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2012年9月12日 (水)

宿題は何故減らないか

1
 中国の小学生のカバンが宿題や副読本やら他の教材で

 パンパンに膨れ上がり、その重さは相当なものでこの年頃

 の正常な生育を妨げる、と言われている小学生の登校姿。

  この子はまた何やら習い事も多いようで、楽器も習ってる

 んでしょうね・・・左手は何ですかね?習字の道具か何か

   でしょうか、背負ってるリュックも確かに一杯入ってそうですし・・・

    向こうに見えてる子も、手にも何か持ってますね、同じ帽子をかぶって

   ますのでこの二人同じ学校の生徒さんでしょうが、学年までは分かり

   ませんが、んん~これはちょっと多すぎるかも。

     中国では今、習い事をしてる子も多いですね。楽器だったり、

    書だったり。親の期待がそれだけ大きいということですね。

     さて、昨日の続きです。

    何故に宿題が多いのか。それは中国は、というか日本もそうなんですが、

   漢字を使う国なるが故の負担だろう、というのがわたしの見方。

     コトバは字を介さなくともそれ自体は覚えることができますし、そういう

   民族だっていまでもいるはずです。ただですね、文字がないとどうしても

   不利ですね、記録という意味では無論の事、意味の広がりとして保てない

   ので、文字が必要となります。

   人間は何かを思考しようとするとき、もっぱらそれを言語に頼るわけです。

   言語を介して思考を纏め、相手に伝え、相手の意見を参考にさらに思考

   する、とこの繰り返しになります。これこそが教育の基本です。

     教育にとって必要不可欠、一番の基本におかなくてはいけないのが

    つまり言語です。

     でも、話すだけなら意思の表示ならかなりのところまで文字に頼らずに

    なんとか出来るのですが、学校などで集団で習う、自分の意思を文字で

    表すことができないとその先がかなり苦しいです。

      そこで登場する、文字としてのアルファベットは、表音文字でから、

    数が少ないので覚えるにはとても便利です。あとはその組み合わせを

    どう覚えるかの問題だけです。

      漢字はそうはいきません。意味の数だけ漢字があるわけでして、

    それを覚えるにはそれなりの労力と時間を要します。字を覚える。

      実はこの努力はその後もず~と続けられ、それでも終わりがない

    くらい漢字ってやつはその組み合わせもあって数が多い。

     尚且つ、それをその小学校に上がったばかりの7・8歳から始めなくて

    はならないわけですね。この部分だけでも欧米の小中学生より漢字圏

    の子は負担が大きいといえます。

      まして、日本にはひらがな、という便利なものがありますが、中国は

    漢字のみ。識字率は以前に比べれば格段に上がったのですが、これは

    大体の子が学校へ行けるようになった、ということです。逆に言えば学校

    に行かない子は文字が読めない、書けないということになります。

2学校に上がったこの子たちの文字読解力をある程度

まで上げてやらないと、国語教育ばかりか他の教科も

授業が難しいわけです。勢い、この言語の部分の遅れ?

を取り戻す?為に宿題を多発、一気にここを乗り越え

     ようとするばかりに、宿題が出されます。

     これが低学年問題。

     次はその上の中学生や高校生は、生徒数が多いこともその要因の

    一つですがこんな頃からの競争社会におかれている現状です。

     意外に知られてませんが、中学までの9年間は日本同様に中国も

   義務教育期間ですが、小学一年から進級試験に縛られ留年ということ

   もあり得る、小学校卒業までに二度、三度と留年を重ね中学でも留年

   し、かなり年上の中学生というのもあり得る。

     その逆は割と知られていて、飛び級というやつですが、中学生の

   年齢で大学生、という逆の現象が。

     ときどきあちこちでお話してますが、小学生の数、1年~6年生の

    数だけで日本の総人口に当たる数がいる中国、当然競争は激しさ

    を増すばかり。で、それが宿題と何の関係が?というと、

     中国の教師はその教師の資質をまたランク付けされたりしていて

    自分の受け持つ生徒の成績如何では先生の成績にも関わって

    くる。勢いその成績アップの為に各先生がそれぞれが張り切って

    毎日どの課の授業もコレやっときな・・と宿題が出される。

      結果、一つ一つの課の宿題の量はそれぞれの先生にとっては

    大した量でもない、と思ってるのですが、全体は凄い量になる、

    ということです。

3
 ということで、この子はまだ朝も早くに外で

 朝食?を買って学校へ、7時前に学校へ。

 学校の1時限目は8時くらいの始まりでしょうが

 その前にもうみんな登校して、宿題の提出、

     予習や暗記モノを済ませる、というのが日常です。

      この子の赤いリュックもいっぱいに膨れてますね。

      結論、宿題は漢字圏の宿命。

      それと競争社会がどんだけのものかにより宿題は多くなる。

      ということで、この二つが存在する中国は宿題が多い。

      日本や韓国はこの二大要件のうち片方は持ってるが、どちらも

      片方を失くしてるので中国よりは宿題が少ないと言える。

      では欧米には宿題がないのか。

       あるでしょうが、この手の書き取りだの、字を書く練習だの

      そんなのが要らないだけでも宿題は相当減りそうです。

       





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