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2011年1月31日 (月)

フリーペーパー中国情報誌『隗報かいほう』第83号新年号発刊

Kai_hou_83 お待たせいたしました、

 『隗報かいほう』

 2011年新年号

 第83号が

 出ました!!

 ご愛読のみなさん、

 今年もまた『隗報』を

 どうぞよろしくお願い

 いたします。

   『隗報』は、隔月刊行のフリーペーパー中国情報誌です。

   茶館「隗かい」が発行元となっております。

   できるだけ、地元・函館の方に投稿を依頼し、それぞれの方の

   ごくごく個人的な中国を書いていただく、というのが柱となっております。

    ですので、その内容は、大体身近な、普通の中国の暮らしが書かれており

   その点でも、とてもユニークな情報誌となっております。

     今回はお正月号ということで、表紙が上の画のように、お正月の挨拶

   となっておりますが、

     内容は、今号の書き手は4人です、

    ☆「56ヶ民族、大陸人在香港」 ・・・・   伏谷  道子

    ☆「好人一生平安」        ・・・・   桶本  建朗

    ☆「びっくりした外国の習慣、常識」・・   妹背  幸男

    ☆「喫牛排チィ・ニュゥ・パィ」  ・・・・   東出  隆司

    の4人の書き手(掲載順)による内容となっております。

    最初のお二人は、今回始めて『隗報』にご投稿いただきました、

    ありがとうございました。

   ☆「56ヶ民族、大陸人在香港」 をお書きいただいた伏谷 道子さんの

    お話は、香港での体験を、ご自身と香港で交流ができた大陸の人たち、

    どうして、香港でそうなるかは、お読みいただければ判りますが、

    香港に在住している大陸本土の人たちは相当いますね、

      香港に大陸の人がいて何が珍しいの?というのは、

    ちょっと違いまして、珍しくはないのですが、その暮らしぶりがなかなか

    誰も書かないので、意外に思うかもしれませんが、知られてません。

      勿論、中国の人は余りそんなこと気にもせず話題にもなりませんし、

    単なる旅行で香港へ行かれた方には、誰が香港人で誰が大陸の人かも

    判りませんし、それを気にするような機会もないでしょうから、その点でも

    実はこうして文になることは珍しいのです。

   ☆「好人一生平安」 をお書きになった桶本さんの文章は、

    この題を見て直ぐにわかる人は少ないでしょうが、これは歌の題ですね、

    それもちょっと古い?歌ですので、ある年代から上でないとすぐには

    ピンとこないでしょうね。この歌が歌える、或いは歌おうということは

    その年代が大体推測できる、そんな中国の歌なんですが、

    『隗報』には実に様々な中国話題が登るのですが、歌の話題もそうそう

    多くはありませんので、楽しめると思います。

Jiao11101311 さてさて、今日あたりが

中国はまさに「春運ツゥン・ユン」

帰省のピークです。

   北京駅はこんな感じ。

    おまわりさん、鉄道の職員総出の厳戒態勢があと

    何日つづくのでしょうか、

    大変だぁ~、

    『隗報』定期購読のみなさん、いま少しお待ち下さい、

   発送を順次しております。

     お手元に届きましたら、ご感想などお寄せ下さい、

     また、みなさんの投稿もお待ちしております。

    購読申込の方は、

    茶館「隗かい」のホームページ(検索サイトで茶館「隗かい」を探し)

    からご連絡いだけますし、お手紙でも結構です、

    バックナンバーも多少ございます。

     では、今年初めの新年号どうぞお楽しみ下さい。

    

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2011年1月29日 (土)

交通ルールなんて、あるの?

2010912_107   ご存知?のように中国での街中の交通はもう

 滅茶苦茶。これでどうして何とかなってるの?

 って感じです。

   私の感じでは、北は乱暴、南はグチャグチャ、

    どちらも怖いです。判りますかねこの言い方で。

      中国へ一度でも行かれた方にはそうそう、と言って貰えそうですが、

    なにせこの、日本と中国では右側左側通行による違いとか、当然、クルマ

    の右ハンドル、左ハンドルの違い、右左折の感覚の違いなどがあるのは

    理解できるのです、ですが、あの大混乱振りは、こうしたこととは全く別で

    明らかに運転している人たちが引き起こしている、混乱があります。

      ということで、昨日は「タバコ」の話でしたが、今日は交通ルールの

    お話です。

      いやいや、ルール以前の問題ではあると思うのですが、

      南はやっぱりいい加減と言うか、ヤンチャというか、凄いです。

    で、今回私の旅は、何都市くらい足を踏み入れてるでしょう、宿泊した

    都市数で8・9箇所ですが、その中でも泉州市が一番。

      ここの市長か関係者の方見てたら、何とかしないといけないですよ、

    おたくのマチは。

       交通渋滞なんてのは旅行者にとってはそう大問題でもなく、かつ今、

     中国の都市はどこもこの問題を抱えてますから、テレビなどでもその

     問題を取り上げローカル放送でよく取り上げられておりますが、そっち

     はそっちでやってください。

       そんなんじゃないんです。このマチの問題は。

     南ですので、それなりにバイクの数が多いです。南の特徴です。

     これも別に旅行者には関係のないことですし、渋滞問題なども考え

     合わせたならそれなりにその効用もあるでしょうから、いいのです。

      問題は、このマチ、車道が混むし?危ないので??バイクの人たちは

     緊急避難的に一時歩道を利用するのではなく、極々普通に、普通の

     様子で歩道を走ってきます。それなりに歩道が広いので、歩行者だけなら

     確かに余裕がありますが、一応車道と歩道では段差がついてますし、

     街路樹がありますし、お店のディスプレイや、色んなものが歩道には

     ありますし、何より歩道は歩行者の歩くところでして、日本では自転車が

     私のマチ函館でも歩道を走り、若者のその走りが時折スピードまかせに

     走って問題になってますが、それがバイクにスクーターですから、

     スピードが違います。

       せめて?せめてですね、クルマの方向と同じに右側通行で走るなら

     そうしてくれれば、前方のみ注意して歩く、ということも可能ですが、これが

     また、無法状態。どっからでも好きなように来ます。

       それも歩いている人を縫うように、数も凄いです、どうなの?車道を

     走ってる二輪車より歩道の方が多いんじゃないの。

        時折ある歩道の段差もなんのその。

        当然後ろからくるそれらバイクやスクーターが避け切れません、

     時には脇道から急に飛び出してきたりします。駄目ですよコレ!

       規制しましょうよ、或いは、二輪車専用路線を作りましょうよ!!

     更に更に、今回ぶつかりそうになったのは、私はこの点に関しては、

     初心者日本人よりはずっと中国の交通事情に慣れていて、それなりに

     学費??も払って学習もしてますし、何より気がちっちゃいですから、

     かなり慎重です。

      道路を横断する時は、こうしたマチではとりわけ慎重でちゃんと、

    誰か一緒に渡る地元中国人を盾にして、渡るようにしてますから、

    それなりに怖いですが、一応対策を練ってます。

       ところが、この歩道暴走バイク・スクーターはちょいと大変、

    更に更に、このマチの人たち新し物好きなのか、乗ってるそのバイクが

    何と電動のものが結構ありましたよ。

       判りますコレ!電動ですから、音が静か、というかしない、スーッと

    きます。それも後ろから前から、

      怖いです、バックの引ったくりなんてできそうですが・・・。

    

      で、じゃあ車道は行儀がいいのかと言うと、こちらもそれに輪をかけて

     構わず。どうなんでもありで、そんな急なハンドルさばきで、クルマの頭?

     さえ割り込ませることができれば、何処へでも入れると思っている人たちの

     集合ですから、そのマチの交通がどうなるかは分かりきってます。

        恐らくですね、私の想像ですが、

     交通渋滞の主たる理由が、このところの、そのマイカーが増えてということに

     なってますが、どうなんでしょ、意外にこの皆が皆我先に、の勝手な運転が

     引き起こしてる方が大きな原因なのでは?と睨んでます。

       だって、それなりに片道4車線なってリッパな真っ直ぐ道路を持っていて、

     信号だって連動式か何かにして、流れさえ作って、皆がそれに従うなら、

     これくらいの交通量はまかなえるくらいの道路を充分に持ってますけど?

Dsc_51331 更に途中では、接触事故が。

でも、そのクルマを道路の真ん中に停めたまま

両者譲らずの喧嘩、それを見に来る野次馬、

その後ろは当然のクルマの渋滞、直ぐ後ろの車は

     見えてるし、何ともならないの、ただただクラクションを鳴らすだけ、

     それにつられ、その後ろのクルマたちのクラクションのアラシ。

       無理やり避けて通ろうとする、クルマが出ると、我も我もと、

     ハンドルを切り、後ろの方は何が有ったかもわからずに、大混乱。

       いやいや、とりあえず、みんなルールを守りましょうよ、

     だってアレでしょ、中国だって、クルマの免許書取る時、そこんとこ

     しっかり教えてですね、

       行政も、担当交通取締りの部署もちゃんとしましょうよ。

       北の交通が酷いのは乱暴な人がいて引き起こされてるような部分

     が多いように思えますが、

       南はということで、あれでみ~んなが何とかなってると思ってるから、

       幸せですよね。

       

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2011年1月28日 (金)

歩きながらタバコは吸わないで!

    中国の南を旅していて、南はいいよなぁ~と、思うことを先に書いた。

   勿論その気候が好いという意味で好い点がその大きなものですが、

   よくない面も書いておきましょう。

2010912_011 南のマチの人たちの、他者への当たり方は、北とは

全く違います。判りますかね、これだけで、私の言いたい

こと。北よりは当たりが柔らか。これは好いんですが、

 良くないのは、

    今回、南を旅していて、喫煙者の割合が多いことに驚いた。

    中国、もともと喫煙者が多いんですね、およそ4億人くらい。本当か?

   と思われるでしょうが、意外にこの数字ちゃんと裏づけがあるんですよ。

     その多くは男性喫煙者ですが、最近矢張り女性喫煙者の数も増えている

   ようです。男性が3億六千万くらい、女性は隠れ喫煙者もいて、4千万までは

   いないでしょうが、併せて大雑把にいえば4億。

     凄いでしょ!中国は何でも数字に表すとホント驚くような数字が次々

   でてきますよね。

      それで、話を戻しますが、どうなんでしょう、これは私個人の感覚ですが、

    南の方が北よりも喫煙者の数が多かったように思います。

    南北の差は、こちらは具体的数字が発表されておりません。あくまでも感じです。

2010912_107 それで、中国も最近急激に禁煙の場所が増えまして、

公共の場では無論駄目。吸える場所が激減して

いるようです。愛煙家にとってはどの国も今は住み

ずらい世の中となってきています。

       そのせいでしょうか、今回思ったのは、路を歩いていて歩きながら

     タバコを手にしている人が多い感じを受けました。

2010912_003 廈門アモイで泊まった、コロンス島がバルコニーから

見えるこのホテルは、全体は25階建てくらいで、私の

泊まった部屋のある19階はそのフロアーが全て、

禁煙となってました。この階だけのようですが、この階は

      全室禁煙。ということはあとの20階くらいの客室は喫煙できるということ

      なんでしょう。比率的にはたった一階だけというちょっと片寄りがありますが、

      それでも禁煙フロアーを設けているということは、それなりにそういう

      必要性は感じてるのでしょう。

        フロントで訊かれましたもん、タバコは吸うか?って。

2010912_111 龍岩で入ったレストランは、私らの後にやってきて、

隣に座った男性グループが、全員喫煙者。注文はしたが

まだ料理は来てなかったので、小姐を呼んで、禁煙席は

ないの?と尋ねたら、生憎!とちょっとはすまなそうに

      答える。少しでも離れた席にしますか?というからそう願えるなら是非

      お願いしたい、と席を替えた。替えたがその替えた先にまたまた後から

      男性喫煙者と女性のアベックが隣に来たので、無駄だった。

         数日まえに南の夜店のことを書いたが、ここはかなりの人出。

     私の住む函館だと、年に一回あるかないかの日でもこんなに人はいないな、

     というくらいの人が夜店に繰り出してきている。

        それなのに、何度か前を歩く人、横から近づいてくる人が、

     くわえタバコ。よけてもよけても、よけきれない。

        ナンデ?きったいに、嫌いな私の方にくわえタバコの煙が来る、

      タバコを持った人の後ろになる。

        自由にタバコを吸える場がすくなくってるんだろうな、とは思う。

        でも、歩きタバコはもっと危険でしょ。

        何せこの人出ですよ、私に言わせれば東京・上野のアメ横通りを

     タバコを手にして歩いてるようなもんですから、危ない危ない。

         中国がある地域・自治体で、特定の区域を禁煙区としてという

     話はまだ聞いたことがないから、ないのかなぁ、そういう試みは。

       北よりは、というか前よりはグンと歩いていてタンを吐く人は減ったが、

     歩きタバコは増えたように思う。

       タバコから逃げ回ってましたね、毎日。

     これは駄目でしょう、駄目とっ言ったところで、どうなるもんでもないですが、

     ちょっとまいりました。私が喫煙者だったら気にならないのかな・・・。

        これともう一つ、南で参ったことがあります。

        それは、また明日。

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2011年1月27日 (木)

ニセ「土楼」?ですかね、アレ!

  世界遺産「土楼」を二日もかけて見る観光客はそう多くない。

 それは、判る。みんな忙しいんだ。それに、ホテルの小姐も

 言ってましたが、「あんなの珍しいですか?沢山ありますよ!」と。

  そう、地元ってこんなもんなんです。生まれてからず~っと見ていて

 それがそこにあるのは何の不思議もありませんし、有る意味もう

 見飽きたりなんかして。何が好いの?って感じ。でもそれを

  旅行で来た人に言っちゃ駄目。とりわけ観光産業に係わっている人が

 そういうこと言っちゃ駄目。彼女にイエローカードを一枚。

2010912_036 写真で見ると、こう、威風堂々としてますが、

 これが、近づいてよく見ますと、

 これで、かなり痛んでましてね、

 まぁ「土楼」ってくらいですから

2010912_060 土を練って、突いて、固めて

出来上がっている壁ですから

雨なんか、水にはきっと弱いと

思いますね。このあたりのこと

2010912_081 どうしてんですかね、台風だって

くるでしょうに。

←こんなかんじで、そろそろ修復が

必要かも。中には木材部分があり

2010912_029ますが、こちらも過年の傷みは

避けられず、相当朽ちている部分

が見られます。でもまぁ、世界遺産

にも登録されましたし、そんなことは

2010912_067  私が心配するよりは、高い門票

(入場料)も払いましたし、そちらで

何とかしてもらいましょう。

  で、昨日のその茶店のお兄さんに

2010912_044 乗せられて、こんな路をクルマで

走ってました。前方に、明らかに今

建設工事真っ最中の建物があります。

 それがまた、普通の家でなく、ナント!

2010912_048 まだ途中ではありますが、明らかに

丸いカーブをもった「土楼」です。でも、

今建ててますから、コンクリート製か??

お兄さんに、「ちょっとクルマ停めて!

