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2011年5月31日 (火)

ラーメンが本場?中国になかった話ー「隗報」第58号

Kaihou  中国情報誌『隗報かいほう』

  第58号、掲載のお二人目の

  作品を紹介します。

  この号のお二人目は

  北澤 達夫 さん、

  今回、初めて中国旅行へ。

    その旅の目的は、大好きなラーメンの本場?中国へ

   行き、そのホンモノノ?ラーメンを訪ねるというもの。

   「ラーメンのルーツをたどる旅」と題しています。

   いきなり結論をばらしてしましますが、結局この旅で彼は

   ラーメンのルーツを垣間見ることにはなるのですが、本当の

   意味でのラーメンは見つけられなかったわけです。

    それは、何故か?

    そちらは、彼の文を読んでいいただくこととして、

   ラーメンは、拉麺と漢字では表記されます。

   拉麺は、中国での読みは、ラー・ミィェンとなります。

   拉の方の音は同じです。引っ張るの意味ですね。

   麺は、もともとはこちらは小麦を表し、その総称といえます。

   小麦をどう処理して食すか、の方法の問題です。

   

    この処理の仕方は、例えば、小麦を発酵させるのかどうか、ですね

    そして、その発酵の度合いをどの程度に抑えるのかとか、

    小麦を練ったあとの形状をどうするのか、

    小麦を蒸して食す、茹でて食す、焼いて食す、

    などなどのバリエーションがあって、この組み合わせは相当の数と

    なります。

    さらに、小麦文化は世界で広く見られますから、それがまた国が違えば、

   その麺と合わせる食材などの違いもあって、その組み合わせは一層

   広がります。

    私は、そうした全体を 麺食 と呼んでます。

   そして、イタリアでは総称としてパスタと呼ばれています。

     話を彼の文に戻します。

    彼は、日本のラーメンのルーツを辿るべく、

    中国は、太原市という町へ行っています。

    (山西省・太原市は、山西省の省都です。黄土高原の中にあります。)

    これは間違いではありませんね、麺食を極めるなら必ずこの町は

    行っておかなくてはなりません。

     ですが、ここでも彼は日本のラーメンのその元となるものには

    会えません。ただ、ラーメンの語源として、中国語の拉麺があること

    を知ります。

      彼の旅の時間的制約もおありでしょうから、これは止むを得ない

   のですが、

     あと一・二ヶ所、せっかくですから中国ラーメン紀行をするなら

    是非歩いていただきたい町が他に数ヶ所ありました。

     今度お会いしたらお教えしますね。

    でも、初めての中国旅行が、このように、ツアーでなく、お仲間で

   目的をもって行かれて、それなりに成果があったのですから、

   一緒に行かれたお仲間の協力に感謝すべきでしょう。

    文中ではお仲間も皆さん、ラーメン好きが高じてそうなってるのか

   どうかまでは書かれてませんでしたが、きっとそうなんでしょうね、

   太原が観光地ではない、とは言いませんが、余りいきなり太原に

   中国旅行の最初の地として選ばれる方は少ないでしょうから。

     次にまた中国へ行かれたときの様子を是非書いてください。

   楽しみしております。

     ということで、北澤さんの「ラーメンのルーツをたどる旅」

   をお読みください。

    

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2011年5月30日 (月)

「中国の教育現場」を見て、-『隗報』第85号、発行

Kaihou   『隗報 かいほう』 第85号が

  発行されました。

  『隗報」は隔月刊の、中国情報

  フリーペーパーです。

  できるだけ、身近な中国を皆さんが

  中国に行かれたときの様子や、感想

  などをお書きいただいております。

   投稿も歓迎いたしております。

   投稿のお願いもしておりますが、毎回身近な方々、普段お会いできる

   ような、そんな行動範囲と同じ位のお付き合い中でお願いしておりますので、

   ほぼ、この機関紙の発行元がある函館周辺の方の原稿が多く寄せられて

   おります。

    ごくたまに、妹背さんのようにネットで投稿して下さる方もいらっしゃい

   ますが、いずれにしてもお願いは個人的な体験での感想をお願い

   しております。締め切り、報酬、規制など一切ございませんので、どうぞ

   貴方の、貴女の、中国での思い出や楽しかった、不思議体験を

   お寄せください。お待ちしております。

     『隗報』に書かれている中国は、ですから非常に“個”的な“中国”で

   その意味では、書籍やマスコミで得られる中国の情報とは少し違った

   “中国”を見ることができます。

     そして、そうした“個”的中国の方が有る意味、本当の姿を見ることが

   できたりもしています。それをお楽しみいただければ、と思います。

   『隗報』は無料ですが、定期購読をご希望の方は、茶館「隗」で入手か

   郵送での配布も承っております。但し、その場合は郵送費をご負担

   いただきます。ご住所、回数部の80円切手を添えてお申し込みください。

    さて、今回発行されました、第85号は、三人の作品が載っています。

   今日は、最初のページに乗っている、野村 栄一さんの

     「中国でみた教育、学校見学現場」をまず、紹介しましょう。

    教育関連視察団の一員として、訪中された当時の、

    中国、天津→北京→大連、三都市で学校訪問などをされております。

    この三都市はみな大都会です。北京は無論その首都として、

    天津は、政府直轄地という行政区分を耳にしたことがあおりでしょうか、

    大連は、東北の遼寧省の省都ではありませんが、なぜか、省都の

    瀋陽市より日本人は馴染みがあるそんな町です。

      訪中時のマイカーの増えていく様、高層ビルの乱立する様子などの

    驚かれ、学校訪問では、子供たちの優秀なのに驚いておられます。

      一般に、中国ではこうした学校訪問の際は、重点校と呼ばれる、

    優秀な子を集めて、政府の予算その他も手厚くして、優秀な先生を

    つけて、英才といわないまでも、かなり進んだ教育現場を外国からの

    お客さんにお見せする、という形が多く見られますので、そうした学校

    を何校かご覧になっております。

       大連市では学校教育機関ではない、海外への研修組みの、

    日本語特訓クラスの様子がほんの少しだけ触れられております、

    こちらは、学校とは違い、なかなか話題にならない珍しい風景が

    書かれております。

     『隗報』は紙面が限られておりますので、もう少しこちらの様子も

    知りたかったのですが、ちょっと残念です。

     今一度この辺のところももう少し詳しく書いていただきたいものと

    期待しております。

     或いは、読者の中で、同じくこうした教育機関や語学研修の場を

    見学されたり、もっと直接、そした場で日本語を教えていた、なんて

    方がおられましたら、どうぞ、『隗報』に投稿してください、お待ちして

    おります。

      明日は二人目の書き手、

     北澤さんの、「ラーメンのルーツをたどる旅」を紹介いたします。

        『隗報』郵送での定期購読ご希望の方、

        『隗報』へ投稿いただける方、いずれも下記の住所

        あてお願いいたします。ご連絡お待ちしております。

     〒040-0013

        函館市千代台町14-8

        茶館 「 隗 」 内

            

    

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2011年5月28日 (土)

「彩雲の南」31・32・33号、お送りいただきありがとうございます。

01  日本雲南聯誼協会

  発行の、

 会報「彩雲の南」

 31号、32号、33号

  お贈りいただき、

  ありがとうございます。

 この日本・雲南聯誼協会は、

   その活動理念として、次のように書いております。

   日本と雲南省の友好を願う人々に対して、

   教育及び文化に関する活動を行い、友好と

   発展に寄与することを目的とします。

    このビジョンを実現するため、協会は次の3つの活動を

   柱としています。

    【1】教育

      雲南省の少数民族の子供たちが安心して平等により良い

    教育を受けられるように応援します。

    【2】文化

      日本と雲南が互いに学び、支え合うための架け橋となり

     交流します。

    【3】健康

      雲南省の人々のより良い暮らしのために応援をします。

     という活動をされておられる団体です。

     「彩雲の雲」はこちらの団体が発行されている会報です。

    どの号も興味深い記事で埋まっております。

     たとえば、第33号は、

     「十年育樹、百年育人」という、中国の方が教育を話題なさるとき、

    よく持ち出すこのお話は、私も大好きで、

    その横の写真に小さな子供たちが山道を学校へ通う様子が写ってます。

    これまた、雲南省はご存知のように、少数民族が多いので、

    山道といい、子供たちの洋服といい、この一枚の写真でここの

    子供たちの様子がよく現されている好い写真です。

      中は、現地活動、プロジェクトの実績、視察報告、

      25の小さな夢基金応援ありがとうございます!と題した

    現地のイ族の子供さんのお礼メッセージや、彼女がインタビュー

    に応える形での現状報告が掲載されています。

      紙面は、タブロイド版新聞4ページ、全てカラー印刷で

    写真も、囲みもカラーで綺麗に仕分けられていて、見やすく綺麗。

     とても参考になりましたし、楽しく拝見いたしました。

       日本雲南聯誼協会 さんからお送りいただいた、

      「彩雲の南」をご紹介し、お礼に代えさせていただきます。

     ありがとうございました。

                 函館日中友好協会

     

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2011年5月27日 (金)

