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2011年7月25日 (月)

中国新幹線事故、「縦4横4」建設は・・・

   中国漸江省で起きた中国・高鉄ガォ・ティェ(中国では高速鉄道を

  こう呼んでいる)事故は、24日世界中に報道され中国鉄道の危うさ

  が取りざたされ、早くも責任者の更迭などが今朝になって伝えられている。
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 事故原因などはこのあといろいろ

 調査され明らかになるし発表にも

   なるでしょう。

   鉄道部の事故記者会見には凄い数のマスコミが押し寄せてるらしい。

    実はこの話題でここのブログに先週書いたばかりでした。

    その時もこうした事故が起こる前に、今続いている、自然災害に

    起因する電気系統の以上から度々列車が止まっているが、この

    止まることを恐れる余り、動かすことを優先させる方に行かずに

    安全点検の方に目を向けてもらいたいものと願っていた。

     先週の20日に「中国新幹線が事故続き」と題して書きました。

  その中で基本的な考えは明らかにしているので、そちらをご覧いただきたい。

    この間のいろいろ言われている中国「新幹線」の問題では、

   指摘されてい個々の問題もさることながら、

   煎じ詰めれるなら、私の見方は、鉄道の問題は単に車体やそれに関する

   技術を入れただけではだめで、それに関係する様々な技術が一つになって

   初めて運行できるわりと巨大な裾野をもった大きな技術体系が必要だ、

   というのが、一つ。更に、

    もう一つは、技術もさることながら結局はこうした技術を上手く操れる

   人の育成が時間も掛かるので足りてない。こちらも裾野が広く、線路を

   管理したり周辺を見守る地味な仕事の人まで、そうした安全を維持する為の

   人を育てることなくして、技術だけ入れても上手く行かない、

    というのが二つ目の要因。この二つこそが解決されるべき問題と思う。

     事故の直接の原因は今後明らかになるでしょう。

   しかし、それとは別にこうした点に目を向けない限り、今後も危ない。

    とりわけ、技術が最先端に進めば進むほど、人の方の管理が大変に

   なると思うので、そちらの方を心配している。

     そして、それを踏まえて中国は今、中国国内に新幹線鉄道網を

   引こうとまさにその努力の最中でして、

     国内に、大きくは縦に4路線、横に4路線を持つ計画で進んでいる。

   縦4は、 〇1 北京ー鄭州ー武漢ー長沙ー広州(武漢から一部開通)

         〇2 北京ー上海 (先日華々しく開通)

         〇3 北京ー瀋陽ーハルピン

         〇4 上海ー杭州ー寧波ー福州ー深圳-香港 (この路線の途中)

   横4は  ◎1 徐州ー鄭州ー西安ー蘭州(鄭州ー西安間は昨年開業)

         ◎2 南京ー武漢ー重慶ー成都

         ◎3 杭州ー南昌ー長沙ー貴陽ー昆明

         ◎4 青島ー斉男ー石家荘ー太原

     恐らくこの計画に大きな変更は今回の事故で見直されるような

    ことはないでしょうし、あの広大な地を移動する大量輸送の手段として

    確かに鉄道は必要だと思います。

      だからこそ、安全な交通移動手段としての鉄道の充実を願う。

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