本の会社が現地で作ってるのではなく

  中国側の会社との合弁だったと思います。

    上海の近くに工場があると言ってましたが、工場を訪問する

  機会を逸し、上海のオシャレなお店で一度お会いしたきりになって

  ましたが、『隗報』は送ってましたし、ホームページもブログも時折

  ご覧いただいているようで、連絡はとれてました。

    時折読後感想で面白い意見をお寄せいただいておりました。

    そこで今回、『隗報』に初めて投稿してくださいました。

   ありがとうございます。序でに、またお願いしますね!!

     で、彼のお話は、中国で突然面接官になった、という話題。

   いいですね~彼らしくて。もともと中国への派遣も突然だったようで

   かなり最初は落ち込んでましたけど、何と行ってみたら意外や意外

   結構中国での生活もまんざらでもない、とのお話でした。

    彼は突然何かに巻き込まれる・・・ということが多すぎ!です。

   生活環境そのものは上海あたりはもう相当その上がってきてます

  ので、そう問題はないでしょうが、「人」に対するカルチャーショック

   というんですか、それがまだ続いてるようですから、面接が重荷?

   だったのはよく理解できます。

Imagecame6y98_2 文中、彼がふれているようにかなり英語の達者な

 ヒトが多いらしですが、わたしが耳にした範囲では

 みなさん中国の人の英語学習者の英語にはある

   クセがあるとおしゃってますが、そうなんですかね・・・。

     まぁ日本人にだってそういうならあるのでしょうが、

   わたしにはその辺の英語のクセはよくわかりませんが、

   言語的には自己主張しやすい?言語ですから割と合ってる

   と思いますので、使いこなせばきっと気持ちいでしょうね。

    その点は日本語と大きく違うとおもいますよ、特に中国の方

   の言語学習者にとっては。

     面接に来た中国の学生お一人のお一人のことを個々に書く

   のは差し障りある部分もあるからでしょうか、

     もうちょっとその~具体的な、個人的なお話も知りたかったので

   是非また次回にでもそうしたことを書いて、お寄せいただけるよう

   希望し、お待ちしております。

      ということで、お二人目の書き手、

    高瀬忠博さんが寄せて下さった「中国で面接官をする、の記」

    のご紹介でした。

       『隗報』定期購読お申し込み方法は昨日の記事の下

     の方に連絡先などが記載されております。

      どの号からでも購読は始められます、どうぞいますぐ!

     お申し込みを。




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2012年11月28日 (水)

中国「教師の日の朝」-『隗報』93号、浜輝雄さん中国レポート

    浜さんが、日本語教師として赴任?されていたのは、

  湖北省、宜昌イー・チャン。

   この都市、日本人には馴染みがない?でしょうが、実は私も此処

  降りたことはないのですが、通った?ことがある、という町ですが、

  なかなかに魅力的な興味のあるま町ではあります。

    確か王昭君?所縁の町?違った??

    ナニ!王昭君を知らない、・・・ならいいです。

    長江(揚子江)に面した町ですので、歴史は古いようですし、

  土家族という少数民族を見に?行きたいなぁ・・とは思ってるんですが、

    それは、ともかくとして、そんな宜昌でも日本語教師生活をしながら

  見えてきたお話を浜さんは、「中国レポート」として纏めておられます。

    今回はその中から、まず中国 「教師の日」 の話題。

   9月10日なんですが、この日浜さんの体験は教え子たちのサプライズ!

  で、感動また感動の体験をされます。

   そんな様子を書かれています。

6348287573100700001 この日が「教師節」だというのは判ってますので、

生徒たちも今年はどうやって先生を驚かそうか、

といろいろ策を練るようでして、ましてや日本に

この様な習慣?はありませんので驚くでしょうね、

 

     実は、この外伝?でちょっとして好いお話がありました。

   「教師節・外伝」

     浜さん、日本へ戻られてもう何年たったのでしょうね?

     その教え子の一人が、わたしのネット上のページを見つけて

    連絡をしてきてくれました。

Report03_011 その子はもう中国のその学校を卒業して今、

 日本に留学に来ている、というではありませんか。

  それも早稲田大学。さらに私にくれて便りはちゃんと?

    した日本語でしたよ。敬語なんかも使って。

    浜さんの連絡先が分からないとこのことでしたし、近況も・・・。

      早速、浜さんの現況と連絡先なんかを教えてあげました。

    その次にきた手紙が面白かった。

      この子はわたしの連絡を受けてすぐ、恩師・浜さんの様子などを

    ネット上で中国に居る同級生たちに知らせたんですね。

     その知らせに反応した同級生たちが次々にネット上に書き込みを

    してまして、それぞれ多分今いる場所はもう宜昌ではないはずだし、

    或いはそのまま宜昌に留まっている人もいるのかも知れませんが、

    あったという間にネット上は色んな人が登場?してそれぞれ浜先生

    の想い出を語っています。

      その書き込みをそのまま私にも見せてくれます。

      その書き込みがまた中国もそうですが、若者ですねぇ~

     数分であちこちから書き込みがあってあっという間に埋まってます。

     そして、その一人人に感激ぶりが手に取るようにわかります。

 

     こんな若者たちがいて、

     浜さんのような先生がいて、

    でも日中関係はまだまだ、というのがちょっと残念です。




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2012年11月27日 (火)

『隗報』第93号発行ご案内 ー ご購読のお薦め

001
    中国情報フリーペーパー

  『隗報』(隔月刊)最新号、第93号が

  発行となりました。

   お待たせいたしました。

  実は此の号は発行が遅延しておりました。

    何人かの愛読者?から、「まだぁ~・・・」と言われておりましたが、

    ようやく発刊にこぎつけることができました。

     その原因はわたしが病気だとか、何か特別忙しいとか、そういう

    正当性?のある理由ではなくてですね、ただ単にわたしのサボり

    癖のせいでして、深い意味はなかったのですが、極々一部ご心配

    をおかけしましたが、多分これが今年2012年、最後の号となろう

    かと思います、お楽しみください。

      いつものように、定期購読のみなさんには、これから発送をして

    行きますので今少しお待ちください。今週中にはお手元に届くように

    したいと、あまり頑張らないので心配ですが、ナントカなるでしょう。

      さて、この号、

    いつものように紹介しますと、三人の原稿で埋まっております。

    お一人目は、 浜 輝雄さん、

      前号からの続きです。

      浜さん中国・宜昌イー・チャン という町へ日本語教育に

    行かれてましたが、その時の記録?を今回も掲載させていただき

    ました。まだこの先があります。『隗報』は僅か8ページ余りのもの

    ですので、どうしてもこのように分割掲載となり、それも2回でも

    終われずに、もうしわけありません。

      今回は、中国「教師の日」のその様子や、当時日本のK首相が

    巻き起こした反日運動での、宜昌での日本語教師浜さんのおかれた

    立場・状況などが書かれていてます。

      お二人目は、高瀬 忠博 さん、

      中国・上海からそう遠くないところにお仕事で行っておられる彼が

     わたしの矢のような?催促に負けて、原稿を送ってくださいました。

     中国に行かれて二年目だったと思います。行く前の中国語特訓にも

     かかわらず、何と彼の話では英語を使う機会の方が多いと・・・、

     そんなわけないだろうと思うのですが、どうやら彼の周りの中国人は

     英語が出来る人が多いらしいことが判明。

      そんな彼が現地採用の面接官となった体験を書いてくれました。

     最後はいつものように、わたしの文です。

    今回は「不諧和的風景」・・・不釣り合いな風景

      あるいは、馴染めない風景、とでも訳してください。

       これが実に多いんだ、・・というお話をクドクド・・・

     ということで、やっと出た!『隗報』どうぞお楽しみください。

     新規購読お申し込みは、

      ご住所、何月号からのご購読を希望かを明記の上、

     今後必要となる期間、一年ですと6回分×80円切手を同封

     のうえ、

       040-0013

         北海道函館市千代台町14-8

           茶館「隗」 へ、 お申し込みください。

       メールの場合は、

         hakodatekai@msn.com

      までお申し込みください。

      バックナンバーも多少はあります。

     この情報誌、普段みなさんがふれておられる中国情報

     とはまた別のほんとうに身近な中国を実際にご覧になった

     方の感想で纏める、というのを基本に編集されております

     ので、あなたの知らない中国、知らない見方の中国に

     出会うことができますので、ご購読をお勧め致します。

       どうぞ、お申し込みください。

       お待ちしております。

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2012年11月26日 (月)

掃貨 サォ・フォ 買い漁る、今年は欧州?

    買東西 マィ・ドン・シィ 買い物話で、先週は一週間を費やして

   しまったが、まだあった。

    それは、最近日本では「暴買ばくがい」と呼ばれている今の中国の

   人たちの主に国外でのブランド品を買いあさるその様を、

    中国語では、掃貨 サォ・フォ、という。

    掃貨出国游 は、海外買い漁りツアーとでも訳せばいいのか、

    その話題があったので、付け足しておこう。

     先ず言葉の説明から、「掃」サォは、一掃するの「掃」。

   ところでこの字、簡体字では下が全て省略されて、 扫  となります。

   多分中国語を齧った?ことがある人は、打扫 ダァ・サォ 掃除するを

   習っているので、この字は刷り込まれているはず??

    「貨」フォは、品物の意味ですが、ここではブランド品を指しますかね?

   兎に角、中国の観光客がやってくるや、品物が掃き清められたかの

   ように一掃されて無くなっちゃう、というんですから・・・お店にとっては

   ありがたい?というか・・・。

Data1 それで、話題は先日の?国慶節。

 中国建国記念日10月1日を挟んでの大型連休。

 今年は日本への足が遠のいた分もあって、

     ヨーロッパが混んだようでして、その消費額が報告さてます。

     国慶節の一週間のお休みでだけをとって、高級品消費額をとり

   だすと、約38億5千万ユーロ(≒4000億円)だったそうで、

   どんだけ!!使うんでしょこの人たち。

     ヨーロッパに行ける、というそのことがもう富裕層であることの

   証明でもありますが・・・それもこの集中する時期に。

     『ユーロの対人民元ルートが低下しており、贅沢品を買いやすく

    なっていた。それで2012年近年最高となる短期取引額の記憶と

    なった。』と、世界高級品協会?という協会があるらしいのですが、

    そこではこのように分析してますが、そんな問題かぁ?!