「ロシア文化フェステバル」のご案内、ありがとうございます。

Rosia  新生ロシア連邦20周年、

 聖ニコライ渡来150周年記念

 ロシア文化フェスティバル

 2011 IN JAPAN

  オープニング

 のご案内いただきました、

 ありがとうございます。

    このところ、他の機関・団体から 協会へのご案内

   お送りいただいたものへのお礼が続いておりますが、

     「ロシア文化フェスティバル」開催のご案内と

     函館オープニング・パーティのご案内をいただきました。

     ありがとうございます。

     上の写真では、文字印刷部分がつぶれてしまいました、

    見づらいですが、とても盛りだくさんの活動内容が予定

    されております。

    機関は6月30日から7月10日まで、

   6月30日~7月3日までの間は、函館市民体育館において、

    「国立ボリショイサーカス」公演、

   7月2日は函館市芸術ホールにおいて

    「ピャトニツキ記念、国立アカデミー・ロシア民族合唱団」

      創立100周年記念来日公演が、

   7月1日~10日は、函館芸術ホールギャラリーにおいて

    ロシア人収集家コレクションより日露和親条約締結156周年記念

    明治古写真展「失われた日本」点が、

    7月1日~3日 北海道立函館美術館で

    チェブラーシカとロシアアニメーション、上映会

    7月2日 聖ニコライ渡来150周年記念

      ロシア人墓地慰霊文化祭

     と多数の催しが予定され、準備されているようです。

   近くなりましたら、それぞれまたいろんな方法での周知がなされることと

   思います。

     機関も長く、催しも大々的なですので、関心をお持ちの方はそれぞれ

    催しを確認してお出かけください。

     7月2日(土)には国際ホテルでの

     オープニングパーティも予定されておられるようです。

     協会・会員の方で興味をお持ちの方、参加して見たいという方は

     ご連絡ください。

     7月2日(土)午後4時から、事前に出欠の報告が必要です。

      こちらの締め切りは6月中旬となっておりますが、早めに

      事務局までお申し出ください。

      函館市企画部国際課が窓口となっております。

     まずは、主催「ロシア文化フェスティバル組織委員会」へ、

     ご案内のお礼を申し上げます。

                   函館日中友好協会

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2011年5月26日 (木)

お礼、中国国際放送日本語部『かけはし』春号ー贈送

 中国国際広播電台日語部 CRI

  機関紙『かけはし』の春号をお贈りいただき、ありがとうございます。

  また、部数を多数お送りいただきましたので、私どもの中国語教室で、

  生徒のみなさんに配布し読んでいただこうと思っております。

   ありがとうございました。

   この号は「一年の計は春にあり」と題した日本語部長のご挨拶から

  はじまり、「2011春節探偵団」「北京で過ごす春節」の春節関連の

  話題、作家 井上靖の紹介、

   「中国語学習の頼れるガイド」などなど、楽しい記事がたくさんです。

   そして何よりいつもと違うのは、別刷りで

   「東北関東大震災特集」が組まれていることです。

Jiayou こちらも、政府・大使館の動きや

「中国救援隊の動き」

「中国が行った援助活動リスト」

「ウェブサイトからのメッセージ」

「日本からの声」

 など、ここならではの視点で、

    記事が組まれていて、大変興味深く拝見しました。

   とりわけ、「日本からの声」と題して、日本に住んで居られた中国の

   かたの3月11日を前後したそれぞれお一人お一人のご様子が、全く

   個人的な視点ではありますが、3名の方から寄せられております。

     お一人だけ紹介しましょう。

   東京で働くサラリーマンの方からの投稿、

   --私は、今年26歳の東京日本橋にある会社で働いている男性です。

    今日の午後2時45分ころ、オフィスにいると急に大きなゆれを感じ、

    びっくりしました。そこで早速机の下にもぐって何分間かじっとしていま

    したが、揺れがやっと小さくなったので、みんな外に出ました。しばらく

    外で様子を見てから職場に戻り荷物を持って帰りました。

      携帯電話がだめなので、ネットで北京にいる友達に頼んで、母に

    電話で連絡するよう頼みましたが、私が「無事だ」と聞いて母は泣いて

    しまったそうです。私は今、ある公園で避難しています。みんなが無事で

    あるように祈ってます。----

    これはその当日3月11日の夜、おそらくこの男性は東京の交通機関の

   乱れから帰宅できずにいて、何らかの方法で北京の放送局へ投稿した

   ものなのでしょう。

      それぞれの3月11日があります。

     昨日も申し上げましたように、もう日本でというか、世界中の何処でも

    何処かの国でこうした災害があったなら、それはもうその国の人だけの

    問題ではすまない時代に入っているということです。

     近くはニュージーランドのあの地震災害で、日本の方多く犠牲にも

    なっているように、一国の問題としてそれは留まりません。

     そして、この日、3月11日、多くの中国の方が、

    東京で、あるいはもっと被災地に近いところで、更に被災地のその正に

    真ん中におられて方も少なくないのでして、

      それぞれの3月11日あるわけです。

      それらを、こうしてまたそれぞれ伝える場が違うところで取り上げ

    綴って記録することは大切だし意義があると思います。

     中国国際放送局日本語部の編集のみなさん、

    お送りいただきました「かけはし」ありがとうございました。

    

                 函館日中友好協会

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2011年5月25日 (水)

お礼「であい」北方圏センター情報誌、贈送

Dai  北海道の国際協力情報紙

   『であい』

  2011年春号

  特集

  「開発教育ファシリテーたーと

   参加する国際協力・環境問題ツアー」

 -高校生、カンボジア大国で国際協力に

                  ついて研修、帰国後に報告会」

   をお送りいただきありがとうございます。

    このところ、今度の東北大震災に触れて書いておりましたので

  お送りいただいた、それぞれの機関紙・団体へのお礼が遅くなって

  おりました、お詫び申し上げます、とともに、遅くなりましたが、入手は

  それぞれしておりますので、ここでお礼を申し上げます。

    こちは、北海道の、道内での国際協力の動きを纏められたもので

  毎回そうした道内の動きがよく判り、参考になります。

    なかなか、道内にあっても他の地域または、道内でのそれぞれの

  団体の活動などはこうして知らせていただかないと意外に知る機会が

  少ないものです。

    また、もう一つの視点は、

   これは北海道のみならずですが、日本が多文化共生の世界に既に

   入っているということです。

     一つの言語や、一つの考え方では立ち行かなくなっております。

    それは、この度の大震災でも同じでした、

    一度このようなことが起こりますと、これは必ず多言語・多文化の

   問題として起こってきますし、そうした処理が必要となります。

    ですので、今回も、

    被災地の近くに「多言語救済センター」が立ち上がり、

   それぞれの言語や、それぞれの国の方たちへのサポートを

   して行かなくてはならない。

     そして、それは、今回の震災で難を逃れた方が一様に

    おっしゃってるように、普段からの避難の心構えと、訓練が

    功を奏しています。

      普段に、また、それらを予測して備えていなくてはならない

    のです。

      その心構えがないと、いけない、ということを今回学んだ

    わけでして、多文化・多言語に備えなくてはいけません。

     そしてそれはすぐにはできないので、ある程度時間をかけて

   今から準備が必要だということだろうと思います。

     機関紙『であい』お贈りいただきありがとうございました。

              函館日中友好協会

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2011年5月24日 (火)

お礼、『国際文化フォーラム通信』No90、贈送

Kokusi 『国際文化フォーラム通信』

  2011年4月、第90号

  をお贈りいただき、

 ありがとうございます。

   今号は、

  学びを深める交流

 と題されております。

   ◎異なる背景をもつ相手との関わり、ともに考え、

    ともになにかを創る体験は、子供たちがこれから

    グローバル社会で生きていく力を身につけていく

    ことにもつながります。◎教師は、子供たちがどの

    ような力を身につけることをめざし、どのように

    交流活動をつくっているのでしょうか。また、そこに

    参加する子供たちは、どのような過程を経て、なに

    を学ぶのでしょうか。

     と、扉には書かれてあり、

   上の画像がそうですが、右側は、子供たちがこれは

   何かお料理でしょうか、すり鉢と苦戦している写真が

   掲載されております。

     この一枚の写真は、なかなかよく撮れてますね。

    モノクロなんですが、多分このすり鉢に手を伸ばしている

    子供たちは、いろんな国の人が手を携えて、一人の子が

    すりこ木でいままさに、中のものを捏ねようと悪戦苦闘

    している様が切り取られております。

      とても好い画です。

     全国各地で、それぞれの場所で創意と工夫をこらしながら、

   若い眼と、力を、どうやって世界に向けさせ、

   世界からのそうした眼と、力を、ともに培ってゆくかが綴られて

   おります。

     毎回、こうした情報が、それぞれの地域で国際交流に取り

   組んでいる人たちに勇気と、参考になる点を多数示している

   ことと思います。

     お贈りいただきありがとうございました。

    この場を借りてお礼を申し上げます。

                            函館日中友好協会

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2011年5月23日 (月)

