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2011年9月30日 (金)

函館日中友好協会、10月の予定

  急激に秋めいてまいりました。明日からは10月、そろそろ紅葉の時期

  山々が赤や黄に彩られそうです。

  函館日中友好協会のみなさん、お変わりありませんか。

  

  協会10月の予定をお知らせいたします。

   正確には今日ですのでまだ9月ですが、9月30日

  札幌で中華人民共和国成立62周年、新総領事就任のレセプションが

  札幌パークホテルで開催されております。こちは事務局長の浜さんが

  出席をされております。

   お帰りになったら機会を見てその報告をみなさんに、何らかの形で

  できれば、と思っております。

 

   10月第一週に「はこだて日中だより」発送を予定しております。

   ただ今その印刷と、発送準備にかかっております。

   近くお手元に届きますので、どうぞご覧下さい。

   10月6日(木)「地球まつり」実行準備委員会が青年センターで

   開催されます。どなたかこの会議に出席可能な方どうぞご連絡下さい

   代わりに出席していただける方、お願い致します。

   会議は午後3時から青年センターで行われます。

   決議するようなことは何もないと思います。11月開催予定のその打ち合わせ

   の為の会議です。

   10月8・9日、札幌から古本日中友好協会理事が他の用事で来函されます。

   時間の調整中ですが、理事長を囲んでの簡単な茶話会のようなものを

   もちたいと考えております。こちらは別にご案内することになります。

    めったにない機会ですので、とりわけ最近協会にお入りになった新しい

   会員の方は、中央の情勢とか、協会全体のお話が伺える機会でもあります

   時間を繰り合わせてどうぞご参加下さい。

     もう一点は中止のお知らせです。

    昨年も来函された、中国・珠海の内藤先生率いる弓道の訪問団の来日が

   中止となりましたので、今年も歓迎会を予定しておりましたが、残念ながら

   取り止めとなりました。

     訪問団そのものがいらっしゃいませんので、特にその代わりの活動を

   予定しておりません。なにかご希望などございましたら、お知らせ下さい。

     中国語教室は、2クラス運営でそのまま続けております。

   中級クラスはテキストがこの8月から新しいものとなりました。

   初級クラスは漸く発音を抜け出し、NHKラジオテキスト5月号の入って

   おります。会員の方の見学可能ですが、必ず事前にご連絡をいただけ

   ますようお願い致します。

     10月10日の教室はお休みとなります。

     「隗報」9月号(第86号)は刷り上りました。

    お手元に配布までいま少しお時間を下さい。

    会員の方で中国旅行をされた方の中国の旅の印象を原稿にして

    是非投稿してください、お待ちしております。

     以上、10月の予定です。

     寒さを向かいますので、どうぞご自愛下さい。

Xiehui_tuann

   函館日中友好協会

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2011年9月29日 (木)

快到国慶節了、祝節日快楽!- 1週間のお休みに入ります

Gouqingjie21 10月1日国慶節グォ・チン・ジェを明後日に控え、

 明日一日お仕事に出れば、10月1日から7日まで

 の大型連休に中国は入ります。

  国慶節(建国記念日)です。

   1949年誕生の中華人民共和国は、今年62歳。

   国慶節おめでとうございます。

   本来であればこの大型連休を利用しての海外旅行組みがドット国外に

   出て、日本にもたくさんお出でいただける予定でしたが、今年はやはり

   何と言っても福島の影響があって、私の知人も去年からその心算で

   日本旅行を楽しみにしていたのですが、矢張り周囲の反対や本人も

   思うところあって日本旅行は中止となり、その代わり、シンガポールへ

   行くことにしたようです。きっと今頃は、初めての国外への旅なので

   仕事が手に付かずにいるのではないでしょうか。

   

    この時期、北京天安門広場の飾りつけも終わって、秋晴れのもと、

   国慶節をお祝いする国内旅行者で北京は賑わっている頃だろうと

   思います。「北京的秋天ベェィ・ジン・ダ・チュゥ・ティェン」は、不熱不冷

   旅行にいい季節です。

     今年はどんな祝賀の催しが予定されているのか分かりませんが、

   62歳の誕生日はどう迎えるのでしょう。

    この62年を綺麗に二等分して、前半の31年間1949~1980年と

   後半の31年、1981年~2011年のこの二つの区切りの違いがこれ程

   際立っている国も珍しいかも知れません。

     はて、このあと30年は中国はどう変わるのでしょう。楽しみです。

     中国のみなさん、国慶節おめでとうございます。

    どうぞ楽しい祝日をお過ごし下さい。

Koutqingjie1  値国慶節良辰到来之際、

   謹向各位表示衷心的祝賀、

       并祝願各位身体健康、

                            万事順意。

                             函館日中友好協会

               

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2011年9月28日 (水)

上海地下鉄事故、こう見るー 黯談

Ditie2_2  昨日午後現地時間3時近くに起こった上海地下鉄10号線での

 事故が。その事故そのものの様子は各マスコミが詳しく?報じて

 いるのでそうした事故内容のお話はここではしません。

  怪我をされた多くの方(271名)には本当のお気の毒で、治療に

    時間はかかるでしょうが、どうぞお大事に治療に専念されて下さい。

     今日私が見ている地方紙(北海道新聞)はこのニュース一面の扱い。

  それも大きく写真も載ってますし、社会面でも大きなスペースをとって報じられて

  おります。多分どの新聞社の報道も似たり寄ったりとは思いますが。

   曰く、上海 地下鉄追突271人負傷 信号、高速鉄道と同系統

   社会面では、 「高速」と同様の追突 上海地下鉄「世界一」もろく

            市民「また鉄道か」

    の大見出しが踊っております。

     と、この手の事故では必ず先ず報じられるのが、日本人が乗っていたか

   どうか、日本人に負傷者がいるかどうかですが、

    おられましたね、お二人だそうです。私の感じでは以外に少ない人数と

   思えますが、どうなんでしょう。時間帯もありますし、地下鉄は便利ですから

   ごくごく普通に私も旅している時は利用します。尤も幸い?なのは日本人の

   観光客は団体の方が多いので、専用バスでの移動が観光の方は多いで

   しょうから、地下鉄にそうそう観光客は乗ってない様です。豫園ユゥ・ユァンと

   老西門ラォ・シィ・メンの間での事故。豫園は上海観光には欠かせない場所。

   この二つの駅は距離が短いです。その事が何か関係しているかどうかまで

   は分かりませんが。

     ここからは全くの個人的な今回の事故を見ての感想です。

   それで、昨晩からの報道を見ていて思うのは、例えば全く同じ程度の事故

   が中国で無い別の国で起こったとして、この事故の報道の扱いはこれほどに

   なるだろうか、と言う点。

     何を言いたいかというと、どうもこと中国のこととなると報道が過熱?ぎみ

   そして、国の施策なり対応を叩きますが、その加減が何故か中国にだけより

   厳しいのは、普段の何かがあるからでしょうか。

    それとも単に近い国だからでしょうか。韓国で同じような事故が起こったなら

   矢張りトップニュースになるでしょうか。アメリカでの地下鉄事故ニュースは、

   トップニュースとなりえるかどうかですね。

     リビアで人が死んでいてもその扱いの小ささから見れば可笑しい。

     これはその扱いの問題です。扱いが手厚いことは何も悪いことではない

   ので別に構いませんが、その手厚い理由が、手厚いのではなく、手荒くなって

   はいまいか。

     この点が一つ。

     もう一点は、ちょうど先の「高速鉄道」事故冷めやらぬこの時期ともあって

   それとの関連をとやかく言われるのはしょうがないでしょう。事故原因を追究

   するのは無論ですし、対策を是非とっていただかなくてはなりません。

    この点は「高速鉄道」事故の時にすでに書きました。個人的には技術のせい

   もありましょうが、機械や設備の不備や不具合があるにしても、機械はお金

   さえ出せば明日にでも買えますが、それを扱う“人”の養成に是非力を注いで

   いただきたい、との先の考えと同じです。今“人”を育てなくてはなりません。

   それには時間がかかります。ですからそれに見合った機械も配置するか、

   人は多いんですから人海戦術とまでは言わなくとも多めの人員配置でそれ

   を補うという手はありますが、経済効率優先の社会に入ってこの辺が崩れ

   てますから、手薄にになっているところで、事故が起きます。

    事故は、避けられない事故(例えば、天災のような人力で防ぎきれない)

   避けるべき事故(手立てをしておきさえすれば避けることができるもの)

   有ってはならない事故(手立て以前の問題として瑕疵のあるようなもの)

   に分けるなら、今回の事故は少なくとも避けるべき事故で、その手立ては

   必要となります、そのこと自体は今一番中国が痛感しているでしょうから、

   今後その方法が示されるでしょう。

     今回の事故で私が注目したのは、地下鉄内の事故ですので恐らく、

   事故後車内は暗闇になっていると思います。

     中国テレビの映像を見ていても、地下の様子の映像は少ないのですが

   地下から最寄駅出口に救助されまたは自力で上がってこられる人の様子が

   映し出されていますが、事故後のショックもおありでしょうが、一様に落ち着いた

   というか中国にありがちな先を争っての様子は見られない点、

    上海消防団の適切な処置や、誘導、消防団の活躍などを見ていると、

   流石大都市上海はちょっと違ってきてるかな、と思わせるものがあります。

   けが人を救助しただけのことだから当たり前と見られがちですが、某上海

   消防団団長さんなどはもっと賞賛されてしかるべきと思いますけど・・・・。

N201127007545014e82624ab16391  またまた事故後数時間でこの路線に電車を走らせた

 こと(4時間後だったかな?)に批判が出てますが、

 これまた、ここに前にも書きましたようにまもなく上海

   も人口2000万人を抱えるような超大都市となりつつあります。

    こんな恐ろしいような人口を抱えてしまった都市の交通は一旦混乱すると

  また違ったパニックを惹き起こしますので難しい判断です。

   その視点をもっていただきたいと思います。

    といったところが私の眼にうつった今回の事故の印象です。

  みなさんはどうご覧になりましたか、「また中国か!」で済ませるのは簡単です。

   その「また」が何故「また」なのかを考えなくては。

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2011年9月27日 (火)

中国・手抜き工事 - 偸工

   こうしたものは続くものらしい。中国でちょっとして事故が続いている。

 原因はいずれも手抜き工事によるものと見られる。

    今回は道路建設に見られる手抜き工事。

   発覚?したもの、事故になったものでこんなでは、これから起きる事故?

