濃霧による高速道路事故 - 中国
昨日のニュースですが、
濃霧の為、高速道路で
いわゆる玉突き事故が発生。
死者12名と言いますから
大きな事故です。
けが人も相当出ているようです。
先日発行の、『隗報』90号で、私が取り上げたというか、
私の文は、 「下大霧了!シャァ・ダー・ウー・ラ」 霧だ!!
という題名で書いたばかりでしたので、ちょっと今回の事故に
目が行きました。
私個人の経験でもそうですが、中国の霧は突然本当に
濃霧というか、言い尽くされた言い方ですと、
「一寸先が見えない・・」というやつですが、それくらいの
濃い霧があっという間に立ち込める、そんな経験を私は
主に旅行中ですが、経験しています。
旅行中ということは、一か所じゃなく各地でそうした経験と
いうか濃霧に遭遇している、ということになります。
それで、その文章の中でも触れておりますが、濃霧の発生
しそうな場所の私のイメージは海岸線なんですが、どうも必ず
しもそうではなく、内陸のですね、な~んにも無いような見渡す
限りの平野でも中国では、あるということに不思議な感じをずっと
もってまして、霧降る街というと何処かこうちょっとロマンチックな
感じですが、それが朝とか昼間にも発生しますので、かなり
生活に影響があるのでは・・・と思ってました。
それが、今回だけではないですが、こうしたクルマ社会にもなって
くると、こうした高速道路の事故を誘発。中国は霧対策が必要です。
霧を降らせなくする、ということではなく、霧予報がもっとしっかり
できるシステムと、それを受けて例えば道路管理の部門での霧対策を
急がなくてはいけないと思います。
自然はいつも我々の予測を超えて、その目の前に立ちふさがり
ます。
それにどう対処するかはこちら側の知恵です。
自然のそうした動きを止めることはできないわけですから、
そうした現象とどう沿って暮らしていくかは、ずっと人類の歴史
そのものでもあります。
近代文明は自然をあたかも乗り越えるかのような錯覚を
持ち始めていますが、それは錯覚でしかありません。
いまそうした自然との距離感を人類が失いつつあるのでは
と、今回の高速道路事故のニュースを見たり、日本の原発問題
の処理を見ていると感じさせられます。
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