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2012年6月29日 (金)

では、中国で日本のテレビドラマのナニが見られているのか

    昨日のお話は、私が中国で買い求めてきた中国はVCD方式と

  いいますが、DVDよりちょいと解析度が劣る画像での録画方式で、

  その代わりディスク一枚に入る容量が飛躍的に伸びます。そんな

  VCDの日本のテレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」を見終えての感想

  などを書きました。

    多分このドラマ、昨日もお話しましたようにとても長いドラマですので、

  中国のテレビ放送局で直接番組として放映されてはいないと思います。

    ですので、見ている人は多分少ないでしょうね。

    その意味ではちょっと残念ですね・・・・

     表題の、「中国で日本のテレビドラマのナニが見られているか」、

   ですが、結論を先に言うなら、日本のテレビドラマで見たいもの、

   見られているものは、変な言い方ですが ニホン を見たいわけです。

    私が中国ドラマに期待するのは、どれだけチュウゴクを切り取って

   ドラマと言うかたちで、それこそドラマチックに、目の前に本当の

   あったことのように展開してくれるか、を愉しみたい。

    今人気の韓国ドラマも同じだと思いますよ。そりゃぁやれイケメンだ、

   綺麗な女優さんだ、の売りはあるでしょうが、筋が本命です。

    で、結論は、ニホンニホン的なるものを、期待されてるわけです。

    それには、日本人の思考とか嗜好とかが上手く紹介されている

   という意味で、先の「渡る世間は鬼ばかり」が放映されていないのは

   残念、ということです・・・。話が一巡しました。

 

     先に進みますね。

    これまで、中国で物議を醸しだした日本のドラマが幾つかあります。

   アニメ作品を除きます。日本のアニメ作品は、その映像の美しさ、

   ストーリー展開の素晴らしさなどから、中国に限らず世界中で人気です。

     ドラマに限定すると、これまた私の知り得ている少ない範囲での

   情報ですが、古くはもう伝説と言ってもいい、NHK「おしん」。

     これは亜細亜各国に衝撃をもたらしたようです。

     次は、「東京ラブストーリー」ですかね。これは日本の若者の恋愛

   感覚が中国のその世代と、その上の世代に衝撃を与えました。

     日本でこんな女性の生き方もあるんだ、というやつです。

      「白い巨塔」は、大陸に限らず、同じような問題を各国抱えていて、

    多分大陸の人は第2作目の「白い巨塔」(役者がそれぞれ若くなってる)

    見ているはずですが、この作品の焼き直し?がそれぞれ、台湾でも

    韓国でも、大病院を舞台にしての葛藤を描いた作品が造られるくらい

    社会的な意味でも話題を呼んでました。

Photoそのあと、この「ロングバケーション」も

もまた、主演の木村拓哉の人気に負った

部分もあるのでしょうが、私が見た中国の

     いくつかの文章はそれよりは、その周囲の女性の生き方に共感

     または、カルチャーショックを受けての、人気だったように思えます。

      暫く、これと言った日本のドラマの話題を聞かなくなりました。

    「牡丹と薔薇」というテレビドラマを私は見ていないので、分からない

    のですが、中国の報道でかなり不評だったのは知っています。

      何かはっきりは分からないですが、このドラマ内容も何で中国で

    わざわざ買う?ほどの惹きつけるものがあったのかどうか、ちょっと

    中国の報道だけを信じるなら、中国中央テレビ局がわざわざこれを

    選んだ理由が分からない、くらいのできのドラマだったらしいです。

      まぁ当たり外れは、あってもいいんです。

      実はいま、中国も日本と同じでして、

    中国のテレビ局が流しているドラマの外国産のその殆どが

    韓国ドラマです。

      これは、もう有名ですから書くまでもありませんが、韓国政府の

    政策としての自国のドラマ売り込みに、アジア各国が乗っかっている

    かたちでして、日本でも朝から韓国ドラマが見れますし、時に同じ

    時間帯に別々の局が韓国ドラマを放送、なんてなことは珍しくなく

    なりました。

      日本のドラマの質の高いドラマを、他の国の人にも見て貰いたい、

    とりわけ、私などは中国の方にもっと見て貰いたい。

      そのことが、日本を理解していただくのにとても重要な役割を

     果たすし、近道だと考えております。

      ですが、問題は二つ

     一つは、その質の高い好いドラマがどうも出てこないらしい。

    そして、いま一つは、言われているように色々制度上に問題なども

    あるのでしょうが、どうも日本のドラマは買うには高いらしい。

       まずはこの二つの問題を解決しなくてはならない。

      私は殆どテレビの放映されている番組を直接見ている時間が

    少なく、多くはそのDVDなどで何かを見ているか、衛星放送で

    放送されたものの記録を後で見ているかが多いため、いま

    どんなテレビドラマが人気があるのかが全く分からない。

      それで、時に学生などに、いまこれは面白いという番組が

    あったら紹介してくれるように頼んでるのですが、若い人も

    この番組は必ず毎週欠かさず見たい、と思わせるような番組は

    どうやらないらしい。

     んん~、これは困った。

     海外での鑑賞に堪えうる番組、ドラマがそもそも無いんじゃ

   どうしょうもない。

     本当にないんですかね、あったら是非教えてください。

     長くなりました、明日もほんのちょっとこの続きを・・・。

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