2010912_031 アレアレ!映したい!!」のお願いも

お兄さん無視。結局泊まってくれず、

そのまま田舎道を突進。

何せこのお兄さん、中国の俳優で

   「孫紅雷」という役者さんがいるんですが、無理だろうな皆さんが知ってるとは

   思えないが、ちょっとコワモテの感じで、怖そうなお顔をされてるんで、

   あまり突っ込めないんですが、「アレって、今造ってて、あの形って・・・」

   コワゴワと、「アレって、土楼のニセモノを造ってるんですかね??」の

   半ば自問自答、声のトーンも落として、訊くとはなしに訊くと、

    「・・・・アレは、レストラン!」の答え。

    最初の「・・・・」は、何だったのかなぁ。

    レストランか?レストランを円くしちゃう必要があるの??

    それ以上は突っ込めないでしょ、

    なんせ相手は「孫紅雷」ですよ。できる、アンタ!!

  

    (追伸:でも、この「孫紅雷」似のお兄さんは、結局とても善い人で、

     優しい人でした。だからと言って、「レストラン」が本当なのかどうか

     は、不明。要追跡調査。誰がするかは判らんが。)

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2011年1月26日 (水)

土楼で値引き交渉ー討価還価

2010912_018  今日もまた、土楼観光。

 昨日、一旦近くにマチへ戻り、

 一泊して再度挑戦。

 この日は午後に此処に戻ったら

   他のマチへ移動する予定。で、ホテルのフロントへ荷物を預ける。

   と言っても大した荷物ではなく着替えが入っただけのバックが一つ。

   まだ何も買い物もしてないので、カバンはスカスカ。買うような物もないし。

     フロントのお姐さんが、「何時に戻るの?」というから、「夕方までには」と

   言って、「今日も土楼を見に行く」と言ったら、怪訝な顔をされた。何で?

   「昨日行って、今日もまた行くのかよ!」という驚きだったらしい。

2010912_021 別にイイでしょうが・・わざわざ遠い日本

から来てですよ、チラット見て帰るよりは・・・。

このことがそんなに、不思議か?

「在日本没有口馬?(日本には無いのか?)」

     って貴女、世界遺産ですよ、世界遺産、それを何と

      こころえる?日本どころか何処にもないんですよ。

    「好玩ル口馬?(楽しいの?)」ときた。んん~普通の意味の楽しいとは

    ちょっと違うんですがね、小姐よ、人間の楽しみって色々なんですよ。

    楽しみも色々なら、人によって何が楽しいかも色々、だから私には

    「好玩ル!小姐!!Ni也應該去一趟。(貴女も一回行ってみれば)」と、

    珍しく、キッパリ。 何で私が勧めなきゃならんのだ、と思いつつも言うと、

    「我没興趣。(私には興味がない)」とアッサリ拒否。

    ハイハイ、それじゃしっかり荷物の番をしてて下さいと、ホテルを出る。

2010912_033 土楼は、丸いものばかりではありませんで、

四角のもあればただひと並びのものもあります。

それぞれが、この門の上のところを見ていただけば

分かりますが、表札のというか看板というか名前が

付いてます。それで、昨日もちょっと触れてますが、

この土楼、点在してまして、ある地域に数個あり

2010912_049  又少し離れたところに村落として数点あり、

 とこうなってまして、観光には時間がかかります。

 多くはみなさん大型バスをしたてて、

いらっしゃいますので効率好くというか、

時間が決まってますから、重要な土楼を

何点かピックアップして、そこが多少離れていようが、

             バスで移動するだけです。

              これが私の場合出来ません。こちらの土楼集落群を

             見終わって、あっちのも見たいとなった時、

              歩いては無理です、

2010912_045路線バスもありません。バスが通ってません。

走っているバスはみな団体を乗せた観光バス。

  この場合やり方が二つあります。

  一つはこの観光バスの開いてる席に

  そこだけ乗せて貰う。

  難しくはないのですが、難点は誰に頼べば

     よいのか歩いてる人を見ても分からん。運転手さんにその権限が

     あるのかどうかも、分からん。更に最大の欠点は、このバスはもう

     大概戻ってこないので、帰りのバスが上手く見つかるかどうかの

     問題。大概コースが決まっていてですね、案外反対周りのバスが

     なかったりするのを経験上しってますので、危険。

2010912_022  そこである土楼を見終わって、

出たきたところに食堂兼喫茶室が

あったのでそこでお茶しながら、

お店の前には乗用車。これだな、と。

2010912_028 ということで、土楼で値段交渉。

討価還価 タォ・ジャァ・ホァン・ジャァ、

言います。別に土楼を買おうって訳じゃ

ないんで、額は大した事ないんですが、

2010912_036 お店の人はそんなアルバイト?を時々

やってるのか慣れた様子で、

「50元(≒600円日本円)」と切り出す。

距離感が分からないので、何の根拠も

2010912_060 こちらには無いのでありまして、

それでも良いことは良いんですが、

多分ボッテル、と思います。タクシーが

あってメーターで走れば10元とか20元

2010912_065 の区間だと思うんですね。思うだけです。

このまま払ってもいいんですが、この後の

観光客と、日本人だとバレてるかどうか

分からないのですが、日本人がみんな

2010912_066 こうだと思われて足元見られるのも

ちょいとアレですし・・ここは交渉しますか、

しましたよ。30元だと、往復だしちょっと

可哀想かな、何て仏心をちょいと出して、

2010912_071     35元からスタートしたら、あっさり

    40元で落札?交渉成立。

     ということは、コレ?30間でも大丈夫

    だった??

    まぁいいか、その10元は私の勉強代

   だということで。

2010912_076    途中の道路が丁度今修路シュゥ・ルゥ

   (道路工事)で大変だから40元で高くない、

   と彼は力説してました。

    確かに向って気づいたのは、ず~と

   この区間が道路工事中。それもあのノンビリさ。

   あちこち穴だらけで車高の高いバスはいいが、

2010912_079  乗用車は大変だよ。右に左にひっきりなしに

  穴をよけ、ホコリだらけになって到着。

  そこを見る間待っててくれて、戻ったらアッチは

  見た?と私達が見逃した、見逃しそうなところ

  まで教えてくれて。

   善い人だ!!善い人だったんだよ、彼は。

2010912_083 だから、前にも言ったように、

分からんのですよ、中国では

誰が善い人で、誰がどうなのか。

でもそれって別に中国に限らないか?

         でもまぁ、ホラッ日本人だと少しは分かるような気がするじゃ

     ないですか、この人怪しいかな・・と。

      それが、中国だとこの人怪しいかな・・と思ってるととっても善い人で、

    この人安心かなと思ってたらナント、騙されたり、

    見立てを間違うことが多いような気がするな、

    コレって私だけ?

    

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2011年1月25日 (火)

世界遺産・土楼 観光

   少し話が飛びましたが、龍岩市という誰も聞いたこともないような町に

  泊まり、更にそこから、バスで1時間半と言ってましたが、2時間かかって

   永定県ヨン・ディン・シェンへ移動、県は日本では町のレベルでしょう。

   そこの鳳城鎮フェン・チェン・ヂェン(鎮は日本の村の行政レベルでしょう)に

   到着。やれやれ、やっとだよ。

    龍岩からの長距離バスは、本来は多分幾つかの村を越えて行きますので、

   その途中途中にはバス停などもあるのでしょが、そんなんは全く無視。乗客も

   その地域の人が殆どで(多分私の乗ったこのバスの観光客は我々二人だけ)

   「あーあそこで降ろして」とか「この先のホラッあそこで停めて」といた具合に

   このバスほぼタクシー状態。更に途中手を挙げている村人を拾って、また、

   手を挙げているオジサンは自分は乗らず、車掌に荷物だけ託す、頼まれた

   方も毎日なのかどうか心得たもので、山一つ超えた辺りでその荷物を降ろす、

   これって、宅急便代わりか。

      ということで地元にとっては物凄く便利な、タクシー兼宅急便兼のバスは

    山道を縫ってようやく、「土楼」前に到着。

      車掌に「土楼を見に来たんだろう、降りろ!!」と言われる。

    えぇ~、そんな脅迫まがいに言わなくとも、バスジャックじゃないんですから

    降りますよ。ちょっと怖いお姐さんだったので、何も訊かず大丈夫かぁ~?

    と思って降りましたよ。お店もあるようだし。此処かなぁ、と不安ながら。

      と、ちょっと歩いたら見えて来ましたよ、あの写真で見たドーナッツ型の

    「土楼トゥ・ロゥ」が。何だ此処でいいんだ、あのお姐さん案外ちゃんとして

    たんだ!怖いだけで!脅さなくったっていいのに。

2010912_093 此処が入り口。数年前(多分3年前に)

世界文化遺産に登録されたので、急遽

こしらえた門ですかね、コレ!

  此処で門票モン・ピァオ(入場券)を

買います。通し件を買えと薦められました。

2日間(明日も有効だ、ということは明日又

     来て見れると言うことか・・)にひかれ買いましたよ。いざ入場。

     「土楼」は、それ世界遺産登録前から有名でしたし、その後も多数の観光客が

     訪れてもいますし、テレビその他の報道でご覧になられた方も大勢いらっ

     しゃって、「土楼」はきっと、こんなブログをご覧になる中国好き?の方は

     一度はその写真なり何なり見ておられるでしょう。

2010912_058こちらは、ゲートをくぐった先の「土楼」が

何点か点在してますので、そこを巡る為の

電機自動車。一応こんなにも環境に気を

使ってんもんね、をアッピール。有料。

台湾からの団体さんが楽しそうに乗って

ましたが、な~にそんなに広いわけではなく、

    これに乗らずとも充分見て歩けます。この地域だけですが。また他の、

    というかクルマでちょいと離れた地域にはまた何点か土楼が。

2010912_020  皆さんがご覧になっているのは多分

こんな「土楼」の写真。円形ドーム型でして、

真ん中は中庭というか空間になってます。

大きさは思ったよりも大きくて、小さな野球場

のスタンド部分を三階建てにしたようになって

いて、中のグランド部分は中庭、またはそこにも

     小さな建物や、井戸や、空いてる土地で家畜を飼ったり の造りになってます。

     デジカメ写真になったからというもの、アレって何枚でも撮れちゃうもんですから、

     気づかないうちにもの凄い枚数をとってたりして、自分でもなんだこりゃぁと

     思うんですが、大概の撮影ポイントは皆さんそう変わりはなく、

2010912_066 これが、3階まで上がって中の様子を写した

もの。ここは中に更にまた建築物がある

タイプのもの。見えているグルッと囲む

その3階の内側に渡り廊下があり、そこを

通って移動、数箇所に階段があり、そこで

上下移動。柱が見てますが、それを一区切り

     ぐらいにしてそれぞれ、部屋がありますので、部屋数として相当の数です。

       オット、「土楼」の何たるかの説明を忘れてました。

    ご存知でしょうが、一応。この建築物を「土楼」と呼んでます。土楼ですから

    外壁なんかは土を固めて憑いて出来ています。

      城壁と同じでその壁の部分がそのまま住居になっています。

      客家、ハッカと日本では呼んだり世界でもそうしてますが普通話では

      クゥ・ジャァと呼ばれる民族が、戦乱を逃れ自分達一族を守るために

    造ったといわれておりますので、先ずその選定の地が山あいの、城市から

    はずっと離れたそんな場所ですので、なるほど現在でもかなり不便な地域

    です。わざわざそうした場所を選んだ訳です。更に一族を強盗などからも

    守るため、あの形状、城壁型がよかったのでしょう。水の便が良い温暖な

    外敵の少ない、そんな場所を選びに選んでのこの場所とこの建築物、

    と言うわけです。それが1000年以上の時を経て、今度は世界遺産に

    なった、と、そういうことです。

     それで、先程申しましたように写真はもうコレデモかぁ~と言うくらい

    撮ってきてあるのですが、全部は無理だし期待もしてないでしょうし、既に

    ご覧になられたようなものも多いので、ここらを歩いていて私ならではの

    写真を紹介しましょう。

2010912_041 コレ、何やってるか分からんでしょうが、

土楼から土楼へ歩いて見ている途中ですね、

傍らの農家のような家の前がなにやら賑やか、

フラフラっと行ってみると、近所の人総出で、

家の前の池(泥沼みたい)の水を抜いて、

正にその中の魚(鯉かなぁ)を手づかみで

    生け捕りしている様子。子供たちは、「ア~ソッチソッチ!!」と騒ぎ、

    それを捕まえようとした大人が足を滑らせ危うく転びそうになり、大爆笑!!

    お年よりも、お母さん達も出てきていて、歓声を上げる。

      楽しそう。のどか。うらうらと気持ちよい陽が射し、水に入っている人でさえ

    水がもう温いのかのんびりしている。田舎だなぁ。

      今日はこの魚たちを使った、ご馳走になるんだろう。それもあってか

    ひとびとの声が弾む。こんな暮らしが、こんな家族が、何世代も此処で

    暮らしていたんだろうな、と思う。

      「コレって今日何か特別な日なんですか?何があるんです??」

    と尋ねた、先程のバスの車掌さんとさして年も変わらぬお姐さんは、

      「アンタ旅行者ね、大体この頃に一度池の水を抜くことになってるの、

       それに今日は××(聞き取れず)が帰ってくるし、特別よ。

       ア~ッそれも逃しちゃ駄目!(池の中のオジサンに指示)

       あの小さなのはスープにするととても美味しいの。アンタね、

       時間あるの?あったらメンを食べていく?美味しいよ。」

     エェ~全く見ず知らずですし、今ただ単に興味を持って尋ねただけの

     そんな冷やかしの人にまでこんな親切にしていいの??

       もちろん食べてなんか行きませんよ、それほどずうずうしくないし、

     まだまだ見るところもありそうだし。

        でもホラッ、ついさっきの怖いバスのお姐さんといい、

        彼女といい、何でこんなにも違うの。

2010912_040 こんな、のどかな、空気の美味しい、

気候もいい、そんなところでのんびり育てば

こうなるってことか?

  ンン~、でも家の前には高級車も

停まってますけど。金持ちなんじゃないの?

