中国人とお弁当 の考察
5月5日に、ホームページ 隗かい 「わたしの見た中国」
5月号を更新いたしました。そちらのテーマが、「中国人とお弁当」
中国語では「盒飯フゥ・ファン」と言います。
そちらをご覧いただければ、基本的に、なにゆえに中国では
お弁当が発達せずに、如何にして日本のお弁当はこうも芸術的
と言われるまでに発展をし、いまなお、コンビニの売り上げのその
その力の入れようも変わって来ようというものです。
それだけ、お勤めの人にとって、お昼は「お弁当」
の人が多いということですね。
その基本は書きました。では、書ききれなかったその他の
要因もいくつかありますので、以下。
中国では、「お弁当」を持つというか、「お弁当」の心配が要らな
かった、と言ってもいいでしょうか。
まずここにその大きな要因があります。
更には、お気づきでしょうが、日本はその主食が概ねみなさん
お米。そしてこのお米が、お米自体が美味しい。それだけでもう
“食”が進んじゃうくらい、芸術的食品なわけです。日本人のあの
細かさと拘りをもって、毎日食べるものだからこそもっともっとの
高みを目指し、その結果が、お米だけでも美味しく感じられる程
の品質となった。
「日の丸弁当」が成り立つ?この亜流が、塩だけの
おにぎりや、ノリを巻いただけのおにぎり。
これらは、“米”の美味しさに助けられて成立します。
これが成立するならば「お弁当」作りはかなり楽。方策をいろいろ
講じることができます。・・・で、発達。
日本のあらゆる文化は、日本がそうあるように非常に季節感を
大切にしますし、そうすることが生活の一部でした(曾ては、これから
は分かりませんが、それでも中国と比べるならまだまだ季節感を
持っているといえるでしょう、それは風土が培ったものです)。
食べることに関しても常に季節を意識、季節と共になければ
なりません。季節は彩も添えてくれます。
中国ネットで暫く、日本の幕の内弁当が写真入りで紹介され
また、旅先の車内で買ったその芸術的ともいえる「お弁当」が話題
になっていましたが、あのお弁当の中に一つの世界を創り上げる
ことができるのが、日本の「お弁当」だということです。
バリエーションが保てます。「お弁当」を毎日持つならこれは
大切な要素です。だから、ますます発達。
それができるなら、そこに遊び心を入れることもできるはずで
これをアンパンマン模様にしたり、パンダ模様にしたりして
遊べるのを、「幕の内弁当」の次はこれだろうと思って、
中国で誰か紹介してくれないかなぁ~と待ってます。
これに日本人は「お弁当」に和食に限らず世界中の食材も
取り込んじゃったりて遊びます。
中国でも和食がちょっとした人気になってして、
今後この「お弁当」文化も入って行くでしょうが、
私が提起したのは、
「わたしの見た中国」で書いてますように、
一つは、冷たいものを食べない中国人の食習慣との兼ね合い
上に書いたように、お米がどれだけ美味しくなるかの問題、
お米を主食としていない相当数の中国の人へのアピール
お弁当のおかずの彩りの問題、
などなどが、中国の人のお弁当で解決されれば、
中国でコンビニを展開中の日本のコンビニも
中国でも「お弁当」が売れる日が来るかもしれませんね。
(現状、中国のそうしたコンビニの「お弁当」コーナーは一応
あるにはありますが、もう寂しい限りの品揃えです。)
乞うご期待。
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