お礼、中国国際放送日本語部『かけはし』春号ー贈送
中国国際広播電台日語部 CRI
機関紙『かけはし』の春号をお贈りいただき、ありがとうございます。
また、部数を多数お送りいただきましたので、私どもの中国語教室で、
生徒のみなさんに配布し読んでいただこうと思っております。
ありがとうございました。
この号は「一年の計は春にあり」と題した日本語部長のご挨拶から
はじまり、「2011春節探偵団」「北京で過ごす春節」の春節関連の
話題、作家 井上靖の紹介、
「中国語学習の頼れるガイド」などなど、楽しい記事がたくさんです。
そして何よりいつもと違うのは、別刷りで
「東北関東大震災特集」が組まれていることです。
「中国救援隊の動き」
「中国が行った援助活動リスト」
「ウェブサイトからのメッセージ」
「日本からの声」
など、ここならではの視点で、
記事が組まれていて、大変興味深く拝見しました。
とりわけ、「日本からの声」と題して、日本に住んで居られた中国の
かたの3月11日を前後したそれぞれお一人お一人のご様子が、全く
個人的な視点ではありますが、3名の方から寄せられております。
お一人だけ紹介しましょう。
東京で働くサラリーマンの方からの投稿、
--私は、今年26歳の東京日本橋にある会社で働いている男性です。
今日の午後2時45分ころ、オフィスにいると急に大きなゆれを感じ、
びっくりしました。そこで早速机の下にもぐって何分間かじっとしていま
したが、揺れがやっと小さくなったので、みんな外に出ました。しばらく
外で様子を見てから職場に戻り荷物を持って帰りました。
携帯電話がだめなので、ネットで北京にいる友達に頼んで、母に
電話で連絡するよう頼みましたが、私が「無事だ」と聞いて母は泣いて
しまったそうです。私は今、ある公園で避難しています。みんなが無事で
あるように祈ってます。----
これはその当日3月11日の夜、おそらくこの男性は東京の交通機関の
乱れから帰宅できずにいて、何らかの方法で北京の放送局へ投稿した
ものなのでしょう。
それぞれの3月11日があります。
昨日も申し上げましたように、もう日本でというか、世界中の何処でも
何処かの国でこうした災害があったなら、それはもうその国の人だけの
問題ではすまない時代に入っているということです。
近くはニュージーランドのあの地震災害で、日本の方多く犠牲にも
なっているように、一国の問題としてそれは留まりません。
そして、この日、3月11日、多くの中国の方が、
東京で、あるいはもっと被災地に近いところで、更に被災地のその正に
真ん中におられて方も少なくないのでして、
それぞれの3月11日あるわけです。
それらを、こうしてまたそれぞれ伝える場が違うところで取り上げ
綴って記録することは大切だし意義があると思います。
中国国際放送局日本語部の編集のみなさん、
お送りいただきました「かけはし」ありがとうございました。
函館日中友好協会
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