ラーメンが本場?中国になかった話ー「隗報」第58号
第58号、掲載のお二人目の
作品を紹介します。
この号のお二人目は
北澤 達夫 さん、
今回、初めて中国旅行へ。
その旅の目的は、大好きなラーメンの本場?中国へ
行き、そのホンモノノ?ラーメンを訪ねるというもの。
「ラーメンのルーツをたどる旅」と題しています。
いきなり結論をばらしてしましますが、結局この旅で彼は
ラーメンのルーツを垣間見ることにはなるのですが、本当の
意味でのラーメンは見つけられなかったわけです。
それは、何故か?
そちらは、彼の文を読んでいいただくこととして、
ラーメンは、拉麺と漢字では表記されます。
拉麺は、中国での読みは、ラー・ミィェンとなります。
拉の方の音は同じです。引っ張るの意味ですね。
麺は、もともとはこちらは小麦を表し、その総称といえます。
小麦をどう処理して食すか、の方法の問題です。
この処理の仕方は、例えば、小麦を発酵させるのかどうか、ですね
そして、その発酵の度合いをどの程度に抑えるのかとか、
小麦を練ったあとの形状をどうするのか、
小麦を蒸して食す、茹でて食す、焼いて食す、
などなどのバリエーションがあって、この組み合わせは相当の数と
なります。
さらに、小麦文化は世界で広く見られますから、それがまた国が違えば、
その麺と合わせる食材などの違いもあって、その組み合わせは一層
広がります。
私は、そうした全体を 麺食 と呼んでます。
そして、イタリアでは総称としてパスタと呼ばれています。
話を彼の文に戻します。
彼は、日本のラーメンのルーツを辿るべく、
中国は、太原市という町へ行っています。
(山西省・太原市は、山西省の省都です。黄土高原の中にあります。)
これは間違いではありませんね、麺食を極めるなら必ずこの町は
行っておかなくてはなりません。
ですが、ここでも彼は日本のラーメンのその元となるものには
会えません。ただ、ラーメンの語源として、中国語の拉麺があること
を知ります。
彼の旅の時間的制約もおありでしょうから、これは止むを得ない
のですが、
あと一・二ヶ所、せっかくですから中国ラーメン紀行をするなら
是非歩いていただきたい町が他に数ヶ所ありました。
今度お会いしたらお教えしますね。
でも、初めての中国旅行が、このように、ツアーでなく、お仲間で
目的をもって行かれて、それなりに成果があったのですから、
一緒に行かれたお仲間の協力に感謝すべきでしょう。
文中ではお仲間も皆さん、ラーメン好きが高じてそうなってるのか
どうかまでは書かれてませんでしたが、きっとそうなんでしょうね、
太原が観光地ではない、とは言いませんが、余りいきなり太原に
中国旅行の最初の地として選ばれる方は少ないでしょうから。
次にまた中国へ行かれたときの様子を是非書いてください。
楽しみしております。
ということで、北澤さんの「ラーメンのルーツをたどる旅」
をお読みください。
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