それにお姐さんいやに綺麗な北京語じゃ

      ないですか。ホントにここの人かなぁ。

    分からん事だらけのまま、更に奥え進んで土楼を見る。

    凄い迫力。「此処に泊まる事もできますよ」の老婆の話にちょっとグラッと

    来たが、ガマン。

      今でも静かなのに、夜になったらどんなだろう。電機もきてはいるが

    そう多くはない様だし。

      日本だと此処を舞台に殺人事件が起きたりしての2時間ドラマの

    舞台になりそう・・・何てなことを考えながら、

       帰りのバスはちゃんと1時間半で着いて、戻った。

     今日の研究課題、

      人が優しい性格になるかどうかは、環境だろうか、

      それとも家族の教育だろうか、

      それとももっと後の社会教育だろうか、

      優しさってなんだろう?あのバスのお姐さんのあの物言いも、

      私に対する優しさだったかもしれない、

      かもしれない。でも、怖かった。怖がらせるのは優しさか?、

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2011年1月24日 (月)

冬の夜店をぶらつくー逛冬天的夜市

    まだ、旅の話が続いてます。

  函館は、というか、函館も、というか連日寒くてたまりません。

  南を旅していたときのあの暖かさを今また想い出して、

  ちょっと同じ冬でもこうも違うか、と、ちょっと考えさせられます。

  もっとも、夏は私達には耐え切れんでしょうが。何でも人間も

  南の人と、北の人では、もともとの汗腺の量が違ってるそうですから、

  人間の身体は好くしたもので、その環境に順応できるように出来上がって

  いるようです。現地の人はそれなりに寒がっていたから。

012aaee0ee697475ff8080812aaad8d1_s1  さて、南を旅して驚いた?のはですね、夜、冬なのに

 夜店が出てる、夜店ですから外ということですね。

   そして、その夜店が半端じゃなく賑わっている。

   もっとも、台湾の直ぐ向かい側を旅してますから、台湾の夜店は

   四季を通して賑わってますし、観光客もそれを目当てに行ったり

   してますので、当たり前といえば当たり前か。

     それでも昨日までマイナスの気温のところに居たとなれば、

   ちょっと夜ホテルの外で食事をして、食事をする前はまだ早かったのか

   お店も攤子タン・ズ、(露天)を開く前だったのでしょう、食事を終えて

   ホテルへ戻ろうとしたら、戻るまでの路がお店お店で占められてました。

W0200707103760842163661 全くそういうことを予測したませんでしたので、

また、そうであっても夜店は写真に撮りづらい

何せ周りが暗いし、フラッシュをたくとお店の

人が嫌がるし。で、こちらの写真は私の撮った

ものではありませんが、こんな感じの夜店を

3都市で見ました。

     何故か食べ物屋さんが無くて、あの小喫シャオ・チィーのお店が

   なく、洋服とか服飾関連グッズのお店が軒を並べてました。

     食べ物は許可が出ないのか、それともこのマチでは、この通りは

   服飾関係でそことは別の地域にそうしたお店が業態別に並んでいる

   のかどうかまでは不明。訊いてもみなかったし、ガイドブックも持ってない。

   (帰ってきてからガイドブックを見てみたが、厦門は別にして、もっとも

    シャメンでさえ夜店の事はこのガイドブックでは触れられていなし、

    他の2都市はそのマチそのものがガイドブックにさえ載っていない、

    そんな観光都市でもなんでもないマチでしたので、依然不明。)

    ですので、いずれも偶然歩いていたら賑やかな人通りがあり、

     そこの通りが夜店(中国語では夜市イェ・シィ)でした。

    夜は退屈ですし、ホテルに帰ってもあとは風呂に入るかテレビを見るか

   の時間ですので、夜市で時間をつぶすのは嫌いでありませんね。

    とりわけ私は、売ってるものもさることながら、売ってる人とそれを眺め

    買ってる人を見るのが楽しい。大好き。

     何処だったか忘れたが、散々見て、連れが、連れといっても

    夫婦二人きりの旅行なので、彼女が、

     セーターや衣類を散々品定めし、買うようなものもないと思うのだが、

   夜あの白熱灯の下でみるそうした品々はまたちょっと雰囲気が違ってるのも

   知れないし、日本では売っていない色使いに惹かれるのかも。

     服を売っているとなればこれまたどこの国も同じ、紳士ものなどほんの

   ついでに売ってるだけで、ほぼ婦人服。

    屋台ですからそうとうの数のお店で、店舗数にするとかなりですから、

   効率よく見てくれないと、時間が思いっきりかかってしましますが、

   女性はホラッ大概こうした時間の観念がないようで、通り一本を見るだけ

   でそれなりに時間がかかってしまいます。

     さんざん見たあげく、彼女の結論は「高い!」「ひょっとして日本より

    高いかも」というもの。

     屋台に掲げられた手書きに名札や、全品××元や、毛衣マォ・イー

   (セーター)一律××元のうたい文句に、そう言ってるらしい。

     そりゃそうでしょう、

     あそこから、値段交渉して幾らで買い、いくらで売るかの値引き合戦

   を楽しむ?中国の人にとっては、あのスタートラインの値段はあんな

   もんでしょ。

     ですから買う気のない人は、そこから何も言ってきませんので、

    その値段を見て、「これ高すぎない!!太貴了タィ・グィ・ラ・・・」

   から、お買い物が始まる中国式買い物は、これで慣れればいいのでしょうが

   慣れない者はちょっと面倒でもあり、楽しめないものです。

      ブラブラしていると、そんな値段交渉と、「こんなのないの?」と

   客に問われると、ないものはない、とばかりに店?の何処からか、

   大きな袋などをもぞもぞしてると、これでどうだぁ~とばかりに店主が

   手品よろしく品物をとりだすのなどを眺め、

     ホテルに戻ったらもうかなり遅い時間になってました。

     一体あの夜店は何時までやってるんだ?という疑問と

     アレだけの大勢の人たちはこんな遅くまで歩いていて、

     あの人たちは明日仕事がないんかしらん?と思えて

     南だよなぁ~を実感。

    南を感じる今回の旅は、

    ① 飛行機を降りたら、ブーゲンビリアが咲いていた。

      他にも緑が濃いし、花々が咲いてる、南だ。

    ② マチを歩いている人の顔が身体が日本人とそっくり!

        米を食べてるせいか?知り合いのが出てきそう。南だ。

    ③ 夜も誰も家になどじっとしてない、夜も外をブラブラしても

      寒くもないし、ノンビリ歩ける。南だ。

     ということで、この時点で、南を三点で実感。

   南はいいなぁ~、そう思った。

   多分、冬だけでしょうけど。

    

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2011年1月22日 (土)

中国小都市、これでいいの?

   中国語では都市のことを、城市チャン・シー、といいます。

  嘗て、町を城壁で囲っていた名残でしょう。

  「都市」と書いてマチと読んでいただいて、今日もそのマチの話ですが、

685401 皆さん、どなたもおやりになると思いますが、

よくそのお泊りになったホテルの窓から外を眺め、

出かける前にちょっと写真を撮ったりしますね、

これもそうですが、こんな何処にでもある風景が、

   以前ですとそれでも、各都市それなりに特徴があっって、それなりに

   楽しかったのが今はもうきちんと写真を整理して書いておかないと

   一体何処のマチを映したものかが、分からなくなります。

    どの国だってそうでしょうが、旅していて移動を繰り返すことになります。

   都市を移動し、気づくと、そのマチ独特の雰囲気があります。

      例えば今回は南の旅でしたので明らかに北にはない景色や文化

   があります。人々の表情にも特徴があります。それが都市を形作る

   ものだと思っています。

      そこで暮らす人々がそのマチをつくり、マチは人を育てます。

      それが文化となってそこに根付きます。その文化は時間という

      樽の中で長いこと熟成され、香りを放ち、より独特のものとなる。

      これは日本でも同じですね。

     ただ、今回のように中国を旅してその行く先々で、そのマチの文化を

    比較し何かを判断するのはとても難しいことだということでして、

    旅ですからせいぜいが二・三日多くは一日で離れるその町の印象など

    個人的な片寄った、とても断片的で、独断的なそんな危険なものだ、

    ということも自分なりには理解しています。

       ですが、悲しいかな、他の人が私と全く違う印象を持とうが、

    私より褒めていようが、私には私の印象しか書けないのです。

     まぁ、そんなことは先刻ご承知のことでしょうから、心配要らないとは

    思いますが、ここに書かれていることを鵜呑みにされますと、それは

    それで、ちょっと違うかな?と。

      且つ、皆さんお気づきでしょうが、私はちょっと変わっていて、

    このマチに限らずですね、広く“文化”というならそれでもいいのですが、

    皆が同じである必要はない、と頑なに思ってまして、むしろ「違ってて

    いいんだ、」「違っていて欲しい」とまで思ってるかな。

      人間はホラ生まれた時からそれぞれみな違っていて、様子も考えも

    違うことが基本なんですね、同じである必要がある部分は努力してそう

    なっていたり、していたりする部分です。そうした部分もあるでしょ、そりゃ。

    みんながみんな勝手やっちゃ大変ですから。でもまぁ基本というか本筋

    というか、みんな違っていてそれが本来だと。

      なのに近代は、というか近代化と言われるものはあらゆるものを

    画一化しようとしてますね、その方が扱い易いから。何故扱いやすい必要

    があるかというと、経済ですね。経済と言うやつがそうさせてます。

     そんな話はどうでもよくって、私が言いたいのは、中国のマチも画一的に

    なり始めているのを肌で感じるたびに、中国よこれでいいのか・・?と

    思ってるわけですよ。

685311 勿論まだまだあの中国の雑踏というか雑然というか

そんなヤンチャ臭さが残っている部分はまだまだあって、

恐らく始めて今中国へ行かれる方にはそれなりの

カルチャーショックもあるでしょうが、それでも以前の

     中国に比べたならば、そうしたものも薄まってきた。

     どこも高層のビルを持ちたがる。

     昨日着いた龍岩市をブラブラ歩く。遅れてる。かなり経済的は遅れてる。

   但しこの時点で私は遅れていることには何の評価もない。

   産業がないのだろう。私はこの町から更に1時間半かかる世界遺産となって

   急に客が増えた、「土楼」トゥ・ロゥを目指してるが、そんな旅人も最近は

   道路網が発達して、より大きなマチから直接入る人が多いんだろう。

     この町を拠点して歩く人は少ないのか、観光にも大して関心がないようだ。

     それも私には一向に構わない。ホテルのお姉さん達のお勧めの繁華街

    へ出てみた。確かに人が多い。小さなお店が多く雑然としている。

    何も買うような、買いたいようなものはない。古い品が並んで、地元の人は

    それでも熱心に手に取って眺めている。

      更にそこから少し進むと、急にビルの高さが高くなった。オシャレ?な

    店もある。どうやらさっき見ていた通りはホテルの小姐の言った通りでは

    なく、こちらがそうなんだと、と道路の標識で分かる。

      この路はさっきの路より広いし、綺麗に整備されている。新しい建物

    がほとんど。近代的?だ。私は路の半分も行かないうちに引き返しさっきの

    狭い雑然とした道路に戻った。さして買うようなものはないだろうし、食べ物屋

    さんも大衆食堂雰囲気一杯の、地元の人たちが外にドゥン・ズ(背もたれの

    ないツールのような腰掛け)を持ち出して、何か分からん怪しい食べものを

    楽しそうに話しながら食べている。屋台に毛が生えたような小さなお店。

      何だアレは?どうやって注文するんだろう。誰が客で誰が店主か

    見て分からん。メニューなどなさそうだ。怪しい臭いがしてる。

      恐る恐る少し近づき、ナニを食べてるのかを確認。

      「おいよ!何にする!!」とデカイ声。彼が店主兼コックらしい、

    傍らのおばさんが夫婦か?「こっちに座って!!」と指図する。

    いやいや食べる予定もないし・・・。のところを歩いている方が私には

    合ってるし、そういう路なら退屈せずに歩ける。

      しかし、どんどんそんな小さく煩雑な路は無くなってきている。

      それを嘆いている。旅人は勝手なものだ。

     今日の命題。

       中国は今格差がどんどん広がってそのことが問題だ、

    とは誰もが言う。中国に一度も行ったこともない先生もしたり顔で

    格差の問題を解決しないことには・・・とのたまう。

       確かにこの問題があります。

     格差をうすめて、地域差を際立たせるみちはないものだろうか。

      

       

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2011年1月21日 (金)

いざ、田舎へ!ー中国的小城市

   暦が大寒。まぁ、こんな寒さかなと。それにしても寒いです。

  こんなに、去年の夏が夏らしくて、この冬が冬らしいのは、四季がはっきりして

  いて、いいのかも知れません。四季を満喫しております。

   でもまぁ、普段降らないところでも雪が降ったり、以上に寒かったりで、大変。

Shanghai1  昨日の上海飛行場は雪の為、

  大混乱だったようです。

  函館は雪には慣れてるのですが、ちょっとこの

   量には慣れません。毎日の雪かきが大変です。

     さて、中国の歩き方。

     昨日は移動手段としてバスについて書きました。

   そのバスに乗っていよいよ、大都市を離れ、中都市へ移動。

   更にその先の小都市へと入って行きます。

     大都市は、数百万の人口を抱え、省都であったり、産業都市であったり、

   中都市はその都市との連携が比較的良い地理的条件などにある、

   日本ですと、普通に○○市ですかね。日本の市は、小さいのもありますが、

   人口比ですとここでも中国は圧倒的人口がありますので、数十万クラスの

   都市です。でもこれらの都市は日本人の殆どがその名を聞いても誰も

   知らない聞いたこともない、そんな市ですね。

     更にその先に、滅多に外国人など来ない、観光地でもない、主要産業が

   そうあるわけでもない、小規模の市。日本の感覚で言いますと町なんですが、

   それでも人口はそこそこありますので、人口比だけで言ったなら、日本の

   市よりも大きな人口を抱えた“町”です。

2010912_036 今回の私の旅の主たる目的地が、

 福建省の中ほどに位置するこの

 建築物、「土楼トゥ・ロゥ」どろう建築

 を見に行く旅なので、そこを目指して

 ます。

   それで、この「土楼」の場所が、

    ちょっと、都市部からは離れた場所にありまして、無理をすれば、

    近いアモイから朝早くに発って、今は以前とは比べ物にならないくらい

    高速道路網が発達してきましので、その日一日で専用バスを使って

    効率よく歩く、という専用ツアー(一日土楼旅游)もあります。旅行社の

    宣伝看板も見ました。基本、中国国内の方の為のツアーです。

     でも、外国人が乗って何の不都合もないので、(但しガイドやその他

    全て中国語です。当たり前ですが。)その手もあったんです。

      ですが、たまたまその街で入った旅行社のお嬢さんは、何と言うか

    とてもいい加減で、この人が別に旅に参加するわけでもなく、案内する

    訳でもないことぐらいは、私にも分かるのですが、こちらの知りたいこと

    には答えてくれず、途中で電話が来ると勝手にそちらに集中。同僚から

    何か頼まれたと思ったら、一旦席を外す。「還有什磨?」あと何か?