函館中華会館ー収到送呈「創立100周年記念シンポジウム報告書」

Tyuuka_kaikann  函館中華会館創立100周年記念

   シンポジウム報告書

  函館に残された中華世

  -函館中華会館ー

 お贈りいただきありがとうございました。

  こちらは、昨年秋、9月に開催されました

 記念シンポジウムを、報告書としてまとめて

    いただいたものです。

        巻頭言 には、

 ・・・ 2010年は函館中華会館創建100周年にあたる記念すべき年である。

   函館中華会館は国内唯一残る純中国様式の中華会館として、厳しい

   北海道の風説を100年間にわたり耐え抜いてきた。会館内の装飾や

   調度品は、厳粛で壮麗な姿を創建当時の香りをそのままに残している。

    この貴重な函館中華会館の歴史と文化を深く理解し、後世に伝える

   ために、函館市内外の団体と協力して、2010年9月11日、12日の

   両日、記念シンポジウムを開催した。このシンポジウムでは、華僑文化

   における会館建設の歴史について理解を深めるとともに、建築様式や

   調度品などについて、建築史や美術工芸の視点から意義を明らかに

   してゆくことを目的とした。さらに、函館中華会館の調度品や書面、建築

   物を高精細画像として記録し、デジタルアーカイブとして保存し研究調査

   に活用する可能性についても検討した。  

           ・・・・ 以下割愛

                        実行委員長  川嶋  稔夫 

     とあるように、

    なによりも、この「函館に残された中華世界ー函館中華会館ー」が

   そうであるように、これで、「函館中華会館」が記録として残ることに

   なりました。

     関係各位皆様のご努力の心より敬意を表します。

     とかく、すぐそばにどんなに貴重なものがあっても、意外にすぐそばに

   いつでもそれがあると、余り重要にも思えず、あまり注意も払わないのは

   何処でも誰にも見られる傾向としてあります。

     函館にある「中華会館」はそういう意味でも、他にはない優れて特徴的

   な歴史的建築物であることは間違いないのですが、

     これまで、きちんとした記録と、きちんとそれを見直す作業がなされた

   ことがありませんでしたので、これをもって、

     「函館中華会館」は記録としてもきちんと、残され、後世の人々が

   しられべようと思ったときに、当たれる文献ができました。

     そのことを何よりも喜ばしく思います。

     お贈りいただきました資料大切に保管し、何かの折にまたこの資料が

   役立つことを願っております。

      シンポジウム企画の段階からご尽力され、資料を配送くださった

    函館ラ・サール高等学校教諭 の  小川  正樹  先生、

      また、函館華僑総会理事 の   任   道治  先生 に

     お礼申し上げます。

                        函館日中友好協会

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2011年5月21日 (土)

SBOステーション・ブラックアウトー全交流電源喪失

  核電站(原発)事故発生以降、

  毎日のように新しいコトバが使われ、それを覚える・・

  いやいや覚えちゃいないが、使っているのを耳にする、耳にした。

   それらは、放射能線のその都度の単位であったり、

   ある種の特殊な機械の名前であったり、

   毎日のように新しいコトバが使われ、つぎからつぎと

   発信され、その都度、覚えさせられる?

   「SBO」もその一つ。

   発電所そのものが停電となり、電源を失う、

   なんてことは私たちは考えもしないが、こうしたコトバがあること自体

   それは有り得ることだし、それが万が一あった場合に備えていなくて

   はならないらしい。

      東京電力が最近になって発表した事故当時の原発内の

   写真のうち、事故当日の原発内管理塔のホワイトボードにも

   この SBO の字が。

 

     というのは、今回の原発問題が起きてからすぐに待てよこれって

     どっかで読んだことがあるぞ、と思っていた。

     私の読む本のその一番の多くは中国関係のものが占める。

     ただ、中国ものといっても経済関係や、政治のものも多く、

     そして歴史に題材をとった小説や、現代ものの小説も無論あるし、

     以外に多いのは、中国そのものを扱ったエッセイのような形式のものが

     かなりの量ある。

                そんな中でBeijing 今日、紹介するこの本は、

  東洋経済新聞社刊

   真山  仁 著

   『ベイジン』上下2冊

  奥付には08年発行とあるから

  その頃に買い求めて一度読んだ

  上下2冊の本で、

  内容は、北京オリンピックを目前に

    中国では電力確保の為に、中国東北部大連のそばに

    原子力発電所を建設することとなり、それもその原発は

    これまでの原発施設の中でも飛びぬけて大きな発電量を

    計画し世界最大の原発建設にかかる。

      そこに日本企業と日本人技術者も加わり、まさにあの

    北京オリンピック開幕のあの日、08年8月8日開電が

    至上命令となって、物語は動き、最後にその8日一旦動き

    初めた発電所に事故が発生するというもの。

      そのこの小説でいうともうお終いの部分に当たりますが、

    事故が(小説では中国側の管理の不徹底が要因となっている)

    起こってからの原発の様子はまさに今回の福島と同じです。

      ということは、原発というやつは事故が無いことになってる?

    が、ひとたび、事故となったらこれくらいのことは小説が先に

    書かれているように、普通に予測?考えられる、という証明でして

    全電源を失った原発、SBO

     は、あり得る、考えておかなくてはいけない、備えておくべき状態

    だった、ということでして、

      そこに到る事故発生の原因を考えると、

      そんな全電力を失うなんてことがそうそうあり得るべき?では

      ないので誰も考えたくもなかったのでしょうが、

      なることすら考えたくなかったのですから、さらに

      その後の、そうなってからの事なんて誰も考えてなかったのですね、

    その結果がこれなわけです。

ベイジン〈上〉

買ったきっかけ:
中国を舞台にした小説

感想:
原発事故を扱ったフィクションを改めて読み返してみた

おすすめポイント:
事故が起きるまでの日中の人間模様もなかなか面白いです。

ベイジン〈上〉

著者:真山 仁

ベイジン〈上〉

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2011年5月20日 (金)

揺らぐ日本への信頼ー難以信頼的国家

   われわれが世界の様々な国を、日本の眼を通して見ている

  それと同じように、世界はそれぞれの国がその国の視点でもって

  日本を見ている。

    そうした中、此処へ来て日本への信頼が揺らぎ始めている。

   それを、「逆狼少年」現象と名づけて書いた。

    中国の日本を見る目にも変化が出始めている。

    当初は、中国に限らず、世界中の国があの大きな災害を目にし、

   そのすぐあとの被災者の映像は、世界を驚嘆させた。

   あれだけの被害にあいながら、家族を喪いながらなお、被災地での

   避難場所でのあの様子が、世界へ報道されるたびにこんな時でも、

   譲り合い、助け合うその映像は世界から賞賛された。

    日本人の高い資質に世界が愕然とした。

    自国で同じことができるだろうか?と考えた。中国もそれは同じ。

     と同時に、被災地の画とは別に世界の関心は、核電站(原発)

   事故の様子と、その後の処理の問題が注視されていた。

     それは世界を揺るがす大問題で、中国でも連日特番を組んで

   のこれまでにない、情報量を発信していた。

    それが、二ヶ月を過ぎて、この間の、日本政府と電力会社が出す

   発表は大きく日本への信頼を失う結果となった。

     国内向けに日本人の心配性?を織り込んでの、安心させる

   為の発言はことごとく、後にそれを訂正することとなり、加えて、

   それらの発表は少なくとも公式の場での数字であったり発言

   ですので、それを受けた中国の感想は、

     こんな簡単な数字も間違えるのか、こんな管理だったのか、

     こんな道理に合わないことを発表して何とも思わないのか、

     これでは、今後の発表に信頼がおけない、

   というものに変わってきた。

     日本が安心・安全の国だ、という神話?はすでに脆くも崩れた、

   これは原発事故で、

     日本人が誠実で信頼に足る、というのも政治家と東京電力の

   発言で崩れそう、

     日本の情報が信頼に足る、というのも壊れ始めている、

     それで、いま中国が注目しているのは何かというと、

    「日本福島核電站 放射性汚水総量已超10万屯何去?」

    と、この総量は日本でも認めていると思うのですが、

    この処理をいったいどうするつもりなのか、

    心配される海洋汚染は・・・・

      を注目していて、この処理とまたその処理の発表に齟齬でも

    あるとこれはもうかなり決定的に信頼を失いますね。

      そうならないことを願ってます。

      事、此処に到って何もそんな偽りを重ねなくとも、

      多分良かれとおもってされてるんでしょうが、

      世界的にも、また国内でも何の評価も効果も

      得られていないように思えます。

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2011年5月19日 (木)

中国の「狼少年」物語、-中国・幽王的故事

  昨日の狼少年の話は、中国にもその物語があります。

  イソップの狼少年と同じようなものですが、

   中国の方がより古いのではないでしょうか。

   誰かこのことを書いてたのでその本を探したのですが、

   本というやつは探すと見つからない、と知ってました?

