夏休みだー! 放暑假了ファン・スゥ・ジャー・ラ!ー勉強したくともできない子供たち
ず~と多分先月あたりからだと思いますが、あの学校の「いじめ」
問題にはホント心痛みますが、ちょっと、学校問題というか教育に
ついて、今日は考えてます。
夏休みに入りました。まだの学生もいるようですが、私も夏休みに。
やれやれ・・です。
放・ファン が入るの意味で、暑假・スゥ・ジャー が夏休みの意。
中国も同じです、夏休みはあります。
今日はそのお休みの方のお話ではなく、お勉強の方の話ですが、
先にお話ししましたように日本の学校も何かと問題が多いですが、
中国もまた大変です。
中国の方の問題は、学校そのものよりもどちらかというと、国の
教育システムというか、制度に問題があるように思えます。
学校側にだって、それに乗じて問題のある学校があるにはある。
ちょっと今中国の学校はお金を取りすぎでしょう。まぁ普通に
払える家庭は問題ないですが、社会はそうなってませんので、払えない
家庭、その家の子たちをどうするかが正に教育の根幹にかかるはず
でして、「社会主義」の看板を掲げているのですから、是非その教育の
機会の均等は第一の目標にしていただきたいものです。
現状そうなっていません。
能力の差はいいんです。機会を同じように与えることこそが、
国の教育機関の果たすべき役割だと思います。
小学校が、授業料を取るというのもどうかと思うんです。
国が面倒見なさいよ!と言いたい。子供は国宝でしょ。
この子たちが将来の中国を担っていくんでしょ。
本来義務教育ですので、「基本」無料となってます。
わざわざこの「基本」というのをつけることがそもそも
「基本」じゃないところがあることを認めちゃっている。
まぁいい、授業料はまぁまぁ数十元のもんだろう。
これだって貧しい農家にとっては負担だ。だが本当に
これだけで学校へ行けるならそれはそれで、違う手?でそこを
何とかすればいい。
ところが、現実は違うんですね。
小学校がですよ、授業料の他に私の言い方だと巻き上げている
お金が、以上に多い。多すぎ。
名目は各校で適当なことを言ってるらしいのですが、
教科書代(無料で配れよ!国が用意しなさいよ!!)
校舎建設費、修理代(それって生徒の負担になるの??)
電気代、水道代(おいおい、アパートじゃないんですから)
レクリエーション費(そんなレクリエーションやめちゃえば)
班会費、保険費、教育基金費(怪しい十分に怪しい!)
試験費(そっちが必要でやってるのに?)
そうかと思えば、大分前に書いたように、「貴族小学校」ってな
この名前の付け方だけでも、ちょっと酷いなと思える、飛びっきりの
おぼちゃん、お嬢ちゃんの小学校もあったりと、教育の世界でも
中国はその格差が酷い。
まだまだあるが書いてるだけちょっと虚しくなる。
果ては本当かどうか一部新聞で見た記事には、
かなり田舎の学校だったと記憶してるが、机や椅子の使用料を
取ってた小学校があったけど・・・これ犯罪でしょ。
おっと!今日書きたかったのはこんな中国の学校のお話では
なくてですね、夏休みに入り学生は学校から解放されて喜んでますが、
一方で、学校に行きたくとも行けない子がいるということも知って
貰いたいことが狙いです。
更には、学校という場所は何というか不思議な所でして、あれ程
勉強嫌いを造る場所はないわけです。それが証拠に学校を出て
みなさん勉強の楽しさをどっかで知ったりする訳でして、そっから
中国語を習いに来たりするわけですよ。
何が言いたいか。
教育というか、勉強というやつは、環境を整備し、快適な環境
を与えられればそれだけ効果があるか?というと、これが・・・。
子供が親?の引くリヤカーの
荷台に乗せられて、そこで宿題?
をやってるでしょ。
これですよね。
彼女には劣悪な勉強の環境
ですが、多分この子はそんなことを気にもしないで勉強して
ますよね。ここに勉強の本質があると思うんですね。
それって、ただただ環境を整えてやることが好いことなのか、
環境が整えさえすれば、彼女はもっと勉強するのか?
人間ここが上手く行かない。
彼女をこうまで勉強させるのは何か?
彼女の勉強の為に必要なものをわれわれは用意してあげれる
のかどうか、それを考えなくてはいけない。
夏休み。学校から解放されての喜びはわかります。
でもホラ、勉強したくとも出来ない。勉強したくてたまらない、
そんな人がいることも少しは思ってみて下さい。
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