中国・男女比の偏り、ー3千万人も多い男性
手元に資料があるのですが、これは中国・人口計画生育委員会
略して(国家計生委)というのだそうですが、こんなお役所?があること
自体、この国の大変さが伝わってきますが、日本とは反対に?中国では
ず~と人口をいかに抑えるか抑制するかをスローガンにしてきたんですが、
その問題とは別に、この男女の比率の偏りというのも頭の痛い問題
であります。
片や手当?を付けても生んで貰いたい国家と、
国家予算を投入しても抑制に努めなくてはいけない国と、
なかなかにこの人口問題というやつは悩ましいものです。
早い話が、女性に比べて男性の数が多い。
それも、その数およそ3千万人。
この3千万人という数をどう理解したらいいかというと、
日本で言えばおよそ日本の人口の65歳以上のお年寄りの総数
がこんな数ですから、その分すっぽり男性の方が女性より多い
ということになります。
それで、この調査は0歳から26歳くらいまでを対象にしてるん
ですが、この傾向はまだ当分続くだろうと言ってますね。
世界の人口大国というか、世界中の国というレベルで見ても、
男女の新生児数がこうした傾向、これほど男性が多くなるケース
はまれだ、とも言ってますね。
話には聞いてますが、これほどとはちょっと驚きです。
この傾向は、チベット自治区を除く大陸すべての市や自治区でも
見られ、その傾向が特に顕著なのは、江西省、安徽省、狭西省
の3省だそうです。
つまり都市部よりもそうした地方にその傾向が強い。
更にはこのナントカ委は、この傾向は5歳以下の男女の死亡率
が女児が男児に比べて高いと言ってます。
生男生女一様好・・・・
ション・ナン・ション・ニュゥ・イー・ヤン・ハォ
なんていうスローガンを掲げなくては
いけないくらいだということが、この問題の深刻さを表しています。
で、ここまでが事実というか、現状の紹介です。
ここから何が見えるかというと、
最近の結婚事情とか、結婚しない女性が増えているとか、
独生子ドゥ・ション・ズ(一人っ子)の問題とかが、
この上の事情を知ったうえでご覧になるならばまたちょっと
違った観点でご覧いただけると思い紹介しました。
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