中国の街の歩き方をお教えしましょう。それも自由に歩く歩き方です。
中国の街を勝手気ままに歩くには、ですね、まずそんな時間がとれる旅で
なければそれは実現しませんし、必要ありません。ですから全観光付きツアーで
中国へ行かれる方には必要ございませんが、それでもまぁ、何かの参考には
なるでしょう。また、そのうち、ご自分で行かれることもあるやも・・・・、最近は
一日目だけ観光が付いて、あとはオプションで希望すればその後も観光ガイドは
つきますが、申し込まなければ、どうぞご自分で勝手に、という自由型ツアーも
増えてるようですし、中国語を習ったりしているなら、是非中国を使う目的も含めて
ご自身の足で中国の街を歩いてみよう!とのことで、少し歩き方のご案内を。
こんな感じで、雑踏の中をブラブラ歩くわけですが、
荷物は少ない方がいいですね。ですので、
私の場合は何か折りたためる袋、
何でも良いのですが、歩いてる途中で
買い物をしたりしますと必要ですし、飲み物を持ち歩いていることが
多いですし、トイレに入って紙が無いところもまだ多いですから、
そんなものを入れた袋を持ってホテルを出ます。
おっと、その前に出来ればその町の地図を手に入れておきます。
これは大概一枚もので、観光地なら必ずありますし、買えます。大体ある
と思います。もしガイドブックをお持ちになって出かけているなら、それには
日本語の説明も付いて、簡単な地図があるはずです。でも買いましょうよ、
こんな地図ですが。
←(コレ、見づらくてスミマセン。)
どんなに頑張ってもこの画像のスペースではつぶれて
細かいと読み取れないと思いますが、大体こんなのだ、
と分かっていただけばそれでいいので、こんな一枚もの
の地図が、市街地を中心に書かれて、5元(≒70円)
くらいですかね、これをお買いになっることをお勧めします。後で旅の記念
にもなりますし、損のない投資と思いますよ。
で、中国の場合ですね、必ず路には名前が付いてますね、××ロード
と同じことですが、勿論、中国語ですが、心配要りません漢字表記ですので、
読みが違うだけで、日本語読みして理解して差し支えありません。
但し、中国の人に路を尋ねたり、タクシーの運転手に伝える時は中国語
読みが必要となります。
まず、ご自分のお泊りになっているホテルを地図上で大体この辺りと
見つけていただいて、また、ホテルの案内などに、ナニナニ路ルゥ、と
書いてますから、その路の名を覚えます。自分が今どこにいるかが
分からないことには基準となる地点が定まりませんので、それを。
もう少し具体的にお話をしましょう。
今回の旅行で例をとると、例えば福州という町での例です。
福州は福建省の省都ですから、そこそこ大きいです。いやかなり大きいです。
人口600万くらいですかね、ハハァ・・函館の20倍だ。札幌の5倍か?
まあどんなに大きくてもいいんですが、大きいと都市も多少でかくなりますが、
日本のようには広がりません。何故なら皆高層住宅住まいですから。
市街地の人口が密集していくだけの話です、分かりますよねこの理屈。
それで、この海沿いのかつ歴史のある町は、古いので道路がどうしても
大分区画整備などもされてはいるのでしょうが、曲がりくねった都市が多い
です。新しい町は事前のこの都市計画がきっちりされてますので、ほぼ碁盤
のような素晴らしい道路が、縦横に走ってます。
ちょいと道路は曲がってますがそれでも、当たり前ですがどの町もメイン
ストリートと言うやつがあります。これが大きくなるほど矢張りちょっと数も多く
はなりますが、なぁ~に私が利用する、或いは繁華街だけなら5本位
を目処に覚えておけば大丈夫。
縦に5本、横にも5本。これくらいの大きな通りの名前を把握します。
福州ですと、縦に五四路ウースールゥ・・・白馬路バィ・マー・ルゥが
あって、横には楊橋路ヤン・チャォ・ルゥ・・古田路グゥ・テン・ルゥが
あるのを睨んで、押さえておきます。
そして、これは基本どの町にも言えますが、
縦ですと、その五四路は長い長いメインストリートですので、これを
五四北路ベィ・ルゥ(大概地図だと上の方向)中路ヂョン・ルゥ、南路ナン・ルゥ
と、こう南北で分けて真ん中を、中路と呼んで、このあたりに中心があります。
横は同じように、楊橋路の今度は東路ドン・ルゥ、西路シィ・ルゥとあって、
