中国・大学入試センター試験(高考ガォ・カォ)終わる
この話題も毎年此処で取り上げて
いるような気がします。
去年もこの時期にこの話題を確か書きました。ちょうど一年前です。
このところ、日本では中国話題に限らず、国内がザワザワしてますので、
そちらに目がいき、余り他の国の話題が取り上げられません。
そんな時こそ、ここでは中国話題を取り上げておきましょう。
とりあえず、中国はこの話題が何と言っても、ここ数日の話題の中心です。
他には、ずっと日照りが続いていたと思ったら今度はそれが一転大雨に
見舞われて、洪水となり、日照りから一気に洪水の被害の話題が大きく
取り上げられております。
高考ガォ・カォ(中国の大学入試センター試験にあたるもの)は、
毎年日が決められておりまして、この日、6月の初旬が来るともうそれだけで
中国ではこの話題が中心となります。
もちろん、受験生を抱えた家庭では、そんな生半可なものではなく、
もう相当前からそのプレッシャーの中におりますので、この期間とも
なればそれはそれはもう緊張がピークに達し、大変なものです。
減ったといっても933万人といいますから、
去年あたりで丁度1000万人が受験する
超マンモステストです。
試験会場だけでも31万箇所余りと、
どんだけ用意しなくてはいけないの、という話です。
カンニング対策も怠りなくとなれば、試験監督者の数も相当ですね。
国語、数学、英語、が柱となっております。
試験は3日間かけて行われます。
この間、たまに韓国のニュースとしても伝わってくるように、もう受験生
の為の便宜を図るために、様々な特別厳戒体制に町そのものが入る、
という気の入れようです。
実際に見たことはないのですが、テレビの画面では試験会場に受験生
が遅れそうになって、パトカーがサイレンを鳴らしソコノケ状態で駆けつけたり、
受験中は建築現場の騒音などを規制したりの、受験生中心の期間になって
いるようです。
一人っ子は別段今年に限ったものではないでしょうが、
我が子、我が娘に期待を寄せる、親やそのまた親の
ちょっと行き過ぎといってもいいくらいの、受験生を抱えた家庭の大変さ
というか、父母の負担と、それを好ましく思わない或いは重荷に感じて
いる受験生との対比が、多く見られました。
これは何を意味しているのでしょう。
そういえば、この高考に限らず、
日本へ留学に今年来ている中国人留学生は原発事故や地震のせいも
あって、留学生の数は総体ではグンと減ってるのですが、留学生に
くっついて一緒に中国から親も来て、ずっとではないでしょうが、日本で
入学を見届けてから、帰る中国人留学生の親が増えている、というのを
別の時期に見てました。
どうなんでしょう、
どうやら、中国でも親離れ、子離れが上手く行かなくなってきたのかなぁ。
それと、これまでは、親の方に余り生活の面で余裕もなかったのが、
このところ少し余裕のある親が増えたので、それだけ子供にかまえる、
というか、かまってしまう、ということでしょう。
余裕ってやつはあった方がいいんですが、
折角?できたその余裕が違う方へ働いて、
違うほうで余裕を失くしちゃう、ってやつです。
これまた、困った問題です。
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