中国人研修生の暮らし、
昨日書いたのは、こちら函館の「港祭り」が始まり、一日目の「花火大会」を
見に行っていたら、偶然そばで思わぬ中国語が聞えてきた、話を書いて、
身近に気づかないがかなりの数の中国研修生がいることに改めて気づかされた、
というようなことを書きました。
それで、その人たちとはお話をすることも出来なかったのですが、
すれ違った多分、中国人研修生と思われる人たちは、函館ですと水産加工
関係の会社に来ている人が多いと思います。
全国的には、農業研修で来ている人が多いのではないでしょうか。
酪農研修生もかなりの数いると思います。
漁業に研修生も来ているとは思いますが、余りお話を聞きません。
洋裁技術というか、繊維関係でもそうとう来てるらしい。
ということで、私のイメージの中では、外国人研修生イコール、中国人、
というか、圧倒的に中国からの人が多いだろうと勝手に思っています。
正確な数字を調べたことも無いので、詳しいお話をできないのですが、
私の見たことのある数字は、この外国人研修制度が始まった頃の、
1979年あたりから十年前も前の数字で制度スタート後20年目に、
延べ人数で中国人研修生の総数が14万何がし・・というのを見た記憶が
あります。記憶ですから間違っているかもしれません。
で、今度は想像ですが、勝手に想像すると制度スタート後30年を
経ましたので、私が勝手に思ってるだけですが、その後の伸びもあります
から、恐らく中国人研修生だけの延べ人数は、倍の28万~30万人くらいの
人が中国から研修生という身分で来日していると思います。
ほぼ私の住む函館の人口と同じくらいになります。
この想像の数字を土台にするのはちょっとどうかとは思うのですが、
まあ、間違っていてもそんな影響は無いと思いますので、話を続けますが、
これだけの人が来ていて、たまに私たちは、こうした中国人研修生がらみの
事件だとか、事故だとかのニュースを見て、その都度普段は忘れている
研修生の存在に思い至るわけです。
ちょうど私が「花火大会」で突然横を通る人の中国語が聞こえてきて、
中国人研修生だ!と気づくように。
何が言いたいのかというと、上の30万という数、30年の年月の間に、
私たちが目にする機会があるのは、事件か事故になって取り上げられる、
中国人研修生の問題なわけですが、では、その総数と事件なり事故の
発生数とを見て、それが割合として多いもんかどうか知りたいのです。
問題発生が少なくないと見るなら、それは何処に欠陥や問題が
あるのか。
少ないにしても、ある傾向がみられるならそれはどうやったら
防げるのか、・・・・等といった問題は一体どの機関がそのように把握し
それを元にどのように対策してるのでしょう。
どうも、単にその都度現われた現象としての事件や事故を処理し
処理が終わればそれで、また忘れてしまう、ということをこの30年
繰り返しているだけのように思えます。
研修生制度の問題も含めて、本質は此処にあると思うのです。
で、普段の研修生、事件・事故と関わり無く過ごす研修生の様子を我々が
知る機会は本当の少ないですね。普段の研修生を扱った記事なり映像なり
話題に触れる機会がないからです。
このような、それぞれの地元で盆踊り
を習ってる様子が各地で見受けられる
はずです。
3・11後、東北地方の農業・酪農
研修生の数が激減してその影響も出ているという話も聞えてきて
います。
研修生問題もネット上を含めて、実際にこうした研修生を受け入れ
毎日こうした人たちがそばにいる人からの発信は少なく、
私のこの記事のように、外野席の発言が多いのも特徴で、もっと、
そばにいる人たちのお話が聞ければな、と思ってます。
以上、たまたま一昨日「花火大会」の夜に聞えてきた中国語から
思いは、この研修生たちの普段はどうなんだろうと思い、書きました。
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