    とこっちをせっつきますが、いやいや、先の私の方の質問に答えてないし。

      このツアーでは、利益も少ないのか、それともこの時期このツアーは

    申し込む人が少ないのか。

      結局こちらが知りたいことは、ほぼ分からず。

      それならば!ということで、この大都市を一旦離れ、その目的地に近い

    中都市に移動して、そこを拠点に、そこから目的地までまたまた路線バスで

    辿りつこう、ということに決定。

      これが、昨日お話した、バス移動となります。

    バスターミナルが探しづらかったのは、かなり大きいはずの長途汽車站は、

   周りがビルで囲まれ、更に周囲グルリの三方がバスとは関係のないお店が

   テナントで入ってるんですかね、営業していて、一方に切符売り場があり、

   そこの前を通らなかったもので、見逃し、その切符売り場さえ見つければ、

   中は大きな待合室になっていて、更にその四方をぐるっと囲った中庭の

   ような大きな空間がバスで溢れてましたよ。

Tn  ←これは中庭のような空間から見てます。

 周りに見えているのは、バス関連の施設ですが

 この外側はまた別の店やテナントが入ってました。

      それもバスとは全く関係ない、携帯電話の店だったり、家電部品屋

    さんだったりで取り囲んでました。分からんはずだ。

      以前はバスターミナルそのもののが大きくて直ぐに分かったものが、

   最近は経済発展で周りのビルの方が大きくなってしまい、位置はそのまま

   なのでしょうが、周りを全てそれ以外の店やビルにすっかり取り囲まれて

   分かり辛くなったということなんでしょう。

      もう一つ、以前とは変わった点があります。

    バスへ乗る人の様子が変わりましたね。

    これは、多分バスでの移動時間が先にも申し上げましたように近年の

    高速道路網の発展に伴い、これまでより格段に短縮されたという事が

    大きな要因かと思いますが、以前ですと倍までは行かなくとも、例えば

    この日乗った、3時間の移動のバスはおそらく5時間近くかかっていた

    でしょうし、もっと長い距離の移動が多かったので、移動する側もそれなり

    に、食料を買い込んで乗ったり、滅多にない移動だったのでしょう皆

    力が入ってました。それで、気軽に移動できるようにもなり時間も短縮され、

    荷物も減りました。これは物流が活発になり今までのように都会のものを

    出たついでにこの時とばかり買って運ばなくともよくなりました。

      ということで、乗客の車内の様子が相当変わりました。

      余裕が出て来た、ということでしょう。

     それで、このことは都市の様相も一変させました。

    バスの話が長くなってしまいましたが、たどり着いたその中間の都市は、

    龍岩ロン・ヤンという町。

       函館を例にしますと。道南に函館からさらにちょっと距離のある

    松前という町があります。まぁ歴史もありますし、観光の場所もあります。

    そこを見るのに近くに手ごろの町があれば、ちょっと道南はピッタリの

    町がないのですが、その松前よりはちょいと大きい江差に先ず行って

    そこに宿をとり、そこから更に松前観光をしようという外国人が現れ

    たようなものです。分かるかなぁ、この例え。

      ということで、龍岩の町自体は観光地でもない、何にもない?ので

    恐らくガイドブックにもないかなぁ?そういえば、地図も売ってなかったし。

      でもまぁ、函館よりは人口はあるでしょう。

      そんな龍岩の町は、3時間のバス移動ではおいつかない程、

     経済的は遅れてますね。この差は大きいです。

       ただ、難しいのはこの経済格差を埋める為に、

       ただただ、大都市のマネをして大都市のような街づくりを

       目指すというか、表面上の或いは形の上だけの経済重視

       ですので、町の個性も失われて行きそうです。

      バスで3時間、ついたのは龍岩がつい最近完成させたという、

    新しい近代的、長途汽車站チャン・トゥ・チー・チュゥ・ヂァンは、

    大きくて広くてリッパ。まだ、龍岩の住人でさえ、新しくなった

    バスターミナルを知らない人が沢山。

      新たしいバスターミナルの傍には、新しい商業施設や宿泊施設が。

      このアタリだけ見てると、龍岩の経済発展もまずまず。

      問題。

     どうなんでしょう。町がそれぞれ個性を持ったまま、

     経済的に潤う。どの町もどの人も経済発展は願っている。

     その発展の形って、ビルが建ち、町が整備される、

     そういうことなんですかね。

       違う道ってないんですか。どの町も同じに見えてツマラナイ。

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2011年1月20日 (木)

中国の歩き方、都市間移動ー長距離バスの旅

  中国を旅行されて、その町をご覧になって更に違う町へ或いは観光地への

  移動は、これまたツアーですと簡単というか、何もしなくても構わないわけですが、

  個人旅行の大変さの一つがここにあります。

   ですので、始めて個人旅行される方へのお勧めは、移動しない。

   そこの町をじっくり何日もかけて見る。そういうじっくり滞在型をお勧めします。

   一回訪中・一都市観光。これ、いいんじゃないですか。結構楽しめますよ。

    そうは言っても、折角の旅行ですし他のところも見たい。

    これは考え方ですが、中国は何度も言ってますが広いので、私達が一般に

  持っている感覚(私はモノサシと言ってますが)ではちょっと見あまやる、判断を間違う

  ことが多いのと、システム(交通機関含め)の違いもありますので、くれぐれも移動は

  慎重に、事前に計画された方が良いと思います。

    移動が必要な事前の調査を綿密にしてください。時間のロスにもなります。

    私の場合はちょっと事情が違って、その移動も楽しみたいし、第一滞在期間

  が皆さんの旅行より少し長いですから、一度に何箇所か見てきます。

    ですので、移動するならいっそある程度の距離離れた、観光地を2点結んで

  飛行機で移動されるのが一番無難でしょうね。これは初級者用。

    列車はその主要幹線ですとお勧めできますが、ローカル線はちょっと難易度

  が高いので、上級者向けコースとなります。

    今回私は、福建省というところをウロウロしてますので、

    今回の旅の主たる移動手段はバス。

    長距離とは中国ではいえないような近距離・中距離移動のバス移動です。

    鉄道は中国の地図では余り示されたものが少ないのですが、ご覧になると

   分かりますが、あの広い中国を縦横にカバーしてるとは言い切れません。

   その鉄道の間、間の輸送はバスが担当しておりますし、鉄道が来ていない

   中都市も中国には沢山あって、昨今は道路網はかなり完備されてきてます

   ので、バスは縦横無尽に走ってます。

     やけに高速道路が急に整備されて、大丈夫か?っていうか、

   時折今回もバス移動の車中から、私の田舎者には未来都市とも思える、

   立体交差が何重にもなってる高速道路が見えていて、ここが交通の要所と

   なってるなんだろうなぁ、あっちへ行ったら何処行くんだろうと、見てました。

     それも、長距離輸送バスともなれば、ウソでしょ?ってくらい遠くの町まで

   走り運びます。寝台バスなんてのもかなり数走らせています。

     どうせ、全部は紹介できないし、バスのお話に戻りましょう。

   長途汽車站チァン・トゥ・チー・チュゥ・ヂァン  長距離バスターミナル

Tn_2 が大概どの都市にもあります。

これがそうです。ここへ行けば、鉄道の駅と同じです。

 あらゆる近郊の都市への移動が路線図で示され、

  切符売り場があって、待合室があって、改札口があって、ホームがないだけ

  で改札口を出ればバスが待ってますのでそれに乗り込みます。

   上の写真で分かりますかね?町の案外真ん中にあったりして、周りは全部

  高層ビルなんてなことがあるのと、

     周りをグルリ待合室や切符売り場で囲い、中庭がバスターミナルに

  なってたりしますので、外からはその様子が窺い知れず、こんなところに

   こんな大きなバスターミナルがあったのか!と驚くこともしばしば。

     北海道にも「道の駅」というのがありますが、日本だとこれはマイカーの

    立ち寄り場所みないなものですが、

     中国の場合は、文字通りの「道の駅」です。

     切符がコンピューター処理になりましたので、

    行き先を告げれば直ぐに開き席があるかどうかが分かります。

    バスはそんなとてつもなく大きなやつがあるわけではありませんので、

    基本、日本と同じようなものです。

      切符は座席指定になっていて、切符に座席が表記されてます。

    日本と違うのは、液晶画面が座席の前の席の背もたれに付いている

    最新式?バスにも乗りましたが、

      移動時間を映画でも楽しもう、というサービスの為か

    車内ではよく映画(何故か香港や南の系列の映画が多く放映)を

    やってます。

     都市間移動ですので、大体のバスは出発したら、目的地との間を

    直接結ぶ為、途中立ち寄るところもなく、出ればあとは、少し長いと

   今回は5時間が最高。途中高速でトイレタイムはありましたが、そんなん

   は日本と同じでしょう。

Tf  こんな感じでどんどん乗り込みます。

  バスも次々に旅発ちます。

  近くの都市間ですと、30分1本なんてな凄い頻度ですが、

    それでも、中国ではどこも満員になって走るというのがこれまた凄い。

  こうした近・中距離バスを使わないと中国では田舎に入れませんので、

   ちょっと中へ入ろうと思ったらこれは欠かせません。

    厄介かというと、厄介な面もありますが、車窓の景色を眺め車中の人たちを

  観察し、あきたら居眠りなどしていると、

    バス移動。結構これで楽しいものです。

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2011年1月19日 (水)

中国の街の歩き方、指南ー地図の見方

   中国の街の歩き方をお教えしましょう。それも自由に歩く歩き方です。

   中国の街を勝手気ままに歩くには、ですね、まずそんな時間がとれる旅で

 なければそれは実現しませんし、必要ありません。ですから全観光付きツアーで

 中国へ行かれる方には必要ございませんが、それでもまぁ、何かの参考には

 なるでしょう。また、そのうち、ご自分で行かれることもあるやも・・・・、最近は

 一日目だけ観光が付いて、あとはオプションで希望すればその後も観光ガイドは

 つきますが、申し込まなければ、どうぞご自分で勝手に、という自由型ツアーも

 増えてるようですし、中国語を習ったりしているなら、是非中国を使う目的も含めて

 ご自身の足で中国の街を歩いてみよう!とのことで、少し歩き方のご案内を。

2010912_105  こんな感じで、雑踏の中をブラブラ歩くわけですが、

 荷物は少ない方がいいですね。ですので、

 私の場合は何か折りたためる袋、

 何でも良いのですが、歩いてる途中で

   買い物をしたりしますと必要ですし、飲み物を持ち歩いていることが

   多いですし、トイレに入って紙が無いところもまだ多いですから、

   そんなものを入れた袋を持ってホテルを出ます。

    おっと、その前に出来ればその町の地図を手に入れておきます。

    これは大概一枚もので、観光地なら必ずありますし、買えます。大体ある

    と思います。もしガイドブックをお持ちになって出かけているなら、それには

    日本語の説明も付いて、簡単な地図があるはずです。でも買いましょうよ、

    こんな地図ですが。

Tn_2 ←(コレ、見づらくてスミマセン。)

 どんなに頑張ってもこの画像のスペースではつぶれて

 細かいと読み取れないと思いますが、大体こんなのだ、

 と分かっていただけばそれでいいので、こんな一枚もの

 の地図が、市街地を中心に書かれて、5元(≒70円)

    くらいですかね、これをお買いになっることをお勧めします。後で旅の記念

    にもなりますし、損のない投資と思いますよ。

     で、中国の場合ですね、必ず路には名前が付いてますね、××ロード

   と同じことですが、勿論、中国語ですが、心配要りません漢字表記ですので、

   読みが違うだけで、日本語読みして理解して差し支えありません。

     但し、中国の人に路を尋ねたり、タクシーの運転手に伝える時は中国語

   読みが必要となります。

     まず、ご自分のお泊りになっているホテルを地図上で大体この辺りと

   見つけていただいて、また、ホテルの案内などに、ナニナニ路ルゥ、と

   書いてますから、その路の名を覚えます。自分が今どこにいるかが

   分からないことには基準となる地点が定まりませんので、それを。

     

   もう少し具体的にお話をしましょう。

     今回の旅行で例をとると、例えば福州という町での例です。

     福州は福建省の省都ですから、そこそこ大きいです。いやかなり大きいです。

   人口600万くらいですかね、ハハァ・・函館の20倍だ。札幌の5倍か?

   まあどんなに大きくてもいいんですが、大きいと都市も多少でかくなりますが、

   日本のようには広がりません。何故なら皆高層住宅住まいですから。

   市街地の人口が密集していくだけの話です、分かりますよねこの理屈。

     それで、この海沿いのかつ歴史のある町は、古いので道路がどうしても

   大分区画整備などもされてはいるのでしょうが、曲がりくねった都市が多い

   です。新しい町は事前のこの都市計画がきっちりされてますので、ほぼ碁盤

   のような素晴らしい道路が、縦横に走ってます。

     ちょいと道路は曲がってますがそれでも、当たり前ですがどの町もメイン

   ストリートと言うやつがあります。これが大きくなるほど矢張りちょっと数も多く

   はなりますが、なぁ~に私が利用する、或いは繁華街だけなら5本位

   を目処に覚えておけば大丈夫。

     縦に5本、横にも5本。これくらいの大きな通りの名前を把握します。

     福州ですと、縦に五四路ウースールゥ・・・白馬路バィ・マー・ルゥが

     あって、横には楊橋路ヤン・チャォ・ルゥ・・古田路グゥ・テン・ルゥが

    あるのを睨んで、押さえておきます。

      そして、これは基本どの町にも言えますが、

     縦ですと、その五四路は長い長いメインストリートですので、これを

    五四北路ベィ・ルゥ(大概地図だと上の方向)中路ヂョン・ルゥ、南路ナン・ルゥ

    と、こう南北で分けて真ん中を、中路と呼んで、このあたりに中心があります。

     横は同じように、楊橋路の今度は東路ドン・ルゥ、西路シィ・ルゥとあって、

    同じように中路もありますが、要するに横軸は東西で名をつけ、縦軸は南北

    で、長い道路を三分割ぐらいにして名前をつけてます。

      これで、もう大丈夫。

    あとは、貴方・貴女が行きたい場所が、或いは繁華街に繰り出したいなら

    それは、ナニナニ路ルゥにあるか、面しているかを地図で確かめ、

     タクシーなら簡単です。乗り込んで「××路ルゥ!」と告げればそこへ

   向って走り出します。単に繁華街で降りたいなら、賑やかになったところを

   見て、その先で降ります「我要下車!」、と言えば適当な処で降ろして

   くれるでしょう。

     タクシーも中国では安くて好いんですが、私はよく言ってますが、これが

   運転の間隔の違いなどもあって、怖いのです。とりわけ助手席などに乗ろう

   ものなら、私はいつもディズニーランドの乗り物よりはずっと迫力があり、

   楽しめる??と言ってます。そういうスリルも味わいたい、時間も勿体無い

   ないという方はどうぞ。

     私は基本バス派です。

     地域都市交通にも貢献できます。但し中国のどの街も都市交通は

   人で溢れてますので日本のように赤字などという町はないでしょうねきっと、

     バスが困るのは、バス停が何処にあるか、何というバス停で降りれば

    私の目的地(お寺だったり、博物館だったりですが)へ行けるのかが

    分からん。コレですよ、コレ。

      繁華街へ出るだけなら、バスで充分。大体地図で繁華街の位置は

   示されてますし、時にご親切に色分けなど地図上でされてるところも

   ありますし。車窓から外を見ていて、賑やかになったら降りれば大丈夫。

     目的地がある場合、一番速いのは出かける時ホテルのフロントか

   そんなサービス(服務フゥ・ウー)担当者がいれば、尋ねます。

     但しこれは中国語が必要です。最低筆談でも、中国で(簡体字)で

   書いて尋ね、相手に書いてもらう必要がありますね。

     でもそれも考えようによっては、中国語勉強になったりしていいんじゃ

   ないですかね、意外に。

 

     私はかなり頻繁に尋ねますね、路を歩いていても、バスに乗るときも、

   その町の人たちのそれぞれの町で違うという雰囲気の違いもありますし、

   どの町にも親切な人もいれば、ぶっきらぼうな人もいますね、

     私が旅先であった、旅先で何らかにことで言葉を交わし、関係が出来る

    そんな人の数は一体、どれくらいでしょうね??

