二千万巨大都市・北京その食料・ゴミ・排水・・・
超巨大都市が中国に出現する。一都市二千万の人口を抱える巨大都市の出現。
二千万都市が出現することは明らか、もう間もなく現実のものとなる。
北京だけでなく、上海もそうだし、重慶はその伸び率によるが候補?地ではある。
一ヵ所に二千万人が集まって暮らしていたなら、どんな問題も起きうる。
この二千万人の人の日々の食を支えるだけで大変だ。
二千万×三食×どれくらいのカロリーで計算すればよいのか分からんが、
×365で一年分ですが、これが一年では終わりません。
それを支える食料の確保は、別に二千万が固まって暮らしていようが散らばって
暮らしていようがその人数は日々食べるのだから同じでしょうか?違うと思います。
蔬菜など日々の食卓に上る野菜などは、その都市を囲む
近郊農家がそれを補給します。日々輸送を必要としますし、
新鮮さや少量・多品目運送の都合もありますので、そうなります。
大都市近郊農家はですので、需要も多く割と潤っている農家も少なくありません。
それでこの大都市の需要を満たす為に、ここでもちょっと無理が
あって、近郊農家で使う水が不足してます。近郊農家で使う農薬
の問題なども深刻です。二千万人の胃袋を満たす日々の、野菜を作り魚を
とり豚を育てる、これまた恐ろしい量です。
そのゴミの種類も以前とは違ってきました。生ゴミ
が主体だった時代から、燃えない、処理できない
ゴミが出始め、ネットなどで見ていると北京市は
ゴミの分類を六種類に分けてるようです。でもちょっと市内から離れた
空き地では不法投棄が続き、大量のゴミが散乱している山間の箇所
などがあり、焼却炉の能力もかなりその限度に近づいているようです。
ゴミは今後ますます多くなるでしょう。これまで見られなかった都市部
での過剰包装や、消費を促す経済はゴミを更に多く出すように仕向けて
います。
排水問題も同じです。生活廃水そのものが依然とは違い、各戸の廃水
自体がこれまでと違い化学性の洗剤などが含まれています。
更に二千万人の排泄物の処理も大問題です。
人間は食べたら必ず排泄しますのでそれを二千万人も集まってこられると
その処理能力を確保するだけで大問題です。
更に二千万都市の衛生問題。
あのサーズの時のように、感染症の何か病気が発生したときの、
何が感染原因かが究明できていればいいのですが、近年の流行感染症は
当初その感染源と感染方も判らない状態で発生しますので、それが判る
までこの大都市二千万人をどうするかが大問題です。
二千万人の人が一つ都市で暮らすという人類初の挑戦が、
このように、食べる、住む、移動する、ゴミを出す、排泄する、と
毎日毎日この一つ一つが二千万倍で出現する都市は果たして可能なので
しょうか。
では、都市の人口を国が制限すればそれで済むか。
そうはならないでしょうし、制限できるかどうかも怪しいもので、
ますます、都市へ人口は偏って行く傾向にあるでしょう。
二千万都市がどうなって行くかは注目に値します。
| 固定リンク
コメント
これは日本でも同じ事がいえますね
中国とは規模が違いますがやはり生活していくうえでいつもゴミの問題が気になるところです(^_^;)
お店をやっていて、なるべくくず野菜などは自分達のまかないにする事やその他諸々ありますが
(゜Д゜;≡;゜Д゜)
ケーキを作るうえでの卵の殻など何かアートを作れないかなと( ´艸`)
捨てるものでも、先ずは再利用を考えていかなければ地球規模でゴミの行き場が宇宙になってきてますからね
投稿: 吉野 | 2011年9月 5日 (月) 02時12分
ジィ・イェ!若い人がゴミ問題に関心を持ってくれるといいですねぇ。どっちにしろ皆が暮らしの中でもう少し関心を持たなくてはいけない問題だと思いますよ。┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~
投稿: 函館日中 | 2011年9月 6日 (火) 16時11分