   哈 哈 哈 o(*^▽^*)o

   確か、陳舜臣のどの巻だったか、中国関係の本にあった

   と記憶してますし、他の方も何人かの方が書かれていたと

   記憶はしてますが、どれも何処に書かれていたかは忘れました。

 

    どこに書かれているかは忘れましたが、内容は大体なら

    憶えています。

     周の時代ですから、紀元前です、凄い古い話ですが

    何せ紀元前です。そんな時代に、というか、そんな時代から

    記録が残っているというのが不思議というか凄い国だななぁ

    と思うわけですが、

     そんな古い時代に、幽王という王様がいて、この王様の

    溺愛して女性名前がいて、名前忘れてしまいました。

     その妃とは違うその女性が好きなこの王様、

   ところがこの女性は笑わない、何としても笑顔を見たいと思って

   いた王様は、ある日まったくの手違いで西域から敵が襲来した

   ときに緊急用の連絡手段としてあった狼煙ノロシが、

   (烽火台をある間隔をもってつくりノロシをあげることでそれを

    知らせる通信手段の変わりにしておりました。)

    ある日ほんの手違いで、ノロシがあがりそれは次々に

   受け継ぎされて、城へその知らせが来ましたノロシがあがってました

   ので、緊急時と思いきや、臨戦態勢に入ったら、それが手違いであった

   ことが判るとこれまで一度も笑ったことがなかった、この女性が笑った

   んですね、それからというもの、幽王はその後、この女性の笑い顔が

   見たいばっかりに始終何ともないのに、ノロシをあげさせた、

    王様はそれでご機嫌だが、その度にスワ敵襲来と準備にかかる

   兵たちにとってはたまったものではありません。

     との物語、故事(グゥ・シィ)があって、

    狼煙ノロシと狼少年の話には両方に「狼」が出てきます。

    で、このお話と日本のこの間の態度や説明が、いま、

   これとは逆で、そうとう危ないのに、大丈夫大丈夫を言い続けているのを

   「逆狼少年」現象と呼ばれているわけです。

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2011年5月18日 (水)

日本政府・東電の発表は、「逆狼少年」・・・ 一派謊話

   東日本大震災後のとりわけ、原発の事故の部分で、

  昨日の話のように、日本政府や東京電力の発表をさして、

  「逆狼少年」だとの指摘がある。

   本家?は「狼が来たぞ~!!」とたびたび騒ぎ、脅し、

  その実、狼が来たことは一度たりともなかったので、

  誰も終いには相手にもしてくれなくなった、の話はご存知の通り。

   それが、日本のそれはまったく逆で、「大丈夫~!!」を言い続けて

  いるが、実はかなり危ないんであって、それを知らせずに

  ただただ、、安心して下さい、は同じように何度も裏切られれば

  それはもう効き目がないでしょ、ということだ。

     「逆狼少年」と呼んでいる。

    昨日、今日あたりの中国の報道を見ていても、

   どこにも、日本の騒ぎを取りあげてはおらず、燃料棒の露出なんて

   な問題を何で今頃になって騒いでるの?くらいの位置づけ。

    これが、ちょっと困ったな、と私が思ってるのは、中国は

   これまでそれなりに日本の報道に気を向けて、それを取り上げ

   都度かなり詳細にそれらを評していた中国のマスコミが、まったく無視。

     これは困るんですね、相手にもされなくなっちゃった。

     今後もそうした視点で、どうせ「逆狼少年」と思われるのは

     これまたかなり危険。

    これは拙いですね、かなり困りもんです。

    いま「安心です」「北海道は安心です」「××は大丈夫」と

    言ってもそれが額面どおり行かなくなってきました。

     これが一つの問題。

     それと、日本人の本来のあの細かすぎる?と言われるほどの

    細部にこだわる民族がですよ、原発のそんな危険なものを扱って

    そんなルーズは記録と結果しか出せないのと、見られている。

      本来?の原子力発電所はそれはもう細かい神経質といっても

    いいくらいの管理がなされているのでして、こんな大ざっぱな話で

    すごせるようなところではありません。

     あの画面に出て発表している、東京本社にいる人たちがどんな

    人たちかわかりませんし、彼らにしてからも言わされているだけかも

    知れませんが、現場はあんなんじゃありません。それもこれまでの

    平常時の原発内部の神経質さといったら、それはもう日本人が

    管理するとこうだよね、と思わせるものと、さすが日本人は細かい

    わい、と言わせるほどの徹底した管理下にあるんですね。

     それがこの余りに雑といいますか、こんないい加減な発表では

    日本の、日本人のこれまでのあり方、優れている言われていた

    日本人のそうした部分もいま疑われ始めてています。

     日本全体が、日本人が、日本に対するイメージを変えつつある。

    そんな対応をいま、日本政府や東京電力の人たちはしているわけですね。

      これまた、ちょっと困りものです。

    そして、イメージというやつは一度出来上がってしまうともうなかなか

   変えることはできない。

    「狼少年」はいつまでも「狼少年」であって、誰もそのまま評価して

   貰えなくなります。

    「逆狼少年」も、今度ほんとうに「大丈夫」なときも、そのまま

   それを信用して貰えなくなりそうです。

     困りましたね。これは。

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2011年5月17日 (火)

今ごろ!全炉心溶解発表ー現在才・・

   日本では、全炉心溶解が判明したとのニュースが躍っているが、

  中国はまったくこのことに触れられていない。

    

  それは、中国ではかなり早くの段階で、多分私が目にしている

  範囲でも、3月ぐらいの段階でそうした話が、紙面に出ていて、

  それって、どの程度の確証があってのお話が判らないので、その 

  関係の記事、「炉心棒がむき出しになっているはず」の話は何度も

  目にしたし、更にもっと酷い情況だ、との話もあった。

    あるにはあったが、そんな話もどこまでが信頼できるのか

  判らず、飛び交う情報の中の一つでしかなかった。

    それが、此処へ来て、昨日の発表。

   そして、それに対しての中国側の昨日今日の動向は、

   「ホラ!見たことか」ぐらい言ってくれればいいのに、

   まったく無視。

    つまり、そんな話はもうとうの昔に済んでいて、

   「いまさら」そんなところへ話を戻して、というか、

   それってもう、誰もが知ってるでしょ、ぐらいのほって置かれ方。

     例のレベルを7に引き上げた時もそうですが、

   あれまた、最初からそうなんだから、早くに近隣を避難させなよ、

   と中国は言っていたので、引き上げたときも、向こうが先んじて

   情況を把握していた、ということになる。

     多分、日本側は発表のタイミングとやらを、どなたか考え

   どうコントロールしておれるのか判りませんが、そういうことを

   している、らしい。らしいとは誰もが感じてる。

    それは、それをなさっておられる方は、

    「良かれ」、と思ってされてるのでしょうが、

    こと此処にいたって、もうこの手が通用?しないどころか

    ちょっと逆効果かな、とはお気づきになっておられると思いますが、

    このやり方、

    これまで以上に、「不可思議の国、日本」を更に国際的に晒す

    だけで、

    世界中からまたまた、判らない国、とのレッテルが貼られそうです。

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2011年5月16日 (月)

平山郁夫絵画展(函館美術館)、あと一週間です

Hirayama_ikkuo  佐川美術館所蔵

  平山郁夫展

 大唐西域画への道

 北海道立函館美術館

 観覧料 一般1000円

   5月22日(日)

 が最終日となります。

  終了間近です。

    日中友好協会の会員のみなさん、中国が大好きという皆さん、

    まだの方はお急ぎください。

   ちなみに今日月曜日は休館日となっておりますので、

   今週いっぱいですのであと、数日しかなくなりました。

    平山郁夫は、

    日中友好協会会長、名誉会長を永く勤め、

   日中の友好活動の面でも大変活躍をされました。

    今回は彼の幅広い活動の中で、

    更に画家としても多数の作品を残しておりますが、

    西域に関わるそうした作品が選ばれ展示されております。

     一人の画家が、あるテーマ見つけそれを生涯を貫いて

    書き続ける、そうしたテーマを持てた幸せ、というものを

    強く感じて、展覧会を見て参りました。

     ご存知ように、ユネスコの活動や、日中友好協会の活動

   など、彼は文化の国際交流活動にも永く尽力されてこられましたた

   中でもとりわけ、ある時期の中国に多くの画題をとられておられ

   ます。そして更に中国のある地域の風景にも深く魅せられていたようです。

    画は他人がとやかく言うより、とにかくじっくりと見ていただくのが

    一番ですので、私の解説などは必要ないでしょうから、

    どうぞ、この機会に足を運んでください。

      函館のお近くの日中の会員のみなさんもお時間がとれましたら、

    どうぞ、さすがに桜は散ってしまいましたが、これからは少し暖かい

    日も続くようです。お出かけください。

      時間がございましたら、函館日中にもお立ち寄りください。

     事前にご連絡いただけるとありがたいです。

     道立函館美術館は、五稜郭公園のすぐ脇です。

     函館日中友好協会事務局もそこから遠くはありませんが、

     函館の道路は判りづらいです。まずはご連絡を。

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2011年5月14日 (土)