102011
この中国の人たちの買い物、

高級品では、衣料品・革製品が消費全体の

半分以上、高級時計・アクセサリーがそのまた

    半分、化粧品・香水がそれに近い数となってる。 

     これって別に発表戴かなくともヨーロッパで高級品、ときたら

    こんな品種ぐらいは全く高級品に関心のないわたしでも察しが

    付くくらいで、なんかこの報告ちょっと的外れ。

      人数とか、一人あたりの消費とか、消費傾向は報告されてない。

      年齢層には、25-45歳の間が多く、その他の国での平均の

     35-55歳と比べ、平均で10歳ぐらい若い、

       衝動買い的傾向と、同じ商品を一度に複数購入するケースが

     特徴的と挙げている。

      多分、日本と違うのここに家電がないくらいのもので、

     やってることは「暴買」で、同じことです。

     で、この「掃貨」は流行語ですので、この現象と共に現れ

    この現象が落ち着けば無くなるコトバですが、

     日本も曾てそうであったように、そんな時期なんですね、

    問題はそれを商機到来と目を輝かせるか、眉を顰めてご覧になるか、

    です。

     それぞれでしょうが、暫くはこの状態だということは知っておいて

    いただいて、また、日本と違うのはちょっとその規模がね・・・

    何度も言ってますが違いますので、

      商機と見る人はその準備を・・・、

      眉を顰めるかたは、そんなもんだと諦めて・・・、

    もう暫く続くんですよこれが。



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2012年11月24日 (土)

網評被害 ー 春秋航空の場合

   ネットにいる?人たちはどうしてもその発言が過激になる。

  それって別段中国に限ったことではない。

   でも、普通でもかなり激しく遣り合う中国の人たちは、それが

  ネット上ともなればさらに拍車がかかり、ちょっと度を越した相手への

  非難へと走ることがままある。そっちの方が多いか。

    また、これからだってある。

    だからこれをわたしは、「網評被害」と呼んでいる。

    風評被害との違いは、ネットを使わない人には余り影響がない、

  という点と、発言者に実態が無い点は似ているが上に書いたように

  かなり過激になる、というところに特徴がある、時間が短い間に

  爆発的にそれは燃え、長くは続かない。

    さて、その春秋航空会社への「網評被害」は、先月10月に起きた。

Image11  前にこの会社の試乗?報告も書いたが、

ディスカウント、安売り航空券で有名になった会社である。

こうした後発の更に価格を売り物にしている会社の宿命?

   ですが、常になんらかの話題がないと忘れられる?し、

   会社は色んな話題を提供し、安い!というイメージを植え付けるための

   あの手この手のキャンペーンを何時でも求められている、という

   苦しさがある。

     多少のギクシャクや、サービスの面でどうのこうの、話しがあった

   ところで、安から好いんじゃない・・・ってやつだ。

    乗る方もそれを承知でチケットを買ってるんだし。

    このサッパリさ加減が中国の人にはウケて、存外好評だった。

    今回この会社が打ち出したのは、何と!!「0元」!!

    通貨の単位がなんだろうと、ゼロですから、タダですよ、タダ。

    この「0元」キャンペーンは流石に衝撃的。

    この思い切った措置?は両国の関係が緊迫化したことで、空席が

   目立つ、中国→日本路線のうちの2路線

Saga1
上海→佐賀便 と、

上海→高松便

 10月中旬に割とひっそり?というか

そんなに大々的な宣伝ではなく、ネット上

     で、そんな驚きのディスカウントチケット(何席分かは不明)した。

     ネット上にヒッソリ?があるのかどうかどうか、

     テレビでこれは内緒ですが・・・と言ってるのと同じだろうが、

     あっという間にネット上でこの話題が取沙汰され、

     捜狐 ソォゥ・フゥというこれまた中国の人がよく利用する

     ポータルサイトで火が点いた。反対コメントが寄せられそれが

     あっという間に万という数を超す状態だったらしい。

       意見を代表すると、この時期に日本行のキャンペーンを

     張るとは何事だ!!に尽きる。

       ちょっと書き込を直接見ていないのだが、かなり口汚く

     罵られたことは、春秋航空広報担当者・張武安氏の話からも

     伺うことができる。きっと凄いんだろうな、と。

     そこで、慌てて会社はその翌々日この「0元」キャンペーンを

     取り消し、販売を中止した。

       ここまでがそのあらまし?

     で、そのわたしが知りたい「0元」チケットをゲットした人は本当に

    いたのかどうか、このキャンペーン後激減した中国→日本路線の

    減便、取りやめを発表しているが、ちょっと予断をもって言いますが、

    多分今回のキャンペーンで「0元」で乗った人はいないと思います。

      会社は散々たたかれて大変だった。

      では、独り 春秋航空の 損? かというと、

    どうしてなかなか、キャンペーンですから、これくらい話題になると

    例えそれが攻撃の対象であったにしても、宣伝にはなった。

     春秋航空がまたまた話題になった。

     これで結構、この会社ちゃっかり、宣伝効果を実感してるのでは。

     そしてその 捜狐の書き込みの中に それを狙ったものがなかった

     かどうか・・・??は、

       ちょっと穿った見方すぎますかね。

      この辺のこうした分からない部分が多くて、「網評被害」は怖い。

      これが日本企業だとまた話しは全く違ってきますけど。



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2012年11月23日 (金)

網評被害について、-中国ネットショッピングの問題点

    それで、お約束の? 「網評被害」 についてですが、

  お断りしましたようにこの言葉はわたしの造語です。

  「風評被害」のネット(中国語では網ワン)版です。

    これがちょっとネットショッピングのある意味隘路になって

  いるし、これからもなるだろう、というのが私の予測であり、

  中国のネットの一つの特徴だと思います。

    で、基本の中国「ネットユーザー」の数的なお話はちょっと

  させていただきました。まぁざっくり凄い勢いで増えているんだ、と

  いうイメージで結構です。これまた毎回のことですが、あの人口

  ですので、増えないでどうする!と私などは見ています。

    それに伴い中国「ブロガー」(博客ボォ・クゥ)の数も当然増えて

  まして、08年北京オリンピックが終わったあたりの秋口ですでに

  日本の人口は超えてるはずです。

 1億数千万の人たちが発言を初めた。Img_1901e7b6b2e590a7461951

  これまでは、自前の電脳を持たずに

 こうしたワンバー、ネットカフェからの

 発信などをしてました。

   で、最近はご存知の通りこれが手機(携帯)でもネットに入れる

   ようになりました。そこでまた数が爆発的に伸びています。

45771_2  もう一つ日本の方に馴染みのないのが、

中国の若者なら誰でも知ってる「QQ」。

 こちらは中国の某ポータルサイトが運営

している、インスタントメッセンジャーとか何とか

   言ってますが、早いはなしがチャット(網上聊天ワン・シャン・リァオ

   テン)ですね、これで情報交換をやってます。

     状況説明が長くなりそうなのでそちらはこれくらいにして、

   もっと知りたい方はそれこそネットで調べて下さい。

   で、その表題の問題に入りましょう。

     中国ネットショッピングのとりわけ日本のブランドが晒される危険は

   思わぬところから攻撃されることにあります。

    それも大概はいわれなき誹謗であったり、品質や会社の製品とは丸で

   無縁のところで“火が点く”ことにあります。

     これは企業にとっては本当に理不尽です。

     理不尽なんですが今のところこれを防ぐ?のは勿論無理ですし、

   この“火が点いて”からの有効な対抗手段もありません。

     この点を指摘しておきます。

     先月でしたか、台湾人気歌手・王宏力ワン・リー・ホン、カメラ問題?

   や、ちょっとしたこと?でも“火が点く”のと、

     いまのところ?日本企業というだけで火種を抱えているという、

   まるで理屈には合わない、そんなところに置かれています。

     日本企業でなくとも、中国企業でもちょっと日本がからんで?ると

   先日の春秋航空の「0円」航空券問題?知ってますか??

    これなどもそうです。

     ネット情報の特徴でしょう、匿名性が強いので書いている人達の

   論拠も説明も無茶苦茶なものが多いのに、何故か過激な内容ほど

   受け入れられる傾向にあります。

     ですので、「網評被害」は「風評被害」より怖いです。

     まだこの話続けていいですかね・・・

   明日はその春秋航空の例をちょっと取り上げて見ますね。


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2012年11月21日 (水)

中国/ネットショッピングの問題点、-網評被害??って

    中国ネットショッピング、ネット販売の問題点は何か?

  というと、それはその環境整備がまだねぇ・・・・ちょっと不備が

  多すぎますから、それが最大のネックでしょうね。

 

   何度も言っておりますが、あらゆる事柄はそれ単独で成り立つ

  ことは少なく、ある事柄は様々な周囲の条件整備や影響を受ける

  事で成り立ってるわけであります。

    抽象的な話ばかりではご理解いただけないでしょうから、

  ちょと具体例を見ながら話を進めましょう。

   で、そのネット販売ですが、便利です。外出しなくとも家で或いは

  出先でも、その品が欲しいと思ったら、買おうと思ったら、その横の

  ボタン?をクリックするだけで手に入るんですから。

   実はこの時点でも中国ネットはいろいろ電力の問題だとか、サイト

  運営の問題だとかもあるのですが、それらは全て上手く行った、と

  仮定しましょう。

    または、日本のサイト、日本のブランド品を中国の人が買う場合

  日本サイトの中国人向けのところはそれなりに工夫してますから

  この辺は考慮済みです。

    次なるは、そのお品、お買いになった方へ届けなくてはいけません。

  発送です。この発送に係る梱包が大分好くなってきました。以前はその

  梱包のいい加減さと、途中の取り扱いのこれまたいい加減さで、到着

  した荷は・・・・、ということが度々でした。今でもありますけど。

    中国をご存知の方はお分かり頂けると思いますが、中国の各家庭

  に荷を届けようと思ったらこれがまた思いのほか大変。

    中国の方の住まいは一戸建ては少ないのでマンションに都市部の

  人はみ~んな住んでいると先ず想像してください。これがまた長い

  習慣で表札?に当たるものがありません。誰もこの部屋は誰の部屋

  と教えてくれません。宅配便やお兄さん泣かせ?です。

   もう~何棟も同じ様な建物が並んでいます。

   ゼンリン?もありません。つまり専門の地図もないので、何処に誰が

  住んでいるかは手探り?状態。

129120721048161321 それでもネットでは毎日毎日大量の商品が

 クリック一つで売れているので次々に発送品

 が回ってきます。宅配便会社もかなり増えま

 した。でも全然間に合ってません。

  ここはまだ倉庫のようなところで仕分け?

