中国・大学受験の様子 - 「隗報」第87号
「隗報」9月号、第87号が出ました。昨日、紹介したのはお一人目の書き手
櫻田さんの「中国の本屋さん」のお話でした。
今日は、お二人目 藤堂 光二さんの書いてくれた「中国大学入試傍観記」
です。こちらは、この題名で分かるように、中国での大学受験のシステム・様子を
実際に中国の留学している時に見た様子を書いていただいております。
先日ここのブログに、「高考ガォ・カォ(大学入試統一試験)」のことに書かせて
いただきましたが、それをご覧になって刺激され、ご自身が中国で見た受験の様子
を今回書いてくださいました。ありがとうございます。
「隗報」の文をお読みいただければお分かりいただけますが、
総じていえることは、どの国もそうですがこの受験というやつは
受験生のみの問題では済まされず、これは受験生を
抱えた家庭の問題であると同時らしく、中国もごたぶんに漏れず大変
です。何せまだまだ受験生の数が多いので、受験日当時ともなれば、
それはもう、今度は社会を巻き込んでの一大事となります。
一人っ子であると言う問題も大きく影を落としています。
それにマスコミなどが拍車をかけてさらに問題が大きく取り上げられ
そのことがまた話題になったりして、時折日本でも話題になるくらいです。
受験日当日ともなれば、おまわりさんも動員しても
大騒ぎとなり。一方で受験会場付近では大騒ぎどころか
物音を立てるのもはばかられ、道路にはその日だけ
特設の、付近での「警笛禁止」道路標識などが出現、
いつもとは異なる厳戒態勢となります。
今回彼の文で、気づいたのは、そういえば私も中国でかちあった
ことがありますが、受験合格後のお祝いパーティーですね、
日本でも身内などでは密かにやってはいるでしょうが、これが中国と
なれば、親戚・身内は勿論のこと、両親の職場の同僚やら、近所の人
まで拡張?していることを初めて知った。
どうりで、人数が多かったし、合格祝いとは気づかず、何らかのお祝い
であることは確かで、それにしは私がみたそのパーティー、
そうだと思うのですが、主役が誰なのか判りづらかったし、
何のお祝いなのかちょっとはっきりしなかったが、
誕生日は大体分かるし、結婚祝いはもっと分かる、ずっと何だろう
と疑問に思ってた。昇進いわいにしても変だったし。
時期から言って今思えばあのパーティーきっとこれだったんだな、
と気づかされました。
ということで、彼の文章は中国で実際にまた受験生の様子とその
周辺のさまざまな様子を書いてくださいました。
どうぞ、ご覧下さい。
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