 そのまま運良く?露呈はしないものの、実は・・・、というのも加えたのなら

 一体どれだけあるの・・・?と心配になる。

Goasugongru1 まずこちらは、今日の中国虎雅ヤフーが

伝えている、高速道路の隆起ですか、それとも

手前側の陥没なんでしょうか、高速道路ですよ。

   一般道でも怖いですが、高速道路ともなれば高速で車が走ってるん

  ですから・・・、当たり前か。

  それも貫通してというかこの高速道路使い始めてまだ8日目にしてこの

  有り様だというからちょっとね。

    工事やり直しと言ってますが、それはまぁ当然にしても、高速道路でいつ

  こうなったか分かりませんが、人身事故には至ってはいないようなので、

  その点が救いですが、駄目でしょこれは。

Tianjing こちらは中国、誰でも知っている天津での

陥没事故。また見事に車が地下へ落っこちて

ますが、見てる人もそんなふちに寄ったんでは

危ないじゃないですか。ぼんやり見てる時では

   ないでしょ。これをまたどうやってこの角度で写真に収めることができ

   たのか、ちょっと怪しい画なんですが、まぁ実際にあった事故なんでしょう、

   天津テン・ジンといえば大都会ですよ。大都会だからと言って事故は

   起こらないという保証はないし、却って多くなる傾向にはあるでしょうから

   別に天津だからどうのこうの、ということはなく中国全土でこんな工事

   が多く、困ったものです。

     経済成長は様々な工事を次々に発注して、次から次へと新たな

   道路を作っています。

     路は必要です。よく例えられるように人間の身体を走る血管と同じで、

  体の隅々に血を運ぶその大動脈も必要ですし、先の先まで運ぶ毛細血管

  にあたるそんな路が必要で、必死にいまそれを伸ばしています。

     そして、その事が急がれています。

     だからって、これは急いでいるせいばかりにも出来ないでしょう。

   安全性を無視しての儲けだけを考えるそうした企業が多い。

   法律だけでこれを抑えるのは無理です。

   企業の倫理感や、自制に負わなくてはならない部分も多く、

   これまた時間がかかります。

   このかかる時間と、建設を急いでいるそのスピードとの兼ね合いに

   いま中国がいるということです。

   

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2011年9月26日 (月)

中国住みよい都市・住んでみたい都市

  中国で住みよい町、住んでみたい町はどこですか?のご質問もよく受ける。

 質問のお相手が、中国人の場合は相手の故郷が何処かで多少異なる。

 大概中国の方は、自分の故郷が一番と思っているので、相手を立てなくては

 いけないので、かなり注意して慎重に答えることにしている。

   質問のお相手が日本人の場合、これは単に風光明媚な処は何処か、とか

 遊んで楽しい街は何処?のレベルの質問だろうから、観光して楽しい街を紹介

 すればそれで事足りる。

   問題は、というか本気で中国に住むとして、あんたはどの都市に住みたいですか、

  或いは、どの都市なら住んで総合的に判断して快適に暮らせますか?の

  中国のこともよくご存知の方からのご質問だが、わたしの答えはここ数年

  ずっと、「昆明クゥン・ミィン」という雲南省の街を挙げている。

   ではでは、中国の人たちは一体この辺はどうなのか?という話です。

   中国の雑誌「商務旅行」が今年発表した「世界で住みやすい都市」ランキング

  というのがあって、そのトップが四川省・成都チャン・ドゥでした。

   更に別の調査、「最も幸福感のある都市」というのがあるらしいのですが、

  こちらでも第2位に、「生活の質の高い都市トップテン」という名の調査もある

  らしいのですが、こちらでも第4位にランクイン。早い話が、成都はあらゆる面?

  で中国にあって魅力的で住みよくて生活に適した、そんな都市との評価です。

   成都がそんなに「幸福感」?を与えてくるれかどうかは感じとしてはありません

  が、独特の文化が(歴史的に見ても)あり、大都市ですので生活の利便性は

  確保できているのは分かります。

    ですが、わたしにとっては、住んで見たい街ランキングでなら、トップテン

  にも入ってこない街ですので、ある意味意外です。

   では、先の調査「2011年中国で最も幸福感のある都市ランキング」で成都

  が逃した1位の都市は何処かというと、杭州ハン・ズゥォでした。

Hanzho2  杭州は確かに美しい街です、西湖シィ・フゥもありますし。

 この調査は、満足感指数、生活の質の指数、エコ環境指数、

 社会文明指数、経済福祉指数といったなにやら厳しい項目が

  並べられていてそれで決められているらしい?です。

    どの街が住みよいかは実際に住んでいる暮らしている人たちと、単に

  旅行でその町に数日留まったくらいの人では雲泥の差があるのは承知で、

  それでも、何となくこの街いいんじゃぁない、の感じは誰にもあるでしょうし、

  個人差もありますから、このランキング自体にどれ程の意味合いがあるのか

  分かりません。

    個人の感じで好いんだと思います。わたしにとって良さそうな街が誰にでも

  そうかは限らないでしょうし。

     杭州が、街の規模なんかもあって、都市としての機能などもあるでしょう、

  ですが、わたしなら、杭州を挙げるならそのすぐお隣の、紹興シャォ・シン

Xiaoxing_2 の街の方が規模はずっと小さな町ですが、お気に入りです。

「幸福感のある都市」ランキングはその規定が難しいですね、

でも何かしらこうした基準というか、全体を見渡しての順位付け

   が欲しいのも分かるような気はします。

   さて、皆さんならどうしますか?

   自分が住んでみたい中国の街はありますか?

   それにしても、まだ中国のそんなにあちこちを見ていない・・・

   それもそうですね、先ずはご自身の目で、実際に見てみないことには・・・

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2011年9月24日 (土)

イケメン、医師が診察を、中国

  “イケメン”は何時ごろからのコトバですか?そんな古くはないと思うのですが、

 ここのところ、ほぼ定着しつつありますから、“二枚目”という超古典のコトバは

 もう必要なくなったのでしょうか?

   “カッコイイ!!”というコトバも途中にあったように思いますが、こちらは男女

  共用なのでしょうか?あまり聞かなくなってしまいました。

  “イケメン”はこの表記でいいのか“イケ面”と漢字混ぜで表記すべきなのかも

  迷ってますが、多分、“メン”は“メンズ”の意味と“面貌”の“メン”を兼ね備えて

  いるであろう、というのがわたしの勝手な思いもあって、この“イケメン”を採用

  しておりますが、“イケ面”もちょっと捨てがたい思いです。

    この中国語対応がまだコレは!!というのがありません。

  こちらもちょっと前からある、帅哥スァィ・グゥは、帥の字ですが、この一字

  で、カッコイイ~!!の意味があるのですが、後ろの歌の字の欠のない字

  はあれで兄の意味がありまして、ちょっと上のお兄ちゃんを指します。

    そんねカッコイ~お兄ちゃんのの意味で、これはあります。

    そのあと、酷クゥ、というのが出始めて、こちらは英語のクール、

  スタートでして、そんなクールなかっこよさが強調されてまして、日本で

  使われている“イケメン”の意味がまだ正確に取れてません。

     これからに期待しましょう。どんな訳がこのあと出てくるか楽しみです。

   若しなんでしたら、皆さんが考えたうまい訳があったら是非教えてください。

    で、前置きがちょいと長くなりました。

   “イケメン”はどの国にもいますし、近年“イケメン”の需要はますます

  高まりその需要に供給が追いついていない現状にあります。

    芸能界に“イケメン”が居るのは当然というか、ある意味その存在価値

  そのものがそこにありますので、これは話題になりません。

   でも、ごく普通の人?が普通の場所にあって“イケメン”だとこれは話題に

  にはなりますが、その話題の広がり具合が知れてますから、大概は地域

  限定情報になりがちでした。

     ところがそれが、近年違ってきたのはひとえにネットです。

    このコンピューター情報を通じてこれまでは地域限定化限られた発信力

  しか持ち得なかった情報が、あっという間に全世界が知れる、そんな時代と

  なりました。それで“イケメン”世界もこれまでとは違い、意外なところで意外

  な“イケメン”を探し当てて騒いでおります。

    中国も同じです。ケイタイですね、これであっと言う間に広がる情報に

   ちょっと困惑する部分もありますが、去年はある浮浪者というか路上

   生活者が無精ひげぼうぼう、頭髪は伸び放題、でも偶然?とられた

   写真がちょっと注意してみたらばこれが何と“イケメン”とうことで

   ネット上で話題にもなり、テレビ出演までしちゃったら、何十年だか

   音信不通だった親族とも連絡がとれちゃっりのお涙頂戴エピソード

   もからめて話題になってましたし、更に後日談としてこの人、髭を

   そり、頭もさっぱりしたらその“イケメン”具合があのぼうぼうの頃の

   ワイルドさがなくなってちょっと点数下がったりしてましたけど・・・・。

     今日、ご紹介するのはまた最近騒がれている、今度は医学界、

   といっても、まぁ早い話がお医者さんなんですがね。

     温州市というところの普通の勤務医らしいのです。

   お歳は、確か(スミマセン記憶では)22・3歳だったかな、若いよ、

   身長172センチ、もちろんまだ独身。

   彼を目当てに、彼に診察して貰いたいばっかりに仮病まで使って病院

   にくる女性患者が急増してるらしい、貴女も行って見ます?

   では、どんな人かじらさないで紹介しましょう。写真ですよ写真。

Yisheng1 ←こちらが噂の彼です。

 どうです?