   してますが、屋外にあふれ出して雨風にさらされている荷もあります。

    日本の郵便局と宅急便会社は余りにも優秀な為にわたしたちは

   あれが普通だと、思ってるでしょうが、あれは普通ではありません。

     異常に?素晴らしい??人たちが仕事しているんですね。

     世界基準?はあんなんではなく、もっといい加減。

192601_201201201026361s1orthumb1_2 もちろん中国の配達さん?だって

 頑張ってますよ。頑張ってます。

 でもその頑張りも、世界基準では

 ありません。

  住宅地図がない!というのも

    痛い!!多分、電話番号は必ず控えていて、それで連絡する

    でしょうが、これってかなり手間です。

      また、基本中国は夫婦別姓ですので、誰々さんお家、が

    言いにくい。その上夫婦共に働いてますので日中は不在の家

    が多い。会社へ届ける、という手が成立するが、コレだと今度

    は会社がやっている時間帯に届けなくてはいけない・・・・

      などなどなど、その配送一つとっても難関につぐ難関。

     これって、これまでこうした事態を予測だにしない社会形態で

    きてましたので、急にこんなに荷物が増えっちゃって、そりゃぁ

    対応できませんよね・・・という
     

 

      これが一つの例です。ことほど左様にまだまだこれ以外にも

    ネット販売を取り巻く問題は山積み状態。

     じゃぁ、これらは中国国内の配送の問題だから、中国人がネット

    で買い物をした時の問題ですね。

     逆ならいいんじゃないの?とお思いですか。

     それがまた、駄目なんですよ。

       それは何故か。

     こちらも通関の問題とかいろいろあるんですが、

     他の人がふれていない点を一つ紹介しましょう。

     それが表題の、網評被害。

      これ、わたしの造語です。

     そうそう風評被害にあたるそのネット版です。

     これがどうして、なかなか厄介な問題です。

      そのお話の具体例はまた明日に。


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中国ネット市場に色めき立つ、日本ブランド

   中国の網上購物ワン・シャン・ゴゥ・ウー  ネットショッピング市場に

  関しては、流石?電脳ディェン・ナォの世界だけあってこれが数字には

  やたら強い。その統計能力は電脳ですので、どんな細かな数字でも

  また様々な角度からの必要とされる数字が発表されております。

   その発表の多くは、これまた電脳の世界にですが。

   それを紙?に移して或いは本にして出している人もいますが、

  元はそこにありますし、常にほぼ新しい数字が更新されております、

  興味がおありの方はそちらをご覧ください。

    で、その売上高が確か今年には8000億元に近づくだろうと、

  予測されております。この予測もほぼ当ての無い話ではなく、確実に

  達するだろうと。単位は元です。今でもわたしは1元≒13円で計算。

    ネット人口はすでに08年くらいにはアメリカを抜いて世界一に。

    3億何千万人だったか?

   すいません!何時も数字があやふやで。でもまぁいかな数字に弱い

  わたしでもお隣に超巨大市場が存在するのは判る。

    また、数字じゃなくとも旅の途中、中国の街で、電車の中でみな

  一斉に使っている携帯が今では電脳の端末の役割をしているので、

  手機ショゥ・ジィ ケイタイからネットに入る人が増え続けているのは

  実際に目にしている。

    この数字を目にして数字に強い経済界の人たちが黙っているわけ

   がない。我が国が少子化や老齢化、経済の不良が進む中消費が

   落ち込んでいるとあって尚のことの期待が。

     すでにそんな経済サミナーがあちらこちらで開催され、如何に

   店舗を必要としないネット出店があの巨大な国土を持つ中国には

   有利に働かくか、といった口当たりのよい誘いに乗って、

     日本ブランドは中国消費者に向けてネットショップを立ち上げ、

   楽天市場にも中国語版が登場したのはその象徴。

     中国では「佰宜傑バィ・イー・ジェ」というサイトなどでは、

Imagecas40xue銀聯カード(何度か話題としてとりあげておりますので

 説明は省略)が使えるショッピングモールを売りにして

 たりしている。

   つまり、わざわざ日本まで行かなくともあなたの欲しい日本ブランド

   商品が手に入りますよ、それも銀聯カードで便利に、

     というわけだ。

     普通の商活動として、そこに商機があるなら、そこへ・・・、

   がその世界の人たちの原則ですからそれはそれで好い?のですが、

   どうなんでしょ、わたしはそうしたセミナーに直接出たことはないですが、

   活字では読んだことがあります。

    個人的にはたまたまわたしの読んだものがそうであっただけなのか、

   ちょっと余りに利点を強調しているように思えました。

     確かにお隣に巨大市場はありますが、ネットは別段お隣だろうが

   離れていようが距離を飛び越えるのがネットですし、

     一斉にそこへ向かっているが為に余りに集中しすぎて、小さな

   お店は埋没し、大きなお店は別にネットでなくとも買えるし、

   今週話しているようにさまざまな商慣行の違いからまだ対面販売

   が基本お好きですけど・・・中国の人は。

    でもまぁ、この馬鹿げて?デカイ数字を示されるとそれを無視は

   できないどころか、ちょっとグラッとくるのは判りますね。

     ご同情申し上げます。

    実はもう一つネックがありまして、

    それはまた明日のお話ということで。

Img_13a12040ce9597e602515edd3cc22_2
中国ネットショッピング

サイトも増え続けてます。

 ちょっと見づらいですね

ネットで調べて下さい。

 (≧∇≦)何でも

ネットですね・・・

 好いのか?ネットの

                             話しなんだから。





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2012年11月20日 (火)

ネットショッピングだって値引き交渉はします

    毎日この欄をご覧いただいている愛読者?はお判りでしょうが、

  この話題、実は先週から続いてまして、もうそろそろいいかな?と

  思ってはいるのですが、昨日、中国の人のネットショッピング、

  網上購物ワン・シャン・ゴゥ・ウーを書いて、その前に先週その中国

  の人の普段の?買い物のあり方を書いていて、その二つ同じに

  同じ点が実はあるんですね、

    それは先週の(すいませんね、毎回先週の話題を持ち出して、

  若し時間がおありでしたならできれば先週の辺りからお読みいただけ

  ると割と?スンナリ話題に入れると思いますので、そのことをお勧め

  致します。)

    で、何でしたっけ?話題は。

   そうそう値引き交渉ですよね、討價還價タォ・ジィァ・ファン・ジィァ

  話題ですが、これが驚くなかれ!ネットショッピングでもあるんですよ、

  中国では。全部じゃないですよ、どのネット上のお店でもそれがある

  わけではありませんが、このサービス?をしてないとかなり苦しい。

    漏れ受け賜るところによると、このサービスがもしなかっても、

  中国の顧客グゥ・クゥ、ユーザーは日本の様に画面で気に入ったから

  といってすぐに簡単に?クリックして買い物籠に入れて購入しては

  くれないらしい。何かと質問やら注文をしてくるので、そのための窓口

  連絡ツールが必要で、それをチャットでやって値引き交渉をする、という

  のが定着?してるのだという。

    実はわたしはまだこのサービス?利用したことがない。

    当然中国語での遣り取りでしょうね、これ案外中国語の勉強になり

  ますかね・・・今度挑戦してみますか。

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 更に、中国的?なのはこちらが昨日書いた阿里巴巴

 アリババの広告ですが、「腐敗断絶」運動です。

   ネット上でも当然実社会と?同じような様々な不正

 やネット独特のそうしたものも加わって実は大変なんです

 ね。それでこの問題かなり厄介なのは、その阿里巴巴

    内部にも腐敗がはびこっていて、確か何度か問題になったことが

    あったと思います。それは内部での不正です。

      日本ではあったと思いますが、例えばお店の評価を誤魔化す、

   とかランキングアップのためにアクセス回数を操作するとかを内部

   の人がやっていたということです。

    さらに深刻なのはお金の問題でも。

13261790811
  お買い物ですから当然支払いが。

それを一手に「支付宝」ヂィ・フ・バォという

ところとタイアップ?でやってますがここに

も不正問題とか、なかなかに中国での

網上購物は周辺が大変です。

    確かに利用者はうなぎ上り?出店者数も右肩上がり、

   ではありますが、そうそう好い面ばかりではありません。

    そんな好い面だけを取り上げたような未来の夢を語る内容の

   中国ネットショッピングさいとの紹介記事もあれば、

     不正ばかりを取り上げて、だから中国は・・・のネット上の記事も

   ありますが、早い話がそうそう好いことばかりではなく、かと言って

   いつまでも整備されずに続いて行くわけもないので、

    今が実は中国、網上購物の一番大切な時なんですが、

   それって運営者だけが躍起になってもやはり駄目なんですよね
 


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2012年11月19日 (月)

ネットショッピング (網上購物) の現状

    先週の「买东西」マィ・ドン・シ(買い物)の話をまだ引きずって

  まして、今日は中国の同じ買い物でも、ここのところ凄い伸びを

  見せているネットショッピングの話題を取り上げます。

Wwwmaidoxicom1
 ネットショッピングなんていう英語なんだか

 和製英語なんだかよく分からないこの言葉

 自体が日本にあってもそう古くはないですが、

 中国にあってはつい最近のことなんですが、

   それがあっという間に普及しましてた。その充実度合い?もこれまた

   あっという間に豊富になりました。

     中国のそうしたページを覗いてご覧になったことがおありの方も

   おられると思います。

   見るだけ、というかひやかし?で覗くだけもその充実度が十分に

   お分かり頂けると思います。

 

     中国「网上购物」ワン・シャン・ゴゥ・ウー(ネットショッピング)は

   馬雲 マー・ユンという人が始めた電子商取引「阿里巴巴」アリババ

   というのがスタートでして、10年ちょっと前ですね。

     いまでは「阿里巴巴」は、中国の人は誰でも知っています。

   「阿里巴巴」は今では山賊?の名ではなく、中国の人に「阿里巴巴」と

   話題を振ると「何買ったの?」と聞かれます。

     此処で何でも手に入ります。あらゆる商品がここにはあります。

   ちょっと正確ではないかもしれませんが、確か馬社長が言ってたのは

   この「阿里巴巴」に登録されている会社数が6000万社とか・・・

   ホントかなぁ・・まぁウソを言ってもしょうがないし、ホントなんでしょ。

     この傘下にオンラインショッピングサイト「淘宝網」タォ・バォ・ワン

   こちらも中国の人なら大概知ってます。中国の人がネットショッピング

   といえばここのことを概ね指します。

     こちらは掛け値なしに、日本の総人口を上回る数の今風には

   ユーザーっていうんですか、その利用者がいて、わたしのように海外

   からの発注何かも入れたら一体どんだけの取引が行われているの

   でしょう。ちょっと恐ろしい数です。

    ここまでが中国「網上購物」の大まかな現状紹介ですが、

   こっからが本題でして、

    毎回このページでは中国の様々な話題を取り上げております。

   もうお気づきだと思いますが、あらゆるそうした問題はそれ単独で

   存在することはありえませんので、中国社会というその中で様々に

   関連し影響し合って、があるわけです。そのことをお話したいが為

   の毎日の話題なのでして、今日取り上げたこのネットショッピングも、

    これを支える中国物流(宅急便問題)、支払(クレジットカード問題)

   などなど様々な周辺の要因が整って、があるわけです。

     このことはそうした目に見えるその社会整備もさることながら、

    一番の変化は、人々の暮らし考え方に依拠していることを何度も

    強調して申し上げております。

     それが最大の要因です。人々の暮らしが変わり考え方が変わって

    きている。それらが新しいものを受け入れ、その事でまた更にその

    影響を受けて変わらざるを得なくなる?

