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2011年5月21日 (土)

SBOステーション・ブラックアウトー全交流電源喪失

  核電站(原発)事故発生以降、

  毎日のように新しいコトバが使われ、それを覚える・・

  いやいや覚えちゃいないが、使っているのを耳にする、耳にした。

   それらは、放射能線のその都度の単位であったり、

   ある種の特殊な機械の名前であったり、

   毎日のように新しいコトバが使われ、つぎからつぎと

   発信され、その都度、覚えさせられる?

   「SBO」もその一つ。

   発電所そのものが停電となり、電源を失う、

   なんてことは私たちは考えもしないが、こうしたコトバがあること自体

   それは有り得ることだし、それが万が一あった場合に備えていなくて

   はならないらしい。

      東京電力が最近になって発表した事故当時の原発内の

   写真のうち、事故当日の原発内管理塔のホワイトボードにも

   この SBO の字が。

 

     というのは、今回の原発問題が起きてからすぐに待てよこれって

     どっかで読んだことがあるぞ、と思っていた。

     私の読む本のその一番の多くは中国関係のものが占める。

     ただ、中国ものといっても経済関係や、政治のものも多く、

     そして歴史に題材をとった小説や、現代ものの小説も無論あるし、

     以外に多いのは、中国そのものを扱ったエッセイのような形式のものが

     かなりの量ある。

                そんな中でBeijing 今日、紹介するこの本は、

  東洋経済新聞社刊

   真山  仁 著

   『ベイジン』上下2冊

  奥付には08年発行とあるから

  その頃に買い求めて一度読んだ

  上下2冊の本で、

  内容は、北京オリンピックを目前に

    中国では電力確保の為に、中国東北部大連のそばに

    原子力発電所を建設することとなり、それもその原発は

    これまでの原発施設の中でも飛びぬけて大きな発電量を

    計画し世界最大の原発建設にかかる。

      そこに日本企業と日本人技術者も加わり、まさにあの

    北京オリンピック開幕のあの日、08年8月8日開電が

    至上命令となって、物語は動き、最後にその8日一旦動き

    初めた発電所に事故が発生するというもの。

      そのこの小説でいうともうお終いの部分に当たりますが、

    事故が(小説では中国側の管理の不徹底が要因となっている)

    起こってからの原発の様子はまさに今回の福島と同じです。

      ということは、原発というやつは事故が無いことになってる?

    が、ひとたび、事故となったらこれくらいのことは小説が先に

    書かれているように、普通に予測?考えられる、という証明でして

    全電源を失った原発、SBO

     は、あり得る、考えておかなくてはいけない、備えておくべき状態

    だった、ということでして、

      そこに到る事故発生の原因を考えると、

      そんな全電力を失うなんてことがそうそうあり得るべき?では

      ないので誰も考えたくもなかったのでしょうが、

      なることすら考えたくなかったのですから、さらに

      その後の、そうなってからの事なんて誰も考えてなかったのですね、

    その結果がこれなわけです。

ベイジン〈上〉

買ったきっかけ:
中国を舞台にした小説

感想:
原発事故を扱ったフィクションを改めて読み返してみた

おすすめポイント:
事故が起きるまでの日中の人間模様もなかなか面白いです。

ベイジン〈上〉

著者:真山 仁

ベイジン〈上〉

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