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2011年6月21日 (火)

中国・四川大地震の復興事業が完成

   三年前、08年の5月に起きた、中国四川省汶川ウェン・ツァン

  大地震は人々の記憶にまだ新しい。

   その大地震から3周年を迎えた、中国は

  温家宝総理が前面に出て、「四川大地震の復興事業は、決定的な

  勝利を収めた」と、高らかに宣言。

   こうした自然災害の復興事業にも“勝利”というコトバを使う点や、

  総理が自ら乗り出してきて国内外にその宣言をするという点でも、

  これは日本とは違うな、という感じを強く抱かせるものがります。

    とりわけ今の日本政府の有様を目にしていると、これはもう

  ぜんぜん違う政治の世界だなとの印象を強くするが。

   その中で、中国は2010年(昨年)末の時点で、四川省の

   観光収入総額・国内旅行収入・国内旅行者延べ人数、

   のこの3点が、全て震災前の07年当時のレベルまで回復し、

  その震災前の数字を全て上回ったと発表。このことが、復興を

  象徴しているとも言っている。

    こうした産業、とりわけ四川省のなかに占める観光業の復興は、

  経済面、交通面、情報の面でも大きく量的に拡大をし、

  就業者の問題を解決し、住宅の新たな建設をふくめ安心して住める

  住居の提供、社会の安定した発展を促す為の情報などで、

    観光客として当地を訪れる人や、投資家からも信頼を回復し、

  復興が成し遂げられてと分析。

    観光業に焦点を当ててみるならば、

   09年末の時点で、省の観光収入総額は前年同期比で

   34.8%の約1472億元で07年を上回り

   10年末には、更に28.1%増の、約1886億元。

    とそれぞれ増加との発表をしているが、あまりこの数字に

    意味がないというか、具体的でないというか、実感がわかない。

    四川省の観光業復興再建プロジェクトは175件、

   投資総額が約75億元。

    のうち2011年3周年を迎える前の時点での

    着工済みのプロジェクトは164件で全体の93.7%は

    実施着工。完了したプロジェクトは121件で全体の69.1%

    だというから、この数字から窺えるのは順調に予定した復興事業が

    進められたということでしょう。

    完成投資額は投資総額の75%にあたる、累計56億元、

    このうち中央政府基金による投資額が約4億元と発表してる。

     まあ、この途方もない投資額なんかはともかくとして、

   日本の今回の大震災は更にこれを上回る復興予算が必要ですし、

   加えて、両国間の物価指数というか通貨価値の違いというか、そんな

   のも換算しなくてはならないので、額などは余り当てにならないのですが、

    その達成度やスピードの問題ですね、

    それは負けないでやって貰いたいものです。先の教訓を生かして、

   中国のやり方に良い面があるならそれを取り入れ、

   負けないくらい、3年ぐらいでりっぱに復興したと宣言できるくらいまでに

   なってもらいたいものです。

     それでなくとも原発問題が地震災害のうえに立ちはだかって難しい

   のですから。

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