       そしてがある、ということです。

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2012年11月17日 (土)

「便宜一点ル」ちょっと安くしてよ! - 今週の中国語

    哈哈哈(*^-^) 久々の中国語のお勉強ですよ!加油!!

 今週は、昨日からの話題をそのままに、値引き交渉の為の中国語

 をちょっとお勉強しておきますかねぇ・・・。

   で、ご存知?ここでつとに有名なのは

   「便宜一点ル ピェン・イー・イー・ディ・アール」ちょっと安くして!

  ってやつなんですが、「便宜」は安いの意、「一点ル」はちょいとの意、

  でして合わせて、ちょっとお安くの意味となります。

    これねぇ・・・これで良いんですが・・・これが基本ではありますが・・・

  どのテキストもこれですよね、ガイドブックなどの簡単中国語会話も、

  み~んなこれですけど・・・、

    基本、国外の買い物シーンでみなさんが買い物をされるその

   場所は多くは毎日のように日本人が訪れるそんなところでは、

    買いたい物が見つかりました→手に取って→店主に差し出します

   →値札があるときもあれば、店主が値を言ってくることもあります、

    この時点で、ここですよね「便宜一点ル!」は、

   で、ここではあなたは、「安くしてよ!」と言っても「高いよ!」と

  言っても「安くならない!」と言っても「負けてよ!」と言っても、全て

  実は通じるんですね。その状況でその時に買い物客が発するその

  セリフの?多くはこれだからです。でしょう。

   「負けてよ!」は面白い?日本語です。コレ書いても通じません。

     で、肝心?なのは「便宜一点ル」にはなくて、

   わたしのお薦めは是非その中国語では、数字を覚えて貰いたいもの

  と思っております。簡単です。一~十までの数字を中国語で。

    一は、 yi  1    イー      (アルファベットを中国漢字を読むための

    二は、 er  4    アール  ピンインと呼ばれているもので、これで 

    三は、 san 1   サン    音をとることができます。

    四は、 si   4   スー    更にその後ろに1~4までの数字が

    五は、 wu  3   ウー    置かれていますが、これは今回

    六は、 liu  4   リュゥ    四声と呼ばれる中国語の上がり下がり

    七は、 qi   1   チー     の声を表しています。

    八は、 ba   1  バー    本来は声調符号といって、それぞれの

    九は、 jiu  3   ジョゥ    上がり下がりのその符号がアルファベット

    十は、 shi  2   シー    の上に添えられております。)

      これで、九十九までがカバーできます。

    例えば、今日は17日ですが、十七はシーチーとなります。

    ついでに、百は bai  3 バァィ   千は qian  1 チェン でして、

    365は、三百六十五 サンバァイリュゥシーウー

    2365は、二千三百六十五は、 リャン・チェン・サンバィリュゥ

    シーウーとなりますが、ここでお気付きの方は鋭い!

     二千が、アール・チェンとはならず、両 リァンに2は変化したり

    するのですが、その辺はちょっと本など見て頂いて、とにかく、

    その1~10まではを先ずはしっかり覚えて頂きたい。

     それでもって、この数字が間髪をおかずすぐに中国語から

    日本語、日本語から中国語に変換できるように日々訓練をします。

     ここでのわたしのお薦めは、とにかく日常の生活の中で

    数字を見たらすぐに中国にしてみることです。

     例えば、クルマを運転していて信号で止まりますよね、

    前の車のナンバーが見えるでしょ、それを即座に中国語読みします。

    最初は位をとらずに、ツブ読みで。5738だったらそのまま、

    ウー・チー・サン・バーのように、ちょっと慣れてきたら、

    ウー・チェン・チー・バィ・サン・シー・バーと位をとって読みます。

     (※注、 運転中は止めましょう!!危ないから)

    いやいや・・長くなりました。何が言いたいか。

   買い物は数字が勝負です。それ以外にも数字はとても役に立ちます。

   「便宜一点ル」も結構ですが、数字をマスターして店主が言ってる

   値段が中国語で聴き取れるようにしましょう。

     もっとも、聴き取れなくともすかさず「便宜一点ル!」は言わなくは

   いけないのですが、あとは数字の交渉です。

E63ee5df1 ← これのお世話になってもいいんですが、

 中国語で数字を言うことによって、ちょっと店主を

 驚かせ、どうせ?売り手のいいように値引いた

 ところで向こうが損をするわけがないのでして、

    そこは、中国を使ってのお遊び?或いは中国語の練習くらいに

    考えてお買い物をお楽しみになって、ついでに?ちょっと

    得した気分も味わえればもう、あなたのお買いものは一石二鳥

    じゃないですか。

     加油! ジィャー・ヨゥ! 頑張って!

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2012年11月16日 (金)

中国的買東西 - 逆オークション型買い物

    今月号、「わたしの見た中国」の話題は、中国での買い物、

  とりわけその有名?な「討價還價」タォ・ジャァ・ホァン・ジャァ

  値引き交渉について、今日も少し補足をさせていただきます。

   まぁ、かなりそのやり方も有名になってきていますし、中国に

  限らずですね、多いのはアジア諸国のようですが、その観光などに

  行かれて体験をされておられる方も多いのではないでしょうか。

  定価がその名の示す通り、定まったものではない、ということですね。

   買う側は無論安ければ安いほど?好い。

   売る側は売れれば売れるほど、好い。

   この二つが折り合っての、少しぐらい?安くしてもお売りしましょう・・

  と、安くなるなら買いましょ・・・のせめぎ合いなんですが、

    実は日本でもやってるし普通に見られる現象?なんです。

  日本の場合は、あらかじめその定価の下に実売価格があって、

  それより更にお安く、となれば対面販売が必要ですが、多くはその

  一旦書かれた低下に横線がひかれて、少し安い価格が書かれて

  あれば、もうそれで安心というかそこで一件落着。完結してます。

    ところが、中国はその大元のところの最初の定価さえ表示

   されていないことがままありますね。

     売り手に訊いてみる。そこではじめて定価?が分かる。

3dae99280c3aa2e1220434c3dbab44cc1 その提示された定価?がほんとうに定価??

なのかどうかすら怪しい!つまり言うたびに、

尋ねる人が違うとそれすら違うんじゃないか?

と疑える。少ないだろうがそうした事も実際に

    ある。で、そっからのスタートであることと、何より売り手との

   直接交渉になります。これって、人対人。

  わたしは、この中国式買い物を、「逆オークション型」と呼んでますが、

  つまり、普通、拍売パィ・マィ、オークションは、買い手に主導権が

  ありますが、まずこの点が逆になって、ほぼ主導権は売る側に。

   更にその立場が逆になってますので、オークションの最終目的?

  は、どれだけお安く!よりもどんだけ高く売りつけるか!にあります。

   ですので、落札価格は普通のオークションですと、小さく始まって

  大きく終わるというのを目指しますが、それとは違い、大きく始まって

  どんだけその大きさを崩さずに保てるかが、逆オークションの腕の

  みせどころ?です。

    これが昨日も申し上げましたがなかなかに骨が折れます。

    ヒトは買い物をします。ほぼ毎日します。旅に出ての買い物も

    また日常とは違った楽しさ?もあります。

    ヒトは必要なものを買い、必要でないものも買います。

    役にたつものも買えば、全く役に立たないモノだって買います。

    自分のモノを買い、他人にあげるものを買います。

    良い買い物をすることもあれば、後悔する買い物もあります。

    恐らくヒトがその一生で買ったモノを一か所に積み上げたなら、

    その量は物凄い量に。ちょっと想像しただけで恐ろしくなります。

    でもヒトは買い続けます。多分これからだって。

     そこで、わたしからの中国での買い物指南を。

   わたしが自分で決めていることは、

    一、中国に着いたその日は、又は着いたばかりの時は買い物を

    しない。何故なら、当たり前ですがその後の旅行中ずっとお荷物に

    なる、という点と、着いたその日は日本の物価と比較したりして

    見るもの全てが何かとても安く思える点、眼も頭も中国物価に移行

    出来てませんので、着いた日の買い物は用心が必要。

     数日旅をしていると段々に中国物価に慣れてきて、この品物は

    どれくらいの相場?ということが分かってきます。

     でも時間にゆとりがないとこれはできませんが。

    二、同じ様な店があるなら必ず比較検討する。これも最近、中国でも

    観光地などでは価格協定?があるらしく日本人にはこの値段で・・の

    約束が出来てるらしいので、これを打ち破る方法は、日本人に見られ

    ないか、自分は普通の日本人?とは違うことをアッピールする。

      日本人は特に高く買わされている実態がありますが、それでも

    よければそんなに頑張る必要はないのですが。

     わたしは日本人には見られてないらしいが、よそ者旅行者で

    あることには変わりないので、多少高く買わされている。

    三、大きなものは買わない。単にこれは持ち運びの問題かというと

     勿論その面が第一ですが、大きなもの嵩ばるものの意味と、少し

     高価なものですと、そんな値引きのところで買ってはいけません。

    四、日本と違う点としてまだ日本のようにその品が何処でも買える

     流通になってませんし、地域特産は日本だってそうですが、その

     土地でしか買えません。つまりそこで買い逃せばその品は他の

     都市ではもう見ることさえありません。この見極めが大切です。

     そうした品はその時ここぞ!と思った時に買っとかないとあとで

     後悔します。その判断が必要です。

    五、買おうと思った品があったら十分に手に取って、その品を

     チェックします。手作りならなおの事必要ですし、既製品でも

     必要です。多少その道?に詳しいような顔つきで品をひっくり

     返して見たりしてキズがないかどうかは確認しましょう。

      新品だからと言って油断はできません。また、同じものを

     複数求める場合でも、後から出してきたその一つ一つは時間

     に余裕があるならチェックが必要です。

      これらを参考にして、どうぞ中国で愉しい、

     そして好い買い物をしてください。


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2012年11月15日 (木)