      でも、多分その一度きりで、あとそうした人たちと私は一生会うことも

    なければ、何か関係することもないので、

      その意味では、旅の恥は掻き捨て、というのが私の考えで

    恥ずかしさは余りありませんし、何度もやってると恥ずかしさどころか、

    今度はどんな人と会えるかなと、ちょっと楽しみですし、

    旅から戻っても、意外や意外、その地の名所旧跡の印象よりも、

    その町で路を尋ね、親切にしてくれた人や、可笑しな?人の方が印象に

    残っていていつまでも忘れられない旅の想い出はそうした、オバサンや、

    子供たちのことだったりします。

       ですので、思い出作りの為にも、カタコトの中国語でもチャレンジ

    してみてください。

      数限りない失敗も勿論あります。

     バス停を間違える、行く方向を間違える、よく間違えます。

     間違ったっていいじゃないですか、時間はあるんだし、誰に迷惑かける

     わけでもなしい、間違えてたどり着いてその場が、面白いところだったり

     怪我の功名ってやつですか、そんなこともありますし、

      間違いそのものも楽しめるようになればシメタものです。

      そうなれば、偶に一発で目的地に難なく到達したりするとこれまた

      格別の喜びが味わえるという、二重の美味しさがあります。

     今天的建議(ジン・ティェン・ダ・ジェン・イー) 今日のアドバイス

    路を尋ねる時は、女性より男性に。

     どうも、中国に限らんようですが、女性は方向感覚と距離感が

     怪しい人が多くて、とんでもない教えられ方をされたりしますし、

     間違いを平気で自身を持って教えてくださるので、女性は避けた

     方がいいです。(偏見かなぁ、どうかなぁ)

       私はできるだけ?男性に訊く、

       ホテルのフロントで訪ねるような場合、女性服務員が多い

    のですが、この場合も出来ればお一人ではなく、数人いるような

    そんな時、訊く。何故なら一人だと怪しいから。(偏見かなぁ)

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2011年1月18日 (火)

アモイ(厦門)は、函館の初夏でしたーコロンス島は楽園

    厦門(アモイ)はこれって、多分一つの島なんでしょうねきっと。

  ガイドブックを持って出ない私の旅はかなり行き当たりばったりで、

  この旅のやり方は、凡そあらゆることがそうであるように、好い面と、

  悪い面がありますね。

   好い面の一番は、時間が自由。見たければ見たいだけ、見たくないなら

  見なくて、好い。それが自分の判断で自由に出来ます。縛られない。

   好くない面は、その判断を全て自分一人でします。ですので、時にこの判断

  が間違っていたり、後からすぐ近くまで行っていながら情報が無い為に

  見逃したり、そこを見ていても、その重要性にその時は気づかず、後になって

  気づいたりの無駄が出ます。

   でもまぁ、この無駄を含めてその自由さの魅力には適わないと、私は

  判断。逆に余り事前の情報に縛られるのはいや、というちょっと変わった

  考えの主ですので、こんなヘンな旅のスタイルになります。

    そうは、言っても例えばこの厦門シャァ・メン まで来て、

  鼓浪嶼グゥ・ラン・ユゥ(コロンス島)を見ない人はいないでしょう。

    函館に来て、夜景を見ずに移動するようなものか。

   宿が決まった翌日、早速午前中から此処を目指すことに。

   とはいっても、宿はこの島の直ぐ真向え、わざわざこの島が見えるように

  建物の位置も定められていて、オーシャンビューならなぬ、コロンス島正面窓

  がこのホテルの売りでした。

     そうでない部屋は少し安くなってるようですが、その差が確か、

  幾らか忘れましたが、60元(≒1000円日本円)だったと記憶、ホテルフロント

  のお嬢さんは最初から、こちら(ベランダ付き、コロンス島ビュー部屋)が

  お勧めで、私の返事を聞かずにどんどん部屋を勝手に決めてました。

    もっともこちらもそれに異論はないのでそれで構わないのですが、

  一応その・・日本だとこちらの意思も確認してくれるのでは?と思いましたが、

  向こうも無視なら、こちらも無視。

    で、入った部屋はなるほど、お嬢さんが推すだけあって、

  眺めはいいんじゃないのこれ、窓が画の額縁のようになってて、対岸のその

  島の緑が眼を和ませてくれる、そんな部屋でした。

   バルコニー付き。この冬に何もバルコニーはなくとも・・・と思ってたら、

  これ、必要ですね、多分今12月でこうですから、間もなく春節も過ぎれば

  どんどん暖かく?熱くなるんでしょうから、部屋になんか閉じこもってるより

  外がきっといいんですね。

     そのバルコニーは、想像以上の広さです。椅子とテーブルが例の南国風

  パラソル(この日は流石にパラソルは閉じられてた)と共に添えられてたのは

  ここでお茶などできるのでしょう。それでも余裕の広さです。

    日本の小さなビジネスホテルのシングルルームってこんな広さかなぁ、

  と思えるほどのリッパ?なバルコニー。

    サービスの朝食もまあまあ。9時には出陣。

2010912_004 鼓浪嶼(コロンス島)は初夏でした。

正確には、函館の初夏でした。

 なんと、やや20度あります。日向は

もう20度を超えてると思います。

 暑すぎず、快適。

 セーターを脱ぎます。シャツ一枚でも

   歩くと少し暑いかな、と思える。極楽、極楽!!

    この島は、渡し舟ですぐのところにある、周囲どれくらいでしょう、のんびり

  あるいてグルッと回って、途中ナントカ岩だのナントカ公園だのを覗いたり、

2010912_005 島内に点在するポルトガルだの、オランダ

だの共同租界地として、列国が建てた多分

1900年代初頭の建築物を見て、回って

当初私はこの島は半日もあれば充分と

思っていたのが、なんとあまりの快適さ

に予定変更。昼食もこの島でとることに。

   レストランもありました。この日も中国国内の各地から相当の数の観光客

   が来てましたし、台湾からかなぁ、色んなところから、団体客も来てました。

    なかなかどうしてオシャレな島です。

    中国にあって中国らしくない?異国情緒ってんですか、建物含めて歴史も

  そうなんでしょう。ですからアモイに遊びに来るイコールこのコロンス島観光、

  ということなんでしょう。

     アモイ自体は超近代都市。そして経済都市。活況と喧騒の町でした。

     それとは対照的に、このコロンス島は小さいが故に、車すらない、

     (観光の為の専用乗り合い電気自動車が島をぐるぐる回ってます)

     静か、穏やか、緑が多い、暖かい。

     楽園でした。(もっとも、夏は知りませんが。)

2010912_006  こんなストリートミュージシャンもいました、

 聞きほれたりして、思いのほか、

 のんびりしちゃった。

   車も来ないしぶらぶら歩いていても、

 観光の人がほとんどなので、歩いてる人たちも

 どこかのんびり和んでいる。

   この島にも宿泊施設があることを知り、

    なんだ、ここでも泊まれるのか、とちょっと引かれ、フロントにも

    行き、説明も受けました。古い建物を改造して中は近代的にし、

    どうしてなかなかセンスの好い、ホテル。宿泊料もそう高くない、夜とも

    なったら、この観光客が皆引き上げて、物音一つしないような静寂の

    中のホテルになりそう。好いんじゃなぃ。今日もここで一泊というのも。

      と、考えた。考えたが止した。

     何故なら、私の旅は今始まったばかりです。

     この段階でこんなにのんびりしてしまいますと、この先一体どんだけ

     かかって、上海へそして日本へ戻れるかと、先を見越してちょっと不安

   になる。この旅、ビザのいらない最大15日間で旅は切り上げる予定です。

   勿論、中国滞在中にビザ延長という手はありますし、できます。

     ですが、帰ってからの仕事の予定だってありますしね、

    スタート地点でこんなにのんびりしたんじゃ、この後がちょっと思いやられる。

2010912_009  ということで、自動販売機など勿論無い

 コロンス島では、ナマ椰子の実を買って

 それをジュースに一休みしながら考え

 ました。ここでまた一泊などしておった

 のでは、この先が思いやれると。

   この島を見終わったら夕方には

    移動しよう、と。ちょっと心残りですが、美味しい料理はちょっと食べるから

    美味しいんですね。腹一杯食べちゃ駄目なんです。

     ということで、朝から居ましたので、コロンス島滞在時間8時間で移動。

2010912_007 いやいやいや、何度も言いますが、

北の寒いところからいきなりそんな暖かい所へ

行ったせいでしょうが、私にとってはこの島は

楽園でしたよ。

   今日の疑問。

  基本、島の木々は緑が青々してるのですが、

    時折、この時期まだ新緑を見せていない樹がありました。

    20度ですよ、函館だともう桜も何もかもあらゆる花が咲き終わっているような

    そんな時にまだ、芽を膨らませてもいないこの樹は、一体何て名なの?

    それより、この樹は一体何時になったら、芽を吹き、花を咲かせるの?

    この樹にとっては今が冬なんでしょけど?この樹はまだ芽を吹くには早いんだ。

      人間も同じですよね、現地アモイの人たちにとっては今が寒い時期

   なんだ、だからみんな厚着してる。

      人間に限らず、あらゆる生き物はその環境に適応してはじめて

   生き延びることができるので、この樹には、まだまだ堅く閉ざしたその

   状態が相応しく、活動の時期を待ってるんだ。

     環境って凄いな、と思う。

     島の何人かの人にも尋ねたが、その名は不明。

     まさか、あの樹死んでるわけじゃないでしょうね。

     たんなる枯れ木か?いやいや、違うでしょう。

     ということで、今だ樹の名前は分からず。

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2011年1月17日 (月)

南の人たちはいい加減ー厦門(アモイ)で遊ぶ

  “アモイ”の呼び名は、上海“シャンハイ”がそうであるように、

  日本語で“厦門”はどう転んでも、“アモイ”とは読めませんので、

  現地の読みがそのまま、日本でも定着。つまりそれくらい日本との繋がりが

  古くからある町、だということの証明にもなりましょうが、

    この町は華南の港湾都市として、日本だけではなく古くから世界各国が

  その地理的優位さから狙われた歴史を持つ良港。

    “厦門”は、現地読みでして、北京語読みは“シャァ・メン”となります。

    北海道から旅立つ時の旅の様相は、思いっきり厚着をしてまして、

  ダウンコートに厚手のセーターといういでたち。

    上海もたまたま着いた日が暖かかったのか、(上海の寒い日は結構

  冷え込みますし、ホテルにはありますが、街には一般的に暖房がないので

  寒がりの私には、ちょっと苦手)ダウンの前を開けて、脱ごうかどうか迷う

  くらいの気温。脱ぐと手に持って荷物になる、かといってホテルを出る時に

  着ないで出ると、私の旅はいつどう予定が変わるかもしれないし、夜とも

  なれば多少寒かろう、とガマン?して着ていてこの時点ですでにダウンを

  着ていることに無理があった。

    ということは厦門は、はなからそんなものは必要ないだろうとは思った。

  思ってはいたが、私は用心深い。それに天候だけはわからない。

   上海のホテルに帰国の前にまた戻るので、殆どの荷物を預け、極端にいうと、

   着替えが入った手提げ袋があるだけの荷物で、やって着ました、厦門。

    日本でいうとどれくらいの移動なのでしょうか?

    飛行機で1時間半少し、函館→東京くらいは南下してるか。もっとかな。

  

    厦門は南国です。空気が南を感じさせます。人々も南の人です。

   背が低く、全体に日本人の体型に近づいてます。鼻も低く、少し小太りの人が

   多い。全体の身のこなしが、南の人たちです。解りますかねこの感じ。

7e7a071fafea2fbf0b1  飛行場の花壇も、街中でもブーゲンビリアの花が

 咲き乱れてます。驚きです。南国ムードたっぷり。

 そういえば、ブーゲンビリアは中国語で何て言うんだ

 と調べてみたら、「九重葛」(ジュゥ・ツォン・グゥ)か。

    ちょっとイメージがわかないので、ブーゲンビリアでいいか。

   

    ははぁ、こりゃ駄目だと、手に持っていた、ダウンは完全に必要なく、

   邪魔。セーターも飛行場からのリムジンに乗った段階で脱ぐ。

    南独特の、かなりいい加減さ?があちこちにあって、

   交通ルールもこれそうとういい加減かなぁ~、危ないなこれは、うっかり

   歩いている大変な目に遭いそう。怖いぞぉ~。

     市内の交通はまさにグチャグチャ。このヤンチャさが、南に来たことを

   実感させる。

     何で中国の南の人たちはこうなんだろう?

     わがまま?身勝手?それだけではこうならんでしょ。

    リムジンは駅前のバスターミナルまで運んでくれる。

    駅前は更に、この車の洪水と、ひっきりなしにくる路線バスと、タクシーと

    それの何倍もの人でごったがえしている。

      普通に歩いている人と人がぶつかるので、注意して歩かなくてはいけない

   ところへもってきて、その直ぐ横を車が何ということも無く通り過ぎてゆく、

   どうよ、コレ。何か秩序というものはないの。

    無いなコレは。秩序なき秩序ですね。それでも何とかなってるし何とも思って

   無いらしい地元民たち。

      参ったなこれは、

      駅前で宿をとろうと思ったがこれは、夜になってもこうならかなり煩かろう

   と、ちょっと敬遠。それに超高層建築物が乱立。私の趣味に合わん。

      厦門自体が島のような都市なんですが、

      厦門へ観光に来たなら絶対に行くという、また島があって

      「コロンス島」という名なんですが、どうせ明日は必ずそこを観光する

   筈だから、そんならいっそ、このまま「コロンス島」が見えるその海岸線に

   あるホテルに移動しよう、と思う。

     勿論、路線バスを使っての移動。

     私は大概、どの町に始めて訪れても、その町で地図さえ手に入れれば

   その地図を頼りに、ほぼ目的の場所に、移動できる、という唯一誉められた

   特技を持ってまして、これはどの町でも使える。

     そんな私でも久しぶりに厦門は、ちょっと手こずりました。難しかった。

   まぁ、大都市なんでしょう。バス路線が非常に複雑ですね、それに、

   港町はどこもそうですが、ホラ、道路が割りとこう地形に制限を受けて

   くねくねしてましてね、その道路がまた微妙に入組んで、それをバス路線が

   走ってますし、私の手に入れる地図は観光案内図のような簡単な一枚ものの

   地図ですので、バス路線は細かい細かい字で示された上に、結構省いて

   書いてますね。これで判断できるのは、私の目指す地域を通っている路線は

   数本あることが分かるだけで、駅前から乗れるかどうかも分かりません。

     駅前の人たちはその多くが外からの人たちで、道を尋ねても知らない事が

   多いですし、自分の乗るバス路線は知っていても他の路線は存外知らないし

   関心がないものです。これは日本で道を尋ねても同じでしょうが。

     それでも、何より暖かいことが助かりますね。

   焦らなくてもいい。バスが無理ならタクシーか?と思い、

   手を挙げてつかまえてみたら、私の行く方角が反対なんでしょうか、

   Uターンを嫌ってというか、駅前では出来そうもないし、乗車拒否。

    「近いの?近すぎて駄目なの?」と距離感も着いたばかりでない私が尋ねると、

    「オレはもう下班シャァ・バンだ(仕事を退ける)」と言ってたが、

    そんなのウソでしょう、乗せたくないらしい。原因は分からず。

    どうせ急がないんだし、やっぱバスだよバス。バスが一番。

   向こうから交通警察が固まってきたよ、これは聞かん手はないでしょ。

   コロンス島の近くまで行きたい、何番のバスに乗ればいいの??の

   私の訴えに、隊長らしき人は面倒くさそうに「分からん」、という。

   そんな訳ないでしょ、厦門に来たらコロンス島に皆行くんだから。

   漠然として地域では駄目なのかと、リムジンで見た宣伝冊子に載っていた

   コロンス島を眺めるバルコニーを持つという自慢のホテル名を挙げて、

   隊長の後ろの人に食い下がる、「あぁ~あのホテルね、」という

   そうそうソコ、どうやって行きます?何番のバス??

