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2011年7月20日 (水)

「想定外」で故障続きの中国新幹線ー没想到

   先月末、といっても30日ですから、今月(7月)に開通したといっても

  いいような、何かと話題の?(中国新幹線) 高鉄ガォ・ティェ

  が開通わずか10日くらいで故障続きなのは、日本でも少しはニュース

  になりましたか?私は見てないが。

   故障のうち、大きいのは3回、それも立て続けに、というか、いずれもPhoto

悪天候という気象条件下のもとでの

故障と中国は発表。こちらも日本では

ニュースになったんですかね。

 そう言えば、日本の報道は以前ほど

   中国のこうしたニュースを取り上げる割合が少なくなったように思い

   ますけど、それって気のせいですか。

    

   7月に入って、10日12日13日と続けざまの故障は流石に中国でも

  ちょっと弱ったようで、鉄道局の人が言うには、これまたどっかで聞いた

  ような「没想到メィ・シャン・ダォ」想っても見なかった、つまりは、想定外

    だったと、言っています。

    原因はすでに解明されてるのでしょう、電気系統の部分での

  故障がその主な要因だったようです。でもこれは直接の原因。

    それで、何が「没想到」だったかというと、それぞれ当日の気象条件

  が豪雨と落雷にあったようです。

    一つだけ例をとると、10日は北京を出た電車が山東省のあたりで、

   どこか近くに落雷でもあったのでしょう、電気がストップ。

    列車は途中で当然止まり、その間、こうした最新のものほどそうですが

   電気が来ないと厄介なんですね、空調その他も止まりますから車内は

   蒸し風呂状態。高い値段を取ってる分、乗客は騒ぎ出すは、その対応

   も慣れてないこともあり、相当大変だったようです。

1 今回のことで、中国の列車の遅れに対する対応や

 遅れた場合の払い戻し制度の不備などもあって、

 こちらの面でも大変だったようです。

     それで、学んだ?のは、学んで欲しいのは、

   こうした技術は、例えば新幹線で言うと、その最新の技術を集めた

   車体や運行制御施設にあるのは勿論ですが、

     それを支える為のより多くの実に沢山の周辺の技術もまた

   重要で、鉄道の技術というのはそうした広範な技術が支えて

   いること、突き詰めていけばそこで働く人全ての技術が集結されて

   はじめて完成されるものだということです。

    日本の「新幹線安全神話」は“人”が支えているんだということです。

   では、何故「原発」は支えきれなかったか?

     こちらの問題を話すとまた長くなるので、話を戻し、

   技術を支えるそうした“人”を技術導入と同時にしていかなくては

   ならないのですがこの“人”を育てるのがえらい時間がかかるわけです。

     新幹線の技術のパクリ問題とか、性急すぎた新幹線導入とか、

   言われてますが、私には上の要因が大きいと思えます。

     

     

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