お待たせしました、今月の「わたしの見た中国」は“買い物”

Photo  見て頂いているこの看板?貼り紙?は

    冗談ですよ!冗談ですが・・、

  「当店での、ケンカ、寝転がること、

   飛行機をつかまえる?こと・・・・

   (なんでもしていただいた構いません)

                    が、・・・割引はだけは出来ません」

     というもので、中国語では幽黙ヨゥ・モォ、ユーモアなんでしょう、

     そんな看板です。

       つまり、これが知らせていることは、それ位割引することが

     普通に行われていて、そちらの方が普通だ、ということです。

      ということで、今月号ウェブ版「わたしの見た中国」11月号は

      「讨价还价」タォ・ジィァ・ファン・ジィァ  値引き交渉

     について書いております。いつものように上 ↑↑ をクリックして

    いただけますと、ホームページ『隗かい』に飛びますのでどうぞ

    ご覧ください。

      中国での買い物はもうすでに体験済みの方もおおくいらっしゃる

    でしょうが、あれでなかなかに骨がおれます。

      何が大変かと言って、その値段交渉ですね、これが慣れていない。

    そんなら、交渉せずにそのまま買えばいいじゃないか?とのご意見も

    承知していますが、これがまたちょっと悩ましい。

      どう悩ましいかというと、一つはわたしがケチ性格なんで、ソンを

    をするソンをした、ということを恐れますね、で逆に、トクをしたトクする

    ということには敏感です。閉店最終売り尽くし、なんてな文言に惹かれ

    ます。多分この店明日も来月も、ひょっとすると来年もやってるかもな、

    と思いながらも定価の70パーセントオフ、何て言われると買わなくても

    いいものを買ちゃったりします。これが一つ。つまりは個人的な性格の

    問題ですが。

      もう一つ、これを値段交渉しないで買うということは、この売り手が

    多分相当好い思いをすると思うんですが、それをさせてもいいのか?

    という疑問ですね、同じ意味ですが、このあとわたしの後に買う人は

    わたしが言い値で買うことによってその影響はないだろうか、との

    余計な心配。これが二つ目。

      ということがあって、わたしも中国へ行けばこの値引き交渉に

    お付き合いするわけですが、慣れない。

      とりわけ、その北海道の人は駄目だと思います。

      北海道の人は買い物はどっか大雑把で、売ってる方もちまちま

    売るんではなく、一山幾ら、の売り方です。家族が多かった以前なら

    ともかく、今でも街の小さな市場はそうなんですね、ですから風土

    として、その値切るという感覚をもっていないわけです。親が値切る

    姿をみせたことがないのでその子はまた同じようにほぼ定価で買う

    ことが習慣づけられています。

     慣れの問題だと思いますよ。毎日やってりゃそりゃなれますよ。

    この品ならどの辺まで値切れるかが体?が知ってるんですね中国

    の人たちは。その土壌が?がないので一応真似事のように交渉

    らしきことはするのですが、いまだ一度も頑張ってナントカこちらの

    要求が通った、という勝利感?を抱いたことがありません。

      でもまぁ、今回は中国のそんな事情をまだ知らない方の為に

    まずは基本中の基本、値切って買うんですよ・・・ということを

    書いてみました。

P10001481  もちろん中国でも値切れないところはあるんですよ。

 でも、どうなんでしょ、みなさんが中国旅行中にお買いに

 なるそのお土産品、一応値切ってみた方がよろしい

 かと。

   その売り手とのやったりとったり、が

    中国の人にとっては買い物の楽しみでもあるらしいのです。



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2012年11月14日 (水)

十八大閉幕会 ー 終了した第18回党大会

N201231809344550a2f53508f081
  十八大が今日その会議を終えた。

  総じて言えば当然と言えば当然だが

  全て順調、大会は無事終了。目出度し

  目出度し(*^.^*)

      で、話は終わるんですが、それではあんまり?なんで

   ちょっと振り返って見たりしちゃいますか・・・。

     昨日この会の大筋を書きました。それで今日はその会期中の

   動きや、今日これまでちょっとその会議閉幕のCCTV中国放送を

   見ていたらちょっとず~と見て終って、いままで見ていました。

    特別放送はまだやってます。電脳があれば見れますよ。

     先週8日に始まったこの大会。

   毎回と言えば毎回と言えなくもないのですが、必ず取り上げられる

   この大会にまつわる脇?のエピソードが存外多くて、それは結局

   大会議員に選ばれたその個々の話題が多いのですが、何の事は

   ない、この議員の選出そのものがそうした効果?を明らかに狙った

   ものがあります。ですので、その話題性も事前に作られた部分が

   あると知りながら、(知らないで見てる人もいますが)結構見ちゃい

   ますね。なんでしょうかね・・・この辺の演出?は上手いですよね。

N201231710175350a1add1add3b1 今回も例のあの四川地震のあの地方からの

 議員の、あの年に生まれたんですかね、そう

 した小さな子供抱えての女性議員の話題とか、

← こちらの方は、民工ミン・ゴンと呼ばれている

    労働者の方の涙ながらの、この党大会に出席して改めて共産党

    の素晴らしさを認識させられ感激に咽び泣きながら、自分の書いた

    文とそれに添えられたイラスト?を発表して周囲の感動をよんだり

    してますが、その文章がちょっとツタナイのですが、そのツタナサ

    がまたそれらしくて?好いというやつです。

     あと少数民族の人の話とか・・・ですね全体にこの十八大を

   とりまく、参加する、参加できる、党のありがたさを強調した作りに

   なっていてました。

    共産党あっての中国だ!を強調。

     つまりですね、こうしたエピソードを入れないと、かなり苦しいん

   ですね。多分これは共産党に限らずですよ、ある組織が長い間その

   権力機構と国家の根幹の部分を握っているのは人類の歴史から

   みてもかなり無理があるということです。

     それって誰がやってもどの党?がやっても組織としての疲弊も

   あるでしょうし、時代に合わなくなる、という大きな問題があります。

    とりわけ近代のように時代の変遷が激しい時に、それに追いつく

   組織があるとするなら、その組織は相当柔軟な組織であり、もし

   そうであるならその柔軟さこそが問題とされるでしょうね、余りに

   柔軟であるということは組織としての骨格が保てなくなりますから。

    だから、組織をどこかの時点で、組織そのものを換えるか、組織

   自体が大きく変わるかが求められます。

     とは言っても日本の様にコロコロ変われるのも・・・・、というか

   日本って本当の変わったの?という話でもあるわけですが、

     大臣とトップの首ばかりが変わっているように思えますが、

    そうした点では中国はそこはもう変えないんだ!とうたってます。

   明日話題のその変わる人事が発表されますがこれまた予定通り。

121108yc1 どっちがどうこうとは言えないですが、

 庶民の暮らしを考える政治家?がどれだけ

   どっちのやり方上手く育つか何ですが・・・それって組織の問題なのか

   どうかも分かりません。

      今日のテレビ午前中ずっと見入っていたのは、

    中国中央電視台CCTVの十八大閉幕を受けて、

    その本当にすぐあと、街に出て突撃インタビューをしています。

   こういうことも出来るようになりました。

    そして庶民も割と?自由に自分の声で応えるようになりました、

    それは技術?(ナマを恐れない)の面での進歩もありますが、

    人も変わってきているということの証明でもあります。

    印象に残った街での回答者の「十八大以後何に期待しますか?」

    答えは、

     「説到做到」スォ・ダォ・ジュゥ・ダォ  言ったことはやってくれ!

     でした。 約束を守ってよ!ということです。

       アレッ・・・・! コレって日本も・・・同じ??






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2012年11月13日 (火)

十八大报告:不让老实人吃亏,不让投机者得利

    先週8日から始まった中国共産党第18回党大会、

  明日にはその一週間の会期を終えて閉幕し、明後日

  新体制での?第一回総会で人事が発表されすべてが終わる。

 

   新聞報道などでもそれぞれこの「会」の仕組み?などは

   報じられておりますから、その点は大体ご存知かと・・。

 Photo011全国各地から二千数百名ですか、その

 党員の代表が集結して開かれるわけですし、

   5年に1回という間この5年は近代にあってはそこそこ間が

   空いてますので、この5年間を埋める?お話合いがされるわけ

   ですし。今回はそれに指導部の交代の大会、ということは2回

   目の大会で10年を隔てています。

   5年はオリンピックより1年長い間を置いてますけど、その倍

     10年ですから当然ですが、指導部の方々も10歳お年を

   召す訳でして、これって存外合理的かも。

     元トップ、胡錦濤さんも10歳若かったんですね、トップに

   なったときは。

N20123120952113509b104b5248f1  中国共産党全党員の中から選ばれた今

 大会の代表は先ほど申し上げましたように

 2千人あまり、これって4~50万人に一人の

 確率です。更に5年に一度となれば、青年時

   に共産党党員になったとして、その時を20歳としますか、で、その

   例えば60歳くらいまでとしてこの40年間に開かれる大会は8回、

   その8回に選ばれてこの党大会に出席できる確率は・・・どうなん

   です、まぁということはこれに出席できるだけで名誉?なんでしょう

   きっと。

     それで、この大会でそうそう何かを決めるということは基本?

   ないんですね、とりわけその議員が・・・という意味では、

   何をするかというと、大会に出席して党の方針なりを聞く、という

   役割?が主でして、一応?選挙もあって中央委員なんかを選んだり

   はしますが、これとても党の顔?200人ぐらいはもうこの大会が

   始まる前に大体きまっているようなものです。

     この上に、中央政治局というのがこのまた十分の一の人数で

   いて、この辺からわれわれのたまに耳にする名前の人がいて、

   更にこの上に今回なんでもこれまで9人だった最高指導部?を

   7人にスリム化?するらしいですが、この7人くらいとなれば時折

   マスコミにも登場して聞き覚えてのある名が連なります。

     そのトップがと党総書記。

     こんな図式もあってこの大会、注目されるのは人事。

   でも党の方針が大体その後の中国の舵取り?を決定していきます

   ので、その意味ではこの大会のあいさつ?の中で何を問題と認識し

   何をしていかなかればならないかは、明確に打ち出される。

     いくつか注目の発言はあるのですが、

   経済問題がかなりの幅をきかせてきたことは、先ほども申し上げ

   ましたが、5年の間をおいての経済の変化は、ちょっと荒い?計画

   になりますので、どうしてもこうした、

     こうした・・・というのは表題で書いているのがそうなんですが、

   訳しますと「真面目な人に損をさせない、利益を偏らせない」

    と言ったようなスローガンになります。

    そりゃそうでしょう、誰がこの逆をいいますか。

    なかなか、一つの体制をず~と維持していくというのは難しい

   ものなんです。時代も変わります、それに合わせて多少体制も?