 

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2011年9月23日 (金)

さっぽろ留学生日記ー「であい」北海道国際協力機関紙より

Deai 北海道の国際協力情報紙

「であい」 62号お贈りいただきありがとう

ございます。こちらの情報誌も発行のたびに

お贈りいただいております、いつもありがとう

ございます。

  この号では、中国からの留学生の滞在日記

が掲載されております、それを以下紹介いたします。

      さっぽろ留学生日記

    長春(吉林省)~西安(陜西省)~北海道

      馬  沢洲  マァ・ズゥ・ゾォゥ

    西安交通大学日本語科3年

    北海道大学交換留学生

  

      大連からの直行便で新千歳空港へ

   西安交通大学と北海道大学との交換留学で2010年10月に来道して

  日本語を勉強している。出身は東北部3省のひとつ、吉林省の長春だが、

  大学入学に際しては一番遠い所へ行こうと中国西部の西安にある大学を

  選んだ。在学中、北海道大学に留学できることがわかって応募した。

   「私の生まれ故郷は北海道に近いですから、必ずすぐ慣れると思いました」

  大勢の希望者の中から選ばれ、西安交通大学から北海道大学への初の

  留学生に決まった。

   「四季がはっきりしていて、冬は雪が多くて寒いです。長春市は北海道と

   似ています」という。

      「地理的に近いけど違うところも多いです」

    HIECCがこの10年積丹町と続けてきた小中学生と留学生、研修生との

  交流で昨年11月の10周年記念の訪問に参加した。訪れたのは美国小学校。

    「子供達と遊んだり、美味しいものを食べたりと楽しかったです。それと

  喜茂別町に行った時に体験したソバ打ちも面白かったです」と、日々の体験

   を重ねてきた。

   「北海道は空気が新鮮で住んでいて素晴らしいと感じています。」今は

  日本語も上手になって札幌での生活にも不便はないという。それでも最初に

  札幌での生活を始めた頃は、「北海道に来る前には日本語の文法や読み書き

  はたくさん習いましたが、会話はあまり上手ではありませんでした」と、話すのが

  一番難しかったそうです。

    同じアジアの国で、地理的にも近いが遠いも体験した。ひとつ例をあげると、

   日本の大学では学生が部活に力を入れる姿が珍しかった。「仲間がたくさん

   できてうらやましいです」。中国では余裕があれば部活のようなこともしますが

   日本に比べると少ないという。

     「まもなく帰国、西安交通大学4年生に」

   勉強のかたわら、「積丹町交流」、「喜茂別町交流」、「北海道消防学校での

   救急救命表示板のシュミレーション研修」、「カルチャーナイト」など当センター

   主催の交流事業にも積極的に参加し、各地の市民や子どもたちと交流してきた。

     日本の第一歩は新千歳空港だったが、勉強の合間の休みには東京や

   大阪にも足を運んで見聞を広めてきた。3月11日の東日本大震災の日は

   一時帰国のため東京にいた。あと一歩で大地震に遭遇していたと緊張の

    面持ちで語っていた。旅行から北海道に戻ってきて「北海道はいいな」と

   思ったそう。

     まもなく8月15日に帰国し、4年生として西安交通大学に戻る予定。

   将来は経済学を学びたいという希望を抱いている。

    --------------------以上

    この文からすると馬 君はすでに中国へ戻りこの9月から新学期に

  臨んでいることでしょう。

    このように、一つは、

   中国のどの大学から来ているかで留学生をそこの地域の人と勘違い

   する方が以外に多いですが、中国の大学生はとくに全国どこからも

   集まっていることが多いので在籍の大学が彼ら彼女らの故郷とは

   限りません。

     もう一つは、中国の学生の方で日本の学校を選ぶ場合、このように

   何か関係する留学制度に乗っての応募が大学生の場合多いので、

   逆にお住まいの日本側の地域にある大学と中国のどこの大学が姉妹校

   や友好校となっているかを何かの機会にお調べになっておかれると、

   その交流の様子が好く判ります。

     因みに、北海道としては、中国・遼寧省と友好関係にあります。

   北海道では、札幌市、夕張市、旭川市、苫小牧市、赤平市、石狩市、

   帯広市、函館市、室蘭市、千歳市・・・などが友好交流都市をお持ちです。

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2011年9月22日 (木)

高校生たちの 「わたしが見た中国」-国際文化フォーラム通信

  「わたしが見た中国」をそれぞれ個々人が自分の眼に写ったそのままの

 中国の姿を書くことで、全体から見えてくるものがある、と私も考えてずっと

 同じように「わたしの見た中国」と題して、『隗報』に、茶館「隗」のウェブ版に

 書き続けて参りました。

   昨日紹介しました、国際文化フォーラム通信第91号は特集で、

  「小さな発見 大きな学び」と題して、中国を訪問した高校生達のそれぞれの

  「わたしが見た中国」が紹介されております。高校生たちの見た中国です。

   すべてを紹介はできないのが残念ですが、今日はこの会、TJFさんの

  これらの高校生の発表を受けてのまとめの文を紹介したいと思し、この

  交流の意義を見てみたいと思います。

  「ふれあいから関わり合うプログラムへ」と題されて文です。

  ---「ガイドブックやインターネットで見たり読んだりしたものと、実際は全く

   違うものだった」「マスコミに流れる情報だけで、先入観をもってはいけない

  と痛感しました」

   感想文のことばから、訪中前にもっていた先入観が覆され、自分の眼で

  見た中国をしっかりと心に刻みこんでいることがわかります。

    サマーキャンプの参加を通して、さまざまな事象や人の行動を観察し、

  自分が知っていることと比較して、なぜ違いがあるのだろうか、あるいは

  どのような関連があるのだろうかを推測しています。さらに、自分が思って

  いたことと違う背景には何があるのか、もしかしたら価値観そのものが違う

  のではないかと考え始めた人もいます。彼らは、こうしたプロセスを経て、

  文化事象を見る視点を身につけていったのです。

   「 見方を変えた人とのふれあい 」

   ところで、冒頭に挙げた、彼らの中国や中国人に対するイメージはどの

  ように変わったでしょうか。アンケートでは、中国に対する見方が変わった

  とした31名の多くが、汚い、治安が悪い、まだまだ途上国であると想像して

  いたのに、思ったより安全で近代化しているというふうに変わったと述べて

  いました。

    また、90名中64名が、中国の人々に対しても印象が代わったと答え

  ています。怖い、きつい、無愛想、反日的といったマイナスのことばは全く

  影を潜め、優しい、親切、日本に対していいイメージをもっている人が多い、

  心が広い、などプラスのことばかり並んでいました。

    中国語の先生、食堂で働く自分と同世代の人たち、宿舎の管理人、

  購買部の人、家庭訪問を受け入れてくれた家族、高校生、胡同で乗った

  人力車の車夫、市場で値下げ交渉をした店員・・・・。自分達が学んだ中国語

  を使って話をしたそれぞれの相手を頭に浮かべながら答えたのではないで

  しょうか。

    サマーキャンプの一番の収穫は何かという問いに対して中国語力の向上

  に続いて、中国の人びととの交流、特に同世代の高校生との交流が挙げ  

  られていました。「中国の人ともっと仲良くなりたいと思った」と答えた参加者も

  数多くいました。・・・・・・以下略

     長くなりましたので以下省略させていただきます。

01 高校生たちが撮った写真も多数掲載されてます。

彼らのコメントも添えられて楽しいです。興味の対象

注目している点、コメントで疑問に思っている点などが

書かれています。彼らのコメントに更に、引率の方や

この会の事務方がコメントすることはしてませんが、

このページの左にはトイレが写ってます。学校のトイレ

でしょう。コメントには「ニーハオトイレ。見ての通り

   ドアがなく、トイレットペーパーもありません。」「ニーハオトイレで「ニーハオ」

   というと、本当に言い返してくれた。」「一度体験するとそれほど恥ずかしくない。」

  「中国の人たちにとってニーハオトイレで身体を見せるよりも、日本の露天風呂で

  身体を見せるほうがありえないということに本当にびっくりした。」

     などのコメントが噴出しで書き込まれています。

    高校生達にとってはこのトイレ、衝撃的だったでしょうが、

   上の写真のトイレはまだまだ清潔そうですし、横に壁がかりますから、

   これは直接用をたしている人が向き合うことはないので、厳密に言えば

   お隣との壁がありますので「ニーハオトイレ」とはいえませんけど・・・。

   この高校生たちが大人になった頃にまた、この写真や文章をご自分でも

   ご覧になれば、もっと役立つでしょう。

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2011年9月21日 (水)

私の生き方を変えた10日間ー『国際文化フォーラム通信』より

Kokusai_houramu  「国際文化フォーラム通信」第91号

  お贈りいただきありがとうございます。

 この通信は毎号、それぞれにテーマをもち

 その特集が組まれております。

  この号は

  「小さな発見 大きな学び」とタイトルが

 うたれ、中国語を学ぶ高校生90名が参加した

  10日間にわたる中国での授業や家庭訪問、同世代との交流をした

  「サマーキャンプ」の様子が参加した高校生の文と写真で紹介されて

  おります。大変興味深い文と写真で溢れています。

   全てを紹介できないのが残念ですが、一つ紹介します。

   

       「私の生き方を変えた10日間」

   の題で書かれている、北海道の高校3年生の文を紹介しましょう。

   今回の研修を一言で表すならば、「衝撃」ということば以外、思いつき

  ません。研修に行く前の私は中国について大体理解しているような勘違い

  をしていました。「こんなもんだろう」というような恥ずかしい過信をどこかに

  もっていたと思います。その過信が北京の空気にふれた瞬間に崩れた

  衝撃は、今後の私の生き方を大きく変えた気がします。食事、中国人の

  先生の授業、中国の先生との交流、家庭訪問、天安門やオリンピック

  スタジアム見学。どの体験も初めてづくしでわくわくしました。

   でも私が一番衝撃を受けたのは胡同の見学でした。ふとしたときに

  感じる臭いや、胡同に住む人びとの冷ややかな視線が、今までに経験

  したことのない世界でした。胡同ではニーハォトイレと呼ばれる壁のない

  トイレを見に行きました。その時二人の男の人が私たちの団体をみて

  一円玉を投げてきたとき、両国の間に広がる深い溝を初めて肌で感じ

  ました。「拾えよ」とでも言っているような眼で見られているのを感じた

  とき、少し怖さを感じた後に納得したのを覚えています。北京に着いて

  から私たちを温かく迎えてくれた人たちは10日間で知ることのできる

  最大の中国の人たちの姿であって、広い中国のほんの一部だったという

  だけのこと。そのことに気づくチャンスを与えてくれた両親と、関わった

  人全員に感謝します。

     若いとき(高校生の時に)に中国を訪問しこの生徒さんは

   こうした衝撃を受けたのですが、羨ましい限りです。そうした事を望めば

   それが実現できる時代にある、という点

    もう一つは、わたしたちの身の回りには今沢山の情報が溢れています、

   が、しかしそれらは情報としてあるだけで、実際に自分が行ってその場で

   自分が感じることはこれらの情報とは違っていたり、情報が正しくとも

   感じ方が違うものなのだ、ということを

     若いうちに体得できるのは素晴らしいと思い紹介しました。

   ここに文を寄せている生徒さんと同じように、若い人が

    どんどん衝撃をうけ、わくわくする時間が多くもてること願ってます。

     「国際文化フォーラム通信」毎号お贈りいただきありがとうございます。

   毎号ユニークに視点での特集を楽しみに拝読させていただいております。

    ますますの発展と充実を願っております。

                               函館日中友好協会

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2011年9月20日 (火)

