昨年、札幌の中国人観光客、7割減少
何かと最近、札幌へ行く機会が多い。函館→札幌は距離にして、
300キロあまり。この距離、私に言わせれば何とも半端な距離で、
片道単純に4~5時間として、往復で半日がとられる。
日帰りも可能だが、それはちょっと回数が多くなると勘弁して欲しい。
北海道は広い。札幌への用の多くは会議だが、北海道全体の会議
はその地理的条件から中央札幌が殆ど。致し方ない。
でも、これが例えば九州で言うと、全ての県の合同の会議を設定して
るようなもので、県だとせいぜいが100数十キロの移動で住むはず。
それはさておき、
その札幌へ行く度に感じていたのは、泊まる宿を決めていないし、
時に指定されていたりで、一定していないのだが、それを割り引いても
以前ほど中国人観光客とすれ違うことが少なくなった。
中国語が聞こえてこない。
これは札幌に限ったことではないであろうし、札幌がこうだと
いうことは道内観光はおしなべてそうだということでもある。
記憶では札幌市の発表だったと思うが、確か市が調査を初めて
以来の700万人(全ての来札者)を割り込んだという。
この数字を見て、札幌という町は、自身の人口(200万)の
3倍強もの人が観光か何かで訪れていることを知った。
この中には、国内からのお客様がどれくらいなのでしょう、8割
としましょうか(全くのあてずっぽうです)あとの2割が、国外から。
そのうち、この辺から数字はもう分かりませんが、恐らく台湾から
のお客さんが一番多く、続いて韓国、中国大陸の順でしょう。この
順は間違っていないと思います。
それで、ここでの話題は中国大陸からのお客様の落ち込みですが、
表題のように7割減だという。
北海道が直接の原発事故の影響下にないことは、もう大分大陸
の方にも情報として伝わっているのですが、何せ旅行というやつは、
気分の問題でもありますし、何処へ行くか?はタイミングでもあります。
←この映画「非誠勿擾」フェイ・チェン・ウー・ラォ
で、北海道観光に火がついて、(2009年年末)
これから・・・北海道発の観光発展モデルを模索
し始めた時だけに、影響はより大きかったと言える
でしょう。
これはある意味不運でしたが、逆の発送もあって、あの映画
を見て、北海道へ行きたいな~と思っていた矢先の原発事故で
実現できなかったその人たちへ、夢の実現というかたちでの
働きかけは可能だということです。
では、中国人は旅行に出ていないかというと、そんなことは
ありませんね。前にもちょっと書きましたが、2011年、台湾を訪問
する大陸からの観光客は200万人を超えそうです。
将来は年間500万人程度になるだろうとの予測がされています。
これって凄いでしょ、200万人も凄いです。ほぼ札幌の人口まるごと
の人が、大陸からのお客様で占められる。
ゴールデンウィークも迫ってますが、誰もが旅行へは行きたいと
願い、行ける人たちは何処かへは出かけているのでして、その
行き先の選択肢の一つに先ずは北海道が入ってるといいのですが。
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