   そちらへ寄って変わろうとしますが、余りに変わりすぎると今度は

   その体制の本来?が見えなくなってしまう。

    いまの中国、中国共産党の悩みはそこにあります。

N20123120914301509b077684c421  天安門広場ではこの大会の為に召集された

コンパニオン?のお嬢さんたちが楽しそうに記念

写真を撮ってますが、

 これくらい?党大会も変わってきているという

    ことでして、5年の歳月はそれなりに重いのです。

   




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2012年11月12日 (月)

その後の、 莫言 モー・イェン

    あのあと、というのはご存知?ノーベル文学賞が発表され

  莫言が受賞した後のことですが、少しお伝えしましょう。

   彼の受賞は、その受賞の時に書きましたが、中国が初めて

  歓迎?したノーベル賞という意味で特異であり、記念すべき

  受賞だったわけです。

   もう一つ書いたのは、彼の作品ってそんなに万人向け?

  ではないので、何故彼がノーベル賞なのかは分かりませんが、

  万人向けでなかったところが良かったんですかねぇ・・と言うのが

  わたしの感想。

    で、その後の莫言氏、当然のことながらあれからはマスコミに

  登場する回数、画面に露出する回数がグンと増えて、受賞後

  なんども彼の語っている、インタビューに答えている様子が写し

  だされています。

    恐らく?中国の方でもかなり多くの人がそれまでこの作家を

  しらず、或いは作品を知らない人が相当数いると思います。

Photo ということで、急に有名なった方の常ですが、

 これまでそうそうは売れなかった彼の作品、

 爆発的に売れましたので、完売。

  書店は商機到来とばかりに、その作家の

   専用売り場を設けました。当然です。日本だって、文学と関係ない

   科学分野での受賞者でもその専門著作が急に売れるらしいでは

   ありませんか。浅ましい・・というか、好奇心旺盛というか、

    なんども申し上げてますがその彼の一般受けするとは思えない

   そんな作品が飛ぶように売れているようです。

Photo_2 出版社とすれば、いま売らなくては・・・

ということで増刷待ちですね、三日後に入荷

するので待ってください広告です。

  これぞ「莫言熱」モー・ヤン・ルゥ 

   熱はブームの意味。

    彼が住む山東省の片田舎も時ならぬ観光熱だとか。

    地元の名士となった彼は、いろんなイベントにひっぱりだこ。

    地元の催しに出てるだけも大変そうです。

     まぁこの辺までは予測できたんですね。

   それよりも、ここまでは一本道?というかこういう風に進むであろう

   ことは予定通り?でした。

     予定?と多少違ったのは、最初のところでお話したように何せ

   彼の受賞はこれまでも中国人でノーベル賞をとった、候補に上がった

   人はおりますが、全て?政府のお気に召さない人たちでしたので、

   今回はそのタガがありませんので、一気に弾けて、大変な人気?

   です。

     ご本人は「こんなのは一か月も続けば無くなるでしょ・・・」等と

   余裕を見せてましたが、その読みは間違いでまだ少し続きそう。

    それに、甘い蜜?に群がるように、彼の次の作品、

   彼の次の講演を求めて、恐らく中国に限らず世界中のメディア

   から彼のところに注文?が殺到しているでしょうね。

    いまきっと彼は矢のような催促を受けていると思うんですが、

   さて、その受賞後のお仕事や如何に?

   ということに期待しましょう。

    *******************

     お詫び

     今日は12日、本来ですと私のホームページ、

     「わたしの見た中国」は、11月11日更新予定でしたが、

     わたしの場合は、莫言氏とは違い、遊びに忙しく、ちょっと

     時間が足りずにまだ更新できておりません、申し訳ございません。

     一両日中に更新の予定ではありますが、まだ帰ってきてちょっと

     整理がつかない状態です。今少しお待ちください。



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2012年11月11日 (日)

鄭@ は、読めませんよね、鄭愛他 君?かな??

  ヽ(*≧ε≦*)φ 今日も夜中?にこのブログを更新することに

 なっちゃって、イッパシノ、ブロガーに?なれるかぁ・・・

    ちょっと訳ありです。

    ですんで、簡単に済ませたいのですが、

  その・・・こんな夜中に電脳に向かってると、

  健全なわたしなんかは、すぐにネット中毒という言葉を思い

  浮かべたりしていますが、そのこと自体がもう相当古い!

  といわれれば、ハイその通り!と、否定はしません。

    そこで、中国のネット中毒者のことをちょっと思い浮かべ、

  一番に思い浮かんだのが、

    その・・・この子の名前、

     鄭愛他 ヂェン・アィ・タァ  と、読みますが

   多分、彼(男の子?)だと思います。

      この子、このままの名だとすると?

     もう5・6歳になってると思います。

    この子が有名になったのは、この子の両親がそれこそ

   ネット中毒世代で、ネット中毒を自他共に認める?そんな

   ご両親が考えた名前が、自分たちは二人ともネットが好き

   なんで、子供には 電脳専門ご存知 @ アッドマーク、

   これを子供に付けたいと願い?願うこともどうよ!!

   ってレベルなんですが、まじめにお役所に持って行っちゃった

   ってことですよね。

      さすがに?中国お役所でも??

     それは却下。常識?あるお役所としてはとても受け入れられ

   ない!とキッパリ断った。

     でもこの夫婦、諦めきれず?それともお役所に対する反抗?

   か、あくまでもこの、アッドマークで申請したい!と

    すったもんだしたらしいのですが、

    結論はやはり中国人の名前は漢字であらねばならぬ!!

    ということで、@@@は諦めました。

      その代わり?アッドマークの中国読み、アッッターに

    このご夫妻なんと漢字を充てちゃいました。

      それが「愛他アィ・ター」

      さすがにこれはお役所としても断りづらい。

    漢字でもあるし、愛他は意味的には、彼を愛する??も

    親の彼への気持ちだと言われれば、そうかな・・・と

    彼を愛する、を子供に付けるのも駄目だという理由が無い。

      通ちゃいましたよ。

      で、先ほども申し上げましたようにこのご夫妻、お二人

    お揃いでのネット中毒患者さんでいらっしゃいますから、

    この経緯も、お役所の対応も、ネットで発表。

     それを地元紙が追跡、報道。

     一気にこの子は有名人。ネット社会の人たちからは褒められ?

    それ以外の人たちからはさんざんな評価と、分かれましたが

    この子にはなんの責任もないのでやはり可愛そうでしょ・・・

     生まれてすぐにこんな有名に、こんなことでなるのは。

     この話題ね、このところのネット犯罪よりはずっとその

    ネット中毒者の実害?がないので何とも無いようですが、

    かなり深刻な問題を、私ははらんでいると思うんですが、

     そう思って紹介しましたが、

     みなさんのご感想は?

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2012年11月 9日 (金)

晩上好! 十八大会、目指すは?

  晩上好!

    夜にこのページを更新するのは非常に珍しいのですが、

   今日はちょっと移動に手間取ってましたので、この時間に

   なってしまいましたが、そうは言っても夜はまだまだ長いので

   ちょっと時間がありましたし、書いておきますか。

     ということで、資料もな~にもないですね、

   実は新聞も読んでませんね。

     ちょっと今テレビのニュースを見ましたが、朝にもちょっと。

   中国で昨日から開かれている、いわゆる「十八」気にはなってる。

    かなりの警備らしいですね。そんな必要ないと思いますが、

   警備当局が豪いはりきってる。

     「網警」ワン・ジン、 ネット警察というのもいるんですが、

   そちらでも不振な動きがないか、見張られています。

     どうなんでしょ、やりすぎだと思いますけど、まぁ練習も兼ねて?

   ってやつですかね。

     天安門広場もそうとうぴりぴりしてるようですよ。

     注目の胡錦濤 フゥ・ジン・タォ 演説、自分の報告の全文を

   読まずに、概要を・・・と言ったらしいではですか、

   全文は最初にもう各議員の手元に印刷して渡してあるから・・・と。

     これはちょっと注目。

    以前はですね、その~実は前の主席たちは何言ってるか判らん

   ほどの癖のある中国で、とてもとても印刷物が無かったなら何を

   言ってるか聞き取れなかった。

     中国の指導者は地方の人が多いので、標準語からは遠く葉

   離れてました。演説を聴きながら手元の同じ内容が書かれた文書

   を見ながらそのなが~い演説に付き合うというのがこれまででした。

     今回それをはじめて打ち破った、ということですね。

     これがひとつ。

     もうひとつは、

    ちょっと未確認情報なんですが、

    なんでも胡主席自らがこれからは中国は、

    内容はなんと言ったか判りませんが、要するに

     中国もこれからは所得倍増計画だ!!ってな

    池田某首相みたいなことを言ったとか、

    別に言ってもいいですけどね・・・その~もう辞める人が

    言っていいんですかねコレ!

     そこがちょっと・・・私は注目。

     あとはあまり・・・

     海洋権益の話なんてのは今回のことがあろうとなかろうと

     言ってると思いますけど・・・。

     まずはこんなところです。

    明日も時間があったら更新できるでしょうが、

    あまり期待しないでください。では。

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2012年11月 8日 (木)

加藤嘉一 的 邏輯・ルゥォ・ジィ、ロジック

    加藤嘉一 よしかず、とお読みします。

  彼の話題なんですが、「加藤嘉一」と聴いてすぐにあぁあの人ね!