内藤 敬先生ー中国に蒔いた「弓道(日本の精神)」種が花開く

Kyuudou  内藤 敬 先生、お贈りいただいた

 『ともに未来に向かって歩もう!』

  拝受いたしました。 ありがとうございます。

   先ずは、内藤 敬 先生のこの冊子に

 添えられていた文を紹介しましょう。

 

 「小生が中国での弓道教育に当たり長期にわたり

                  ご支援ご協力いただき衷心より感謝申し上げます。

                  中国での若者達と寝食をともにしながら5500日余

                 (満16年)の教育実践の記録、彼らからは素晴らしい

                  体験をまとめて後世に伝えるべく、北京師範大学

                 珠海分校弓道部員及び聯合国際学院弓道部員が

                 集まり編集委員会を立ち上げ、小生の中国での足跡

                 を手操り原稿、写真を集め、レイアウト、編集、彼らの

                 努力で上梓しました。やわらかい心を持つ思春期、

                 大学生活4年間の実情が赤裸々に描かれているよう

                 に思います。

                  翻訳作業も学生達の情熱で完成させました。・・・」

     というこの冊子は、とりもなおさずこの間の内藤先生の中国に「弓道」

    という(日本精神の)その種を中国の地に蒔き、その種が芽を出し、

    大きく成長し、花を咲かせた、その記録だと言えます。

     写真も沢山おりこまれた素晴らしい冊子です。またこの文のそれぞれ

    が日本語→中国語、中国語→日本語に翻訳されて記載されております。

    これも全て自分達で、というのが何よりも羨ましい。

     私もこうした自分達で全て賄える国際交流を理想としています。

     今年も学生さんたちを大勢引き連れて、函館の地でお会いできるかと

   愉しみにしておりましたが、残念ながらことしは訪問団はいらっしゃらない

   ようですが、この冊子を拝見し、先生の毎年の活動の様子と、その成果が

   大きかったことを確認でき、昨年いらした学生さんたちとの函館山での

   あの若者達のはしゃいでいる様を今思い出しております。

    先生、冊子おおくりいただき、ありがとうございまいした。

    この冊子、ご覧になりたい方は、茶館「隗」の本棚にありますので、

   どうぞ、機会がございましたらお手にとってご覧下さい。

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2011年9月19日 (月)

中国語検定試験ご案内、11月の試験、函館での受験が可能に。

Kenntei  中国語検定試験の函館での受検が可能に

 なりましたので、ご案内申し上げます。

  第75回

  中国語検定試験

  日本中国語検定試験協会主催のものです。

   試験日が 11月27日(日) です。

    通常こちらの試験は年・3回実施されているようですが、

    道内での試験地は札幌または旭川となっておりました。

     道南に試験会場がなく、なにかと受験をされる皆さんは不便を

   感じておられたことと思います。

    今回、この11月の試験にあたり、函館での受験が可能となり、

   一括申し込みの形となりますので、

    受験の申し込みは 10月11日(火曜)となります。

    申し込み用紙その他は、これまで受験されたことがある方のお手元

   には協会からご案内が届いていると思います。

    新しくお申し込みをご予定の皆さんには、協会事務局に申し込み用紙

   がございます。お申し出下さい。

    受験を予定されておられる方、

    受験をご希望の方は、どうぞお申し込み下さい。

     受験の内容その他詳しいことは「日本中国語検定協会」ホームページ

   でもご覧いただけます。

      受験ご案内の冊子、ホームページとはお申し込み締切日が

    函館の場合、先の事情により違っておりますどうぞご注意下さい。

     試験会場は、函館工業高等専門学校です。

    受験には

    「受験申込書」が必要となります。

    申込には写真の添付と受験料が必要となります。

     既に受験申込書をお手元にお持ちの方で、お申し込みをされる方は

   受験票送付先には  ご自宅のご住所等をご記入いただき、

   受験地番号欄には、  「6062」 と  ご記入ください。

   団体コード、受験料納入先納入日 の 記入は不要です。

     この内容で事務局へお申し込みください。

     どうぞよろしく。

                        函館日中友好協会

                       電話(0138)51-0041

  

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2011年9月17日 (土)

SMAP北京コンサート

Smap11  昨日のコンサートは無事終了だった

 ようでなによりでした。

  何度か流れた(中止になった)ことで

  却ってそのことが話題になったコンサート

  が昨日ありました。

  芸能ネタも殆ど書くことがありませんし、

 詳しくもありませんので、そちらを期待

  されても困ります。

   これが北京でのコンサートのポスターですが、意外?に地味ですね、

   アッサリというか・・こんなもんですか、日本でも?

    今日の中国ネットで見ていても、この話題それほど前面には出て

  いません。私の探し方が悪いのか、これから書き始める人が多いのか

  そこのところは分かりませんが・・・。

   日本ではどのくらいの話題になってるかも実は余り知らないのですが、

  中国開催ということで色々、普段は関係ない方からもお話を聞かせて

  頂いたり、逆に訊かれたりもしております。

    

    それで、先に触れたようにこのコンサート、つい最近ではあの上海

  万博開催時の同時開催コンサートが中止になりました。

    これだけでも実はあの時もすでにチケットの販売とかに入ってる時期

  の中止決定とあって、そのチケットを取り扱う会社や勿論イベントを取り

  仕切る日中双方の会社、その関係者には当然直接の影響があり、

  大変だったんですね。

   端っこの端っこで関わってる人に知り合いがいてそういってました。

    舞台が上海から北京に変わりましたが、それでも中国各地でこの

  コンサートの話題や、宣伝は今中国各地に日本のデパートも進出して

  ますし、大型スーパーの進出などもあり、そうした日本企業も恐らく

  スパンサーや協賛かなにかの名が入っているのでしょう、とにかく、

  北でも南でも宣伝は見たとの話は聞いてます。

    チケットの値段は、安いほうで380元(5000円日本円弱)から

   友人が買ったのは1980元(2600円くらい)のチケットらしいですが

  この上がまだあるといってましたから、その辺になると、中国の物価を

  考えると高いですが、芸能プロが扱ってるんですからこれが標準?

  的な値段なのでしょう。

     前日?に撮られた、中国側記者会見の席上での木村拓哉の

  インタビューは、動画で流れていて、見ました。

    そんな突っ込んだ?質問もないので(当たり前か!)無難にこなして

  ましたけど。一部中国語が入りますが、ご覧になれると思います。

    コンサートの様子は今回放映はないようですから、それはご覧には

  なれないと思います。

    基本、20回だったかのお召し替えも上手く行って、海上の雰囲気も

   好かったとはファンの感想ですから、当然といえば当然です。

    メンバーを中国語で紹介して、とのご要望ですので一応書いておきます

  が、これ発音をカタカナ表記で苦しい上に、ご存知上がり下がりの音の高低

  もつけなくてはならないので、ほぼ、お遊びのレベルですが、こうなります。

   中居  正広  ヂョン・ジュゥ    ヂェン・グァン

   木村  拓哉  ムゥ・ツゥン     トゥォ・ザァィ

   稲垣  吾郎  ダァォ・ユァン    ウー・ラン

   香取  慎吾  シャン・チゥ     セェン・ウー

   草彅   剛  ツァォ・ヂェン    ガン

   この彅の字は日本でも余り使われませんが、中国簡体字では

   この字が探せないので、剪で読んでます。こちらの剪の字は

   中国のあの有名な切り絵は、剪紙ヂェン・ジィと言います。

    ということでこれ位で勘弁してください。

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2011年9月16日 (金)

