上海日本人学校に 高等部新設
教育関係つながりで、もう一つ最近目にした話題。
上海日本人学校に「高等部」が解説された
との話題。
海外の日本人学校で「高等部」を持つ学校
がここに初めて出現した。
このことはそれだけ上海で生活する日本人が増えていること、
そうした人たちが子息を伴って海外へ赴任していること、
の証明となる。
上海日本人学校「高等部」は今年4月開講。第一期生は55人。
上海日本人学校の生徒数は小・中学校あわせて約2500人
とありますから、半分・半分の計算にしても、三対一の計算に
しても、小学校・中学校ともに抱えている生徒数はマンモス校と
いえるでしょう。
日本の小中学校はどこも生徒数の減少に喘いでいますが。
生徒数からしても最大の日本人
学校となり、今後も増え続けるで
あろう上海の在留邦人の数から
して「高等部」新設は更にそれに
弾みをつけることになると思う。
上海はよく話題になりますが、実は同じように中国にある
日本人学校(私の記憶では10校くらい、日本企業が乗り出す
北京・香港・広州・深圳・大連・天津・青島・などにある)はすべて
増加傾向にある。
ただ、この「高等部」新設のニュースが、そうした他の日本人
学校の生徒数増加の問題と違っているのは、お気づきだと思い
ますが、小・中までは義務教育ですので日本政府としての当然
の管理監督下というか、規程もある代わりに補助もあるでしょう。
「高等教育」はそこから外れますので、日本の私立高校の位置
づけとなるようです。
かつては、中国の人たちが海を渡り日本へやってきて、
中華学校を創ったが、今は日本人が大挙して海を渡り、
日本人学校を創り自分たちの子弟の教育の場を確保している。
中華学校は今日本に何校あるのでしょう。多分片方の手の指
で足りていると思います。
とすると、時代を経ていつの間にか、日中の双方の位置が
入れ替わり、かつは華僑の人たちが、いまは日僑の時代と
なったと言えるだろうか。
華僑と日僑の決定的に違いは、
華僑はその国に住みつき、
日僑は一定期間その国で暮らすと戻ってくる点にある。
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