  となるのかどうか、ちょっと不安ですが・・。

   でもまぁ、ここのブログをお読みになっている方は一度はこのお名前

  耳にはしていると思いますよ。

    彼の詳しい紹介をしようというのではありません。

    また、彼はこれまたご存知の方はご存知でしょうが、先月末でしたか

  今月でしたか、ちょっとした?ことで話題になりまして、それは中国でも

  同じように、というか日本よりは中国で有名人?ということでは中国の

  ショックが?大きかったのかなぁ・・・。

  その話題に触れた文章なりコメントは中国の方が大きかったし多かった

  とは言えます。

    それって経歴詐称のことを言っている、というのが分かればあなたは

   相当の中国通です。

     この問題で今日書こうというのでもないんですね。

     こちらはもう既にご本人もアッサリ?認められていて、ご本人からの

   コメントも発表されております。

     一言だけ触れておくと、彼にその必要などは全くなかったと思い

   ますよ、だがまぁ、これって必要性?だけでそうなるもんでもないので

   しょうし、ご本人だけの問題かというと、周りにもそれなりのそうした

   求めるものがあったのでしょう、わたしにはちょっとガッカリ!といった

   レベルの衝撃です。そのことで彼の今はそう変わらないと思うし。

     だからこそ、それって必要だったの??という話です。

     さて、今日の話題は彼の書いた本です。

001
   こちら、中国出版です。

   『日本的ロジック』という本

   お借りして読むことが出来ました。

    で、先にその本の感想ですが、

  この本意は最近の日本と中国の問題に触れて

    それぞれの問題での日本的考え方それを見ている中国の眼

    などが紹介されております。

      特にとりたてて独創的な何かがあるわけでもありませんが、

    この本が、というか、彼が、

     凄いのはこうした問題をこれまでこのように中国語で論じる

   論じることのできる人が余りに少なかった、という点で独創的なん

   ですね。

      言葉の面では、ご存知通訳さんがいます。

    この職業の方は、こちらの言語を一方の言語に即時に或いは

    練りに練って翻訳したりはするんです。

     ですが、ではこの方たちに、母語以外の言語で自分考えを述べ

    る人たちがいるかというとそうそうは居らない。

     どういうことかと言うと、通訳・翻訳と、この加藤嘉一氏がしている

    ことは、同じように一方の言語をもう一方の言語に直す?作業では

    ありますが、実は似て非なるものなんですね。

      それをできる数少ない一人だということです。

 

      時々中国語教室の人に言ってますが、日本のテレビ局でやって

    いる中国人ゲストを呼んである社会問題に関する討論番組を構成

    する場合、ここに呼ばれる中国の方はみな日本語を使ってその議論

    に参加させられる?わけですが、その全くの逆の状況で、中国で日本

    の主張を日本語を使って論議出来る人は一体どれくらいいるの?

      ということを言ってますが、どうも心もとない。

     そんな中の数少ないお一人なんで、

     その点での今後を期待しているわけです。

      是非その「後生畏るべし」と言わせていただきたいものです。

     おっと彼の顔をご覧になればなんだ!この人か!!と

    なるでしょうから写真も入れておきますか、サービス?に。

Photo_2 
  ちなみに、

   前に紹介した「もしドラ・・」

  もしも高校生野球部マネージャーが・・

  の本を訳したのも彼です。

    あの役は上手かったけどなぁ・・・。

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2012年11月 7日 (水)

万里の長城遭難事故、もう一つの視点ー 変り始めている“旅”のカタチ

    まだ昨日の万里の長城遭難事件、のところに話題はいるのですが、

  ちょっと事故そのものからは外れますね・・・。

 

   その前に一つだけ・・・、中国でも今回の事故報道はしています。

  ネット上ではいろいろ論議もされてますし、特集?記事も見られます。

    で、結論?というか、残念だったのは何といっても当日の天候が

9483160年ぶりだったか?そんな位の珍しい?

この時期の大雪に要因がというもの。

 それには、中国としては事前にこうした

「暴雪警報」をちゃんと出してましたよ、と

言ってますが、そりゃそうでしょう、日本国内

    の多くの山での事故もそうした警報はちゃんと出ているのにそれでも

    事故が絶えないのは正にここに要因があるのは誰も分かっている

    のですが、今回もその判断ですよね。

     で、昨日も申し上げましたが、この事故を起こした会社の今回の

   計画が当初から滅茶苦茶か?と言われれば、わたしはそんなことは

   ないと思ってます。

     ですが、とりわけこうした自然を相手の旅行計画にあっては、常に

   自分たちの都合より自然に合わせた形でしか行動できない事は特に

   山登りをする方たちはわたしなんかよりよくご存知だと思うので、

   そこの問題に関してはこの会社、問題ありです。

     それで、今日の話題は、こうした特殊な“旅”についてです。

    今回の場合もツアーと呼ばれ、“旅”として扱われております。

    確かに“旅”ですが、この“旅”は、最初に自分なりの目的ありき、

    です。その目的に即した場所が中国だった、というだけの話。

     旅先よりも“旅”の目的・形態に重きがある“旅”です。

    ですから求められている“旅”の形が従来のような単に風光明媚

    な所や、誰もが行く観光地からちょっと変わりはじめてきています。

     そうしたお仕着せ?の旅で満足できない人たちが増えている。

      今回の人たちはこうした所謂トレッキングが目的。

     中国語ー巡回山麓游覧 シュン・フィ・サン・ルゥ・ヨゥ・ラン

    という漢字表記になりますが、世界中のかなり特殊な所へ日本人

    に限らないでしょうが行ってます。また、それを扱う旅行社が

    少なからずあるということです。

      その事は何の不思議もありませんし、今後もそうした傾向は

    ますます強まるでしょう。

      それで、その時の今の問題は、そうした普通の?旅ではない

    “旅”の需要はあるものの、その“旅”が特殊であればあるほど、

    それに参加したいと思う人の数は少なくなります。その時点で

    旅行者として旅行計画を組んでツアーとして売り出した時にその

    人数の確保と採算性が問題になるわけです。

      今回も4人という少人数。それにガイドを付けて、ガイド兼

    通訳でしょうが、付いて、現地ガイドを更に雇って、会社としての

    利益もなければなりませんから、当然少し高いものとなります。

      ツアー代金が高くなれば、企画には興味が持てても参加を

    躊躇される方が増えます。この兼ね合いですよね。

      恐らく中国はああいう広い国ですし自然の広い分だけ様々

    ですので、今後ますますそうした特殊な“旅”は企画されるだろう

    と思います。

      またこの企画は恐らく日本人の発想で日本の旅行社が考え

    だしたものが主流になると思います。何故なら中国の人はまだ

    自国のそうした魅力に自分では気づいておりませんから。

      例えば、わたしなんかが旅行社にいて、

     中国満漢全席の旅、とか、中国各地料理食べ比べツアーや、

      中国の川下りを自分のカヌーでする旅の企画

    なんてのをすると、それが趣味の人には魅力あるんだと思います。

     ただこの企画した人が一体どれくらい中国事情をきちんと

    知っているかが問題です。日本の常識で?考えてこれでイケる

    だろうと組んだのでは、既にここに問題があります。

      日本の様には行かない数々の問題が中国側にあるということを

    どれだけ認識できている人が、企画計画したか、が問題です。

      とりわけ最初の二つの、食べるだけのツアーはまぁこう言っては

    なんですが、ナントでもなると思います、

      但しその「川下り」となったり自然を相手にしたときは全く別で

    すよね、その事をこの会社はあまり考えていなかった。

      多分これ以外にもこの会社、トレッキングの様々な企画の“旅”

    を提供して成功されておられると思いますが、

   その成功ってたまたま天候に恵まれていたり幸運だっただけのことで、

   その成功体験をもってして、今回も望まれたし、今回の事がなければ

   この後も続けられたのでしょう。

    でもそれも、前回の事故でこの会社は学んだはず?だったのに。

     今後、こうした変わった“旅”の商品は確実に増えるでしょう。

    その場合、自然を相手の旅は何も中国に限らず、物見遊山?

    の旅とはまた違った視点が当然必要だということを申し上げた

    かったわけですが、それって別に取り立てていま今の発想で

    はありませんし、ごくごく普通の事だと思いますけど・・・。

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2012年11月 6日 (火)

万里の長城遭難 と エレベーター事故

    昨日、手にした新聞は、たまたまでしょうが、上の二つの事故

  「万里の長城」での事故と、数日前の金沢市のエレベーター事故が

  並んで掲載されていた。

    この二つの会社、アミューズ社とシンドラー社はどちらもこれまた

  たまたまでしょうが、二つの会社が前回起こした事故の記憶がまだ

  消え去らないうちの今回の事故。駄目でしょ・・・これは。

    会社運営に問題が。

    それもほぼ同じ過ちを二度。

    その二度が人命に係るような事故を。

     話を中国の事故に、

   「万里の長城」での遭難事故ですが、

   結論は昨日申し上げました。あらゆる事故は色んな要因が重なって

   起きるもので、あとからの「もし・・」が許されるならその一つ一つの条件が

   ちょっとでも違っていればこんな不幸な事故にはならない、ということを

   申し上げた。

     昨日よりは少しづつ分かってきたことは、このツアーの日程などが

   判明。あと一日を残しての旅程だったらしい。この吹雪が一日づれて

   いたなら、この人たちの歩いている場所はここではないので、今回の

   ようなことはなかったでしょうね。

     テレビの方が言っているような、そんな無茶苦茶な日程には

   なっていないと思います。また、毎日の行程にそれほど無理があるとも

   思えません。多分この事故前日までは十分にこのツアーを愉しんで

   おられたと思います。

     ただ、前の日までの日中のポカポカ陽気が油断させたでしょうし、

   前の日まで順調だっただけに、この日だけ予定を変更する決断を

   躊躇されたことでしょう。あと一日二日で自分たちの当初の目標

   だった、自分たちの万里の長城踏破?が完成するのですから。

     計画を止めれなかった。

     最大の要因は何といっても予測?していなかった悪天候。

N2012309131828150974c242ad261 こちらは、3日「八達嶺」バァ・ダァ・リンへ

 向かった救助隊の映像で後ろにトンネルが

 映ってますが、そこに避難していた人たちを

 救出した場面です。

      昨日も書きましたように「万里の長城」見学?

