「五体投地」はご存知ですか?-わたしの見た中国・4月号
今月号、茶館『隗かい』ホームページの「わたしの見た中国」は、
です。いつものように上をクリック致しますと、『隗かい』ホームページ
に飛びますのでどうぞそちらをご覧下さい。
それで、世の中には映像では見て知っているが、これまで本物を
見たことはない、というのは、あまたあるわけです。
とりわけこうした情報化社会ともなってみれば、毎日のように目に
している映像や写真は相当のものでして、それを見て、さも自分でも
見たような気になって勘違いしてますが、実際は見てもいませんし、
その映像が正しいかどうかも検証できていません。
できれば、この目で見てみたい、とも思いますが、世の中全ての事を
自分の眼で実際に見る、というのはそれは不可能です。
でもまぁ、実際に見なくともこの程度のことであれば、画で見てこんな
ものか、と。或いは、画を見る前に自分で想像していたその頭の中の
画像が、後で写真や動画で見て、矢張りそうか、と納得したりします。
何のお話かというと、「五体投地」の話です。
恐らくテレビですね。某N放送局のドキュメンタリー番組。
「兼高かおる世界の旅」というこれはもう涙が出るくらい
懐かしい旅番組を毎週愉しみに見てましたが、あれでも見ました。
その時は、本当のこんな人たちがいるのかな、と思って見てました。
後年、チベット宗教のことなども知り、いるんだろうな、とは思って
ました。それが中国旅行の際に実際に目にしたのは相当後に
なってからです。
その時は暫し、あっけにとられてその芋虫のように進む、
老人をジット見てしまいました。余りジロジロ見るのは失礼とは
思っても目が釘付け状態でしたね。
私自身はそうして、実際に目にすることが出来たのですが、
なかなかそうそうお目にかかれるものではありませんので、
本物を?見たい! と言われても突然では困るものです。
そんな旅行中のお話を書きました。
私の文章に、宗教上の難しい問題や、民族間の問題などは
期待しないで下さい。単に、その「本物を見たい!」という要望に
応えたく、案内した先での失敗談です。
それとは別にこうは言えるというお話を一つ。
コレに限らずですが、何でも本物を見るとそれはもう
何と言いますか、違いますね。映像は嘘ではないの
ですが、映像はあくまでも映像でして、本物のその本当のところは
伝え切れてない、というのが私の感想です。
そして私がここから学んだのは、何でも本物を見ておくもんだ、
という、骨董屋さんのような結論ですが、そうは言っても、これで
本物を見に行く、というのはこれでなかなか大変ですからね。
中国も映像で毎日のように紹介されてますが、あれらはどうも
本物とはまた違うんです。是非みなさん、ご自身で行ってご覧に
なってみてください。
特に違うんですよ、中国は、映像と本物が。本物が良いか
どうかはまた別の問題なんですが・・・。
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