    その後ろの人が、「そのホテルなら今改装中で使えないよ、」と

   今度はやけに具体的詳しい情報を入れてくる。だから、それはどうでも

   よくって、そこへ行きたいわけ、一体何番のバスに乗ればいいのよ?

      「×号路だな、」という。

    やっと、聞き出すことに成功。 「謝謝!!」とその場を離れようとすると

   「何処っから乗るか、乗り場は知ってるの??と」その中年警察官が。

   そうだ、乗り場だよ乗り場。なんだ、案外親切なんじゃないの?と感心。

   「こっちじゃ駄目だね。この地下道を渡って向こう側のバス停がホラ

   この先もう少し行ったところに見えるでしょ、アソコから乗るの。」

     親切だよ!意外に。それに話す言葉も普通話プートンファ(標準語)

   だよ、助かるなぁ。再びの、「謝謝、謝謝!!」

      これが又向え側に渡るだけでも大変な人出と、雑踏を掻き分けて

    漸く目指すバス停に到着。

      バス停には必ず路線系統を示した表示板がある。

      それで、行き先を確認。

      有りました。目的の場所の名前が。ハイハイ此処です此処。

    ところが、

      ン!待てよ、コレって方向が反対じゃないの、私の行きたい処の

   方角からバスが来ていて、このバス停、駅前を通って、違う方向へ向って

   ますけど・・・。

      確認の為に、バス待ちをしている隣のオジサンに、お尋ねしちゃいました。

    オジサンは、アッサリ「逆だ、アッチのバス停から乗りな!!」と、

    今、今、やっとこさきたばかりのそちらの方をくわえタバコのまま

    指で指す。そういえば、街のあちこちで、喫煙者が多かったなぁ、

    何でみんな歩いてる人たちがタバコを手にしてるの、というくらい多かった。

    という訳で、

     交通警察官にしてやられました。

     大丈夫か、厦門交通警察官、そんな方向感覚で交通警察が勤まるのか?

   またまた、雑踏を掻き分け、喫煙者の間を恐る恐るすり抜け、

    元の位置に戻ったら、有りましたよ。何のことはここから乗れるんだ。

     教訓。

     外側で人を判断してはいけません。とりわけ、制服で人を信用しては

    いけません。

     結局無愛想な加えタバコオジサンが一番正しかった。   

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2011年1月15日 (土)

噂の安売り航空会社に乗ってみた!-中国・春秋空港

0  安売り航空券で噂の?飛行機会社

 「春秋航空」に乗ってみました。

  この会社が有名?になったのは

 画像下の方で、

  上海→茨城を、312元(4千円日本円

 ちょっと)で売り出したことで、一躍マスコミ

 などでも取り上げられて、その有り得ない?

   価格が、話題となった会社です。

   このニュースや話題を、ご覧になった方もおありなのではないでしょうか。

     これって、凄いでしょ。5千円をきって、往復ですよ、往復。

     中国から日本へ来れるという、驚異の値段です。

     そりゃ話題にもなるワイ!というその会社「春秋航空」。

     ちょっと興味があり、大丈夫かいな、と思いつつも、怖いもの見たさで

   乗ってみてもいいかなと思い、上海からの移動をこの会社の便で

   してみました。

   私の場合は今回利用したのは、上海→厦門シャァ・メン(アモイ)間

  片道ですが、数ある航班ハン・バン(フライト)の中から、敢えてこの会社を

  選んでみたのは、国内便も安い、との触れ込みですので、一体この会社、

  どんななのよ、との興味からです。

     さて、チケットは昨日書きましたように、シャンハイの某繁華街に近い

   「春秋航空」事務所窓口へ。

     事務所は綺麗。全職員はコンピューター画面とにらめっこ。

     私の申し込んだ、上海→厦門は、この会社だけでも一日数便飛ばして

   るらしく、そんなに毎日毎日移動の人が居るんかな、と思ったいたら、

   ちなみに、私の乗った便は満席でした。

     この会社、コンピュータ上での航空券販売が主力らしく、刻一刻その

   残席数と、価格が変化する、という仕組みになってまして、

     上の茨城線も、「312元起」と書いてますから、この「312元から」の

   「~から」が曲者でして、日本でもよくありますが、「~から」ですから、

   これが最安値で、そのあとは知らない!と言われているのと同じです。

     確かに、私の買う路線も、「189元起」と書いてましたが、何時の何処に

   そんな安いチケットは有るのよ?と聞きたいくらい、きっと年間を通しての

   且つ、サービスで思い切って出した一枚限りの価格なんでしょうきっと、

   ですので、私の買ったというか、私の買いたい日のこの区間の値段は、

   500元を前後してました。まぁそれでも他者が700元上のところにあります

   からお安いのでしょう。それにもう、事務所へ行く時点で試しにこの会社

   乗ってみよう、別のよこしまな目的を持ってましたので、値段ではもめず、即

   購入を承諾し、身分証明書を出して、日本人であることが発覚。

      擭照フゥ・ヂァオ(パスポート)のコピーを採らせろというので、

   「いいけど、パスポートナンバーさえあればそれでいいんじゃなぃ?複写

    までは要らんでしょうに」というと、この若者、「上司の意見を伺う必要が

    ある・・」ってなことを言い出した。その上司は何のことはないすぐ後ろにいた

    年配の女性らしく、そこへ私のパスポートを持ち込んで何やら話し込んでる。

      その女性、それまでしていた仕事(かなぁ、仕事してたのかなぁ)を

    投げ打って、若者を押しのけ、その先の続きの作業を若者の席に何も

   言わず勝手にかけて、私と話を始める。その間若者は傍に立ったまま。

      結局、コピーまでは必要ないらしく、其処はもめず、日本人と分かった

   からでしょう、「中国までどこの航空会社で来た?全日空か??」と

   書類に何事かを書き込みながら尋ねるので、そんな事を何で国内便の

   チケットを買うのに、記入する必要があるんだ?といぶかっていたら、

     どうやらそうではなく、自社の国際線・日本便の宣伝だった。

     「うちの会社は日本への便もある、茨城便を飛ばしてるが、安いから

   是非利用した方がいい」と、盛んに勧める。

     「この便は、機内食まで付いてる(普通は付かないという意味か?)」

   日本から来るのに多分最安値だと思う、利用しなさい!と何故か命令形。

 

     この人きっと、日本の“茨城”がどの辺にあって、北海道との関係が

   把握できてるとは思えないので、「日本のテレビでもお宅の会社の

   航空便が取り上げられてましたよ」と教えたら、えらく気に入ったのか

   それからが、如何にわが社のシステムが凄いか、お客の為に努力してる

   かの早口での宣伝。それを私に聞かせてどうしよって言うの?とは

   思ったが、時間もあったし、結構居心地の好い事務所だったし、

   他の客とのやりとりも、時々目に入り、ヒマだからいいかぁ~、と思い

   30分ほどもお付き合いしてやっと開放!!ヤレヤレ(* ̄ー ̄*)

     それで肝心の搭乗記ですが、

    先ず、この会社の飛行機、噂どおり、前の座席との幅が狭い、かなり狭い、

   座って、腰から膝までの距離ですね、私は足長でもなく、かといって短くも

   ない極標準だと思ってますが、その私でさえ、ちょっと狭いなと感じる。

     友人・知人の、誰彼を思い浮かべて××さんだと大変だろうな、

   △△さんだとハマッタきり動けないじゃないかな、とか、○○さんだと、

   これ、座席に入らないじゃないの・・・、というような狭さです。

    次、飲み物他は全て自費です。勿論食べるものもそうです。

   ハンバーガーのようなものが用意されてるようですし、その日は昼の便でした

   ので、なにやら詰め合わせ弁当があるようで、入用の人は座席上のボタンを

   押してお申し付け下さい、ってなことを言ってました。

     何人かの人が申し込んでました。あの狭い座席で食べるお弁当は

   飛行時間も1時間ちょっとと短いのでえらい急かされそうです。

    それと、何かスープというか、飲み物が付いてるらしく、またその温め

   られたスープが独特の臭いがして、機内中がその臭いで一杯になり、

   他の中国の乗客たちは気にならないのか、食欲を刺激されるのか、

   何であんな強烈な臭いのものを提供するのかが不思議。

     他、サービスというものは、ありません。期待してもいけません。

   お定まりの、安全に関するアレコレの説明と映像を見終わったと思ったら、

    アテンダント、って言うのですか、その乗組員のお兄ちゃんが、

    前の方で、マイクを片手に持ったかと思ったら、

    それからは、ビッシリ機内販売での宣伝を延々このお兄ちゃんが、

   立て板に水の機内販売宣伝。

     先ずは、搭乗記念にこの飛行機のプラモの宣伝。

    これは街では変えずこの機内限定発売で、シニアルナンバーが付いてます、

    貴重ですよ、この機会を逃しては買えませんよ、

    会社へのお土産、お子さんへのお土産として喜ばれてます、

    続きまして、ドラエモン時計。これはもう大人気、日本アニメドラエモンを

   知れない人はいませんから、とてもお土産として喜ばれます、

    更に今この場でお買いになると、搭乗記念として我が春秋航空の特別

   絵葉書を差し上げます、こちらも市販品ではありませんので、この機会を

   お見逃し無く。

     次は、効果抜群のフライパンで、・・・その次は・・・磁器ネックレス

    と、次から次から、同僚が差し出す品物が影から出てきてそれを

   この小伙子シャオ・フゥォ・ズ(若者)は、休むことなくとにかくビッシリシャベリ

   説明を聞いてる途中でも、「ポ~ン!」と例の天井の添乗員呼び出し

   ボタン音が鳴る。そこのお客さんのところへ手分けして添乗員が向かい、

   席に着いたまま買い物が出来る、(もっとも余りに狭いので席から立とうと   

   思っても立てないからこれよりない)という便利?さもあってか、結構

    売れている。欲しいかなぁ~あんなものが??

    とは思うが人間の心理とはあんなもんで、誰かが買うと我も我もと

   なる効果を狙っての、口上なんでしょう。

      その後もアレだコレだと、様々なものを手にかの若者は、

    毎回やってるんでしょうねきっと、淀みなく商品を説明、売り込む売り込む。

    そうしてるうちに、「当機はまもなく下降体制にはいります」とのアナウンスが

    あり、乗務員もシートベルトして、座席に着かなくてはならないので、

    本当はもっと売るものがあるのになぁ~、という若者の少し心残りを

    残して、無事目的地アモイに到着。

      体験搭乗後の感想。

     確かに安いが、安いことだけのことはあるので、

     どの安さの差を、それでもよしとして乗るかどうかの判断です。

     今回乗ってみて、長いフライトは勘弁してもらいたいな、と思います。

     どうでしょう、日本までの約3時間。この長さがギリギリでないでしょうか?

     これ以上長いとちょっとガマンに支障がでますし、

     健康的にも支障が出そうですし、

     機内で寝せてもくれそうにないので、

     全くの移動手段として、割り切った方へ、お勧め?します。

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2011年1月14日 (金)

上海万博 後の シャンハイ

698a9eeac9c48a0a771 ( 上海地下鉄図 )

     万博後のシャンハイ。

   どうなんでしょう、一人の旅行者が感じられるほどの、その変化は

  シャンハイの街で感じることはありませんでした。

   相も変わらずの活況と喧騒が街を包んでいるシャンハイが

   目の前にありました。変わってないかな、と思わせる街。

   クリスマスを前に、若者を対象とした、ブランド洋品のバーゲンが、

   夜ライトアップされたビルが、街行く人たちの足取りが、いっそう

   早くなったように思え、活況を感じさせます。

    地下鉄が郊外まで足を伸ばし始めましたので、少しだけ

   地上の交通渋滞緩和には貢献してるようですが、それでもどの

   インターチェンジも時間ともなれば車・車の洪水。

     街中も時間帯にもよるのでしょうが、車・車の数珠繋ぎです。

     上海に限らず、物価が上がって大変なんだ、というニュースは

   出発前に日本国内でも目にしておりましたが、さて、旅行者に分かる

   ほどの変化かというと、それは難しいですね。

     今回は庶民の市場を覗く機会がありませんでしたし、私が歩き

   お金を使うそんな場所は限られた品物と、限られた場所ですし、

   日常必要品とはかけ離れた物を買いますから、物価上昇を直接

   感じることはないものの、何につけちょっとした細かなものを買っても

   それなりの値段でしたから、一体、逆に上海で普通に?暮らすには

   幾ら必要なんだ?とは考えてみた。

      さて、幾らでしょう?

      住宅の問題がどう解決できているかにも寄るでしょうが、所謂

   生活として日々の暮らしに、上海でお勤めをしていたなら、3千元

   (約4万円日本円)でどうでしょう、ちょっと足りないですかね、足りない

   でしょうね、4千元、この千元の差は大きいですから、4千元でも、きっと

   普通に暮らしてもっと欲しいと思うでしょうが、これくらいのところでしょうか。

     勿論多いに越したことはありませんし、沢山貰っている人たちが

   旅行者の目にはどうしてもつきますから、私が見ているすれ違う話をする

   人たちの暮らしは、少し上の人たちのはずです。

      難しいです、この問題も。

      逆に今、東京で普通に暮らすには一体幾らあればまぁまぁ、かを

   考えてみてください。難しいでしょ。同じです。

      まして外国人が憶測で考える範疇ではこんなもんでしょう。

     上海は、入国の為の窓口でしたので、翌日、直ぐに移動します。

   ですので、上海はどこも余り見ていなくて、地下鉄が便利だな、と感じた

   のと、定宿?にしているホテルも万博で外国の人を多く受け入れた

   のでしょう、多少洗練された感じを受けました。

     中国の人たちがもともと好きだった手機ショゥ・ジィー(携帯電話)が

   生活必需品となっております。これまたこういうのにも今まではかから

   なかったお金がかかるわけですが、

     ホテルから電話で、移動の為の国内便の飛行機チケットを予約すると、

   手機の連絡番号を必ず求められます。

     「手機を持ってない」と、返答すると必ず相手方は、「それは有り得ない、

   こちらからの連絡をどうする?冷やかしかどうかをどう判断する?」などを

   求められ、すったもんだの挙句、

     電話予約は無理なんで、直接旅行社の事務所へ来てカウンターで

    再度、予約してくれ、

     と言われ、それも一理あるかと、どうせチケットをいづれかのかたちで

    受け取りに行かなくはならないので、

     旅行社を訪ねることに。

     直ぐに地下鉄を利用して、探し当てた旅行社の事務所で、

   つい1時間も経たない前に確認した、上海からの移動の航空券が

   値段が違っていた。理屈は私が移動の間にもコンピューター、手機での

   予約が次々に入り、私が狙っていたチケットは他の人に行き、割引率

   が更にちょっと落ちて、今はこの値段だ、と示された値段は、先の価格

   より、数十元高かった。

      現代はこういうものですよ、正にタイムイズマネーの世界です、

    とのその旅行社の若者の話に、ちょっとニンマリしてしまった。

    何故って、ついこの間まで

     中国人の口からこんな、「時間就是金銭!」などという

     説教を受けるようになるなどとは、つい先日までは考えられなかった

    から。

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2011年1月13日 (木)

中国へ旅立つーどうやって出るの?

