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2011年9月 8日 (木)

大都市の歪み、学校に行けない子供たち

 大都市の建設はどの国もそうですが、とりわけ経済発展のその途上段階

においては、地方からの人出がその多くを担っています。

 中国はその国土が広いことは何度も申し上げておりますが、

 この地方の意味がとてつもなく広いです。距離的には日本で言うなら

 国外から来ている程の距離を移動してやってきます。

  それは安価な労働力と、所謂3Kと言われている、きつい、きたない、きけん

 を大都市に住む人々は地方からのそうした悪条件で尚その仕事を受ける人

 に任せるという経済格差の上に成り立っています。

  中国では民工ミィン・ゴンと、こうした人たちを呼んでいます。

  彼らの多くは、地方それも中国の相当奥地から大都市、北京・上海を目指して

 やってきて、多くは手に持てるほどの身の回りのものや布団を背負ってやってき、

 そのまま建築現場などにその職を見つけることができれば幸運な方で、その

 建築中のビルなどで雨露が凌げる、それだけのことでそこに住みつきそこで

 寝泊まりしています。

 

  つぎつぎと建築現場を渡り歩くうち、いつしか年月も長くなり、更には家族も

 やってきてこうした民工の人たちが固まって暮らす地域も出始めます。

   家族の中には子供もいますから、この小さな子供たちのうち、

 それまで暮らしていた農村では生活が苦しく学校も遠くにあってなかなか

 学校へ通わせることが大変なそんな生活を脱して、せっかく大都市に来て

 便利になっても、今度は都市での親の戸籍がない、などの問題からまた

 学校へ行けない、という問題が大都市のあちこちで見られます。

  こうした子供たちの数もそれなりに多くなると、それはもう無視できません

 のでこうした子供たちを対象にした無許可?の学校が出来はじめて、

 その学校?の数もその生徒数も無視できないくらいになりました。

   そこで、この問題解決の為に、戸籍に関するここのところの特例措置の

 ようなものを組んで当面の問題解決にあたろうとしておりますが、

 これまた当面する問題に対処するだけですから、根本的な問題解決

 にはなりませんが、それでもこの問題かなり急をつげておりますので、

 手は入れなければならないでしょう。

  急激な発展は様々なところにその歪みが現れますが、

 こうした無辜の子供たちの上にもその影を強く落としています。

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