中国で学ぶ日本人留学生からの東日本大震災報告

   東日本を襲った大震災。そんな中にあって中国各地へ留学している

  日本人留学生の様子が、日中友好協会機関紙「日本と中国」

  第2090号に載っていますので紹介します。

   以下は、「日本と中国」からの抜粋となります。

  -------------------------

   温かさに触れた募金活動  同済大学(上海) 筒井さん

    上海の日本人留学生で募金活動をしようという動きが出ました。

   ・・・(略)真っ先に動いたのは復旦大学に日本人留学生です。

   ・・・(略)中国人の学生、先生、用務員の方など、本当にたくさんの方が

   募金してくれました。学生が自分の財布の中身をすべて入れてくれたり、

   用務員の方が一ヶ月分の給料だと笑って募金してくれました。

    温かい言葉をかけてくれる方もいて、あらためて深い感謝を感じ、

   同時に次は中国のためになにかできることがあれば協力しようと

   強く思いました。

      ・・・以下省略。

   知らない人にも心配され  北京師範大(北京) 上田さん

    ある友達はテレビを見て心配してメールをくれたり、先生やクラスメート

   が「家族や友達は大丈夫?」と心配してくれました。バスに乗っていると、

   見ず知らずの中国人が私が日本人だと知ると同じように心配してくれ

   ました。私が「心配してくれてありがとう」と言うと、みんな「当たり前の

   ことだよ」と言ってまるで自分の国で起こったことのように心配し、悲しんで

   くれ、うまく言葉にできませんが本当にありがたいです。

      ・・・以下省略

   新聞とテレビが取材に   陜西師範大(西安) 竹下さん

    ・・・省略

    震災の翌週月曜日、地元新聞の西安晩報の取材を受けた。翌火曜日

   はテレビ局の取材だった。中国の人も、日本の地震と津波の被害に大きな

   関心をもっていて心を痛めている。異国にいると同胞が苦しい目にあって 

   いても自分には何もできないとう無力感に襲われて、やりきれない気持ちに

   なるが、そんなときに中国の人から励ましてもらった。

   国を超えた支援に感謝   華南師範大(鄭州)  井上さん

    ・・・省略

    中国のテレビでも地震発生当日から緊急特番が放送され、新しい情報が

   入るたびに中継、同時通訳で放送されました。またネットでも現場の写真など

   リアルな光景がいくつもアップされ、個人的な感想ですが、日本のメディア

   からの情報よりも、中国の情報の方がより現場が良くわかる、と感じました。

     学校側が募金活動をやってくれ、3日間昼前の授業が終わると同時に

   エントランスにメッセージボックス、募金箱、被災地の様子を知ってもらう

   ための現場の写真やニュースが張り出されました。・・・・省略

    うれしかった優しいことば  北京第二外国語学院(北京)本田さん

     被災地出身の留学生はいなかったのですが、日本人留学生全員が

   ショックをうけ、何もせずにはおられず、大学内での募金活動を行い

   ました。1回目は急だったため大学の許可がおりず校舎内での募金活動

   となりまいたが、たったの10分間で6000元(日本円7万6000円)近くも

   集まりました。2回目からは先生方の協力のおかげで校舎外で募金活動を

   行える許可が下り、パネルなどの作成も行い、日本人留学生はもちろん、

   中国人学生や先生方ととも募金活動を行いました。

     ・・・・以下省略

   -----------------------------

     全てを記載しますと長くなりますの、各留学生の発言はこちらで

   勝手に割愛させていただきました。

     これは、日中友好協会機関紙「日本と中国」4月25日号から

   転載しております。

 

  

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2011年5月13日 (金)

震災で民間交流が停滞

  この震災で海外からのお客様が激減しているのは報じられて

 おりますが、そのお客様の中にはこうした交流でいらっしゃる予定

 の方たちも大勢いらっしゃるわけです。

   そうした様子を昨日と同じように

   日中友好協会の機関紙「日本と中国」の記事から紹介いたします。

   以下、「日本と中国」第2090号の記事です

  ---------------------------

     震災で民間交流が停滞

      求められる中国への情報提供

   東日本大震災と福島原発事故の影響で中国からの訪日中止や

  延期が相次ぎ、民間交流の停滞を危惧する声が高まっている。  

   昨年9月に起きた尖閣列島沖での漁船衝突事件後にも交流が

  滞ったが今回はそれを上回り、観光や留学など影響は日中間の

  往来全般に及ぶ。そんななか溝畑宏・観光庁長官が訪中し、安全

  な地域への観光をアピールした。交流をストップさせないためにも、

  日本の状況を正確、迅速に中国側へ伝えることが求められている。

     中国では日本の震災に関して連日大きく報道されており、

   訪日中止や延期が相次いだのは原発事故に対する不安が広がって

  いるのが大きな要因。また、中国国家観光局が国内の旅行業者に

  対して、日本への団体旅行を停止するよう通告を出したこともあり

  ほとんどの団代ツアーがキャンセルされた。中国の「春秋航空」が

  3月に予定していた高松ー上海間の定期チャーター便就航も延期に

  なるなど、影響は広がっている。

    観光だけではなく、来日を止めたり一時帰国する留学生も多い。

  千葉県の城西国大大学では917人の留学生の8割が一時帰国したが、

  そのほとんどが中国人だったという。

 

    各地の教会が受け入れを予定していた訪日団も中止が相次いだ。

   現在(4月末)わかっているのは

    3月の江蘇省演芸集団(石川県日中)

    4月の吉林省友好の翼(宮城県日中)

        長春市民訪問団(大分県日中)

    5月の安徽省准南市教育局訪日団(高知県日中)

    8月の武漢市外国語実践校修学旅行団(大分県日中)の5団体。

     また、5月に貴州省で開く予定だった第13回日中友好交流会議の

   延期が早々に決まったほか、

    4月の日中友好植林訪中団(宮城県日中)と高知市で開催予定の

   日中友好書道展(高知県日中)、

     協会が後援していた上海京劇院の後援が取り止めになった。

    今後も交流事業の中止、延期は増えるとみられる。

      そんななか、溝畑観光庁長官が北京で、詔中国国家観光局

    局長や記者と会見、原発の状況、食品や水道水の検査基準などを

    説明し、日本のほとんどの地域が安全なことをアピールした。

     また中国側と観光交流の活性化に向けて協力していくことで合意

   した。

     訪日に対する中国側の不安を取り除くためにも、正確な情報を

   いち早く提供することが大切となっている。

     -----------------------

        「日本と中国」4月25日号

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2011年5月12日 (木)

四川大地震から3年ー汶川地震三周年紀念

110512beijing1 あの中国・四川大地震から

今日、5月12日で3年目。

 日中友好新聞

  「日本と中国」第2091号、の記事を紹介します。

  以下、新聞記事です。

  ------------------------

    復興計画が9月に完了

     応用したい 中国の経験

  四川大地震発生から5月12日で3年になる。四川省政府は、3月末で

  住宅の修復・再建を含む復興事業の約9割が完成したと発表。

   9月末までには全項目を完了させるという。中国政府が導入した、

  「対口支援」と呼ばれる被災地の支援手法は、速さと着実さを示し日本

  でも一部注目をあつめている。中国の震災復興の経験を参考にし、

  東日本大震災の被災地復興への取り組みに応用できる点も多い。

   「対口支援」は、ペアリング支援とも呼ばれる。四川大地震の発生後、

  中国政府は、被災自治体ごとに非被災地の自治体と組み合わせた

  ペアを決め、支援を法制化した。北京市や上海市などが、長期的かつ

  継続的なきめ細かい支援を一対一で行って復興へとつなげている。

   四川省政府は4月18日に記者会見を開いて復興状況を報告した。

  国が定めた2万9000余の復興プロジェクトのうち、2万7000項目余り

  が3月までに完成し、残りを9月までに完成させるという。中央政府が

  掲げた「3年以内の復興」はほぼ実現すると発表した。

   こうした中国の復興の経験が、いま日本で注目をあつめている。

  東日本大震災の発生後、被災地へ向け物資の支援や公営住宅などの

  住宅提供を行った日本の自治体は多く、防災関係者や一部の専門家

  から対口支援導入の有効性が指摘されているという。対口支援の特徴

  は、時々の要望に応じたきめ細かい支援を行える点にある。福島県の

  双葉町が、さいたま市の施設に役場ごと集団避難するなどの動きもあり、

  こうした対口支援が継続的でていねいなサポートを可能にする。

    スピードを重視した政府主導の中国の復興政府は完璧ではなく、

  仮説住宅暮らしを続けたり、心理面のケアが必要な被災者もまだ多い。

  しかし、目標や期日を決めて道筋を明確にした点は高く評価できるだろう。

   5月21日、22日には、東京で日中韓首脳会談が開かれ、これにとも

  なって日中首脳会談も行われる。日本の被災地の一刻も早い復興に向け、

  中国の震災復興の経験を参考にする姿勢も望まれている。

  ---------------------------

                              2011年5月5日号。

  

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2011年5月11日 (水)

中国人が見たこの2ヶ月ー過両個月、他イ門看什麼

  震災から2ヶ月、

  今日あたりもっとそうした記事や、その特集番組でも組まれるのかと

  思っていたら、どこもそれほどでもないようです。

   提供できる新しい情報や、何物もない、ということだろうか。

Huijia1  中国でも報道はせいぜいがこの一時帰宅の

  ものものしさを、報じている程度。

   この2ヶ月、ずっと中国の報道を注視してきました。

   といっても、私が見ることができる範囲と、時間も限られていますが。

   震災発生当初は、中国中央電視台のテレビ報道特別番組を、

   その後は新聞や、ネットでの報道を、

    時間が許す限り見てまいりました。

   

