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2011年7月 6日 (水)

成るか、観光復興!

  二日に渡って、「日中共催・観光交流フォーラム」を取り上げた

  日中友好協会機関紙『日本と中国』の記事に触れて見てまいりました。

   「共同努力で相互往来を進めよう」

   「安全確認とビザ緩和を最優先」

   「観光交流は双方向であるべし」

  といった小見出しがそれぞれついてました。。

Kannkousyasuu_2 こちらは、同記事のなかにあった

 「訪日中国人旅行者の推移」

 を表にした図です。

 ちょっと見づらくてすみません。

  まぁこの表を見るまでもなく、

 誰もが観光客数が激減している

 ことはすでに実感としてお持ちでしょうし

 そうした産業やその周辺にいる方に

   とっては、さらに切実なことはいうまでもありません。

   さて、先の二日間の紹介記事を踏まえてここからが私見なんですが、

  まず、結論から言えば、誰もがその現地の復興は勿論のこと、

  3・11以降失われた全ての経済的な復興を願いそれに向けて努力して

  いるわけです。こうした「フォーラム」もその表れの一つといえます。

   で、こうした産業界ならその業界の人が、観光産業はそれに携わる

  人が、とりわけその被害が大きいので動いておりますが、

   この点は前にも少し申し上げました。どうしても、拭いきれないのは

  そうして人が、誘致や安全を訴えてもこれはその立場がそうさせている

  と見られます。そう言わなくてはいけない人たちがそう言っているだけだ、と。

   一つの工夫としてそれを避ける為、在日の留学生にそうした情報を

  発信して貰おうとの試みがされています。これは一つの方法だと思います。

   観光に携わっていない者の見方、発信は効果があるかも知れません、

  ただ、この発信力は弱いのでそれは別に何らかの力添えが必要です。

    もし、可能ならそれぞれの立場でいろいろ関係はあるでしょうから、

  もっと効果的なのは、日本でもいいのですが、出来れば国外の更に

  できれば有名なアーティストや、芸能の人たちに、日本の東北に来て

  いただくか、他の地でも構わないですが、例えば北海道に来ていただき、

  日本の北海道はこんなに離れていて安全だと、発信して貰えるなら

  それは効果が大きいです。この手はあります。

    私も個人的にはネットなどで中国に北海道はそんな心配ないです、

  発信をしておりますが、なにせその影響力はないに等しいくらいのもの

  ですから、そうした力を持った人の手を借りる。

    これが一つ。

    もう一つはちょっと視点が違うのですが、

  どうもその何か事あると、「風評被害」で・・・と叫ばれますが、

  分かりますよ、確かに、「風評被害」で大変な目にお会いになっておられる

  のもよく知っております。

   ですが、その逆もあって「風評利益」というのもあるはずなんですね。

   こちらは誰も取り上げませんが。

   中国人の観光客受け入れについていうなら、かなり「風評利益」に

  乗っかって、大した受け入れのサービスなり準備をしなくても、それなりに

  どんどん数は増えてきていたので、受け入れ側の努力にどこか甘えた

  部分もあったのではないでしょうか。

    それが突然こうして、これまでの数を見込めなくなって慌てていますが、

  それは「風評利益」に乗っていたからで、

   本当に魅力ある、それに値するサービスを提供していたかも、

  今同時に問われていると思いますので、

    今回のことは大変良い機会で、

    その意味で3・11を「塞翁が馬」と出来るのか?

   と私は見ています。

    これを機に、これまでのありようを見直すべきところは見直し、

  更に魅力ある日本観光が提供できるなら、

    それこそが「塞翁が馬」となれるでしょう。

    あと、少し提起するものがありますが、

   長くなりました。明日にしましょう。

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