誤報ー江沢民死亡報道その後

Photo_2  「江沢民死亡」の報道を流した香港テレビ局のお偉いさんが

 その責任をとって辞任したとの発表が今度は報道された。

 ことほど、中国政府要人に関する報道はその影響があることを

   内外に示したことになる。

    何故にこの誤報が起こったかはさまざま憶測がある。

  そりゃそうでしょう。一応テレビの世界に昨日今日入った人ではないし責任の

  ある立場の人が飛びついたからにはそれだけの何か?がなくてはならない。

   それが明かされることはないので、どこまでもこれがまた憶測を呼び、

  またまたその憶測に拍車をかけることになる。

   ここではその後ろ側の話ではなく、昨日届かなかった、江沢民ご本人の

  お話を少しだけ。

    この方の日本嫌いは、その生い立ちにあると言われてますが、この年代で

  育った環境もそのようですから、日本が好きではなかった。

   “抗日革命烈士(彼の養父が)の遺児”として育った彼はその立場をよく理解

  していたし、その後も度々烈士遺児への配慮から処遇を受けていたからこそ、

  その後の彼の変わらぬ“抗日”精神は培われてきた。

   可笑しなものでこれが彼の養父がもし亡くならずその後も存命で例えば

  そのまま共産党の元老たちと同じように過ごし近代中国までいたとしたなら

  その後の世界を見た養父からの影響も、彼自身の立ち位置も変わっていた

  と思う。

   そして、時代でしょうから彼に二人の息子がいるようですが、この息子の

  代まで“抗日”を持ち越すことは流石に難しい。もっとも息子はアメリカ好き

  のようです。

    そしてあの「天安門事件」が、

   1989年春、趙紫陽を降ろすことに決めた鄧小平の頭の中に最初から

   江沢民の名があったとは思えない。

    若返りを命題としていた中国指導層に求められていた若年化と、

   指導部の裏切らない人材として浮かび上がった彼は、

   自身で「おもいがけない」と言っているように突然の抜擢だった。

   同年彼は中南海入り。中国共産党中央委員会総書記となる。

   そのあと矢継ぎ早に、中国共産党中央軍事委員会主席、

   中国人民共和国国家主席となった。

    この時のライバル?というか江沢民自身には全くそんな気はなかった

   でしょうが、片方に李鵬がいた。

    そういう人がいきなり抜擢されると、それはそれでその人が権力機構に

   組み込まれた時の大変さがあるのは分かる。その解決方法の一つが

   “抗日”のカードで、これがその後も結構役に立っていた。

   “抗日”カードは外(日本)に向けられて使われたかのような印象が

   ありますが、以外に中(中国国内)に向けて使われ効力を発した時が

   多かったと思います。

2  それで、時代というものは面白いもので、中国の首領が

 “抗日”の時に、日本の首領は“嫌中”だった。

    この二人が上手くゆくはずはないのに、これまた経済とは面白い

    もので、そんな政治世界を他所に、中国経済が伸び始めると共に

    日本だけではないが世界の経済が中国をむき始め、日本はその

    地理的距離とこれまで文化的(使い古された、一衣帯水の国)条件

    から急激に経済面での結びつきを強くし始めた。

      その勢いと、この両首脳の心の動きは相容れないものがあって、

    その後も様々な問題はここにも原因があった。

     もう一つ中国国内では、その後朱鎔基首相とともに中国の方向を大きく

    変える舵取りをしていくことになります。

     その根幹が経済にあります。経済を重視。

     その事は経済の発展と、一方でさまざまな腐敗を生みます。

     それがまだ尾を引いてますが、

    来年2012年の党大会でまた権力の移行を済ませて、この問題にも

    けりをつけたいのですが、腐敗の問題はそうそう簡単ではありません。

     またこの腐敗の問題が政治のかなり重要な部分まで侵食していて、

    これを断ち切るのがそのご本人たちという厄介な面を抱えてます。

      此処にまた権力闘争の差し入る要因があって、

    権力機構の誰がどれ程の情報と、その伝達経路を持っているかが

    誰もが知りたいところ。相手の動きが読める為に。

      ということで、一番最初の

    誤報道の陰にはこの動きがあるのだろう、

    との推測に戻るわけです。

     いずれにしても大変ですね。

Photo_3 ついでに。

 そのせいでしょうか、近頃ときどきこうした

 退役後の暢気?な幹部の映像を流して

 ますが、以前こんな画は流れなかった

 ので、何か意図してるんでしょうね

             きっと。

 

   

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2011年9月15日 (木)

誤報!「江沢民 死亡!!」

   事の発端は2ヶ月程前、7月の初め、中国前国家主席

 江沢民ジャン・ズゥ・ミン の 死亡“説”が報じられました。

   そして、2ヵ月後、それを報道した香港テレビ局の報道関係者が

 あれは誤報であり、その責任をとる形で最近辞任したらしい。

  この責任をとり辞任が、また報道されるという面白さ。

  ごく普通のテレビ局のお偉いさんですが、

  自局テレビでテロップで流したんですね「死亡!」と、

  その数時間後どうやら確認も取れないし、発表もないので、

  あわてて訂正。特別番組まで予定したらしいが当然それも

  中止。この一連の動きが7月の初めだった。

   

   そして、今度は新聞報道ですが、この責任をとる形での

  テレビ局お偉いさんたちの辞表提出受理報道となった。

   この、香港の報道そのものも誤報!!

   なんてな“落ち”がついてるとこの話題もっと面白い?のだが

  どうやらこちらの“辞任劇”の方は今風に言うとマジ!らしい。

1  江沢民ジァン・ズゥ・ミン

 前中国共産党中央委員会総書記

 前中華人民共和国国家主席

 は、1926年のお生まれですし(85歳)

 つい先日8月にお誕生日を迎えましたし、

    ご高齢でもあります。病気治療もされいるので、この誤報も

   無理ない、というかその前後の大きな会・共産党創建大会に

   出席できなかったとか、こうした誤報を生むには必ず何かその

   その複線もあるにはあるのですが、

     それにしても何で香港メディアはそんなに急いでこの報道を

   したかったのですかね。特ダネ欲しさですか。

     もうリタイヤした前国家主席が、容態が思わしくないのは誰もが

   知っていますし、周囲にも漏れてました。

    だからといってそれをそんなに急いで報道する必要性?は全く

   感じませんが、報道の世界ではまたそれは別な力学が働いている

   のでしょうから、それはそれでやっていただいて構いませんが、

   間違ったのですから間違いは正すのが報道の有り様でしょうし、

   その責任の取り方がどうなのかをコメントする何ものもないので、

  (どうせお辞めになってもまるで困らない立場の方たちでしょうから)

   ここで取り上げたのは、

    中国のトップは辞めたなおその影響力というか、社会を動かす力

   をもっていて凄いなと思うのと、

    久々に聞く、江沢民の名に、彼の事をちょっと思い出して書いて

  見ようと思ったのですが、イントロだけでもうこんなに長くなってしまって

  先がまだありますから、そのお話は明日にしましょう。

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2011年9月14日 (水)

拆ツァィ! 立ち退き!!

  中国の大都市の真ん中で見られた立ち退き問題は、最近は所を替え

 地方中都市や、小都市でいままだ盛んに行われています。

  立ち退きは、立ち退きさせる方にも、立ち退きをされる方にもそれぞれ

 の言い分があり、折り合わないからこそああなるのでしょうが、日本でも

 ある時期酷い地上げがありましたし、それが話題になった時代もありました。

   済んで終えば今私の住む町を見ても、あれは一体何だったのか、

 と思えるほど、虫食いの土地が広がっています。

Kyouseitaikyo1 ← この家もとうとうその説得に負けて、無事?

 話し合いがついた?ようです。もっとも全然無事

 かどうかは怪しくて、アワヤ!!というところまで

 切迫した状態だったのですが、まぁなによりも

  怪我人がでなくて良かったです。

  中国を歩いていて「拆ツァィ」と白壁にペンキで大きく書かれてある

  建物の傍を通るたびに、今はもうそこには居ない住人と、その隣には

  まだそのまま生活している家があって、そこには家族が居て暮らしが

  あって・・・そんな北京なら北京の下町を歩いていると、こうした(都市)

  開発をしないと近代都市国家の仲間入りはできないらしく、その犠牲は

  これまたいつの世もどこの国でも弱い者の上に降りかかっているのが切ない。

   「拆」の意味は、壊す・解体する、の意。

   ですからそれが書かれた家はすでにその立ち退き交渉が済んだか、

   強制的にそうなって壊す・解体される運命にある建物。

    確かに老朽化が進み、また、大都市の真ん中にポッカリとそうした

    空間があって、見渡す廻りはすべて高層ビルってな建物があります。

    そうした建物の多くは平屋で、そうとう年数も経過していて、

    いずれはこれは区画整理をしなくてはならないのは誰の目に見ても

    明らか。だが、さてそうなった時のやり方が問題。

    多分そうした双方の主張を重ねて上手く行っているケースだって

    そりゃあるのでしょう、

    「立ち退いて下さい」ー「立ち退きましょう」のケース。

    こちらは割とスンナリでしょうから目立ちません。ただ、

   「立ち退いて下さい」×「立ち退きたくありません」のケースはそのあとあと

   が目立ちますからどうしても話題にもなり、周囲を巻き込んで更に

   話が大きくなったりしてその分、都市を計画し整備しようという人たちに

   とっては大変でしょうが、

    でも、どう考えてもトコトンのところまで行ってしまうのは、

    違う問題がありそうです。それは大概やり方に問題があり、やり方に

   問題がある場合は、およそその後ろになんぞ問題がある場合が多いのです。

    これまた国を違えても同じです。

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2011年9月13日 (火)

中秋節ー秋澄萬景清、

 残念ながら函館は昨日の夜、月を臨むことはできませんでした。

 今日もまた雨です。ということでせめて、画面で皆さんと一緒に

 名月鑑賞をしながら、一遍の詩を味わってみましょう。

Zhongqiu_2l天将今夜月    天将に今宵の月とならんとし

一遍洗寰瀛    一遍 かんえいを洗う

暑退九霄浄    暑退きて九霄(きゅうしょう)きよく

秋澄萬景清    秋澄みて万景清し

           星辰譲光彩     星辰 光彩を譲り

           風露發晶英     風露 晶英を発す

           能変人間世     よく人間の世を変え

           翛然是玉京     しゅくぜんとして是れ玉京

                                 劉  禹錫

  

    日本にもこういう人(政治家)が現われるといいですね。

     ついでにもう一編。李白の詩を。

Zhongqiu_jie1z長安一片月      長安 一片の月

万戸擣衣声      万戸 衣をうつこえ

秋風吹不尽      秋風 吹き尽くさず

           総是玉関情      すべて是れ玉関の情

           何日平胡虜      何れの日にか 胡虜を平らげて

           良人罷遠征      良人 遠征をやめん

     西安(長安)のまちはこの頃から秋風が立ち始め、

    織り上げた布を叩く音がこの季節まちにこだましていたのでしょう。

     北国はいよいよ秋にはいり、

     その秋もあっという間に過ぎていきます。

     暑い地方の方には想像もできないでしょうが、

     この季節がとても惜しいのです。

   ということで、暫し古代を偲び名月を味わう時間が持てましたでしょうか、

   日々慌ただしい現代生活、たまには月をめで、往く年月に思いを馳せる

   そんな時間をおつくり下さい。

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2011年9月12日 (月)

