紅頚巾 と 緑頚巾
紅頚巾ホン・リン・ジン、と言いますが、中国の小学生なんかが首にこう
紅いネッカチーフを捲いてる画をご覧になったことがおありかと思います。
あれです、紅頚巾。もともとは、というか今でもあれは「中国少年先鋒隊」
という何とも厳しい名前の、中国共産党の組織の中の子供版、党員?制度
のようなものなのですが、近年ではその意味よりも、優秀な子供の意味の
方が大きく、そういうとらえ方、見られ方をしています。
私なんかは、あの紅頚巾を見るとすぐに「三好学生サン・ハォ・シュェ・ション」
と結びつけて考えてしまいます。
こちらもまた、その昔、毛沢東が唱えたというから古い話なんですが、
三好サン・ハォ、つまりは三つの点で好い、優れている学生ということで、
その三好とは、・身体好(健康)・学習好(成績優秀)工作好(思想的に優れてる)
の三点、勉強が出来て、健康で、よく言うことを聞く、生徒のことです。
説明が長くなりましたが、とにかく皆さんもどこかの映像でご覧になった
ことがおありかと思いますが、この紅頚巾を捲いてる子供を。
それが、今度は「緑頚巾」(ちなみに、緑の発音はリュゥ、あとは同じ)の
子供が出現。これは、紅頚巾とは違い成績が劣る子に捲かせてるという。
何の必要があってこんなことをするのか分かりません。
案の定、中国でもこれは総すかん。
これを考えた老師(先生)に非難が。
当然ですよね。
紅頚巾の子にはありませんが、
緑頚巾の子には顔にボカシが
入っています。
もう何年も前になりますが、
日本でも、学校の鉄の門で遅刻を見張っていた、先生が、
時間と同時に思いっきりその鉄の門を閉めて、それに挟まった
生徒が亡くなるという傷ましい事故がありました、
それを今思い出しています。
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