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2012年7月24日 (火)

北京の洪水は如何にして起こったか - 治水・排水問題

    またまた昨日のお話と繋がってますので、もしお時間が

   ありましたら、昨日のところからご覧ください。

Beijing122日に北京を襲った大雨の

お話です。

 日本でもニュースとして

取り上げていたようです。

    テレビでは映像も流されていたと聞いています。

      私は見てませんが、かなり衝撃的映像が流れたようです。

    被害の様子などはほぼ報道されている通りです。

    それをなぞってもしようがないので、ここでは報道されていない

    面からこの問題を見てみましょう。

Beijing2 まず、この日22日の北京の降雨量が最近

 流行り言葉になりつつあるかのような、

 「想定外」の量だったということがあります。

 北京は雨が少ない都市なんですね。普段

    北京が心配しているのは渇水のほうですね。ですので大雨

    などは余り念頭になくって、それを考える必要?がないくらい

    この街は水不足に苦しんでいた経験があるものの、それが

    こんなに、コレでもかぁ~~と言うほど雨が降るなんて、

    なかなか丁度良くは雨も降ってくれないんですね。

Beijing3 皆さんが北京をイメージされるときに

 思い浮かべるあの自転車の洪水のような

車列ですね、実はあれはもう見られないんです

実際には。でも、あれで分かるのは北京とりわけ

    あの都市の真ん中あたりは真平らな、自転車に最適?の街でして

    坂がない。勾配がない。こういう場所で排水が上手く行かず一度

    水が逆流しちゃうともう水は行き場がない。溜まるだけです。

      また、道路もかなりいじってまして、急激に変わった自動車社会

    に対応するためにかなり無理して広い道路を確保してます。

      高速道路も縦横に走らせてますが、高速道路が必ずしも高架

    を走るとは限らず、時に道路を掘り込んで下を走る何てことは実際

    よくあるはなしですし、東京でもどこでも見られることです。

      此処に水が押し寄せた。その結果のあれだということでして、

    報道では多分雨の凄さが強調されてると思いますが、たまたま

    そんな大雨ではありましたが、それほどでなくとも雨というか

    治水のなってない水に弱い都市なのです。

      日本の排水は、その大都市や日本の都市のありようをご覧に

    なるとお判りでしょうが、概ねその海に近いか、大きな川に寄って立つ

    のが都市のありようです。つまり、日本では排水はイコール海へ出して

    やれればいいわけです。

      更に周囲を山に囲まれている街が多いので、治水・排水は第一

    の問題でして、この点では比較の問題ですが、水には強い?ですが

    火には弱いというやつです。

      北京はこれが叶いません。河も大都市としては街中に持っていない

    かなり変則的な都市でして、ご存知故宮の周辺には中南海とか后海

    とか大そうな名前の付いた人工湖がありますが、これは治水のでは

    なく、どちらかと言えば風水の為の水でして、排水機能に役立ち

    ません。

      ですから、私が言いたいのは今回の北京の大雨確かにその

    記録的で60数年ぶりの大雨なんでしょう、ですが、これほどの大雨

    でなくとも、北京は雨に脆い都市で、雨量が少なければ被害も少ない

    でしょうが、根本的にこの都市は治水がなっていないということです。

      多分そのことは政府関係者や専門家はとっくに知っていること

    でしょうからこのこと自体には驚いてはいないのでしょうが、

      もう一つの側面ですね、

    こうした災害が一度発生すると、これまではとは違った現代社会

Beijing4_2なるが故の二次的問題。これは雨が上がったあとの

北京西駅の様子ですが、直ぐにこんな人の数が

足止めをくらって動けなくなるわけです。

  この整理がまた大変です。こんなところで又

    違った問題が発生しその事で火がついて、あるいはデマなどで

    一斉にこれだけの人が動くと大変ですね。

      もう一つはクルマの問題。世界中の都市の宿命ですが、

    何かひとたびことが起きるとクルマで避難しようとする、クルマで

    向かう、この問題もあります。

       この日、早くに高速道路を通行止めにしちゃう手、はあった

    と思うんです。それをしなかった、或いはできなかった。

       これも検討課題でしょう。

       まぁ“治水”を急がなくては、その前に“治人”も必要ですが。
      












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