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2012年6月 8日 (金)

中国人・名刺の肩書き

     ホームページ『茶館・隗』6月号の「わたしの見た中国」

  今月号は、中国の人の名刺の話題です、「名片ミィン・ピェン」

  となっております。どうぞ、『隗』ホームページもご覧ください。

    さて、昨日はその名刺そのもののお話でした。

   今日はその名刺に書かれている肩書きについてちょっと触れて

   見たいと思います。 

    ほぼ日本の方も中国の会社でのそれぞれの呼び名はお判り

   と思います。呼び名が違うものもあれば、同じものの。

     例えば、「経理」は社長のことだ、ぐらいは有名ですから大丈夫

   ご存知と思ってお話していますが、大丈夫?ですか。

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学校関係もほぼその呼び名が同じですので、そのまま

いけると思います。

  教師に「高級」とつくのは中国の制度として、教員に

    ランク付けあるということでして、お医者さんなんかもそうなんですが

    この手のは、まぁこれがついていたならワンランク上だよということ

    を言いたいのでしょうから、そのままとっていただいて、それに対応

    する日本の肩書きがありませんので、クラス別だと思って下さい。

    「特級」というのもあるのですね、多分「高級」が上だと思うんですが、

    明確な基準が分かっておりません。

      私の経験で、この肩書きで困るのは、中国の政府機関の人たち。

    更に、日本語に訳しづらいのは

      まずは、「主任」。これが困る。何故ならややこしいことに日本に

    だってこの肩書きはあるわけでして、ちょいと油断するとその日本の

    主任さんと中国の方の名刺にある「主任」さんを同クラスと見てしまい

    がちですが、これがどうして全く違うものです。

      相手方の中国の機関(単位ダン・ウェイ)」の大きさと言うか規模

    にもよりますが、中国の「主任」さんの持っている権限と社会的地位は

    日本のそれよりも大体は相当高いところにあります。

      中国の「主任」さんは、ある部署の責任者意味合いですので、

    時に日本のそうですね、部長クラスのひとがいます。

 

       もう一つ訳しづらいというか、なかなか伝わらない、伝えにくい、

    「副」があります。中国は部署が大きいと必ず「副××」の人がおられ

    ますが、「副」だからといってあなどってはいけません。

      それも「副」の付く人が何人もいたりします。

     日本にもこの「副」の人はいて意味するところはまぁそんなには

    変わらないのですが、権限や地位と言った面では、日本の「正」と

    いうか、何もつかない「×長」がいて、それに対する「副×長」です

    から、下だと思いがちですが、中国のこの「正」と「副」のところの

    差は極めて近いです。これは感覚的なものですので、訳すのは

    ちょっと訳しづらく、そのまま「副×長」ですと、ご本人も名乗り、

    名詞の肩書きにもそう書いてはございますが、こちらもあなどり

    難いものがあります。

      で、この二つが合わさったりして、

      「副主任」などという肩書きですが、日本ですと序列がぐんと

    下がりそうなものですが、中国ではそうではない、ということに

    ご注意ください。

      経済界では、会社の中の、組織図との関係もあったり、

    以前ですと、中国側の方の名刺の作り方にも乱雑なところもあったり

    で、その経営権の問題や、代表の意味するところ、役員会での発言権

    などなど細かなところで違う役職名も、結構大雑把に使っていたり

    しましたが、こちらは大分落ち着いてきましたので、そろそろ日本の

    それらに対応する名が、名刺の肩書として掲げられるようになる

    でしょう。

      日本でもそうでしたが、以前のように、これでもかぁ~と、

     小さな字で肩書きが溢れんばかりに刷り込まれている名刺は激減。

     沢山の役職についておられる方も、そのうちのご自分を代表される

     一つ二つの肩書きを刷り込むようにはなってきました。

     名詞にも時代は反映されるわけです。

       名詞というやつは面白いもので、

      実はそれより更に偉くなっちゃうと、

      肩書きがないのであります。

      お名前だけ。住所もご自宅なんかは知らせませんから、機関の

      住所と代表の電話番号だけ、

      やたらに空白の多い名刺。

       実はこの上がありまして、

      名詞いらず。ご自分の存在そのものが名刺です。

      知らぬ人がいないその人は名刺をお持ちになっていない。

      つまり、人から名刺を貰うばっかりの人。これが究極かな。

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