中国は、昨日6月1日が“子供の日”
中国は昨日、6月1日が子供の日
ル童節 アール・トン・ジェ
ルは「児」の字の上を取ってしまい、下だけ残しました。
節は、祝日は中国では、節日ジェ・リィと良い、節目の日
としての位置づけです。この字も竹の下に卩を書きます。
「児童節」こどもの日を、こう呼びます。
6月1日ですので、6はイー、アール、サン、スゥ、ウー、リュゥの
リュゥですし、1はイーですので、
「リュゥ・イー・アール・トン・ジェ」が中国こどもの日の言い方です。
こどもの日を世界的に何時に定めるかは、いろいろですが、
6月1日は、1949年モスクワで開かれた国際的会議の席で
この日に定められているようです。
祝日ではありますが、この日は休日ではありません。
ですので、学校も休みませんが、大概はこの日は行事を入れて
授業ではなく、なにか各学校で催し物を企画してやっているはずです。
また、今もそうかどうかちょっと自信がないですが、
公園や遊園地や子供関係のそうした施設が無料になってたように
思いますが、それは公共の公園のみなのか、どこでもそうなのかは
ハッキリしません。
これで、6月1日、昨日が中国の「こどもの日」だ、という説明は終わり。
それで、私が言いたいのは、ご存知のように中国は一人っ子が多いので
この子供にかかる期待が否応なく大きくなります。
ですが、中国は一人っ子とはいえ全体の分母がまだまだ13億と大きいので、
子供の数も日本のそれと比べたならば、とてつもなく多いので、それだけ
おれば、それはもう優秀な“子”も沢山出よう、というものです。
見えてますが、漢字博士?らしいのです、
きっと難しい漢字なんかもすらすら読めちゃう
らしいんですね。すごいなぁ~。読めるし、書けるし、意味が判る。天才だ。
表意の文字である「漢字」は、表音の文字と違い、覚えなくてはならない
その相対の数が多いので、これらを子供のときに苦労して覚えるのは、
子供にとっては、それだけで相当な負担なんですね。
ですから、私ども漢字圏の国の学校に上がってすぐの頃の授業の
相当部分をこれを覚え、これを使えるまでになるよう、割かれます。
表音の文字を持つ他の国では、学校に上がる前にすでに字は
書けるようになっているわけでして、漢字圏(日本・中国・台湾)の
ように自分の国の言葉でありながら、書ける、読める、ようになるまで
相当数の時間と努力が必要なのは、世界の中では珍しいのです。
結果、私が普段言っているのは、こうした子供のときの大変さ、
子供のやわらかい脳のうちにこうした複雑で、ちょっと難しいことを
覚える作業は、その時は大変ですが、結果としてのちのちこれって
かなり脳の発達のために役立ってると、言ってきました。
漢字は素晴らしい。
皆さんが、今見ているこの画面も漢字を追ってるわけです。
最初で、中国で使われている漢字(簡体字)の説明を少ししてますが、
中国はその子供の時の漢字を覚える労力をできるだけ楽にしようと
“字”を簡略化してます。
これも気持ちが判らないでもないですし、日本の漢字も実は
それなりに省略化されたものが使われてはおります。
ですが、中国の簡略化された“字”は、残念ながらちょっと、私には
行き過ぎていると思えてなりません。
もっと子供の脳の能力を信ずるべきでしょう。
かなり複雑なものも子供は覚えるものです。
同じ漢字でも現在は、台湾などで使われている繁体字という、
画数の多い字と、中国の簡体字と、日本の字と、三種類が存在
しております。
これもずっと将来を見据えて、統一した漢字体系を持てると
いいのですが・・・。
まぁそれは、おそらく次世代の写真に写ってるようなお嬢さんの代に
なるでしょうが、やって貰えるとありがたいです、期待してます。
コンピューター上での文字化けや、相互の理解や互換性でかなり
役立つことになると思うのです。
未来は、子供たちの手にあります。
中国では一人っ子ですので、例えばあの四川大地震で子供を
亡くした親御さんたちが居られ、その悲しみはいかばかりかと、思います。
同様に今回の東北大震災では、子供亡くされた家族のみなさん、
その逆に、親を亡くされた子供さんが、本当にかなりの数おられます。
中国の子供の日ですので、
普通のその方面のニュースより、四川大地震で子を亡くされた方の
この日の、何か特別な集まりでもあるのかと思い、ちょっとネットで
中国のそうした動きがないかを探してみましたが、残念ながら探し
当てられませんでした。きっとあるとは思うのですが・・・・。
そして、日本では今申し上げましたように、沢山の小さな命を
この大震災で喪いました。
それなのに、日本の大人がやっているのは、
というか、私が指しているのは今日の国会の様子ですが、
なんと情けない、茶番を見せられているようで、
国会で論じているどなたにも私は拍手をおくれません。
その拍手はなんなの?
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