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2012年2月 8日 (水)

景徳鎮古窯瓷廠をブラブラ

Pc300066 元旦です。

  ホテル近くの「景徳鎮陶瓷館」をまずは覗く。

  元旦でお休みかと思うとこういうところは定休日が

 違う設定になってるのか、やってる。ありがたいなぁ。

    出がけにちょっと心配になったので、ホテルフロントの昨日のお姐さん

  を探したが今日はシフトが違うのか見当たらず、違うお嬢さんがいた。

    心配なのは、銀行(両替の必要が出るかも知れない。なんせ陶器の

  なにか高いものが気に入って買っちゃったりしたら、手持ちが不安・・)

   が連休とかにならないか、との心配。

   彼女は事もなげに、「やってるよ!」という。えぇ~今日も?と訊いたら

  「今日もよ、それが何か?」みたいな、沢尻ナントかみたいな子だった。

    ここは(陶瓷館)は、良いものも置いてるのだが、やはり飾りつけに

  難あり。スペースもちょっと足りないかな・・・。惜しい。

Pc300067 この近くの坂道には超高級陶磁器店が軒を

並べている。どの店も相当凝ったそれぞれの

店で陶芸家を抱えているのか、見たこともない

素晴らしいデザインの焼き物がウインドウに

  飾られていて、その都度立ち止まり覗くのだが、その都度連れに袖を

  引っ張られて、店に入るのを断念。とても買えるような値段ではありま

  せんし、持って帰れるようなのは少なく、大型の作品が主流でした。

Pc310072移動!移動!!今日のメインはこちら、市街地から

少し離れた「景徳鎮古窯瓷廠」。

  古代の作業場、古窯が見れるという。

   タクシーで移動。

    この町のタクシーは、他の都市より幾らかましかな、レベル。

   それでも日本の神風?タクシー運転手の数段上を行く運転です。

     それもさることながら、

    大概そうなんですが、タクシーの運転手さんは話し好き。

   何なんでしょうね・・・日本だって話し好き運転手さんがいないわけ

   ではありませんが、日本と中国だとその話し好き、無口口きかない

   の比率が完全に逆転してますよね、

     それはいいんですが・・・(本当はよくないんだが・・・)

   この日も乗ったタクシー運転手さん。40代前半かなぁ。

    景徳鎮でブラブラしていて、乗って指定したのが古窯瓷廠とくれば

   旅行者に決まっているし、そんなのがなくても我々二人は旅行者に

   しか見えない。

     この時点で既に、運転手さんにもよるのですが、悪巧みのタイプと

   旅行者への親切タイプに分かれる。

    これは、その中国の場合タクシー会社とか一応ありますけど、日本

   より個人営業的システムになってますので、まぁ会社の方針とかは

   多少、個人を縛ることはできるでしょが、結局タクシーのあの密室性

   から言っても個人の問題に帰結するとは思いますが、

     こうしたタクシーでのいざこざや、逆に親切にされたことは実は

   とてもその都市の印象に大きく影響すると思うんですね。今は中国も

   悪徳タクシーの監視センター見ないなのもできまして、そこへ電話する

   ようになっていて、それが抑制装置として機能はしてるのですが、

   何せあとを絶ちません、そうした悪い方の運転手さんも残念ながら

   多いんですよ。

Pc310073 この日もやられちゃいましたね。

 この運転手さん、私たちが目指す古窯跡は、

 ちょいとバス道路から中に入って更に公園を

 突き抜けて、窯跡ですから、山沿いのそう

   した場所ですので、奥まったところにあります。というか地図は

   乗る前に見てたので大体の位置は分かってたのですが、この

   運転手さん愛想は好いんです。話も適当に合わせたりして。

     それで、こっちもつい油断して・・・

    ある門のところがあって、道路から幾らも入ってないからその時

   それに気づけばよかったのですが、門をみてここかぁ~と安心した

   せいもあって、降ろされたところで降りました。

    ところがところが、この門からややその目指す古窯跡まであるん

   ですよ。そうかあの門は道路から入る際の目印的門で、実際は

   その奥の奥に目指す場所があることが、やや山道のようなところを

   この先に本当にあるのか・・・と不安になって歩きながら、気付いた。

     夏目漱石のような人は坂道を歩きながら人生の深淵に気づくが、

   私は坂道を歩きながら、騙されたことに気付いた。

    あの運転手さん結局ここまで我々を運んでくると、帰りまたカラの

   車でここを戻らなくてはならず、相当無駄というか、さっさとこの二人

   を降ろして街を流して新しい客をつかまえるべく、「到了ダォラ」

   着いたもんね、と言ったんだということに気付いたころにはもう相当

   歩いていて、ようやく見えてきましたよ、その目的の地が。

    ということで、我々の旅は歩くんですね、これが。

    毎日あるく、ブラブラ歩く。

   







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