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2011年8月18日 (木)

揺らぐ 観光立国としての日本

  「中国人観光客のことで何をそんなに騒いでいるの?」という

  根本的ご質問をいただきました。この点も前に何度か書いてまして、

  重複するのであえてそれを書かずに個々の問題を取り上げて、今回は

  中国人観光客の渡航先は何処に向かっているかのお話を数日

  書いてきたわけです。ご質問をいただきましたので、それに応えて、

    一旦、また根本に戻りましょう。

    順にお話しましょう。

   各国とも自国の経済発展を願って様々な政策をとっております。

   それは産業の育成であったり、技術であったり、生産物であったり。

   そんな中で、観光産業というのは割りと利も大きく、一産業として充分

   位置づけができ、今後のことを考えても、それに関わる周辺の様々な

   サービスや、施設・人員を含めてりっぱな産業として成り立つと認識。

    また、その中で外国からのお客様をお迎えすることは当然国内の

  旅行者より市場が大きいですし、外貨の獲得となります。

   資源に乏しいといわれるわが国が、製造業以外で、観光産業はかなり

   期待できる。このことが大前提にあります。

     それを押さえて置いて、

    次に外国からの観光客を迎え入れるにあたって、中国に注目した。

   それは大きくは二つの点にあります。

    先ず何よりもその数です。総人口からしても経済の状態からしても

   中国人観光客のその数は圧倒的です。

    2010年の時点で、これは書きましたが5700万人くらいの渡航者数、

    恐らく2015年あたりで1億人に届くのではないかと見込まれます。

    そう無茶な予測ではありません。勿論1億人のうちの何人かが日本へ

    来るわけですが、それにしたって、十分の一、いや五十分の一でも

    来てくれるなら充分です。この圧倒的数がまず第一。

    二点目は、今後もその傾向が推移するかどうかは別なんですが、

    それでも中国観光客の来日後のというか日本に限らないとは思いますが、

    中国環境客の旅先でのお金の使い方ですね、それが他の国の人を抜いて

    これまた圧倒的に一人当たりの消費活動が違います。

      今のところ一人当たり一回の日本旅行で平均17万ぐらい使います。

    突出しています。言い方を替えれば、その経済効果が凄い、

    ということですね。

     この二つの大きな原因によりその経済効果が見込めるということで、

   日本に限らずいま、世界中で?中国人観光客争奪戦が始まっているわけ

   です。これが、中国人観光客が騒がれる要因です。

     あとの日本のマスコミで騒がれている“爆買”だとか、土地を買ったとか、

   ブランドを買いあさっているとか、はこれに付随した現象で話題として捉えて

   ご覧になっておられればそれでいいと思います。

     本質は経済にあります。経済が世の中を動かしているので、

     経済の、利のあるところに今いろんな人が物が入って行っています。

  

    それが今貴女がご覧になっている、「中国人観光客問題」??です。

   これで少しはお分かりいただけたでしょうか。

     今後またこの話題でお話しすることがあろうかと思います。

    ナゼにそう騒がれるかというと、ここに要因があると思っていてください。

     それでは、またそのうちこの話題は蒸し返されると思いますが、

    今回はひとまずこれで、中国人観光客話題を終えます。

     表題の「揺らぐ」の意味は当然あの3・11以降の、原発問題です。

   日本の安全が揺らいだ。

     安全というやつは、これまた核物質と同じように目に見えない。

     目に見えないものは人間にとってはやっかいですね。

     そして、一度揺らいでしまうとこれまで長い間かかって培ってきた

     それが一瞬にして崩れる。崩れたのも目には見えないのだが、

     だれもそれを知ってる。やっかいなものです。

     これを取り戻すのは、東京電力ではとてもできないでしょうから、

     日本全体がしなくてはいけないですが、

       日本の安全神話が神話として終わるのかどうか、

       まだ世界は日本を、福島を見続けています。

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