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2012年5月 7日 (月)

中国人とお弁当 の考察

   5月5日に、ホームページ 隗かい 「わたしの見た中国」

  5月号を更新いたしました。そちらのテーマが、「中国人とお弁当」

  中国語では「盒飯フゥ・ファン」と言います。

   そちらをご覧いただければ、基本的に、なにゆえに中国では

  お弁当が発達せずに、如何にして日本のお弁当はこうも芸術的

  と言われるまでに発展をし、いまなお、コンビニの売り上げのその

Benntou4成否は「お弁当」にかかっているそうですから、自ずと

その力の入れようも変わって来ようというものです。

  それだけ、お勤めの人にとって、お昼は「お弁当」

   の人が多いということですね。

    その基本は書きました。では、書ききれなかったその他の

   要因もいくつかありますので、以下。

   中国では、「お弁当」を持つというか、「お弁当」の心配が要らな

  かった、と言ってもいいでしょうか。

    まずここにその大きな要因があります。

    更には、お気づきでしょうが、日本はその主食が概ねみなさん

   お米。そしてこのお米が、お米自体が美味しい。それだけでもう

   “食”が進んじゃうくらい、芸術的食品なわけです。日本人のあの

   細かさと拘りをもって、毎日食べるものだからこそもっともっとの

   高みを目指し、その結果が、お米だけでも美味しく感じられる程

   の品質となった。

 Benntou_1
 だからこそ、この梅干しだけがおかずの、有名な

 「日の丸弁当」が成り立つ?この亜流が、塩だけの

   おにぎりや、ノリを巻いただけのおにぎり。

     これらは、“米”の美味しさに助けられて成立します。

    これが成立するならば「お弁当」作りはかなり楽。方策をいろいろ

    講じることができます。・・・で、発達。

     日本のあらゆる文化は、日本がそうあるように非常に季節感を

   大切にしますし、そうすることが生活の一部でした(曾ては、これから

   は分かりませんが、それでも中国と比べるならまだまだ季節感を

   持っているといえるでしょう、それは風土が培ったものです)。

     食べることに関しても常に季節を意識、季節と共になければ

    なりません。季節は彩も添えてくれます。

Benntou2  そうして出来たのがこんな「お弁当」です。

 中国ネットで暫く、日本の幕の内弁当が写真入りで紹介され

    また、旅先の車内で買ったその芸術的ともいえる「お弁当」が話題

    になっていましたが、あのお弁当の中に一つの世界を創り上げる

    ことができるのが、日本の「お弁当」だということです。

    バリエーションが保てます。「お弁当」を毎日持つならこれは

    大切な要素です。だから、ますます発達。

      それができるなら、そこに遊び心を入れることもできるはずで

Benntou3
 それがこうした子供用の「お弁当」です。

  これをアンパンマン模様にしたり、パンダ模様にしたりして

      遊べるのを、「幕の内弁当」の次はこれだろうと思って、

      中国で誰か紹介してくれないかなぁ~と待ってます。

      これに日本人は「お弁当」に和食に限らず世界中の食材も

     取り込んじゃったりて遊びます。

     中国でも和食がちょっとした人気になってして、

     今後この「お弁当」文化も入って行くでしょうが、

     私が提起したのは、

     「わたしの見た中国」で書いてますように、

     一つは、冷たいものを食べない中国人の食習慣との兼ね合い

     上に書いたように、お米がどれだけ美味しくなるかの問題、

     お米を主食としていない相当数の中国の人へのアピール

     お弁当のおかずの彩りの問題、

      などなどが、中国の人のお弁当で解決されれば、

     中国でコンビニを展開中の日本のコンビニも

     中国でも「お弁当」が売れる日が来るかもしれませんね。

    (現状、中国のそうしたコンビニの「お弁当」コーナーは一応

     あるにはありますが、もう寂しい限りの品揃えです。)

      乞うご期待。








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