「想定外」で故障続きの中国新幹線ー没想到
先月末、といっても30日ですから、今月(7月)に開通したといっても
いいような、何かと話題の?(中国新幹線) 高鉄ガォ・ティェ
が開通わずか10日くらいで故障続きなのは、日本でも少しはニュース
になりましたか?私は見てないが。
故障のうち、大きいのは3回、それも立て続けに、というか、いずれも
悪天候という気象条件下のもとでの
故障と中国は発表。こちらも日本では
ニュースになったんですかね。
そう言えば、日本の報道は以前ほど
中国のこうしたニュースを取り上げる割合が少なくなったように思い
ますけど、それって気のせいですか。
7月に入って、10日12日13日と続けざまの故障は流石に中国でも
ちょっと弱ったようで、鉄道局の人が言うには、これまたどっかで聞いた
ような「没想到メィ・シャン・ダォ」想っても見なかった、つまりは、想定外
だったと、言っています。
原因はすでに解明されてるのでしょう、電気系統の部分での
故障がその主な要因だったようです。でもこれは直接の原因。
それで、何が「没想到」だったかというと、それぞれ当日の気象条件
が豪雨と落雷にあったようです。
一つだけ例をとると、10日は北京を出た電車が山東省のあたりで、
どこか近くに落雷でもあったのでしょう、電気がストップ。
列車は途中で当然止まり、その間、こうした最新のものほどそうですが
電気が来ないと厄介なんですね、空調その他も止まりますから車内は
蒸し風呂状態。高い値段を取ってる分、乗客は騒ぎ出すは、その対応
も慣れてないこともあり、相当大変だったようです。
遅れた場合の払い戻し制度の不備などもあって、
こちらの面でも大変だったようです。
それで、学んだ?のは、学んで欲しいのは、
こうした技術は、例えば新幹線で言うと、その最新の技術を集めた
車体や運行制御施設にあるのは勿論ですが、
それを支える為のより多くの実に沢山の周辺の技術もまた
重要で、鉄道の技術というのはそうした広範な技術が支えて
いること、突き詰めていけばそこで働く人全ての技術が集結されて
はじめて完成されるものだということです。
日本の「新幹線安全神話」は“人”が支えているんだということです。
では、何故「原発」は支えきれなかったか?
こちらの問題を話すとまた長くなるので、話を戻し、
技術を支えるそうした“人”を技術導入と同時にしていかなくては
ならないのですがこの“人”を育てるのがえらい時間がかかるわけです。
新幹線の技術のパクリ問題とか、性急すぎた新幹線導入とか、
言われてますが、私には上の要因が大きいと思えます。
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