9・11 報道

911yihou1 恐らく昨日、9月11日は

世界中がこの報道をした

でしょう、10年目の9・11です。

   9・11のその後のアメリカを語る番組が世界中で組まれたことでしょう。

    あの日のあの映像が繰り返し繰り返し全世界で流され、

   あの日を境になにが変わり、あの日からなにを得たのかが

   語れています。

    美国メェィ・グォ(アメリカ)のこの十年、とりわけあの日以来の、

  テロとの戦い、テロの恐怖に常に晒されてきたアメリカという国について

  各報道がさまざまな観点からこの日を取り上げています。

   中国でも特集番組を組んでいる局もあれば、簡単にその日であること

  だけを番組冒頭で話しただけのニュース局もありました。

    いずれにしても、あの日が一つのメルクマールとなることだけは確か

   です。

    この10年、中国にとってのアメリカも確かに大きく変わりました。

   それは力関係に如実に現れています。

    その力関係は現代は何で計るかといえば、それは経済です。

   アメリカ経済が後退し、中国経済が逆に伸びた、

   結果その距離が縮まったということが最大の違いでしょう。

    それでは、あの日がなければこうならなかったかというと、

   なったでしょう、でもその時間がぐんと短くなったというのが、中国の

   分析ですし、その意味ではあっていると思います。

    実は中国もテロの陰に怯えています。

   どの国だってテロの恐怖を持っています。その度合いの問題ですが

   中国もまた他人事ではありません。

     テロの問題もまた、先日来同じ事を繰り返してお話しておりますが、

   これも西洋式治療法ではなく、漢方を取り入れた治療法の方がいいと

   思います、西洋式治療法では治りません。

     アメリカの失敗?を見ても分かるように、テロと只たんに対決しても

   それを無くすことは敵いませんし、新たなテロを呼び起こすだけという

   ことをこの10年で学んだのだとおもいます。

      が、そうした点を捉えた番組は残念ながら見られませんでした。

    アメリカの失敗は、その対テロ戦に備えて国内経済を蔑ろにしたのが

    失敗だとの分析が多かったように思います。

     これだとまた同じ間違いをしそうです、

   せっかく自国にある素晴らしい漢方式治療法に目を向けて貰いたいものです。

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2011年9月10日 (土)

路上の“書”の達人たちー中国「地書」

  昨日9月9日、ウェブ版「わたしの見た中国」を更新いたしました。

    今月9月号のテーマは、「地書ディ・スゥ」

  中国の路上で“書”をする老人たちが見せるその芸術です。

  中国にあって日本にないものは数ありますが、そのうちの一つ。

    「地書ディ・スゥ」消えゆく“書”  ← はこちらをクリックして

  『隗かい』のホームページ、トップページからお入り下さい。

    もともと“書”の本場ですので、“字”の上手い人は多い。

  逆に中国の人で“字”が下手な人というのをイメージしづらい、

  居られると思いますよ、そんなそんな中国人だからといって“字”が

  全員上手いなんてなことがあるわけがない。でもホラ!イメージ

  ですから・・・ありませんか?そんな思い込み。

Dishu_21 街でいただいたごく普通の?店員さんの

書かれた領収書の字なんかが達筆だったり

 ホテルの人が何か書いて渡してよこした

   そのメモの字がとても立派だったり、それだけで「参りました」

   と思ってしまうことが度々ありました。

   “書”愛好家が街で、多くは公園の歩道などですが、

  地面にこう特性の筆でもって、バケツに汲んできた水を墨がわりに

  “字”を書く、これを「地書」といいます。単語としてはこういう言葉は

  ないと思います。日本語読みですと、なにやら××不動産のような

  会社名にもとられそうですが、中国語で書道は「書法スゥ・ファ」と

  言います、「地面ディ・ミィェン」に書く「書法」が今月のテーマです。

Dishu1_2 中国の公園などでご覧になられた方もおありになろう

かと思います。結構目にします。季節を問わずいるようです。

冬も見たことがあります。夏はもちろん、ランニングシャツに

汗をにじませて朝早くから書いてるのを目にしました。

 消えゆく“書”-の意味は、こうした人たちが少なくなって

    この光景が消えゆく運命にあるという意味ではなく、

    なにせ水で書いてますので、書いた先から乾燥してどんどん消えて

    ゆきます。その意味の消えゆく・・・です。

     なかなかどうして達筆な人が多く、水で書いてこんなに上手いなら、

   正式に書いたならどんだけ上手いの?と思わせますが、こちらはどうも

   定かではありません。なに黒板に書いたり、ホワイトボードに書く字と、

   正式に筆をもって白紙に字をかっくのはまるで別物ですから。

Dishu_bi 道具はバケツの水とこの特性の筆

です。地面に立って書きますので柄が

そうとう長くなってます。

 短いと2枚目の写真のおじさんのように

腰を屈めて書かなくてはいけないことに

なります。

     地面に直接書きますので、最初にちょっとその地面の石や舗装の

   部分を綺麗にさえしておけば、その歩道の合わせてどんな大きな字を

   書くことも可能ですし、何度書いても消えますのでまた書くことができ

   ます、便利です。

    日本にないですよね。大体日本では公園そのものに人がいませんし、

   別に観衆はいなくとも構わないのですが、

     あんなにスラスラと漢詩を諳んじて書けるというのもそれだけで

   凄いなと思います。

     日本の書家の方、書家見習いの方、書を習っている方、

   どうです、公園でやってみてください。かなり注目されますよ。

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2011年9月 9日 (金)

ひずみは、いつも弱い者のうえに

1 社会のひずみは、どの時代もどの国でも常に

弱い者の身の上にふりかかり、その弱い立場

の者の更に弱い者、小さな子供たちの身に

にふりかかる。

   この写真の子がどうかは知らない。ある日の午後でしょう、この子が

  集めているのは空き缶や空き瓶の類、恐らくそれを拾い集めて幾らか

  にするのでしょう。

     この子が学校に行けてるかどうかは分からないが、一方でお金持ち

   が溢れている中国で一方で学校にも行けない子がいる。

     国が発展し、人々の暮らしが向上し始めた中国。

     富の分配が上手く行かない。分配する気などないのかもしれない。

     あまりに偏った富の集中は是正されるべきと思うが、国としてもそれを

    どこから手をつけていいのかが分からない状態にあるようだ。

    嘗て、鄧小平が、「先に富めるようになる人は、先に富みなさい」と言った。

    金持ちになりたいならどうぞ、金儲けしていいですよ、と言った。

    それまでは、金持ちになることが許されない社会だったから。

    誰もその言葉に新しい時代の息吹を感じ、自分たちもそうなっていい

    時代がきたことを歓喜して迎えた。

     そして、富める者が出現。だがそれからどうなるかは誰も考えても

   いなかったし、富める者が出るということの犠牲があるのだということも

   考えてもいなかった。

   富める者があるということは常にそれらが、ある犠牲の上に成り立つ

   ことを考えていなかった。

    そして必然的に富める者の数は少なく、その犠牲となる者の数がそれを

    増さるということを考えそれにどう対処するかを考えてもいなかった。

     富めることを望まない?富めるようになりたいと思いながらそれが

    果たせない、そうした人たちがいるのは一向に構わない、

     だがそうした人たちにも暮らしはある。暮らしていけないほどの格差?

    をこしらえてはならない。

    

     最初に書いたように、どの時代にもどの国にもこの問題はある。

    今だって世界中を見渡せば、それは目の前にあるし、見えてくる。

     見ようとしなかったり、見えないふりをして過ごしているだけだ。

    ただ、中国に限って言うと、

      一つの国でこんなにそれが顕著に見える国が特異だという点、

      そしてそれが今顕著になりつつあるので修正がまだきくのでは

      ないかと思えるので、早くそこに気づいてくれないかと願ってる。

Lajichang1  子供たちをこうした環境に置いているのは、

 個人の努力以外に、制度としての欠陥が

 どこかにあるからだと思う。

     少なくとも、この子には何の責任もない。

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2011年9月 8日 (木)

大都市の歪み、学校に行けない子供たち

 大都市の建設はどの国もそうですが、とりわけ経済発展のその途上段階

においては、地方からの人出がその多くを担っています。

 中国はその国土が広いことは何度も申し上げておりますが、

 この地方の意味がとてつもなく広いです。距離的には日本で言うなら

 国外から来ている程の距離を移動してやってきます。

  それは安価な労働力と、所謂3Kと言われている、きつい、きたない、きけん

 を大都市に住む人々は地方からのそうした悪条件で尚その仕事を受ける人

 に任せるという経済格差の上に成り立っています。

  中国では民工ミィン・ゴンと、こうした人たちを呼んでいます。

  彼らの多くは、地方それも中国の相当奥地から大都市、北京・上海を目指して

 やってきて、多くは手に持てるほどの身の回りのものや布団を背負ってやってき、

 そのまま建築現場などにその職を見つけることができれば幸運な方で、その

 建築中のビルなどで雨露が凌げる、それだけのことでそこに住みつきそこで

 寝泊まりしています。

 

  つぎつぎと建築現場を渡り歩くうち、いつしか年月も長くなり、更には家族も

 やってきてこうした民工の人たちが固まって暮らす地域も出始めます。

   家族の中には子供もいますから、この小さな子供たちのうち、

 それまで暮らしていた農村では生活が苦しく学校も遠くにあってなかなか

 学校へ通わせることが大変なそんな生活を脱して、せっかく大都市に来て

 便利になっても、今度は都市での親の戸籍がない、などの問題からまた

 学校へ行けない、という問題が大都市のあちこちで見られます。

  こうした子供たちの数もそれなりに多くなると、それはもう無視できません

 のでこうした子供たちを対象にした無許可?の学校が出来はじめて、

 その学校?の数もその生徒数も無視できないくらいになりました。

   そこで、この問題解決の為に、戸籍に関するここのところの特例措置の

 ようなものを組んで当面の問題解決にあたろうとしておりますが、

 これまた当面する問題に対処するだけですから、根本的な問題解決

 にはなりませんが、それでもこの問題かなり急をつげておりますので、

 手は入れなければならないでしょう。

  急激な発展は様々なところにその歪みが現れますが、

 こうした無辜の子供たちの上にもその影を強く落としています。

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2011年9月 7日 (水)

月餅(ユェ・ビィン)げっぺい、今年の人気は・・

   まもなく中秋節。中秋節といえば月餅ユェ・ビィン。毎年この時期この話題を

 取り上げてますが、近くなりましたから今年も、月餅話題をしましょう。

   旧暦の8月15日、今年の場合は9月12日。その日を中秋節ヂォンチィゥジェ

 と呼んでまして、古くは日本でも庭先でお団子やススキを飾って月をめでる、なんて

 なことをしていました。私の子供の頃はそんなことをしてました。

   月見団子と、供えられた葡萄にばかり目がいって月はどうでもよかったのを

 覚えています。中国では、お団子ではなく月餅ユェ・ビィン。

   この話題何度も取り上げております。

       ウェブ版『隗報』-「わたしのみた中国」でも書いてますので

   ↑ ↑ こちらをクリックしてお時間がありましたらご覧下さい。↑↑

    それで月餅の何たるかを押さえていただいた上で、

   今年は今週末10日から12日までの三日間が中秋節三連休となります。

   この月餅の頃ともなればかなり力が入りまして、それはもう買いますね、

   他所様へ差し上げる分も買います。毎年のことです。

   この商戦がまた激しさを年々ましています。

   ハーゲンダッツ(合根達斯)まで参戦しての、月餅商戦となります。

   因みに今年の合根達斯の月餅コピーは「同一個世界、同一個中秋」

   って、これオリンピックの時のコピーをなぞってますけど・・大丈夫か?

