上海万博 後の シャンハイ
( 上海地下鉄図 )
万博後のシャンハイ。
どうなんでしょう、一人の旅行者が感じられるほどの、その変化は
シャンハイの街で感じることはありませんでした。
相も変わらずの活況と喧騒が街を包んでいるシャンハイが
目の前にありました。変わってないかな、と思わせる街。
クリスマスを前に、若者を対象とした、ブランド洋品のバーゲンが、
夜ライトアップされたビルが、街行く人たちの足取りが、いっそう
早くなったように思え、活況を感じさせます。
地下鉄が郊外まで足を伸ばし始めましたので、少しだけ
地上の交通渋滞緩和には貢献してるようですが、それでもどの
インターチェンジも時間ともなれば車・車の洪水。
街中も時間帯にもよるのでしょうが、車・車の数珠繋ぎです。
上海に限らず、物価が上がって大変なんだ、というニュースは
出発前に日本国内でも目にしておりましたが、さて、旅行者に分かる
ほどの変化かというと、それは難しいですね。
今回は庶民の市場を覗く機会がありませんでしたし、私が歩き
お金を使うそんな場所は限られた品物と、限られた場所ですし、
日常必要品とはかけ離れた物を買いますから、物価上昇を直接
感じることはないものの、何につけちょっとした細かなものを買っても
それなりの値段でしたから、一体、逆に上海で普通に?暮らすには
幾ら必要なんだ?とは考えてみた。
さて、幾らでしょう?
住宅の問題がどう解決できているかにも寄るでしょうが、所謂
生活として日々の暮らしに、上海でお勤めをしていたなら、3千元
(約4万円日本円)でどうでしょう、ちょっと足りないですかね、足りない
でしょうね、4千元、この千元の差は大きいですから、4千元でも、きっと
普通に暮らしてもっと欲しいと思うでしょうが、これくらいのところでしょうか。
勿論多いに越したことはありませんし、沢山貰っている人たちが
旅行者の目にはどうしてもつきますから、私が見ているすれ違う話をする
人たちの暮らしは、少し上の人たちのはずです。
難しいです、この問題も。
逆に今、東京で普通に暮らすには一体幾らあればまぁまぁ、かを
考えてみてください。難しいでしょ。同じです。
まして外国人が憶測で考える範疇ではこんなもんでしょう。
上海は、入国の為の窓口でしたので、翌日、直ぐに移動します。
ですので、上海はどこも余り見ていなくて、地下鉄が便利だな、と感じた
のと、定宿?にしているホテルも万博で外国の人を多く受け入れた
のでしょう、多少洗練された感じを受けました。
中国の人たちがもともと好きだった手機ショゥ・ジィー(携帯電話)が
生活必需品となっております。これまたこういうのにも今まではかから
なかったお金がかかるわけですが、
ホテルから電話で、移動の為の国内便の飛行機チケットを予約すると、
手機の連絡番号を必ず求められます。
「手機を持ってない」と、返答すると必ず相手方は、「それは有り得ない、
こちらからの連絡をどうする?冷やかしかどうかをどう判断する?」などを
求められ、すったもんだの挙句、
電話予約は無理なんで、直接旅行社の事務所へ来てカウンターで
再度、予約してくれ、
と言われ、それも一理あるかと、どうせチケットをいづれかのかたちで
受け取りに行かなくはならないので、
旅行社を訪ねることに。
直ぐに地下鉄を利用して、探し当てた旅行社の事務所で、
つい1時間も経たない前に確認した、上海からの移動の航空券が
値段が違っていた。理屈は私が移動の間にもコンピューター、手機での
予約が次々に入り、私が狙っていたチケットは他の人に行き、割引率
が更にちょっと落ちて、今はこの値段だ、と示された値段は、先の価格
より、数十元高かった。
現代はこういうものですよ、正にタイムイズマネーの世界です、
とのその旅行社の若者の話に、ちょっとニンマリしてしまった。
何故って、ついこの間まで
中国人の口からこんな、「時間就是金銭!」などという
説教を受けるようになるなどとは、つい先日までは考えられなかった
から。
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