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2012年2月22日 (水)

袖触れ合うも多少の縁ー旅先で出会った人たち

P1030167 こうして毎日移動をし、旅を続けていると、毎日毎日

いろんな人とお会いしますね。それは会うといっていのか、

すれ違う程度のそんなお会いの仕方です。

  お名前も分かりませんし、名前をお聞きするような

   関係でもありませんが、でもその都度その街で何らかのことで私と言葉を

   交わしたり、あるいは、お世話いただいた多くの人のことが今こうして帰国

   して旅を振り返ると想いだされます。

     上海の地下鉄で、我々に乗り違いを諭してくれたあの青年。

     上海のホテルの少し日本語がお出来なるあの小姐。

     合肥のVCD販売店のあの店主。

     それはある意味、写真に収めた風景よりも強烈に、今なお私の心に

   残っていて、そうした出来事、そうした人たちが私の旅の印象を形作って

   いると言ってもいいでしょう。

      あの人たちは今日もあの街で暮らし、今頃は何をしてるだろうか、

   とふっとそんなことを考えます。

     ここ、西塘でもそんな人に会いました。

    西塘のバスターミナルに着いた私たちを迎えるのは、相変わらずの

    客引きの人たち。もうすでに夕刻でしたので、さすがに輪タクやら、

    白タクのお兄さんたちは店じまい?変わって忙しいのが今夜の宿を

    お世話しようという、斡旋おばさんたち。

 P1030177


 いまバスから降りてきた私たちはまごうことなき観光者、

 それもこの時間ともなればここへ泊まること必至。

 そんな二人を逃すはずもなく、幾人もの宿屋斡旋人が

群がる。毎度のことなんで、それら近づく人たちを無視。

     先ずはそのバス停前の混乱から離れない事には、煩いし、相手を

     していたのでは周りの景色すら見ていられず、この周辺の情報を

     取り逃すことにもなる。な~に数メートルも離れれば諦める人は

     諦める。後を追わなくなるので、その範囲まで先に話はせずに

     足を早める。大概これでもう諦める。

       それでもこの日は付いてくるおばさんが一人いた。

       早口でいかに安くて、場所がいいかを売りにし、一緒にその宿

    へ行って先に見てくれ、見て気に入らないならそれでいい・・の繰り返し。

    かなり歩いて彼女の持ち場から離れた。それでも来るので、もうすでに

    宿は決めてある、と言った。別に決めてはいないが、このおばさんの

    言うそれ以外の宿、といういみでは自分の中で決めていた。

     しつこいのは嫌いだし。彼女の斡旋物件は私らには合わない。

     ボロボロの何年前に印刷したのかも定かでない宿のパンフレット

    のようなものを振り回し写真を見ろ、という。見ても同じだ。

     大体彼女にもう少し我々を見る目があったなら、私らでなく違う客の

   方へ行ったはずだ。彼女には客を見る目がない。

     更に歩くと、行く手にホテルが見えてきた。外観はまあまあ。

     どこでも良かったが彼女を諦めさせる為に、ホテルに入ってフロントで

   部屋の話などをし、料金を尋ね、実際に部屋も見せてもらったが、この

   ホテルは全体に陰気くさいのに加えタバコ臭くもある。イカン!

     外へ出たらさすがおばさんは諦めて退却したようだ。

     このくらいのことはどの町でもある。毎度のことだ。

    こっからが違った。ホテルを出た私たちの後を今度はかなり年配の

   おばあちゃん、と言っていい様なお年の方が付け回す。

    これが、悪いがこのおばあさん、話す言葉が訛りがきつすぎて私には

   半分も何を言ってるのか聴き取れない。まくしたて、多分お宿の斡旋と

   思うのだが、すれ違う人が振り返るくらいの大きな声で休みなく話す。

   こちらを怒ってるかのように。多分宿だとおもうのだが、こちらに勧めて

   るんだと思う。少し足を速めてみる。無理だろうと思ったら、遅れながらも

   なお何か叫んでいる。ちょっとこれはあまりにお年寄りの気の毒ではないか

   と思い、珍しくキチンとお断りしようと思った。理をもってすれば納得して

   貰えるだろう。こちらが外国人だということを正直に話していい・・・。

     歩みを止め、おばあさんが来るのを待って、悪いが私にはあなたの

   言っていることがまるで聴き取れない、それにもし宿のお話ならこれ以上

   付いて来ても無駄だから、どうぞお引き取り願いたい、と言った。

     こちらの言ってる事は通じてるようだ。

     それを受けてのおばあさんの話は、私の普通話が分からないって・・・?

   ・・・のその後がまた分からず。聞き取れたのは自分が普通話(共通語)を

   話している・・・のに・・の部分だけ。明らかに怒ってる。何にそんなに??

    それが分からん。

    この話未だに正解がない。結局分からない。それからも大声で何やら

   私を非難しているかのようなそんな雰囲気のまま、残念がら私の話は

   理解して貰えたのかどうかそれも分からず、歩き始めると、最後の決め

   のような何か辞書には絶対載ってないような嘲りの言葉を浴びせられた

   ように思う。それも聴き取れてない。

     今でも気になる。何だったんだろう。

     初めての町、初めての場所、初めて会うお年寄りをあれほど怒らせた

   ものは・・・。

     今振り返って、これは私の推測ですが、考えているのは、

     バス停から私らの後をしつこく付け回したあのおばさん、

     あのおばさんとこのおばあさんは何か関係あるのでは・・

     母娘か?ありえる・・・

     でもそれがどうして・・・、やっぱり分からん。

   あのおばあさん、どうしてるかなぁ~。会いたくはないが・・・。


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