同じように中路もありますが、要するに横軸は東西で名をつけ、縦軸は南北
で、長い道路を三分割ぐらいにして名前をつけてます。
これで、もう大丈夫。
あとは、貴方・貴女が行きたい場所が、或いは繁華街に繰り出したいなら
それは、ナニナニ路ルゥにあるか、面しているかを地図で確かめ、
タクシーなら簡単です。乗り込んで「××路ルゥ!」と告げればそこへ
向って走り出します。単に繁華街で降りたいなら、賑やかになったところを
見て、その先で降ります「我要下車!」、と言えば適当な処で降ろして
くれるでしょう。
タクシーも中国では安くて好いんですが、私はよく言ってますが、これが
運転の間隔の違いなどもあって、怖いのです。とりわけ助手席などに乗ろう
ものなら、私はいつもディズニーランドの乗り物よりはずっと迫力があり、
楽しめる??と言ってます。そういうスリルも味わいたい、時間も勿体無い
ないという方はどうぞ。
私は基本バス派です。
地域都市交通にも貢献できます。但し中国のどの街も都市交通は
人で溢れてますので日本のように赤字などという町はないでしょうねきっと、
バスが困るのは、バス停が何処にあるか、何というバス停で降りれば
私の目的地(お寺だったり、博物館だったりですが)へ行けるのかが
分からん。コレですよ、コレ。
繁華街へ出るだけなら、バスで充分。大体地図で繁華街の位置は
示されてますし、時にご親切に色分けなど地図上でされてるところも
ありますし。車窓から外を見ていて、賑やかになったら降りれば大丈夫。
目的地がある場合、一番速いのは出かける時ホテルのフロントか
そんなサービス(服務フゥ・ウー)担当者がいれば、尋ねます。
但しこれは中国語が必要です。最低筆談でも、中国で(簡体字)で
書いて尋ね、相手に書いてもらう必要がありますね。
でもそれも考えようによっては、中国語勉強になったりしていいんじゃ
ないですかね、意外に。
私はかなり頻繁に尋ねますね、路を歩いていても、バスに乗るときも、
その町の人たちのそれぞれの町で違うという雰囲気の違いもありますし、
どの町にも親切な人もいれば、ぶっきらぼうな人もいますね、
私が旅先であった、旅先で何らかにことで言葉を交わし、関係が出来る
そんな人の数は一体、どれくらいでしょうね??
でも、多分その一度きりで、あとそうした人たちと私は一生会うことも
なければ、何か関係することもないので、
その意味では、旅の恥は掻き捨て、というのが私の考えで
恥ずかしさは余りありませんし、何度もやってると恥ずかしさどころか、
今度はどんな人と会えるかなと、ちょっと楽しみですし、
旅から戻っても、意外や意外、その地の名所旧跡の印象よりも、
その町で路を尋ね、親切にしてくれた人や、可笑しな?人の方が印象に
残っていていつまでも忘れられない旅の想い出はそうした、オバサンや、
子供たちのことだったりします。
ですので、思い出作りの為にも、カタコトの中国語でもチャレンジ
してみてください。
数限りない失敗も勿論あります。
バス停を間違える、行く方向を間違える、よく間違えます。
間違ったっていいじゃないですか、時間はあるんだし、誰に迷惑かける
わけでもなしい、間違えてたどり着いてその場が、面白いところだったり
怪我の功名ってやつですか、そんなこともありますし、
間違いそのものも楽しめるようになればシメタものです。
そうなれば、偶に一発で目的地に難なく到達したりするとこれまた
格別の喜びが味わえるという、二重の美味しさがあります。
今天的建議(ジン・ティェン・ダ・ジェン・イー) 今日のアドバイス
路を尋ねる時は、女性より男性に。
どうも、中国に限らんようですが、女性は方向感覚と距離感が
怪しい人が多くて、とんでもない教えられ方をされたりしますし、
間違いを平気で自身を持って教えてくださるので、女性は避けた
方がいいです。(偏見かなぁ、どうかなぁ)
私はできるだけ?男性に訊く、
ホテルのフロントで訪ねるような場合、女性服務員が多い
のですが、この場合も出来ればお一人ではなく、数人いるような
そんな時、訊く。何故なら一人だと怪しいから。(偏見かなぁ)
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