   そして、得た結論は、

   他の国を理解することの難しさ、を改めて痛感。

   それは、日本という国の特異性、日本人の国民性、に

   寄って来るものだけではない、普遍的にある他国を理解する

   その難しさに突き当たっている、と思います。

    この間、実にさまざまな人がさまざまな意見を、見解を述べている

   わけですが、中国の人の書かれたそれらの大部分は残念ながら

   「判ってないな」という感想です。

    まず、書くことを職業としている、中国の筆のたつ人たちの

   日本のこの間の様子とその分析は、日本という国にこれまで

   そう注意していたわけでもなく、突然日本での大災害があって、

   それをきっかけに日本や日本人を書いてますが、どれもほぼ

   見当はずれのものが多い。

     流石に書くことは慣れたますので、文章はうまく纏まって、

   結論めいたものもあって、それなりに読ませますが、何せ、

   その前提の日本人や日本を理解していないので、そこから

   導き出された結論は、総論としてはそうでしょうが、日本には

   当てはまらず、この記者の方もですからその意味で、書いていて

   不思議に思った、思う、と正直に述べていますが、「判ってないな」

   を感じさせます。

     長く日本に住んでおられる、あるいは日本文化が好きで日本への

   理解度?がこの人は大丈夫だろう、とこちらが勝手に思っていた

   人も、意外にこうなってみると「判ってないか」との感想を抱きました。

     これらの文章や、発言は、署名のない匿名のものも多く、

   とりわけネット上はそうした文や、感想が多数載ってますが、

    自分を紹介するのに、前振りの段階で、日本へ来て数十年、

   或いは日本に住んでかれこ十数年の方たちの、見た日本は、

   ここでも「判ってないな」が多く。見当違いが多く見られる。

    こうまで「判ってない」という意見が多いと、日本人が日本が、

   そんなに変わった、特殊な国で民族だったのか、とも思えるが、

   もし、そうなら、

    そんな特異な日本人が、他の国を見たなら、それはまたその国を

   「判ること」は難しいのではないか、ということになる。

     結論を先に言ってありますので、

    難しいんですね、他国を理解する、などということは。

    でも少数ではありますが、とても巧く日本人の心情を日本の風土を

    理解して、書いている文もありますし、そうした発言もあります。

     あるには、ありますが、ごくごく少数です。

    でも何事もこんなもんでしょう。

    そんなそんな、誰もが判り、誰もが理化してるなんてことは

    この世の中にたくさんあるとは思えないので、これが普通の?

    状態だとは思います。

     この先も多分、中国での報道があれば注意して見ていきます。

   これからは、当初の発言よりちょっと引いた、量もある、きちんとして

   意見がこれから出てくるのでしょう。

     それを期待してます。

     

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2011年5月10日 (火)

受け入れ外国人観光客数、中国が世界3位にー外国人訪中観光形勢

   中国国家観光局の発表によると

  第11次五ヵ年計画・2006年から2010年(この五年間)

  期間中の国内観光客数は年間平均12パーセントの増加し、

  海外からの中国への外国人観光客数は年平均3・5パーセントの

  増加があった。

    一方、外国を訪れる中国人観光客数は年平均19パーセントの

  増加があった。

    これにより、中国は世界第3位の外国人観光客受入国となり、

    世界第4位の海外旅行者数を持つ国となった。

    昨年の海外からの観光客数は。5566万人、

    海外に出かけた中国人観光客数は、5739万人だった。

   との発表を目にして、

   その数にやはり驚かされる。

    世界からの観光客受け入れの最も多い国は、

   フランスですね、世界中の人が一度はフランスへ行って見たいと、

   思うらしい。かつ、フランスが条件として恵まれているのは、フランス

   単独ではなくヨーロッパを訪れる人が多く、そのついでに?必ず

   フランスを訪れるので、フランス単独の力というよりもヨーロッパ

   観光客数の中で地続きのひとつとしてフランス観光が人気を集めて

   いるのだと、思う。

     第二位は、アメリカ。

    これも純粋に観光なのかどうかも統計上ははっきりわからないが、

    日本人大好きのハワイもアメリカだし、アメリカは広いので、それが

    ひとつでカウントされるなら、そんなものかな、と思う。

    中国が第三位、

     これは凄いと思う。最近でこそビジネス客も相当いて、ビジネスの

    ついでに?か、観光のついで?にお仕事の人もいるだろうが、それでも

    これほどの数の人が訪中しているのは、それでだけ見所があるのと、

    この五ヵ年中にはオリンピックや万博のようなビックイベントが大きく

    働いていくることも見ておかなくてはならない。

      それを踏まえて、

    日本は、外国人訪日目標を 2010年あたりに2500万人に達したい

   とのことで、将来は3000万が夢と観光庁長官が烽火をあげていた。

     それもここで言う外国人の多くが、アジアからの観光客で、

    更にもっと言えば、今後の動向はひとえに中国人観光客の伸びに

    かかっていた、と言っていいと思う。

     そして、それらは3月11日に発生した東日本大震災で、

    その後の福島の原発事故で大きく状況が変わった。

     日本での観光客受け入れ数が極端に減少、当初の目標も、

    もくろみも全て変更を余儀なくされている。

    

     この観点が以外に抜け落ちているのは、

    実は、まったく逆に、中国側でも影響を受けているという点、それは

    中国に限らないが、これまで日本人観光客を受け入れることで

    動いていた、各地が同じように、日本人観光客の入り込みが激減し

    苦境にたっているし、たたされている。

     そうした報道が余りされないのは、こちら側にそれに目を向ける

    だけの余裕がないのか、

     そんなことは取るに足らないこととの理解なのかは分からない。

    しかし、

    そろそろ全体を見る視点に立って物事を見なくてはいけない、

    と思うのだが。

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2011年5月 9日 (月)

函館空港 国際線再開ー恢復函館機場的国際航班

    嬉しいニュースを目にしました。

   恢復国際航班 フィ・フ・グォ・ジィ・ハン・バン

   の知らせです。

   この5日から、東日本大震災で途絶えていた

   函館⇔仁川(韓国)間の国政線定期便が再び飛ぶことになった。

   まだまだ完全全面復旧とは言えない。

   それでも、何にしても函館空港の国選ターミナルビルが

   国際便が飛ばず、眠っていただけなのが、久々に動くことになる。

   これは喜ばしい。

    各関連企業や、団体や、関係機関、政府行政もこぞって、

   「日本へどうぞ!歓迎函館!!」とそれぞれが、誘致活動はしているが、

   国外の方が乗り気でないのは、福島の原発の問題が重くのしかかって

   いることは何度も書いた。

     そうした誘致合戦より何よりもより効果的なのは、今回実際に

   北海道へ来ていただいてその感想を、北海道の今の雰囲気をそのまま

   それぞれのお国に発信していただけるとありがたい。

    それも、こうした旅行社や、中国とのそうした関連機関の

   人が言うのではなく、ごく普通の一般旅行者が北海道を訪れ、

   その安全性と、変わりない様子を伝えていただくのが一番と

   考える。自らの体験として語っていただくことこそが。

     個人のこうした感想や意見は、発信力が弱いので、そこを

   地元のマスコミがフォローしていただけると、これが一番の誘致

   活動となると思っている。

    是非、この再開した国際便で函館にお越しになった韓国からの

   ごく普通の旅行者への取材をして頂きそれを、日本国内の自分の局の

   番組で放送していただきたい。

     更にできるなら、その報道番組、まさに普通の旅行者が震災後、

   函館へ着いてからの北海道を旅行しての、その後の感想を語っている

   それを、行政なり、関連機関がその関連する相手国、台湾や中国や

   韓国のマスコミでもこの取材された番組が、日本国内で報道された

   国外の報道番組としてでいいから、電波に載るように働きかけを

   していただきたい。

    これが一番の宣伝活動となります。

    つまり、再開された国際線で実際に訪れた函館の今の様子を、

   観光産業や、政府機関とはまったく関係の人に、そうした立場での

   ごくそのままの感想を語ってもらい、その内容を、国外のマスコミに

   取り上げて貰う、このことが大切です。

     これが今、打つべき手の一番効果的な手だと私は考えます。

    行政の長がトップセールスしたり、

    観光化連産業の人たちがどんなに安全だと叫んでも、

    それらは全てその人たちの立場上の熱烈な誘致活動と

    捕らえられている面が強く、何を言ってもあの人たちが

    あのように言うのは、その立場、お仕事の関係で当然の事と

    捉えられていますから、その発信力は確かにあって、そうした

    発言や行動が記事になりマスコミにも取り上げられています。

     いくつか目にもしましたし、読みました。が、

    いかんせん、それらの効果の程は上の様な理由でそう

    期待できません。

      一方、震災発生に実際にいらしたごくごく普通の

    旅行者が震災後の北海道の様子を何ら変わりないことを、

    ごく普通に観光できて、何を食べても美味しいことを、

    話していただけるなら、そのままでは発信力は弱く、効果の

    程はその方の周辺だけにとどまりますが、これを電波や活字に

    載せて発信できるならこれは効果絶大です。

     こうした、取材をした番組をまずは国内で報道して欲しい。

    函館市民に、まずはこの間の地域経済に及ぼす影響を

    知らせ、市民としては変わらぬ暖かさで、国外からのお客様を

    お迎えすることの必要性を、

     直接関係する観光関連産業に居られる皆さんには、一層の

    熱烈歓迎をしていただき、こんなに地元は歓迎していることを

    知らせ、

     地元マスコミにはその様子を取材していただき、それを報道

    していただきたい。これが第一歩。次に、

     その報道されたものを、国外でも取り上げていただけるように

    行政と関連機関が対象国の媒体メィ・ティ  マスメディアに

    載せてもらえるように働きかけ、

     地元でこういう報道がされていますよ、と紹介してもらいたい。

     これが次になる一歩で、

     この二つが一緒になれば、

     そして、地域の全ての人々の取り組みが一つとなれば、

     国外からのお客さも入り込みもそう遠くない時期に実現

     することと思います。

    

