中国の方の北海道のイメージー交流の中で②
日曜日(11日)の中国の方との交流の中で印象に残ったもうお一人
とのお話は、私が尋ね知りたかったのは、「北海道のイメージ」。
話の振り出しは私から、今回この団は札幌入りで、函館へいらっしゃた
のですが、「矢張り道東へも行きたかったですか?」とカマをかけたら、
喰らいついてきました。
私のこの「道東へも・・」の振りは、お分かりでしょうかあの映画「非誠勿擾」
(フェィ・チェン・ウー・ラォ、邦題「狙った恋の落とし方」)のことです。
気づかれて、「あの映画日本でも評判はいいですか?」と
聞いてきた。
日本でもあの映画が公開されていること、
でも日本では中国でのヒットほどではなかったこと、
マスコミの報道であの映画が中国で評判になっていることや、
その影響で中国からのお客さんが急増して位は北海道人なら
大概しっている、と言うようなことをお話した。
その上で、その方の北海道のイメージをお聞きした。
来る前と来てからの印象にそんなに差はないという。初めての訪日
なので日本の他の地域と比較は出来ないのですが、北海道の人は
とても親切で温かい人が多い、とのこちらに気遣っての評価があって。
その後ひとしきり、その映画のお話をし、今回北海道へ来るにあたって、
あのロケ地へ行きたいと思っていたこと、
道南と道東の景色はそう違わないと思うが、ロケ地へ行けたなら
友人にも自慢出来たのになぁ~と、残念そう。
全体としては、来る前の北海道の印象と、そうたがわないとおっしゃる。
来る前に思っていた、日本の住宅が一戸、一戸なのは同じだが、
もっと木造建築が多いと思っていた。木造の家すくないですね・・・
というが、彼女のイメージする日本家屋はちょっと古いようです。
窓の外の家を指し、「あの家もこの周辺の家も木造ですか?」と、
その彼女の指している住宅を見れば何のことはない、外壁材が今は、
木造らしくない殆どの家が建築資材のボードがはられてますので
どうやら、あれを木造ではない構造と見ているらしい。
あれは単に外壁材として火災に強いという観点からの近年の
もので、実はあれを剥がせば中身はもう同じ木材なんですよ、の
説明と、平屋が少なくなって2階建てが一般的で、近くには3階建て
のも見えているのは、土地が高いので平屋が贅沢となり、そうした
事情があるからだ、との私の説明がどれ位理解されているのか
判りませんが、一応北海道の建築様式の特異性、屋根に雪が
貯まらないにしてあるとも説明。
それを聞いた彼女が、「日本人は地震があったらすぐにトイレ
に駆け込むのが良いと言われているのは何故?」と言う。
その情報、何処で仕入れたのかちょっと興味がありますが、
これも日本の木造建築様式の特性から、トイレは狭いのでその
狭いところが柱で囲まれているので建物が崩壊してもトイレは
その強度の点で優位なのでそうなっていたんですが、最近は
そういう話は建築様式や耐震性の問題を割と考慮してる点と、
突然やってくる地震にトイレまでの移動も可能かどうかは判らない
ので近くの落下物から身体を守る工夫を強調されている話を
して、家具の転倒防止にはそれを防ぐ専門の部品?もあるん
でるよ、の話をしたらとても興味を持って聞いて貰えた。
中国でも北海道の食べ物が美味しいと言われていて、
確かに美味しいし、種類も豊富だというのは感じた。
あの映画「非誠勿擾」の中には余り地元の人が出てくるシーン
は無いのですが、今回北海道の人と接してとても親切にして頂いた
ことが印象に残る、と言ってくれた。
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