二千万人巨大都市の欲望ーメイドカフェ・ネコカフェ
二千万人もの人が暮らせば、その人の数だけ欲望があることになる。
これだけの数が居れば、その人たちが暮らす毎日の経済活動も
日々の暮らしを支えるだけで大変だ、と言うお話は前にした。
こんな市場(二千万人)が目の前にあるなら、どんな変わった商売も
そこそこ成り立つ。何せ二千万だから、百人に一人くらいのそうした趣味の
人がいて、そのうちのまた十人に一人くらいの人が足を運んでも、数としては
そんなに少ない数ではない。こんな率でも二万人くらいの人がそこに居て、
その真ん中ではないしても、その周辺の人たち、ちょっと興味があるくらい
の人も巻き込めば、その数は直ぐに倍以上になる。
ということで、二千万人の人口を抱える巨大都市には、何でもできる
ことになる。何をやってもうまくやれば充分に採算があう。
採算が合うどころか、当たれば凄い。
そのことが日本のマスコミでも取り上げ
られたらしい。実際には私はその日本の
報道は目にしていない。映像がどのように
流れたのかも知らないし、そのニュース?
の主張がどこにあるのかも良く判らない。
なんとなく判るのは多分この取材された日本の記者さんが訴えたかった
のは、北京というか中国とメイドカフェが似合わない?という点と、
こんなに早く日本文化?の最先端が北京に現われたことへの驚愕さ、
をニュースとして取り上げたかったのでしょう。
これが、アメリカ・ニューヨークに同じように店が出来てもその観点は
少し違っていたのでしょうが、この話題で、北京ならニュース性が保てる
との判断でしょう。
ですが、今流行の皆さんが何かと取り上げる、経済から経済性の面
から見るなら、二千万人口があればこと「メイドカフェ」に限らず、どんな
マニアックな世界であろうと、やっていこうと思えば市場としては成り立つ
わけですから、「メイドカフェ」があっても何の不思議もないし、
「ネコカフェ」が有ったって驚きはしない。
何でもあるし、何でもやってゆけるということです。
逆にこうした話題性のものは、このように取り上げてもらえるだけでまた
その存在感がましますから、願ったり敵ったりのマスコミの取材でしょう。
二千万人の欲望は二千万種はないでしょうが、かなり偏ったものも
あって当然ですし、
そういう人たちが暮らし、そうした人たちをまたマチが作り上げている
といっていいのかも知れません。巨大都市に渦巻く欲望は、それを
商機とみるひとたちによって駆り立てられます。
つまり、中国だからこれは無いだろう・・・と思っていると、逆で
中国だからこそ何でもあって、
その最先端のモノは特に話題にもなりやすく、目立ちますので、アイディア
さえ盗んじゃえば直ぐにもできますから、
もうすでにメイドカフェの次を狙っているのないでしょうか。
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コメント
次はどんな物が来るんでしょうね(^O^)/
パクリが多いですが技術を盗むといった点では頭が上がりませんね(^_^;)
投稿: 吉野 | 2011年9月 1日 (木) 01時30分