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2011年5月 8日 (日)

明日の中国語教室お休みですー明天的学習班停課一天

  明日、5月9日(月曜日)の

  函館日中友好協会・中国語教室は一日お休みとなります。

  初級・中級、2クラスともお休みです。

   どうぞ、ご注意ください。

   同学イ門好!

   函館日中友好協会的、学習漢語課明天停課一天。

   初級班・中級班、両個班都停課、

   請留心!

   謝謝、大家的合作!

                   函館日中友好協会

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2011年5月 7日 (土)

やはり、痛い、アジアからのお客さん減少ー太可惜了

  外へ出て分かるのですが、矢張り、台湾・韓国・中国、

  マレーシアやシンガポール、アジアからのお客様が激減

  している。

   殆ど来ていない。

   とりわけ、こうした人たちが利用するホテル。

   この人たちの買い物に行く場所は、そのままそのお店の

   死活問題にまで関わりそう。

   何せ、これまでこのホテルが、このお店がガラガラだった

 ことが無いので、何か拍子抜けしたような感じを受ける。

   ホテルの人に訊いてみた。

   以前であればこの時期、毎日のようにバスがホテルに横付け

  され、どっと押し寄せる波のように、何派にもわたって、ドット

  その都度纏まった数の人たちが、訪れ、その対応のある程度の

  人員と、大体ある都市からの移動がコースですので、到着時間

  もある程度読めていて、その時間ともなれば、この対応に一定の

  時間が割かれる、それがほぼ習慣みたいになっていた。

    ところが、あの3月中旬から、もう2ヶ月になろうとしているが、

  まったく違う仕事パターンになってしまった。

    時間もいつもと違うし、要因配置もまるで違うものとなって、

  まだそれに慣れないので、自分でも調整が上手く言ってない。

    この先がまだ読めないのですが、

    馴染みのツアーガイドさん(相手国側の)とも話しているが、

  あちらでも、出来るだけ早くこの問題(原発)が片付いて、

  自分たちも早く行きたいのに、このままではどうしょうも無い。

    自分も早く北海道の貴女の処へ行きたい、

  とは言ってくれるが、彼女にもどうしょうも無い、と言う。

    そういう話を伺っている、フロントも以前のような賑わいはないし、

   何機かあるエレベーターも以前は、いつも待たされるし、来れば

   来たで満員状態、中は中国語で煩いくらいだったのが懐かしい

   感じすら受ける。

     もっと驚いたのは、朝食の大広間が

    閑散としていることだった。

    こんな様子のこのホテルはこれまで一度も見たことがない。

    日中間で、というか日韓間では余り問題は発生しないし、

    日台も日馬、日新間もそうそう問題がないので、

    日中間で時に問題があったそんなときでも

    こんなことはなかった。

    また、今回は、日本発の問題だけに、誰にとっても

    始めての経験だ。

    いやいや、来ていないことは知っていたが、

   頭で理解しているのと、

   実際にそれを目の当たりにするのでは、

   こんなにショックが違いますかね。

   これが、これでお仕事をしている人たちにとっては

   本当の深刻です。

    誰もが早く片付いて貰いたいものと、願ってはおりますが、

   何せこればかりは、他人頼みで、我々にはどうすることも出来ない。

   その焦燥感がまた何とも遣り切れない。

  

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2011年5月 5日 (木)

「超過装載量口巴!」-5月号ウェブ版「わたしの見た中国」更新

  5月5日。ウェブ版私の見た中国、更新しました。

   今月号のテーマは「超過装載量口巴!

    ツァオ・グォ・ズァン・ザィ・リャン・バ! ということで、

    中国で見かけた、「それって積みすぎでしょ!」を書きました。

    ウェブ版・「わたしの見た中国」は、

    茶館『隗』ホームページからお入り下さい。

  (※上をクリックされますと、茶館『隗』トップページに飛びます※)

Chaoguoo_1  トラックの積載量オーバーなんてな問題は

 日本も高度経済成長期には、その効率を重視

 するあまり、時折積載量超過で交通違反になったり

 事故の際それが原因の一つであった、なんてな

   ニュースを目にした記憶がありますが、ここのところ聞かないですね・・。

    中国がそういう時期なのかどうか、いやいや、かなりの確立で

    中国では目にしましたよ。「それって積みすぎでしょ!」ってな車。

Chaoguo2 上はいくら積荷がそれ自体は余り重くない干草

だにしても「積みすぎでしょ!」だし、

 ←こちらは、陸送で車に車を積んで運んでますが、

   日本のようなあの車を運ぶ専用の輸送車がないんですかね、また

   機用に積んだものですが、この後ろはちょっと心配で走れませんし、

   横を走っているのだって怖いでしょこれじゃ。「積みすぎでしょ!」

    ということで、今月号は、中国の「超過装載量」積載量オーバーに

   ついて書きました。

     トラックのそれらは、それなりに理解?できるんですが、

   中国ではまだまだ、そんなんではすみません。

     今回のテーマの主力は、自転車のそれです。

     人力でも、あるんですねこれが。

     人間の力で、或いは自転車ってこんなに運べるんだ!

    とそれなりに結構勉強にはなりますが、最初に目にしたときは

    驚きますよそりゃ、「なんダァ~!!」って感じです。

     「わたしの見た中国」は毎月更新しておりますが、そうした

   わたしの見た「中国」の中でも、あまり書かれないような、誰もが注意さえ

   しないような、言い換えれば、どうでもいいような、そんな「中国」を

   切り取って書いています。

     ですので、りっぱな大学の先生や、中国研究家や、経済学者は

   は取り上げることすらしない、そんな「中国」が満載です。

     どうぞ、

     茶館『隗』ホームページの「わたしの見た中国」をお楽しみ下さい。

1_3 Photo これって「積みすぎでしょ!?」

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2011年5月 4日 (水)

中国の祝日-中国的節日

05034301601  祝節日快楽!

  今日、中国は

  青年節チン・ネン・ジェ

   という、日でして、祝日 節日ジェ・リィ です。

   ですが、祝日ではありますがお休みではありません。

   中国の祝祭日、節暇日ジェ・ジァ・リィ は、

   毎年、調整がありますので、休みの日が少し変わりますが、

   その年のはじめに、国務院というところが発表します。

    この機会に、中国の祝祭日を紹介しておきましょう。

   