    のメインルートはこちら「八達嶺」という場所が多くの観光客を引き

    入れてますので、この日の悪天候後救援隊は多くはこちらに投入

N2012309131633150974bb16d70c1 されたようですし、北京から外へ向かっての全て

 の高速道路がこんな状態ですからその安全確保

 に相当人員が割かれたようです。

  また、事故に遭ったツアーの連絡が地元に

    入った時間も遅かったようですし、

      ここでも不運なのは、恐らくですが、お一人地元に救助を求めて

    下山されたおられますが、この時下は停電だった可能性があります。

    つまり灯りを頼りに下山できなかったし、人家を探すが大変だった。

     今回の事故を遭難といってますが、多分もうお分かりでしょうが、

    普通の意味の?山での遭難とは今回は違います。

     路に迷ったとか、自分たちのいる位置がまるで分からない、

    といった遭難ではなく、吹雪になり始めて身動きがとれなくった、

    ということでは遭難ですが、この状態である時間をかわせれば、

    それも最大の問題は夜ですよね、夜になって更に気温が下がる、

    そこを乗り越えるだけの装備さえあれば、当たり前ですがこの事故は

    防げました。

     あと一枚冬の、寒さを防げる装備をしていれば恐らく助かったと

    思います。

     この時期の北京、寒暖の差が酷く激しいというのを織り込んで、

    何があっても大丈夫?態勢の服装が必要でした。

     寒さを免れる方法が講じられたなら・・・と思うと残念です。

    また、話が最初に戻りますが、

    この二つの会社、多分何らかの欠陥があります。

    どこかで安全性に対する過信があるのだと思います。

      




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2012年11月 5日 (月)

日本旅客因暴雪被困明長城 ー 万里の長城で遭難事故

Photo_2
  3日土曜日の北京市の天候は、

 市内でもこんな様子だったようで、

 吹雪模様の大荒れの天候となった

    ようです。

      今回、遭難事故があったとされる地区は、北京郊外の山間の

    地域ですので、天候は更に悪い条件にあったことが予想されます。

     中国の報道もちょっと覗いて見ましたが、余りまだ詳しいことは報道

    されておりませんで、日本で報道されている内容とそう大差がありません。

     日本で報道されていないのはなんでしょう、

     現地ではすでに大がかりな捜索隊を出していることを報じています。

     多分遭難の場所などは、ガイドと言われている人物が下山して知らせ

     ているので、ほぼ特定できているようです。そこに150名規模の人員

     が捜索に向かっているようです。

      あと、もう一つは日本のテレビで流されているそのニュースの後ろの

    万里の長城の画はあれはその殆どが、観光客が必ず行く、「八達嶺」

    バァ・ダァ・リンと呼ばれているこれまた北京郊外には位置するのですが、

    今回の方角とは逆方向の場所の「万里の長城」の画でして、それとは

    違う場所を今回の旅行客は目指していたんですね。

      「八達嶺」は長城の真下まで道路が整備されておりますし、

    長城の上に登ってもそれなりにもともと保存の良いところを整備して

    かつ、ある程度広さも確保できてる場所を観光用にしてありますので

    あの場所になんの危険もありません。

     また、何時行ってもそれなりに人はいますので、大丈夫です。

      多分このあと、現地の画なんかが入ってくると思いますけど、あの

    ようにキチンとした城壁ではなく、今回の場所は単にレンガの積み

    あがったような道?があるだけの、明の時代の長城跡を目指したのか、

    それともその付近の登山に主眼があったのかですが、

    現時点では分かりません。

1ded0884e3d1ab5d40be95853b31a5641  こちらの画も捜索とは関係ありません。

当日の雪がこうだったという意味で中国

ネットから拾いました。

で、多分今回遭難した旅行者の人たちも

北京に宿泊されていて、それから何らかの

手段、これまた多分車をチャーターするか

    して、この地域に着いているとおもうのです。

     朝に北京を出発したとして、昼近くにこの地域に着いてその時点で

    雨模様だったと思うんですね、それから急激に気温が下がって雪になる

    のですが、雪にならないまでも雨のこうした登行はもうすでに危険ですし

    気温が相当下がっている中決行したと思うのですが、目的とする場所が

    あったのでしょうか?

      私が言いたいのは、登山と違って?万里の長城は行けども行けども

    ですので、早くに引き返すなら山とはこれまた違って迷うことはないと

    思うんですね、早い話が一本道。

      多分思わぬ低温が、そしてそれに対する備えが今回の惨事の原因

    と思います。

      前にも何かの事故の時に書いてますが、

    あらゆる事故はその一つの原因だけでそうなるのではなく、いくつかの

    原因といくつかの偶然が重なってそうなるものだということは今回も

    言えるのでしょう。

      現時点でお一人行方不明者がおられるようです。

      無事を願っております。






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2012年11月 3日 (土)

地球まつり 終了しました

    たった今、「地球まつり」から戻ってきました。

  今日は少し寒い日でおまけに雨でしたが、沢山のお客様に

  お出でいただきありがとうございました。

001
  すいません、写真をたくさん撮ったのですが

 何故かカメラが不調?で、

 いや撮る方のニンゲンの問題かも知らませんが、

  いまその撮った写真をコンピューターに取り入れて

 みたら驚く?ことにすべて駄目でした。

    被写体になっていただいた皆さん申し訳ありません。

    他の方の撮ったしゃしんを当てにしてください。

    というわけで私の記録は全く駄目です。

Cimg2083
 ホラッ!

 こんな感じです。

 まるで何が映っているか分からない状態です。

  全てがこんな感じです。申し訳ない。

      留学生が作ってくれたギョーザはまたまた、好評?で

    午後の1時過ぎには完売。

       これでも考えて相当作ったんですがねぇ・・・・

    んん・・・あっという間でしたね。

      次回はこの倍を目指さしましょう。

Cimg2088_2


 スピーチコンテスト。

 これも駄目ですね何が映ってるか分からない。

で、在函の外国人の方が13名参加されたよう

     なのですが、うち5名が中国の留学生ということでこっちも

     聴きたいは、ギョーザの準備もしなくてはならないわ、で

      全員のお話は聴けなかったのですが、

    とりあえず、途切れ途切れに聞いてますが上手いですよね

    みんな。

      日本語が上手いのもそうですが、最近はお話が上手い

    レベルに入って行きました。

      ゆっくり聞きたかったんですが、

      残念でした。

     1階の展示はいつも通り?で

    各団体がそれぞれの区割りを飾り付けてました。

      函館日中は今年2012年の活動を振り返るかたちで、

    一年間の活動の新聞に掲載されました記事や、

    その折の写真などを壁に貼っての展示となりました。

      この写真も撮影失敗で、どなたか函館日中のブースを

    撮っている方がいらっしゃいましたら、どうぞその記録で

    結構ですのでいただけると助かります。

      全ての参加のみなさんお疲れ様でした。

    お手伝い戴いた留学生のみなさん、ありがとうございました。

 





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2012年11月 2日 (金)

第8回(2012年) 地球まつり ご案内

Tikyuumaturi2_001    第8回 地球まつり

 明日、

  11月3日(土)10:00~

            15:00

     函館市青年センター

    で開催されます。

     どうぞ、みなさんお揃いでいらして下さい。

 

     8回目を迎えた今年の「地球まつり」、

    明日10時スタートです。

    スタートと同時に、

      まず、1階の体育館では各国際交流団体さんの

   展示ブースで、それぞれの団体の活動がご覧いただけます。

    また、団体さんによっては、物品の販売やお茶が飲めたり、

   民族衣装体験でいろんな国の民族衣装をお借りしてそれを

   着て記念写真なども撮れますよ。

    10:15~からは、

     1階クラブ室で、「日本語スピーチ発表会」が始まります。

   在函の各国の方が、日本語でのスピーチに挑戦されます。

     ここでも、それぞれのお国の方の見方とかわたしたちが

   気づかずにいる北海道や函館の魅力を知らされたりします。

    11:00 には 2階の食堂がオープンいたします。

    今年は、函館日中友好協会は、留学生と一緒にギョーザ

   作りで参加。

     そのほかに、フィリピン・アフリカ料理などが提供され、

   ここは毎年滅多に食べることのできない本場?の料理で

   大人気です。売り切れ続出になりますので、どうぞお早めに

   いらしてください。

     12:30~は1階体育館で

    つぎつぎと様々な演目が、

     アフリカの音楽とトーク、

     手回しオルガン演奏、

     ジャズ演奏、

     アルゼンチンタンゴ、

   などがお楽しみ頂けます。

     同時に、日本茶のお茶席や、

     11:15~からはロビーで人形劇も楽しめるようですので

    小さなお子様をお連れのお客様はこちらへどうぞ。

   ということで、

     午後3時までいろいろお楽しみいただけて、

    入場無料ですし、何時いらしていただいても構いません、

    どうぞ、あすは「地球まつり」を覗きに来てみて下さい。

     駐車場は込み合うことが予想されます。

   できましたら、公共交通機関をご利用ください。

    では、

     明天見!

                  函館日中友好協会

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2012年11月 1日 (木)

国際経済セミナー、札幌開催の講師・宋文洲ソフトブレーン会長

   一昨日ご案内いたしました、11月13日(火曜)札幌で開催予定の

 国際経済セミナーの講師 宋文洲さんはどんな方というお問い合わせ

 ですが、多分お顔を拝見すればご覧になった方も多いと思います、

  最近テレビなどにもご出演されておられますので。

001 こちらの方ですが・・・

  それで確かわが家にも彼の書いた本があったはず?

 と思って探したんですが、これが手間取りまして、それでも

 やっと見つかりました。

  ちょっと本が増えすぎたのと、整理が追い付かなくて何処に

    どの本を置いたかがそろそろ危なくなってきました。

    ということで、昨日はそれを探すのに時間がかかってしまいました

    が、ようやくのことで見つかりました。

      我ながらなんでもよく買ってるんですね。

     ちょっと記憶すらないのですが、この本中国の人が書いたから買った

    のか、表紙にある「故事成語」の文言に惹かれて買ったのか、それすら

    覚えてもいないです。

      本探しをした後の楽しみはまたそれを引っ張り出して今一度読む、

    ということにありますが、昨日もその例で、この本をもう一度読みました。

Sou_001_2 『コトバノチカラ』という本ですが、

  この題で分かりますように、これ全部カタカナに

  なってますよね、ここがミソなんですね。

   中国の方がわざわざカタカナ表記でそれも

 カタカナ表記する必要?もないようなその題をこうして

    いるこのことに既にあるメッセージが込められていると思いませんか。

     つまり、この著者は表題でも分かりますようにコトバは大切なんだ、

    ということを日本で暮らす中国人として、

     ここに発想のヒントと立ち返るべき場所があると言っています。

     さらには、コンピューター関連のソフト会社を立ち上げてここまで

    こられた方なんですが、その彼が説くのが「故事成語」というこれまた

    最先端の人がグンと時代を遡って古いふるい中国の古人が言っていた

    そのことを現代に応用する、そこが面白い、そんな本です。

      かなり日本語にも精通されておられますので、著者自身は

    恐らく日本に「言霊ことだま」という言葉があることをご存知と思い

    ますが、それも避けて「コトバノチカラ」として書いてます。

     日本人も今は使わないし知らないか?「言霊」??

     この本のお終いの方に、

    夏目房之介さんとの対談が載っています。

    「故事成語をきわめれば、日本という国が見えてくる」と題しての

    お二人のお話はなかなか面白いです。

      この方つまりは日本に居て中国人として、日本人が自分では

    見えない部分が良く見えるんだ、ということをおっしゃっています。

      ご本人は「傍目八目おかめはちもく」と言ってますが・・。

    そんな視点にたっての講演をされるのでしょう。

      どうぞ、お話をお聞きになりたい方はお申し込みを。


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