旅のまとめ、何を見、何を感じてきたか。
ありがとうございました、長い間、個人的な旅の話に
お付き合いいただき。
それで、この旅は、2011年12月24日に日本を
出て、年を跨いで、2012年1月8日に函館に戻っています。
利用した飛行機便は、函館→韓国・仁川→上海の大韓航空機。
中国国内は、上海→安徽省→江西省→安徽省→浙江省→上海と
いったような経路を辿っております。
それで、この間私の旅話に長くお付き合いいただいた方にはもう
お判りでしょうが、私の旅はそもそもが名所旧跡を尋ねてはおりますが
のことです。風光明媚なそこにしかない風景も一度
心を揺さぶりますが、でもいつまでも印象に残り
時折それが想い起こされるのは、中国のどこかの
町でお会いした人たちのことです。
それは、この旅に限らず毎回そうした感じを強くもっています。
言葉が出来るので多少はその点で皆さんの旅と違っているかも
知れませんが、それでもお店に来るお客様と中国旅行のお話をして
いても、ツアーで行かれたお客さにも、そうした景色の印象よりも、
ガイドさんであったり、売り子さんであったり、触れ合う人に関する
話題が多いことからも、程度の差こそあれ同じことだと思います。
振り返って、例えば中国から日本へ観光でいらっしゃっている人
が増えていますが、日本の風景、日本の食べ物、日本の街、の他に
同じようにこうしたその旅で触れ合った日本人の印象を強く残して
お帰りになることがあるのかどうか、が知りたい気もします。
一言で言うなら「中国が小さくなった」ということです。
これまでだと大きいと思っていた中国がこう
グ~っと縮まってしまった感じです。
私の頭の中の中国はまだ古くて、大きな大きな中国です、何処へ行くにも
その大きさ故に大変だと思ってましたが、それがいつの間にか小さくなった。
来るたびに中国は小さくなっている。
こうして私の頭の中の中国地図は書き換えをしなくてはいけないほど、
どんどん小さくなっている。
だが、旅から戻ってこの間のニュースなどを目にしていても、その中国は
世界の中では発言力とか影響力でその占める割合を大きくしている。
片方で小さくなり始めた中国が、その一方では多くなり始め、
その両方が同じ国だという点で私を惑わせている。
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