   時折、ご相談をいただきますが、中国へ旅立つには、どの方法がいいですか?

 の、ご質問ですが、どの航路を取れば良いかのご質問だと思います。

   私の中国への出方は、その都度違いまして、その都度それなりの要件やら、

 様々な条件を勘案しての選択となります。それは皆さん同じだろうと思います。

   まず、初めて中国をーという方には、勿論ツアーをお勧め致します。

  同じ初めででも、全く中国も初めて中国語も習ったこともないし、名所旧跡が

  一応見てこれて、本場中国料理が堪能できればいいんです、

   の方は、パック旅行が沢山ありますのでそちらのパンフレットを先ず手に入れて

  比較検討なさるところからお初めになるのが常道と思います。

    この時に、私のアドバイスは、意外に余りに観光個所が多くて、盛り沢山の

  ツアーは中国ですと移動の距離が皆さんが考えている以上に大変ですので、

  一度の旅行でアレもコレもも中国パック旅行はちょっと無理があります。

    ですので、お勧めは、一都市・一観光地、一回旅行のお勧めです。

    歴史を見たいなら、北京か西安へ、風光明媚を見たいなら、上海入りで

  江南の旅か、杭州・西湖・紹興の旅、香港入りの桂林観光、などなど

   目的を定めた旅行がよろしいかと。

    ここで紹介したいのは個人旅行です。

  どう入りどう出てくるかの組み合わせは、最近ですとかなりの種類が組めます。

  但し、私のように地方都市におりますと、その選択肢は自ずとかなりの制限が

  あります。

    料金的に、航空券だけを考えますと安売りチケットは、圧倒的に成田発に

  片寄ってまして、何度かこれも利用しましたが、これですと、国内のつまり

  地方空港又は地方都市からの成田までの移動が割りと高くついて、また

  時間的にも合わないと、成田前泊などという費用などもかかり、意外や意外、

  逆に高くつくようなことも最近ではありますので、よく検討されることが必要

  です。それと時間の問題ですと、国内乗り継ぎのその時間が上手く合うかどうか

  の検討、更にはこの季節(冬)ですと、雪害の為の国内便の遅れ・欠航など

  という要素も当然併せて考える必要などもあります。

    地方空港からの国際線は、細かく知れべますと、意外な都市からも、中国へ

  の定期便が最近はありまして、感心させられます。

     北海道ですと、千歳便が多く、距離的には青森にも中国便があります。

   地方便の隘路は、毎日飛んでいいない、チケットが割りと高いの二点でしょうか。

    この他に、最初で書いたツアーで、

   最近は中の観光が全く付いていない、生き返りの飛行機と到着時のホテルが

   あって、あとは自由、という国内飛行機会社を利用したツアーですと、

   これを更に延泊したり、国際線を同じ飛行機で移動したりしますと、それぞれ

   国内線も安い料金で移動できますので、

    この手も使ったことがことが何度かありますが、これまた地方航空便から

   乗り継いでの利用は、空き時間がたまたまでしょうが余りに多くて、前の

   利用の時は、成田を飛び立つ前にもう既に手持ちの一冊の本を読み終えて

   しまうくらい暇でしたし、移動にまるまる一日掛けた、という感じでした。

     で、様々な比較検討の結果、

   今回私が選んだ方法は、函館空港発、大韓航空機を利用しての仁川経由

   上海入り、帰りもまったくその逆の往復コースでした。

     この判断は、

     一つは、時間です。これですと私はその日のやや昼近くまで函館で

   用が足せます。函館の飛行場は市街地から近いですし、地方空港この

   日の国際線発着便はこの便だけですし、そう混雑しないどう、との予測。

     実際10時過ぎまで用事を足してその足で飛行場へ向かいましたし、

   充分でした。

     二つ目は、これですと悪天候によるアクシデントにも対応できます。

   12月末ですので、万が一天候が思わしくなく、遅れても決行になったところで

   も、地元に居れば対応は簡単です。逆の帰国便にも言えます。

    三つ目が、地元に国政線があるというのは、ありがたいことで、いっそ

   中国便が有ってくれるともっとありがたいのですが、まぁ、当面あるその便を

   少しでも応援し、この便を維持してもらいたいとの願いも兼ねて、

     夫婦たった二人の二席ぐらいでは大して力にもならんでしょうが、無いよりは

   まし、塵も積もればですから、

      ということで、

Tn  韓国・仁川空港乗り継ぎ便での上海入り、

  韓国の仁川飛行場はさすがハブ空港といわれるだけの

  ことはあって、

   世界中から人が来ているようで

   賑わってました。

    トランジェットも分かりやすくてよく出来た飛行場でした。

    2階について、そのまま出国せずに3階へ上がる

    トランジェット専用窓口が、

    どの国もこの辺の職員に愛想はありませんが、

    まあまあ其処に愛想を求めてもしょうがないので、

    ごくごく分かりいい事務的な手続きが続いて、

    そのままスット3回へ上がって少し(2時間ほど)

    待たされて、上海便へ搭乗。快適、快適。

      大韓航空機の機内サービスはもうちょっと、頑張って貰いたいかな。

    でも、飛行時間が短いからなぁ、こんなもんでしょ。

    ということで、夜には上海浦東飛行場へ無事到着!

     選べる選択肢が増えた、その事だけでもありがたいことです。

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2011年1月12日 (水)

異常気象??-貴州連続雪冰天気

Qm8031  寒いときに寒い話題で恐縮です。

 函館も、朝のうちは雪も降らずに

 いたのですが、その後ですね、

 数時間車から離れて戻ってみたら

 いつの間にか、車に積もっている

   雪が半端じゃない量で、驚きました。大雪ですよ、これは。

    寒さはどうなんでしょう、中国での旅先が暖かかったせいでまだ

   身体がついてきてません。

    「寒い!!」を連発してますが・・・寒いでしょ??

    人間きっと、温度差で20度位の差を超えるとちょっと適用できない

   のではないでしょうか。

    20度前後のところから-10度近くの所への移動は、大雑把に言って

   30度くらいの温度の開きがありますから、これはもう身体が対応できない

   のも致し方無いかも知れません。

    加えてこの雪で、雪かきに追われ、今やっと時間がとれました。

  やれやれ。

    オーストラリアの異常気象による洪水の話題が日本のテレビでも

  報道されてました。

    日本では余り報道されてないようですが、実は中国も、というか、

  中国全体はああいう大きな国ですので、全体的にはそうそうおかしく

  もないのでしょうが、地域によってかなり異常気象の現象が見られて、

  混乱しています。

    新疆地域の-30何度のニュースは何時見たのか忘れましたが、

   そう日は経ってないと思います。-30度はキツイな。車のエンジンが

   かからないとインタビューで北京語ではない何語だ?ウィグル語か?

   で答えていたオジサンはその-30どの中何処へ行こうとしてので

   しょうか、そっちのほうが興味あるなぁ。

     旅行中も、何度もニュース番組で取り上げられてましたが、

   貴州省というところ、その下の広西などで被害が出ています。

   貴州はもともと山あいの地域が多いのですが、

   冬の降水量がそう多くはなかったのに、ここに来て、気温が寒いのに

   雨というか、霙というか、氷雨なんていう綺麗な日本語もありますが、

   雨が凍り付いて、電線に着氷して電線を断線させ、

   高速度緒路では降った雨が直ぐに氷結し、通行止めなどになり、

   人・物資の輸送に大きな影響が出ていますし、物流が止まりますので

   生活にもかなり、停電や停水も含めて深刻な影響が出ています。

    しかも、これがもうかなり長いこと続いていまして、

     旅行中に見た中国国内ニュースでは、

   貴州の長距離間移動のバスに乗り込んだら、そのバスがこの氷雨の

   影響で、途中で立ち往生。日本なども鉄道でたまにこういうことがあると

   車中泊、なんてことになり、簡単な食べ物や水を配給されたりしてますが、

   バスの中に小さな子供を抱えるお母さんがいて、その子のミルクは多少

   余分に用意して乗車したものの、こんな事態は予測していなかったので、

   先ず何より、ミルクを作るお湯が用意できない。

     赤ちゃんは泣き出すし、生命にも係わってくる。

     そこで、それを知った近くの町の警察官が連絡を取り合って、一番

   近い村の雑貨屋を夜中に訪ね、何とか粉ミルクとお湯を手に入れ、

   それをまた、この山間部で立ち往生しているバスまで届ける。

   なんと、大変なこと・・・

     といった内容の、これはニュース番組でやるニュースとはちょっと

   違うだろう、という美談を放送してました。

     これがまた、そのお母さんの「困ってます!!」インタビューから、

   ソレッてんで、号令とと共に山間部から携帯を駆使し、特別車両を組んで  

   ミルクを買いに走り、店の人を叩き起こし、またバスに戻るまでの映像が

   全てある、というまるで用意したかのような美談の物語を見せられました。

   

     そういえば、日本も最近ニュース番組を油断して見ていると、ニュースとは

   ちょっとかけ離れた内容で放送していることが多くなったしなぁ~

     などとボンヤリ考えながら見てましたが、

    まぁ、そんな美談はともかくとして、

   相当被害は出ているようで、

   すでに貴州省だけで389万人に影響が出ていているそうです。

    凄いよ、貴州省だけでもそれも被害者の数だけで400万人に

   なっちゃうんだから。

     それに比べりゃ、雪国で雪の降るのに何の不思議があろうか、

   ということで、雪かきに精出すよりないですが、

   それにしてもこの降り方ですと、一日一回の雪かきでは済みそうも

   ないですよ。

    みなさんのお住まいの地方がどんなかは分かりませんが、

   函館もこれはちょっと例年とは違ってるかな、と気づきました。

    今頃・・・?遅かったですか??

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2011年1月11日 (火)

「和諧号(中国新幹線)」に乗るー今月のウェブ版「私の見た中国」

   寒いのに加え、暖かいところから帰国してすぐの雪かきはこたえます。

  なにせ、気分がちょっと余りの寒さのせいでしょうか、落ち込んでいる

  ところへもってきての大雪で、ナンとも身体も心もちぢこまっております。

   少し青空が見えて欲しいのですが・・・、旅行中に取ってきたデジタル

  カメラの画像をパソコンに移して見ていたら、その時は気づかなかった、

  南の地方の空の蒼さが余りに鮮やかで、これまた、今の寒さをより

  感じさせていけません・・・タマランなぁ。

     ご愛読いただいております、

   『隗』ホームページ、ウェブ版の「私の見た中国」を更新致しました。

   今月のテーマは「乗坐 和諧号 チェン・ズゥォ・フゥ・シェ・ハォ」

                        中国新幹線に乗る

      がテーマです。

     上をクリックしますと、『隗』主頁のトップページに飛びますので、

    その下・中ほどに、このページへのご案内がございます。

    お時間がありましたら、どうぞご覧ください。

    実はこの中国新幹線テーマは、昨年にも「中国新幹線」という話題を

   一度書いております。

    中国に新幹線が走るようになって既に数年がたっておりますので、

   この話題自体は何も珍しくも無く、また、中国旅行をされた多くの方

   鉄道ファンの方などが詳しい内容の文章を、ネット上でも数多く拝見

   できますし、印刷物としても何点かそうした話題のものを見受けます。

     どれも参考に素晴らしいものです。そちらをご参考になさって下さい。

    

  2010912_127             画像も多数見ることが出来ます。

ですので、私が撮った写真が別段特別の

ものがあるわけではありませんが、

まぁ一応折角ですから、こんな車体だという

2010912_128 程度の参考までに、載せておきましょう。

  デザインがどこぞ似てるようですが、まぁ

似せて創ったといってますし、スピードを

上げるための空気抵抗などを考慮すれば

2010912_133 基本的に似てしまうんだ、と言われれば

マァそんなもんかいな、と。

 技術的なことは全く分かりませんし、

 知ろうともしてませんので、新幹線話と

2010912_132 いっても、鉄道マニアの方のおめがねには

 全く沿わないお話ですので、それはどうぞ

 期待なさないように。

   軌道が日本のより少し広いらしい?ので

2010912_129     車内は、日本のそれと比べて少しゆったりして

    るかな?ぐらいの感じは分かるのですが、

    揺れが少ない?多い?は多分中国の鉄道

    路線の用地確保の問題だと思いますが、

    カーブが少ないのと、トンネルが少ないですから

2010912_130    そのせいで、揺れが少なく感じられるのでは

    ないかな?と。

      というように、新幹線そのもののことは

    よく分かってませんので、そちらをお知りになりたい

   方は他の方のブログやホームページをご覧下さい。

2010912_124  こちらは、乗車券を買うための発券機ですね。

 人がいる窓口でなく、こうした端末機になってまして、

 数台こうした端末機が並んでいる場所が、まぁ駅にもよる

 のでしょうが、一般の乗車券売り場とはちょっと離れた

 場所に設置されておりました。もちろん一般の乗車券は

2010912_125  今も同じで、凄い数の人が並んで買ってました。

   この発券機は、たまたまこの駅での「新幹線」の便が

 行き先も含めて、二ヶ所しかありませんし、途中駅もあり

 ませんので、買い方としては到って簡単。日にちと、便と

 人数さえ入れれば、料金が画面で示され、右側の紙幣

2010912_126 差し入れ口へ料金を投入すれば後は、下の方につり銭が

 出るという、どの機会も作りにそう変わりはなく、初めてでも

 すぐに出来ます(日本人なら)。

  機会に慣れない中国人の為なのか、はたまた、機会を

 壊される心配でもしているのか、この設置場所には、

   数名の襷を駆けたお嬢さんが、(見張り?)案内役として立ってました。

    そして、わたしがこの端末機をデジカメで映す様子を心配そうに?

  眺めてましたが、恐らく日本の鉄道マニアの人も相当来て同じようにデジカメ

  に収めてるはずですから、私の行動がそうそう珍しいとは思えませんが、

  まぁ中国の人はこれを写真に撮ったりはしないでしょうから、変わった奴だ

  ぐらいには思われてるでしょうか。

     というような、鉄道とは関係のないお話ですが、

       どうぞ、今月号ウエブ版、「私の見た中国」乗坐 和諧号

    お楽しみ下さい。

     オマケ、

    これも今回の文章とは関係ないですが、

    これまでの中国新幹線は割りと近距離、3~5時間の距離のところを

   走らせて、1時間程度にその速度を速めるということをしてますが、

   いよいよ、今度は大陸を縦断または横断する長距離の、新幹線に

   乗り出すことになり、そうなりますと、新幹線でありながら寝台車両が

   つく、ということになりそうです。

     で、今度中国へ行ったらぜひその寝台車付き新幹線に乗ってみたいな、

   と今から思ってますが、

456604401_2 で、その車両には飛行機のスチュワーデスよろしく、

各車両にこのようなお嬢さんが同乗され、案内なんか

するそうです。

     誰か先にもう乗って見ようというかた、乗られた感想を是非

    教えてください。

     これまた、ぜんぜん新幹線と関係ない話題だし??

