中国・甘粛省でまた小さな子ども達が犠牲に
気が重いので、この話題あまり触れたくはないのですが、昨日日本のマスコミ
などでも取り上げられました、中国・甘粛省での幼稚園児の交通事故の話です。
日本での扱いよりは、勿論中国ではこの事故大変な関心を呼んでいます。
何人かの方からどうなんですか?と尋ねられたので、どうもこうも事故は
起こってしまっているので、もう少し詳しくお知りになりたいとのことですので、
中国での報道に触れて少し書いておきます。
事故そのものは16日の朝発生したものです。その後中国では当然この話題
が大きく取り上げられています。
何せ、昨日の日本の報道では「園児ら20人が死亡」と報じられてましたが、
その後また一人亡くなっり、21名もの犠牲者となりました。
甘粛省は、西安の更に奥地、日本人が甘粛省といって直ぐ分かるのは、この
省の更に奥の位置にある、敦煌。敦煌莫高屈が有名。ここは甘粛省の省都・蘭州
からでも1000キロ以上離れています。多くの方は飛行機で直接入りますので、
甘粛省はシルクロードの途中にあるそんな位置です。
事故が起こった町は、省都よりも西安にちかいような位置の町です。
で、日本の報道にない部分をすこし補っておくと、
交通事故なんですが、日本の報道では「バス」となってますが、このコトバから
皆さんがイメージされるような「バス」とは事故にあった車は違います。
多分、園児を乗せて人を運んでいるので「バス」というコトバを使ってるので
この写真のように日本でいうワゴン車のようなものです。
その座席を全て取り払って空洞の乗り物に改造し、更に
この事故の時そんな車に65人も乗っていたというんですからギュウギュウ
詰めの状態で走っていたことになります。
の子どもを乗せてるのもありますし、私自身も座席を
改造して運んでいる車に乗り合わせたことはあります。
園児の送迎車にそれをずっと使っていたということだと
思います。
中国報道によれば、この幼稚園名前は“小博士幼ル園”と言いますが、
毎日送迎を必要とする園児は737人いるそうで、そんなに沢山いるんだ、
というのも驚きですが、この数の園児の送迎をたったの4台の車でやって
いたという。普通の?60人乗り位のバスでも大変だと思います。
更に中国報道によれば、この日は霧がでていて、視界が悪かったという。
まだ詳しい発表はないのですが、どうやら時速制限60キロのところを80キロ
ぐらいで走行してたらしい。
これだけの子どもを乗せて、このスピードで、走り対向車線にはみ出しての
事故だというと思われます。
このところ子どもが犠牲になる事故や、
高速道路での大きな事故などが続いている
今回の事故は、小さな子どもの靴が散乱している映像が何よりも胸を
締め付けられる。
当然今後改善策は考えられていくでしょうが、
それにしても傷ましい事故ですし、この状態が別にここに限ったものでは
ないというのも書き添えておきます。
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