   順に、紹介しますと、

    まず、年が明けてすぐ 元旦ユァン・ダンがお休みとなります。

    元旦を含めて3連休。

    次が中国一番の最大で賑やかな春節がやって来ます。

    春節ツゥン・ジェは暦で毎年ずれますので、この日旧正月から

     一週間がお休みとなります。

    次が、ついこの間終わったばかり清明節チン・ミィン・ジェが

     4月初旬にあって3連休。

     黄金周ホァン・ジン・ゾゥは昨日書いたように5月1日から

     3日までの3連休。

     端午節ドゥァン・ウ・ジェは日本の端午の節句が旧暦ですので

     一月遅れでやってきて、大概、土日の休みを調整してくっつけて

     3連休に。

     中秋節ヂォン・チィゥ・ジェも調整はしますが、中秋の名月を

     愛でるこの日も、3連休。

      そのすぐ後ろに、

      国慶節グォ・チン・ジェがあります。

      中国のお誕生日は10月1日ですので、こっっからここは長い

     休みがとれまして、7日間、一週間の大型連休となります。

      これらが国民がお休みをとれる祝日。

     これ以外にも記念日は幾つかあって、

     3月8日は3・8婦女節 フゥ・ニィゥ・ジェ 婦人の日ですので、

      ご婦人のみが半日お休みとなります。

      国際ル童節アー・ル・トン・ジェ 6月1日

      中国共産党成立記念日ジェン・ダン・ジィ・ニィェン・リィ 7月1日

      中国人民解放軍建軍記念日 8月1日

      教師節ジィァォ・シィ・ジェ 先生の日 9月10日   

     などは対応する職業の人たちのみがお休みや活動の中心となる

     年齢別・職業別の記念の日があります。

     これとは別に更に

     少数民族の人たちの祝日、お祭りの日があります。

      那達墓ナァ・ダ・ムゥ モンゴル族の人たちの、

      撥水ボォ・スィ節 タイ族のひとたちの水かけまつり、

      歌節 グゥ・ジェ チワン族のひとたちの歌うおまつり、

     などなどが、あって、

     更に更に、祝日は違いますが、

     日本と同じように最近、西洋の風習がどっと入り込み、

     情人節チン・レン・ジェ バレンタインデーだの

     聖誕節 ション・タン・ジェ クリスマス だのが

     加わって、大変です。

     ということで、今日は祝日ではありますが、

     お仕事がお休み、という日ではないので、

     中国の人たちの黄金周ホァン・ジン・ゾォゥ ゴールデンウィーク

     も終わってしまいました。

    日本へ来る旅行者が激減して経済に大打撃を与えているようですが、

    上の説明で分るように次に狙えるのは、というか

    次に中国の人たちが大挙して国外へお出になるのは

    国慶節グォ・チン・ジェ、建国記念日を挟んでの10月の一週間

    のお休みがポイントとなります。

      ということは、ですよ、

      逆算してですね、福島のあの問題がこの夏頃には片付かないと

    またここを逃してしまうということですね。

      日本が安心だと、思ってもらうためにはもう日本もゴールデン

    ウィークが終わりますが、あと2ヶ月か3ヶ月です、

    2・3ヶ月と言わず、

    まぁ一日も早く片付いては欲しいのですが・・・。

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2011年5月 3日 (火)

黄金周ー中国のゴールデンウィーク

  今年の中国の 黄金周ホァン・ジン・ゾォゥ  ゴールデンウインク 

  は小型でして、3連休。

   4月30日と5月1日は土日ですので、普通どおりにお休みです。

  これに今日の5月3日が加わり、3連休です。

   中国も最近は、大型連休?も少なくないので、今回の3連休は、

  とりたたて、騒がれないところをみても、小型ゆえに扱いも小さく、

  といったところでしょうか。

01300000246943122287891479884_s1  三連休ですし、余り遠くも

 行けませんし、

  となれば一般に中国の人に

 とっての人気は国内旅行。

 中でも人が多いのでまだまだ

    自国ながら、首都・北京に足を踏み入れたことがない、

   なんてな人の数も多いんですね。ですので、多分以外にも?

   数的には一番人気は、北京か上海への旅行が多いのでは

   ないでしょうか。

     北京で別にとりたてて何をするということもないので、

   故宮をみたり、八達嶺、万里の長城へ行ったりは、私たち

   国外からの旅行者と同じですが、

     まぁ、北京に行ったからにはそれは抜きにできないでしょう。

    外国の人が案外?関心が無くても中国の人に人気?なのは

   毎朝日の出とともに行われる、天安門広場の朝の国旗掲揚の

   儀式を見に行く、というのがあります。

     これは日本人は余り行きません。

     朝早いですしね。

     揚がってゆく国旗を眺め、国家演奏に感激する、

     中国の地方からのおのぼりさんで、毎朝大変な人が集まります。

     国内の他の観光客もそれなりに賑わっているようです。

   春ですので、その気分を味わえるそうした所が人気のようです。

   春は身体を動かしたいのか、あるいは別の山岳信仰?などの

   要因もあるのでしょうか、山登りも?好きですよね。

     その山も我々が考えるような山ではなく、

   数センメートもあるような、山です。つまり山頂は雲の上です、

   そんな山に登って何が楽しいのか?はともかく、山頂で一泊、

   翌朝のご来光をあおいで帰ってくるところも人気のようです。

     今年に限って言えば、三連休と休暇期間が短いことからも

   この黄金周に日本へ来ようと予定していた人が一体どれくらい

   いたのかは不明。

     3・11以降、恐らく海外旅行予定者はそれなりに早くから

   予定を組んでおりますので、3月中旬であれば、凡そ6月位までの

   予定で、国外に出る人たちは予定を立て、或いは実際にチケットの

   予約や各種出国の為の準備に入っていたでしょうから、それが

   全てキャンセルになっている現在、恐らく6月までは既に予定に

   取り消されている状態にあると思います。

    ですので、今日の時点(5月に入って)で、これから出国の予定や

   日本への旅行を考えるような人は、最近の日本の様子をまだ見て

   ますので、それはひとえに福島の核電站フゥ・ディェン・ヂァン原発

   の問題が進展しない限り踏み出さないでしょう。

     ということは今日の時点でまだ、動かないでしょうから、このまま

   夏を迎えることになります。

     そうとう、観光産業の部分で影響が出ています。

   そうした苦しさも良く分ります。

     ですが、何やら聞こえてくる政府の動き、

    この危機を救う為に、

     中国人観光客の沖縄への観光者を「ノービザ」制度を導入するか

    どうか検討されているようですが、

      これって、どうなんでしょ。

      問題は、「ノービザ」にするなら解決するような問題なのかどうか、

    それを検討して、この忙しい時期にまた制度をいじって、大丈夫なの?

    と思いますけど。

      確か国民新党の議員さんだったかのご発案らしいですが、

      危機の時に色々なアイディアを出されるのは結構ですが、

      危機の時だからこそ、ちゃんと?してなくてはいけない部分も

      あるんですね。

      色々なところから色々な意見や、アイディアや、検討課題などが

    溢れているのは分ります。

     人間、困ると判断を誤ったりしますので、ちょっぴり心配です。

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2011年5月 2日 (月)

「愛心無国界 救援有世界」-世界中から援助の手が

  先週書いた、台湾や香港のテレビ特別番組での救援募金活動などは、

  日本のマスコミではあまり報じられてないんですかね、

  台湾の方のは聞いたことがある。又は、ちらっとワイドショーの中で

  紹介されていた、というお話しを伺い、

  香港のそうした活動は知らない、という方が多かった。

   これはもう一ヶ月も前のことです。

   「香港演芸人協会」というのがあるらしいのですが、これに当るような

   日本の芸能関係の協会だって有るんだと思うんですが、

   そこが主催というか、発起人となって、テレビ局がタイアップ、

   それは豪華なスターが勢ぞろいするということで、各スポンサーも

   バックについて、

    《 愛心無国界  3・11燭光晩会 》

      アイ・シン・ウー・グォ・ジェ  3・11ズゥ・グァン・ワン・フィ

    思いやるこころに国境はない、 3・11救援のともし火パーティ

    というのをやってますよ。

     確かこの番組だけで、香港ドルで2000万元くらい、

     およそ2億円の募金を集めてますね。

     燭光(ローソクの灯り)どころか、とても力強い明りで照らし、

     でも、その灯りは、ローソクのように温かみがる、

     節電でもあり、ちょうどローソクを灯すようなそんな時期で、

     こうした漢字の使い方というか、名付け方も巧いなぁ・・・

     と感じさせるのですが。(皆さんがそんな感じをお持ちになるか

     どうかまでは分りませんが、どうしてなかなか心憎いです。)

     中国のネット上ではいまも映像がご覧になれます。

     別にそのことをとりたててどうこうという事ではなく、

   主たる私の思いは、

    国境を越えてそうした手が差し伸べられてますが、

    この間ずっと言ってるのは、

    一つは、ちゃんとそうしたものにお礼をいいましょうよ!と

    言ってる。それは国を代表してキチンとしたお礼を正式な言葉で

    残した方がいいですよ。が一つ。

     政府間のはこれでいいでしょうが、

     民間の部分って、それぞれが対応する業界というかそうした

     団体があるならその団体が代表して対応すべきでしょう。

     だからこそ、

    もう一つは、こうした支援に応える意味で、日本人は頑張らなくちゃ

    いけないのですが、被災地の人たちはもう十分に頑張っているし、

    それぞれがそれぞれの立場で救援の活動をしている。

    他所の国ができているその支援と同じ事を何故国内ではできないの?

    というのが二つ目。

     その例として、台湾や香港でのテレビ特別番組での救援活動を紹介。

     これって、日本でもできるし、やるべきでしょ、というお話しです。

     もっと言うなら、日本は大丈夫、頑張ってるし、元気ですよ、

     支援ありがとう、という世界にも向けたような、特別番組なんか

     組んでアッピールするのが今の日本の、芸能に携わっている人たちと、

     マスメデァが組める、世界へのお礼なんじゃないかな、と

     思うわけです。   

      そんな元気な映像を見せて、

     日本全部が被災したわけでもないので、

     どうぞ、日本にも遊びに来てください、

     日本の物をもっと買ってください、

     というメッセージを発信するには、

     ただの素人が言ったり、政治家が出て言ったりするより、

     誰もが知っている歌手やスポーツ選手や有名人が

     画面に出てちょっと様子を見せてくれたほうがずっと

     世界へのアッピールにはなる、というだけの提案です。

      もう二ヶ月になろうとしますが、

     やってくださいよ、日本のマスコミも、

     日本の芸能界も、総力を挙げて世界へ発信しましょうよ、

     ついでに被災地の救援の活動となれるなら、こんな善いことは

     ないと思いますが。如何ですか。

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