     それで私の、今年の月餅話題推薦は、

Yuebing2 ←こちら、台湾の月餅。`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!

値段まで出てしまった・・・哈哈哈!!

台湾では別に珍しくもないのですが、

餡が例の、といってもあのケーキを

ご存じないとピンとこないのですが、

頂いたことありません?台湾土産で

パイナップルケーキ?あれと同じで

餡が鳳梨フォン・リー(パイナップル)

     ですよ。

     これは今年に限らずあるのに何で今年に限って話題になるかと

     いうとですね、この鳳梨月餅が今年バカ売れ。

     毎年売ってるのに何で急に今年だけバカ売れしてるか分かります?

     台湾の人が普通に買ってる分には話題になりません。

     誰が買ってるか?大陸からの旅行者ですよ!!

     何処行っても話題になる彼らの爆買い、はここでも話題に。

     この7月から大陸からの個人旅行ビザも解禁となり、台湾を訪れる

    大陸からの観光客は急増、なんせ今まではいなかったので日本人の

    大好きな前年比という数字の比べ方ですと、一気に××倍。

     そして彼らの買い方は、家電や高級時計やブランド物でもあの

     買い方ですから、それに比べればずっとお安い月餅はそれはもう

Yuebing 普段我々が“一箱”といっているこの箱は中国語では

 我々の“箱”に当たるものは“盒”こちらの字を使い

 普通は、”一盒イーフー”と言います。

              “箱”シャンこちらの字もありまして、こちらはこの

              “盒”をまとめて入れた(写真)ダンボールのようなもの

              を数える時に使います。

    ですので、中国でうっかり一箱イーシャン買う、等と言おうものなら

    段ボール箱でド~ンと来ちゃいますからお気をつけください。

      大陸の人は中国語を間違えるわけがないので、誰もが

    一箱買い、ですよ。大人ですね。

     最初これに驚いていた台湾商店側も、一箱・二箱と売れるので、

    一盒の単位で売るよりも一箱売りが多くなってるらしい。

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2011年9月 6日 (火)

なでしこジャパン3連勝ー女足奥運預賽

  最初にお断りしておきますが、スポーツネタを書くことは少なく、普段余り

 スポーツ全般に関心がないのですが、たまたま会場が中国というでこの

 話題をとりあげております。本当のサッカーファンの方には物足りない

 的外れのものがあると思いますので、その点ご理解下さい。

   中国の女子サッカーの占める位置は、私の関心よりまだ低いでしょうね

 一般には。多分、日本でも彼女たちがワールドカップで優勝してからのニワカ

 ファンが相当いると思います。若し、あの優勝がなかったなら、このオリンピック

 予選に関する報道だってこんなに時間を割かれないでしょう。

   ですので、中国の女子サッカーの占める位置は、日本の数年前の

  女子サッカーの位置とお考え下さい。だからチケットも余り売ていない。

   

   当初心配していた、数年前の男子サッカーのときのような騒ぎが再び起こっては

 国として、中国側のその警備体制について色々言われるでしょうから、今回は

 かなり気を使ってるようです。と言ってもその気の使い方が日本人のそれとは

 違いますのでかなりこれ見よがしの警備で、公安だけでは足りずに軍まで出てる

Zuqiu_39 ようですが、実際に映像では私は見ていません。

 この予選試合でそんな警備が必要な組み合わせがあるのか

 どうかも判っていません。中国戦はもう終わったのでしょ?

    中国語教室の生徒さんから、「なでしこジャパン」が中国で数々の嫌がらせ

  に遭ってるんだ、との話で何点か指摘されましたので、中国のネット上でちょと

  調べてみましたが、中国のネット上では探し出せませんでした、当たり前か?

   一つは何でも、芝が傷むからなのかどうかスパイクを使わせて貰えなかった

  問題ですが、昨日の澳大利亜オゥダァリィヤァ(オーストラリア)戦での会場

  山東スタジアムは、この直ぐそばのホテルに泊まったことはありますが、

  スポーツに関心のない私は中は知りませんし、知ったところで芝の状態など

  私に判るわけがありません。

    多分、独断ですがこうした芝に限らず周辺の設備環境含めて、日本の

  それらが余りに優れている為、日本が国外に出たときは概ねその整備の甘さ

  に失望というか、劣っている感を強くされると思いますが、この点は仕方あり

  ません。それよりも、問題はこのスパイク使うな問題は、若し日本のチーム

  だけがそういう扱いを受けたのだあれば抗議すればいいですし、おしなべて

  どのチームも(中国チームも含めて)そういう扱いなら、それはそれで、同じ

  条件なのですから、環境の優劣はあるにしても、スポーツマンシップ?には

  抵触していないだろう、というのが私の判断。

    基本、何処が勝っても負けても余り関心のない私は(熱狂的日本ファン

  には申し訳ない・・・(^-^;)見ごたえのある善い試合をして貰えればいいだけで、

  そのための環境整備は要求するものがあったらどんどん要求した方がいい

  ですよ。こうした試合に日本から専属通訳さんは同行してるのかなぁ??

    付けた方が良いというか、付けないと駄目ですね。現地スタッフに任せる

  のは止めた方が好い。

  

    芝の管理なんてのは、きっと日本人がやるとそれはもう職人芸の範疇に

  まで入るようなそんな管理の人がいそうです。それは日本人の特性です。

   まだ他の問題もあったがこれだけでこんなになるとは・・・

   先を急ぎましょう。他の問題は当人に直接お応えすることにして・・・。

Zuqiu21中国チームが昨日は勝ったとネットでは報じてまして、

上位2チームに入らなければ予選突破とならないそうで、

その意味では日本が今一番近い距離にいる、

との報道です。間違いないでしょ?この報道??

日本チームの現地記者会見の場で、オーストラリア

   チームに勝ち、北朝鮮チームが韓国に負けたんですか、それでもう

   ほぼ「王手」と言えますよね・・・の中国人記者の質問というか言わずもがな

   の問いに、壇上の日本チーム関係者から笑い声が起こった、というのなんか

   が中国ネットでは報じられてました。

     でもこれ予選ですから、なでしこジャパン佐々木監督の見てる先は、

   勿論この一戦一戦は大切でしょうが、目指すところはその先のロンドンに

   あり、目標は更にその先にあるのだと思いますよ。それくらいド素人の

   私にも判ります。

    「王手」をかけても、かけてなくとも、善い試合をこの後も見せてください。

   そして、災害やら政権やら経済状態やら、重苦しい日本にいつも

   明るい話題をもたらしてくれる「なでしこジャパン」に、今後も次々と

   吉報を届けてくれることを期待しております。

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2011年9月 5日 (月)

中国大都市・月曜の朝のラッシュアワー百態

  どの国もサラリーマンは週末ともなればお休みで、週が明けて月曜日、

 重い足と思い気持ちを引きずって会社へと向かう。

   そしてどの国もサラリーマンが圧倒的に多いので、その人たちが

 いっせいに繰り出すその時が、大変なことになる。

  その週明けの今日、月曜日。中国語は星期一シン・チィ・イーまたは、

 礼拝一リィ・バィ・イー。

   どこも大変です。地上のラッシュ(交通渋滞)は前にも書きました。

   大都市ではあまりに地上が込み合うので、どこも地下鉄の整備を急ぎ、

 その路線を拡張させています。

  その路線が、北京も上海も行くたびに延びているのでその度に驚かされる。

Rassyuawa ラッシュアワーの様子なんかはどこも同じで、

国を違えたからといってそう変わるものではない。

 一旅行者としての私が中国にいる間はこの

  ラッシュは極力避けるが、それでも朝は避けれても偶に夕方のその時間帯

   に乗り合わせることはある。

23_2  もともとが田舎者の私は、日本にいてもこの手の

経験は少ないので、そのたった数回の体験から

いえることは、大都市での暮らしはこれだけでも

    大変だ、ということだ。これがあるから給料が高いんだと思ってる。

    大都市に暮らす人がもともとその町の人とは限らないし、中国の場合

   これが以前はバスだったのが今度は地下鉄になったが、田舎から出て

   きている人が相当いるはずですが、毎日やってると慣れるのでしょきっと。

   また、慣れなきゃやっていけないし。

     数少ない私の中国でのラッシュアワー経験では、

   日本のそれと違う点は、中国の人の持ち物がまだ女性のハンドバックや

   男性の通勤カバン含めて、日本より少なめなので、それらが身体を圧迫

   して不快になることは少ない。かなりの込み具合だが、それでも車両中央部

   にはまだ余裕があるから、東京のそれよりは少しはまし。

     今後は判らないが今のところ、痴漢事件は少ないのか、日本の女性専用

   車両のニュースが中国でも取りあげられていたのは見たことがありますが、

   その心配はしてないらしい。これからでしょ、きっと。

     問題は、住宅地が郊外へ郊外へと向かう現象から、路線も先へ先へと

   伸びてますが、通勤時間がそれに伴い長くなって、乗車時間が伸びている。

     あの込み具合で長時間はかなり大変です。

     それもあって、中国大都市の人たちの住宅選びは勢い真剣になり、

   通勤を考慮すると、どうしてもそう遠くへは行きたくない、となれば都心に

   近い住宅地はますます需要が増え、先週お話したバブル傾向に拍車が

   かかっている、と言う具合に物事は全て関連して進んでるわけです。

    あと、日本と違うのは、

   並ばない、排隊パィ・ドゥィ 問題は、大分良くなりました。以前と比べてですが。

   まだまだ地下鉄でも降りる人は待ってはくれず、ドアーが開くとドット我先に

   乗り込んでくる勢力がありますのでそれに抗して降りる意志をハッキリ示さ

   ないと降りたい駅で降りれないことになります。(経験あり)

     先日教室で、上海の地下鉄には線路落下防止の為なのか、透明な

   覆いがホームに造られていて、その覆いにもドアが付いていて電車が到着

   すると、電車のドアとその覆いのドアの二箇所が開いて乗り組む話をしたら、

   そんなのは日本にもあるそうです。田舎者なもので知りませんでした。

     アレは、なんでしょう自殺防止予防策なんでしょうか?