    (文中私が使っている「新幹線」の用語は便宜上私が日本の新幹線と

    同じようななものなので、新幹線、と使ってますが、中国では一切

    新幹線とは言ってません。)

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2011年1月10日 (月)

同学イ門!今天起我イ門要開始上課了!!

Heka_2  同学イ門!

   告別旧年、

   走向新歳、

   深情地対各位説一声!

     新年如意!!

   今日からまた、授業がはじまります。

  今年もよろしくお願いいたします。

   初級クラスは、順調に授業速度もすすんで、

  ただ今NHKテキスト8月号を使っての授業を

  しておりますので、このままの速度で進めば

  あと、1冊、9月号を仕上げますと一応の目標

  のところへ到達できますので、

   もう一息頑張ってください。

   初級クラス受講の皆さん。

   中級クラスは、丁先生にお任せしておりますので

  こちらも春に使い始めたテキスト一冊をあげる予定

  ですすんでおられるようですし、

    会話の練習にも力を注いでいただいているようです

  ので、どうぞ沢山使ってみて下さい。

    いつも申し上げておりますが、

    「習うより慣れろ」の部分が必ず語学にはあります、

  この点は避けられません。

    また、せっかくですから、

   コトバ以外の様々な習慣とか、対応の違いとか、

   そんなことも沢山お話をして貰って下さい。

    語学はコトバだけ習ってもそれではどうしても足りない

   部分があります。それはもうみなさんお気づきでしょうが

   コトバがそうなるその元の文化も知っておくととても

   役立ちます。

     ということで、

   新しい年に入りました。

    やることはそう変わりありませんが、

    年も改まったことですし、またちょっと頑張ってみましょう。

    今日から授業再開です。

   どうぞよろしく。

   今天晩上見!!

                    函館日中友好協会

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旅のお話ーFMいるか「のんびりカレッジ」於

  昨日おじゃましました、FMいるかさん、

 ハッシーの「のんびり坂スタジオ」、「のんびりカレッジ」での

 ハッシーとの話題は、帰ったばかりですので、勢いその

 旅のお話となりました。

   中国に限らずでしょうが、日本の方の国外での旅のスタイル

  のその多くがツアーですので、決められたルートでここぞという

  名所旧跡を取り敢えずは駆け巡る、という旅になるのでしょうが、

   私の場合は、そこからちょっと外れてますので、その点で

  すでに少し一般の方との旅のスタイルが違います。

   ですので、今回も、半月という日数を旅に当てていますが、

  こうした長い期間を旅に当てること自体がお勤めをお持ちの

  方には無理でしょうし、時間のある仕事をお辞めになられて、

  リタイアに人生をおくられている方には今度は体力的とか、

  健康面での心配や、家族のこと等等それぞれ事情があり

  実現は難しいようです。

    この半月の旅程というのを聞くと、ハッシーも驚いてましたが、

  大概の方が「長いですね~」とおっしゃいます。

   確かに長いですが、存外私にはまだ少し足りないくらいで、

  もう少し許されるなら、あと一週間ぐらいは居たいな、と今回も

  思って帰ってきました。

    これは、中国ビザが数年前から15日いないですと不要という

  ことになりまして、大変助かってますが、それを超えるとビザの申請

  が必要だったりの問題もあってのことで、こうなってます。

    行く場所、目的地もちょっと、今回もある目的地があってそこを

  目指してますが、行ったからには折角ですから、その周辺も見たい、と。

  目指す地は世界遺産に指定せれている位ですから、観光地ではありますが

  中国の観光地は日本のように整備されていない面もありそれなりに

  不便ですね。この整備されていない、と言う点を不便と取るか、俗されて

  いない、と取るかは個々人の判断ですが、私は後者ですので、完全に

  整備される前のその姿を見たいと思いますと、どうしてもこの不便さは

  目を瞑らなくてはなりません、

    ということは、不便さの分だけ、時間をかける必要があります。 

    便利さに慣れ、便利さを求めてずっと生活してきていますので、

  不便さは時に困ったことであり、不快なことでもありますが、

    便利さを知らず、便利さを求めていない、現地の人々の暮らしから

  学べるものはそれなりにありますし、不便さもなぁに、ちょっと慣れれば

  こんなものかと、

    思えるものです。

    この不便さの中には、コトバの問題もあります。

    私の場合、コトバはまあまあ何とかなるんですが、どうも解らんのは

  中国のシステムの問題と申しましょうか、なんでこれが出来ないのか、

  意外や意外こんな便利なことが出来るなら早く教えてよ、といったような

  情報不足も含めて、先に知っていれば対処の仕方もあったわいさ、

  という問題を日々抱え、見歩き・移動し・食事をしての旅は、

   この半月という期間はアッと言う間でして、

   「長いですねぇ~・・・」の皆さんの感嘆には、

   その感想も分かりますので、「はい」とは言ってますが、

   実は長くないんです。いつももう少し欲しいなと思うくらいでして、

   今回も今思い返して、

    学校が始まるまであと数日余裕があったのですから、

    中国でビザを延長して、あと2箇所見たいところがあったので、

    見逃したそこが今ちょっと心残りです。

    でもまぁキリが無いですからね、

   昨日放送をお聴きいただいたみなさん、如何でしたか、

   おいおいこのブログやホームページでも旅の様子を紹介しますので

   どうぞ、そちらもご覧下さい。

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2011年1月 8日 (土)

明日(9日)ハッシーの「のんびりカレッジ」へ

  明日(9日)は、今年初の第二日曜日、

  ですので、FMいるかさんへ。

  今年初の、ハッシーののんびり坂スタジオ、

  「のんびりカレッジ」へお邪魔します。

   明日日曜日午後1時半頃から、お時間が

  ありましたら、どうぞ。

   地元FM局、いるかさんの周波数は、

  誰もが知ってますが、80・7です。

    

   こんな雪だとあのFMいるかさんまでの

  坂道が大変だなぁ、

    

   多分今回の旅の話となると思いますが、

  さて、どうなりますか・・請うご期待。

    では、明日はラジオでお会いしましょう。

   明聴?見!

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中国 の 水

  昨日、暖かいところから帰国したばかりでこんなに寒いのかと

  思っていたら、どうやらそうではなく、寒波の影響で相当冷え込んで

  いたようで、記録的に寒い一日だったというのを、夜にニュースを見て

  初めて知り、どうりで寒いはず、と納得しました。

    「寒い、寒い」を連発しておりますが、私だけではなかったんだ。

    帰ったばかりで、まだ、身体がついていってません。

   ご存知のように、中国と日本の時差は1時間。その点では、たったの

  1時間ですので、“時差ぼけ”は無いのですが、

  広い中国から戻りますと“地域差ぼけ”、“文化差ぼけ”に見舞われ、

  まだそれが解消されずにおります。

    これ、けっこう“時差ぼけ”よりも意外に厄介です。

    旅の話を少しずつ紹介して参ります。

   今日は、「水」の話です。

   ここでいう「水」は、とりもなおさず、「水道水」の「水」のことです。

   これまた中国の「水」はそのまま飲めないのは有名ですが、

   明らかに日本とは、「水」の質が違います。

   「水」はある意味、あらゆる生命体の基本中の基本ですので、

   「水」が無いところに人間の暮らしはあり得ない。

   よい「水」のあるところに、暮らしがある。

    現代、「水」はほぼ「水道水」を指します。

    どの国もそうですが、処理され安全といわれる「水道水」で我々は

    暮らしています。

    また、どの国もそうですが、都市部、特に大都市においてはその汚染や

    化学薬品の処理の加減でしょうか、不味い「水」が多く、明らかに強い

    薬品の臭いが感じられます。

      その点ではどの国も同じようなものですが、

    あまりこうしたどうでもいいことを書く人がいないので敢えて書いておきたい

    のですが、日本の「水」は素晴らしいです、それは単に暮らして馴染んで

    いるからそうなんだ、という範疇を超えて、素晴らしく、天然の利というか、

    自然に感謝しなくてはいけません。

       さて、今回の旅行、

    私の住む、北海道の最南端・函館と言う町から、中国へ抜けるのに

    函館は国際空港を持っておりまして、周3便でしたか韓国への定期便

    が飛んでおります。この便を使って、韓国での乗り継いでの中国入り

    という方法をとりました。

      地方都市に住んでおりますと、東京・成田、羽田などへの移動の

    距離・費用を考えるとこれがかなりの負担になりますし、特に冬季間の

    移動は天候の思わぬ影響などもあり、その点も考えますと、地元から

    出て地元は入りが、楽ですし安心です。

      加えて折角ある地元の便を利用しておかないと、何時また減便や

    廃便になるやも知れませんので、利用率向上に一役買うためにも、

    この方法が良かろうということで、函館→仁川→上海のコースで

    中国入り。これはその日のうちに中国に入れます。

     私の場合は、函館空港は市街地から近いので、10時過ぎまで自宅

    にいて、それからやおら出発しても、その日の夜には上海に着いて、

    ホテルに入った時間が少し遅いですが、それでもその日のうちにはもう

    中国に到着できます。

      さてさて、「水」の話ですが、

    上海は、それこそ大都市です。東京よりも多い人口を抱える大都市。

    ここの「水」はいけません。飲めないのは勿論のことですが、薬品の

    臭いがしていますし心なしか色がついているようなそんな酷い「水」です。

      ここから、南のアモイという町へ移動。

    このあたり、急激に「水質」がよくなる。

    良くなったとはいえ、上海に比べての話ですので、

    その海岸線をつぎつぎに移動し各都市を歩いてますが、

    意外だったのは、復路で、上海に近づく為に、杭州へ入ったら、

    この町は有名な、西湖シー・フゥと呼ばれる、湖をかかえる、

    水の都と思っていたら、存外「水質」は酷いものでした。

    そういえば数年前に西湖の汚染が余りに酷く、湖水をさらうという

    大湖水清掃工程をやっていたニュースを見てましたから、汚染の

    度合いが酷いのでしょう。

      それで、また上海へ戻り、

     人間の感覚が素晴らしいのは、「水」の感覚と言いますか、

    我々は、皮膚感覚で「水」の良し悪しが分かるんですね。

    というのは、帰路でまた韓国経由ですので、

    韓国のホテルでシャワーを使った瞬間ですね、

    あぁ「水」が違う、というのがすぐにもう分かります。

    全く違います。「水質」がもうまるで違います。

    頭で感じることができます。シャンプーの効きもまるで違います。

    この国(韓国)も「水」事情が結構いいんだな、と分かりました。

     とにかく、中国の「水」は酷いものでした。

    これは、別に中国のせいでもなく、たまたま自然がそうなっている

    だけで、日本はそうした自然環境に恵まれているということに外なり

    ません。

      

      で、私の結論ですが、

    日本の「水」は素晴らしい、ということですね。

    これって、世界に誇っていいくらい素晴らしいことです。

    普段そうした点に気づくことは少ないのですが、感謝しなくてはなりません。

      で、この素晴らしさを享受できるのも、

    自然環境を壊さないことが条件だと思います。

      ですから我々に今出来ることは、この自然を壊さない努力が

    大切だと言うことだと思います。

     ついでですが、「水」が違うと、

    その「水」で育つ作物が違います、

    その作物を食べている、家畜も人間も、「水」によって違ってきます。

    「水」が全ての基本となります。

    「水」をもっと重視しなくてはいけないという思いを強くしましまた。

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2011年1月 7日 (金)

我回来了!「新年快楽!!」

Haka_1  

 謹賀新年

    祝願各位幸福

  今年仍盼継続惠予指導

    無事帰ってきました。

    皆様からのたくさんの賀状ありがとうございます。

    今年もどうぞよろしくお願いいたします。

      昨年末に出かけ、中国で年を越し戻って

    参りました。

     少し長い旅でしたが、何事も無くというか、大変順調で

    快適で順調な旅でした。

      概ね、中国南方・福建省というところに居りましたので

     帰ってきてみたら、函館のこの寒さはかなり堪えています。

     少し、暖かい気候に体が慣れってしまっていたようで、

     今日の寒さが特別なのか、こちらの体調のせいなのか、

     白い外の雪景色がそうさせるのか、寒いです。

      何時降った雪なのか、店の前には雪が積もってます。

     多分、南でぶらぶらしたいたせいでしょう、寒さが一層

     厳しく感じられます。

       アモイという街では、街路樹の下にはブーゲンビリアの

     花が咲き乱れ、地元の人たちにとっては寒い冬なので

     しょうが、こちらから出かけて、厚いダウンを脱ぎ、下に着て

     いるものも調整し、セーターを手に持って、街をぶらぶらして

     いても汗ばむほどの暖かさでした。

       やっぱり冬は南が良いですね。

       但し夏はやり切れんでしょうが。

      中国もちょっと異常気象というか、貴州省という地域での

     雪害というか、山間部では雪になり都市部は凍った雨が降り

     その影響で高速道路を始め、生活にかなりの影響が出ている

     国内ニュースや、新疆地区ではマイナスの30度にもなる寒波

     による都市生活の混乱などを、夜ホテルのテレビをぼんやりと

     見ながらの、南海岸線を移動する旅でした。

        基本的に、バスで短くて1時間長くて3~5時間の都市間

     移動を毎日のように繰り返し、着いてはその街の名所旧跡を

     訪ね、繁華街を散策し、美味しいものを探し、の旅です。

       最大の目的地が、客家という人たちの暮らす、土楼と

     呼ばれる建築物とその集落を目指しておりましたので、その

     場所に一番長く居ましたが、これが田舎で、山あいのそれはもう

     とても便利とはいえない地域でして、最も迫害を恐れ種族を

     守る為に逃れ逃れてやってきた場所といういみでは、なるほど

     都市部からも離れ、水の綺麗なその場所は最適だたのでしょう。

       それが今や世界遺産にも指定され、観光地とはなりましたが

     ツアーで行かれるなら大型バスが近い都市から出てますし、高速

     道路もどうやら近くまでは来てるようですから、国内旅行者の団体

     客が大勢来てました。

        その近くの中国人にさえ知られていないような小さな街に

     宿を取り、二日がかりで(普通ツアーは数時間で着いたと思ったら

     さっさと見て2・3時間で居なくなる)見てきました。

        苦労した行った甲斐がありました。良かったです。

        そんな旅のお話はおいおいすることとして、

     先ずは、無事戻りました。

      皆さんへは、中国から賀状を発送いたしました、

     まだの方はすみませんこれから書きますので遅くなります。

          というわけで、

       こちらをご覧の皆さんには、

       今日、新年のご挨拶を。

       謹んで新年のお慶びを申し上げます。

       どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。

              2011年

           函館日中友好協会

         会長   東出  隆司

Haka_1_2

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