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2011年5月12日 (木)

四川大地震から3年ー汶川地震三周年紀念

110512beijing1 あの中国・四川大地震から

今日、5月12日で3年目。

 日中友好新聞

  「日本と中国」第2091号、の記事を紹介します。

  以下、新聞記事です。

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    復興計画が9月に完了

     応用したい 中国の経験

  四川大地震発生から5月12日で3年になる。四川省政府は、3月末で

  住宅の修復・再建を含む復興事業の約9割が完成したと発表。

   9月末までには全項目を完了させるという。中国政府が導入した、

  「対口支援」と呼ばれる被災地の支援手法は、速さと着実さを示し日本

  でも一部注目をあつめている。中国の震災復興の経験を参考にし、

  東日本大震災の被災地復興への取り組みに応用できる点も多い。

   「対口支援」は、ペアリング支援とも呼ばれる。四川大地震の発生後、

  中国政府は、被災自治体ごとに非被災地の自治体と組み合わせた

  ペアを決め、支援を法制化した。北京市や上海市などが、長期的かつ

  継続的なきめ細かい支援を一対一で行って復興へとつなげている。

   四川省政府は4月18日に記者会見を開いて復興状況を報告した。

  国が定めた2万9000余の復興プロジェクトのうち、2万7000項目余り

  が3月までに完成し、残りを9月までに完成させるという。中央政府が

  掲げた「3年以内の復興」はほぼ実現すると発表した。

   こうした中国の復興の経験が、いま日本で注目をあつめている。

  東日本大震災の発生後、被災地へ向け物資の支援や公営住宅などの

  住宅提供を行った日本の自治体は多く、防災関係者や一部の専門家

  から対口支援導入の有効性が指摘されているという。対口支援の特徴

  は、時々の要望に応じたきめ細かい支援を行える点にある。福島県の

  双葉町が、さいたま市の施設に役場ごと集団避難するなどの動きもあり、

  こうした対口支援が継続的でていねいなサポートを可能にする。

    スピードを重視した政府主導の中国の復興政府は完璧ではなく、

  仮説住宅暮らしを続けたり、心理面のケアが必要な被災者もまだ多い。

  しかし、目標や期日を決めて道筋を明確にした点は高く評価できるだろう。

   5月21日、22日には、東京で日中韓首脳会談が開かれ、これにとも

  なって日中首脳会談も行われる。日本の被災地の一刻も早い復興に向け、

  中国の震災復興の経験を参考にする姿勢も望まれている。

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                              2011年5月5日号。

  

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