    もう一つ、地下鉄の切符売りが基本自動販売機ではなってるのですが、

   上海では良く見かけるのは地方からの人が多いからか、自動販売機は買えず

   切符販売人がいるところで買う人が多いのですが、これがまた、買い方も

Shanghaiditei 判らず、自分の行き先も判らず、話してる言葉も訛りが

きついからなのでしょう対応してる職員でさえ判らず、

の明らかに田舎から出てきました・・・の人たち。

 そんな人たちを見て私はといえば、同じ田舎者として、

    ガンバレオジサン!(本当は見た目よりずっと若いと思いますが)と

    応援はしてるのですが、

     駅員(中国人)でさえ彼の言ってることが聞き取れない。

     私には全くチンプンカンプン。駅員が一旦その場を離れ同僚を連れてきた。

   どうやらこの新しい方の人は、相手の言ってる事が少しは判るらしい。

   郷里が近いのでしょう。それでも百パーセントは無理で、何度も何度も

   聞き返して、問題解決。その間の後ろには永い行列が。

     コレを見て、やっぱ中国は大変だな、と思った。

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2011年9月 3日 (土)

急がれる水資源対策ー超巨大都市北京の水不足

   一都市、二千万もの膨れ上がった人口を抱える超巨大都市はそれだけで、

  様々な問題を抱えることになるのは、誰にも想像できる。

   その中には生活の根幹に関わる問題が幾つかある。この“水”の問題は

  その内の一つ、しかもかなり深刻だ。

   加えて自然が相手ですので、なんともしがたい困難さがこれに加わり、

  相当深刻な問題なのですが、どうも人間というヤツは問題に直面しないと

  それに気づかず、或いは気づかないふりをして対処する傾向にある。

    また、そのことに直面し困難を味わったところで、咽もと過ぎれば何とやら

  で、一雨くればもう忘れてしまう。

    今年も、年始めのころ北京はかなり深刻なカンバツに見舞われ、

  どうする北京?と思ってたら、ぎりぎりのところで一雨きたし、その後は今度は

  予想外の豪雨が時に降り、今度は水害問題と、極端から極端に動いている。

    この極端から極端の触れ幅こそが恐れなくてはならない。

    ですが、誰もがちょっと考えれば判るように膨れ上がる人口、二千万とも

   なればその消費する水の量も増えこそすれ少なくなることはない。

    学者の間では何でも数字にするので一人当たり水資源量という数字が

   あるらしくてこれで見る北京の人の水資源量は可愛そうなくらい少ない。

   これまでの北京付近の幾つかのダムではその貯水量でまかないきれてない。

    そもそもが、そのダムに注ぎ込む水源が枯渇し始めている。

     これは国家的大問題。一国の首都が水不足とは大問題、とばかり、

   例の中国式遠大な計画と言いますか、途方もない国家プロジェクトとして、

   中国の下を流れる、長江チャン・ジァン(揚子江)の水を専用水路を掘って

   北へ流し、北京に供給しようという計画が真剣に会議の席上にのって、

   確か承認されたはずですから、やるでしょきっと、中国のことですから。

     当初は確かこの計画では今年2011年くらいに目処がつく予定だった

   のですがこれほどの大計画ともなればその土地収用だけで大変でしょうから

   私の記憶では確か2015年くらいに先延ばししたような記事を見ました。

     これが解決策になるかというと、当面北京の水資源総量を確保するには

   いいでしょうが根本解決策とはなりません。

     それに、途中から引いていった長江流域は大丈夫かというと、これまた

   万全じゃありません。

     このやり方を病気で例えるなら、西洋医療式治療方法としましょう。

     

      根本は、中国全体の水量の問題があります。

     それには根本的な問題、緑化を促進し砂漠化を抑制し、

     自然の力で解決できるのが、漢方的治療法として一番やらなくては

     いけないことだと思うんですが・・・

     自国の漢方的治療方法というのを是非思い出して採用してもらいたい

     ものです。病状を見てその症状のみに対処するのではなく、何故

     そうした症状が出てその根幹はどこにあるかを捉え、それに向けて

     治療を開始する。こちらを漢方的治療方法としましょう。

        漢方的治療をもっと見直すべきです。

X

 一時中国の人たちが日本の水資源を求めて

 土地を買う、ということが話題になってましたが

     あのニュースの下地にはこうした水事情と、

     もう一つ中国の水道水は直接飲み水とならない、

     この二つの点があってのことです。

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2011年9月 2日 (金)

万里の長城のライトアップ!要りますか?-中国だって電力不足

Photo_2  古代中国の人の誰が一体、敵から守る為に築いた

 万里の長城をわざわざ光で浮かび上がらせる、

 なんてな時代がくると予想したでしょうか。

   もともとが敵の進出を防ぐ為の巨大な“壁”グレート・ウォールを、

   夜になったらライトアップしようというのですから面白い。

     観光の為です。また、お断りしておきますが、年中やってるわけでは

   ありません。ある記念の日にちょっとやってみて、どうよ綺麗でしょ!と

   いうのが上の写真。

     ご存知万里の長城はその永さを誇っておりますから、このライトアップ

   一体何処まですればいいのかが問題です。万里の長城を全てライトアップ

   は物理的にできないでしょうしね。

     今日は大都市の電力消費のお話です。

     福島の原発事故以来、日本ではこの夏をどうする、冬をどう乗り切る、

   の電力不足問題が取り上げられ、テレビでは経済評論家がこのままでは

   「電力不足による企業の海外進出に一層拍車がかかり国内の空洞化が・・・」

   と力説されておられました。この海外進出は何処を指すかは明確にはおっしゃて

   おられないのですが、その前後から誰もが、あぁ~中国ね、と解釈できる。

   ますます日本の企業が中国へ進出していくことになるんだ・・・との受け止め方を

   される方が多いのではないでしょうか。

     この経済評論家は何をもってそうおっしゃってるのか、電力不足=海外=

   中国の図式だとすれば、ちょっと見当違いです。

    なぜなら、電力の問題だけなら、中国だって今年は相当深刻な電力不足

   でして、電力不足解消の為に中国へ行かれるなら、その企業は失敗します。

      中国が何故電力不足なのかは話が長くなりそうなので端折りますが、

   要するにずっと見てきてるように経済発展がそうさせています。

      更にこちらも何度も言ってるように、広大な国土は送電の問題を抱え、

    国民一人当たりの電力消費量はまだまだ低いですが何せその数が凄いので

    一人一人がちょっと家電でも買い足して使い出すとそれだけで総量はグンと

   増えます。ですので、供給量が需要に追いついてません。

Photo_3 上海のライトアップなんかもそうですが、こうしたライトアップ

に使われる電力量を問題にしたところでその量は総体から

見たならどうということはないでしょうが、何せ目立つものですから

    話題として、万里の長城や、こうした街中のライトアップを取り上げてますが、

    都市生活は夜の様相を一変させています。

      まず、夜営業するお店が増えた。そうしたお店が宣伝効果の為に明るい

    電飾をする。都市型の人たちの暮らしはますます夜型へと移行。

      夜ともなれば薄暗かったあの北京は何年前までだったのか。

      日本もそうなように、もう中国の人だって戻れないでしょうねあの当時の

    暮らしには。

     それでもまだまだ東京のあの街の明るさは、北京に比べたなら異様に明るい

    です。

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2011年9月 1日 (木)

都市の風景、足元に見る

   大都市の風景を代表するものが何かと言えば、多くは超高層ビルで

 あったり、渋滞する車の長い列であったり、行き交う人の多さや、田舎では

 絶対見られない奇抜な格好の人や、最先端を気取っている人たち闊歩してる

 様だったり、が大都市を認識させてくれる。

   中国はなんと言ってもその人の多さが、私には大都市を感じさせられる。

  絶え間ない人・人・人の行き交いが何時までも続き、それは繁華街だけでは

  なくちょっと中心街から離れても、そこにはまたその地域の人たちの行き交い

  があり人が絶えない。歩いている人が絶えることがないのだ。日本の道路は

  いまクルマの行き交いこそあるが、人が歩いているのは少ない。

    とりわけ、今住んでいる私の町はここのところ人口減少に歯止めがかからず、

   年々その人口が少なくなり、この町最大のお祭りの日の人出をもってしても、

   中国の大都市の平日のごく何もない昼下がりの一時でも私の住む町では

   これほどの人出になったことなど一度もない。

     当然だ。人口比で1000倍近い開きがある。

    ということは、若し中国のこの町で皆が繰り出すような催しがあったなら

   普段でもこうなのだから一体どんな人出になるのだろう・・・。

     人が多い。このことは折に触れて書いてもいますし、話してもいます。

   但し実際にご覧になってない皆さんには一体どれ位の感覚で伝わっている

   のか心もとないものがあります。伝わらないし、伝えきれない、人の多さ。

     それこそが大都会です。

     そんな大都市で、都市らしい風景は色々目にしますが、

     今回紹介するのは、この天橋テン・チャォ(歩道橋)。

1 この歩道橋が日本とも違うのは、

画面で見えている歩道橋の上に

撒かれたように散らばっているビラ

は歩道橋にただ置いたのではではなく

これは歩道橋の足元に貼り付けてある

    宣伝紙です。

      コレ多分違法?だと思うのですが、歩いてる人は足元に目を向け

    ますから、そこに宣伝ビラを貼っておけば宣伝効果抜群というやつ

    です。

      こんなのを見ると都会だなぁと、感じます。

     無駄なことをするんですよ、都会では。田舎でやったら直ぐにこの

     宣伝ビラのおおもとのところが田舎では誰でも知ってるところになり

     ますから宣伝主もやりませんし、逆効果になります。

       昨日の過剰包装とも関係してきますが、“紙”の大量消費時代に

     中国は突入。こちらもちよいと気になります。

      大都市では町を歩いてると、宣伝ビラを渡されることがあります。

      それらは直ぐに捨てられ、近所にそのビラが散乱してる風景や

      当たり構わずビラを貼り付けて風景。

       それが歩道橋の歩くところにまで・・・・

     都会だな、と感じます。

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