『中国レポート』浜輝夫さんー中国・宣昌での日本語教育
今日も30度にはなるそうで、確かにこんな夏は珍しい。
函館では、30度超すことが珍しいので、それがもう何日も
続いてますから、それはもう大騒ぎです。
さて、昨日から紹介しております『隗報』第92号の内容に
ふれての話題、今日はお二人目、浜輝夫さんの文章。
お書きいただいたのは、『中国レポート』。この号に収まりきれ
ませんで、次号に続くかたちとなります。
ました、浜さんが縁あって出かけた町は、中国・宣昌という
まちです。省としては、中国湖北省になります。
多分日本のみなさんにはすぐにはピンとこないかも知れませんが、
この湖北省自体が横に長く伸びた省(日本の県にあたる行政区)
でして、長江=揚子江流域にそって横にながくなってます。
上の図もちょっと見ずらいですが、長江下り有名な三峡下りで
出発点、重慶を発って、巫山や白帝城を見て・・・ということは
三国志ファンならご存知の、要所の一つ。
そんな位置です。宣昌イー・チャンと発音されます。
そのまま先ほどの河を下って来れば、省都・武漢に着きますが、
その距離どのくらいでしょう、凄いですよ・・・。
湖北省の、この「湖」は、洞庭湖という湖を指してます。
お手元に地図がありましたら、ちょっと確かめてみて下さい。
文章をお読みいただくことにして、この町、
余り観光では名が出てきませんし、内陸です
ので、対国外との貿易などもそれほど活発
とは思えず、確か浜さんが行かれていた頃の
この町の日本人人口は4人だったと伺いました。
これも何時も言ってますが、みなさんがこれまで耳したこともない
中国の知らない?町でも、みなおしなべて大きいのであります。
人もさることながら、中国国内でのさまざまな分野
での中核的役割を果たしている部分は多くあります。
なかなか団体旅行で行くような町ではありません
ので、逆にそうした知られることの少ない町の話題ということで
わたしとしては大歓迎なのですが、
船旅の切符売り場です。
三峡下りで有名です。
その宣昌市へ日本語を教える為に
赴任された浜さん、
「宣昌外国語学校」での日本語教育の
様子がこのあとも綴られます。
日本語教育はあの広い中国全土で取り組まれており、意外に
これも知られてませんが、ちょっとというか、かなり中国では田舎の
町に入って、そんな場所でも日本語を教えていたりしますね。
わたしもかなり田舎の街で、泊まるところもなくて困ってたら、
英語が出来るというガイドさんを公安の人が世話してくれましたが、
わたしの英語の能力があまりに低くて英語では駄目なんですが・・・
というか、この公安(日本のお巡りさん)の方と私のやりとりは
中国語でやってるわけですから、この公安の方が滅多にやって
こない外国人というだけで舞い上がってるのは分かるのですが、
何故か彼は外国人イコール英語と頭の中ではなるのでしょう、
英語が話せる?ガイドさんをお世話いただきましたが、このガイド
さんの家は旅館を経営、そこに案内される途中、ガイドさん
曰く、弟が学校で日本語を習ってる、と。
へぇ~日本語習えるんですか?と訊いたら、私も学生の時
英語をとるか日本語をとるか迷った、とのエピソードを披露され、
その当の弟さんにも会いましたが、初対面のテレもあって、
彼は余り日本語を使ってくれませんでした。それでも教科書など
拝見し、こんな田舎町?(失礼(*゚ー゚*))でも日本語がねぇ・・・・と
感心したものでした。
コレって、中国には知られていない、ハコダテで中国語を
習ってる人がこんなにもいる、ということとの対比でいうと、
そう不思議でもないんですかね・・・・
そんな宣昌の話題をお楽しみください。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント