西塘→嘉善→嘉興北站→嘉興西站→新汽車站→烏鎮
今日はここを切り上げて、移動するが、
これまた、当初の予定にはない場所へ。
目指すは、烏鎮ウー・ヂェン。
浙江省です。ですので、地理的にはまた少し戻ることになります。
ある意味この歩き方は無駄です。旅に無駄、というものがあるとすれば。
何故なら一回この近くをかすめて通り過ぎてますから、本来ならこちら
を先に見て、西塘に入るというのが常道?でしょう。もっともそんな
コースを辿る旅の人だってそうはおらんでしょう。
ましてや、今回のように一旦通り越してから戻るのはグチャグチャの
曲線を描いているようなコースです。
自分なりに計算したところ、5時間。ロスタイムを入れて
6時間もあれば十分。距離は実はそうないのです。
まっすぐ行くバスがないので、乗換に継ぐ乗換の繰り返し
と、その乗換場所も乗り換えるべき交通路線もこの時点
では、分かっていない。それでも楽観的なのは、たんなる旅ですから。
遊べればいいのです。
していて好いことになります。
烏鎮行が何故急に決まったかと言うと、
この西塘に来て気づいたのは、この時期、
冬の観光オフシーズンであること。
冬の水辺の観光地は、夏は涼しくていいだろうが敬遠されること。
間もなく「春節」なので、いまはみなその為の移動にそなえている。
ということは、普段人が一杯のようなところものんびり見れる、
ということですよね。
もう一つ、烏鎮は、実はあれは作られた街で、古代烏鎮に
似せて政府が広大な土地と予算で、その当時を再現した観光の為の
人工の街だ、というのを何かで読んでですね、そんなら別に見なくとも
いいわい、とず~と誤解してました。
確かにその様に作られた街があるらしいのですが、それとは
はそちらで現存している、という情報を昨日の宿の
コンピュータ検索で知った。
さらには、茅盾マォ・ドゥン(作家)の記念館もある
と書いてるし、東柵と西柵とに分かれていて、それぞれが観光できる
情報を得ました。ありがたいなぁ、コンピューターは。
西塘を離れます。
西塘汽車站にやってきました。
何か人が多いんですけど・・・。
何曜日なんだ?旅にでるとこの感覚が抜け落ちてしまいます。
駅に近づくとまたもや何処ともなく、客引きお兄ちゃんが出現。
「どこへいくんだ?」というから、とりあえず隣街まで出るので、
「嘉善!」とターミナル駅名をまるで切符でも買うように言ったら
笑われた。そんな訳ないだろう、その荷物で、旅行で、嘉善は
観光地じじゃないし、そうじゃなくて次の目的地は、上海??
と聞いてくる。ちょっと時間もあったので、「いや反対だ、」と
言ったら、「何処だ?」攻撃にあい、「烏鎮!」と言ったら、
この人たちは仲間で情報交換していて、そっちはそっちの担当
があるらしく、「烏鎮?二人ね・・ちょっと待ってあと二人探して
来るから、あの車に乗っててよ」というその車は高級車。
「いやいゃ~いないならいいですよ、バスで行きますから・・」
の弱い断りでは聞き入れて貰えず、寒いし車の中で待ってろ・・と
いなくなっちゃった。ありぁ~・・確かに今日は少し寒くて、車の
中は高級車だけあって座り心地もよく、陽は射しているので、
ポカポカと暖か。恐らくこの車で行ったらかなり早く目的地に着く
だろうし、快適さは保障されてる。
保障されてないのは、あのお兄ちゃんが善い人かどうか、と、
道中の交通安全。
バスで行くべきか、これに乗って行くべきか暫し迷って、
結局はバス路線移動を選択。
バス停へ。何でこんなに混んでんの
というくらい普通のローカル線のバス
なのに、混んでいた。
まぁ中国はどこもそうですけどね。
嘉善までの途中で大きな交通事故あったらしく、
途中からはノロノロ運転。車窓からその事故で横転してる
トラックが見れた。ゆっくりだったので、写真を撮りたかった
のに何せ混んでいてカメラが取り出せずに撮影失敗。
嘉善に戻った。さらにもう一回り大きい町、嘉興への乗りつき。
私がバス路線とバスターミナルが分かっているのはここまで。
またまた未知の、ガイドブックもない、地図もない、
尋ね尋ねて歩く旅に突入・・・となった。
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