中国テレビドラマ 『大女当嫁』 を見終わって
中国のテレビドラマを昨日、ようやくまた一つ見終わった。
何せ見なくてはと思っている映画も多いし、テレビドラマも数点
あって、順に片付けてはいるのですが、ドラマは回数も多くて、
数日を要する。
まだ、見なくてはいけないDVD映画たまっているし、
中国の書籍もあるが、年内には見切れそうもない。
映画よりテレビドラマは長い分、現代中国社会を写し取って
知らせてくれる面が多いので、それなりに言葉の上でも、新しい
現代社会の習慣や、今いま中国が抱えている問題点なども浮き
彫りにしてくれてますので、努めて見るようにしております。
私の場合、衛星放送で中国テレビを受信し、そこで放送される
ドラマを全てはどうやっても見切れませんので、適当にその中から
選択して、これは、と思うものを録画し、纏めて一気に見るやり方で
して、今回もそのやり方でこのドラマをようやく見終わりました。
これは確か全25回の放送物で、ドラマとしては長い方では
ないので、助かりました。
そもそも、このドラマその題名からして内容が想像できる、
そんな類のドラマですので、先が読めるといいますか、その問題は
現在中国で社会問題化していることは、他のところからも聞こえて
おりましたので、そう驚くほどのテーマではありません。
現代の新しい問題を、どう表現して、訴えるかが関心のまと
としてありました。
『大女当嫁』はちょっと訳しにくいのですが、失礼でないような訳し方
とするなら、結婚したがらない女性たち、とでも訳しておきましょうか、
大体の意味は漢字から読み取っていただけるとは思いますが、
そのよく言われる適齢期となっても嫁にいかない娘の、結婚までの
お話です。ラストシーンはそこまでは届かず、そんな相手がやっと
見つかって、やれやれのところで終わりますが。
ちょっと紹介も兼ねて皆さんに興味は
無いかも知れませんが、
写真一人で上にめがねをかけて
映っている女性が、主人公の
ドラマの中の、姜大雁 ジャン・ダァ・ヤン
宋佳 が演じています。
下は、彼女と関係してくるそれぞれ
男性。
これに更にこのドラマが上手いのは
家族構成のところに、上手い俳優を配していて、家族とその嫁に
いつまでもいかない「大雁」の問題が組み込まれていきます。
とりわけ私が好きなのは、彼女のお父さん役、馬書良演じる
元大学校長を退職して家にいる彼の役どころ、
おばあちゃん奶奶(中国語・ナァィ・ナァィ)の役どころも色を
添え非常に上手くドラマが進んで行きます。
この手の問題で中国語の流行語ともなった
「剰女剰男」 セン・ニュゥ・セン・ナン、(売れ)残った女・男の
言い方がありますが、
ご存知のように、中国一人っ子問題もあって、今中国では
この問題が大問題となっています。
その下地があってのこのドラマで、
姜大雁 の問題はもう彼女一人の問題ではなくなり、
家族全員の問題となり、そのことがまた彼女に様々な影響を
与え、ドラマが進行していくやり方です。
確か25回の連続ドラマ、
毎日頑張って3回分を見ても、一週間以上もかかりますので
このドラマ放送が終わったのは確か夏前だった思いますが、
冬になる前にようやく見終わったというところです。
ドラマの中に入る前にすでにこんなに長くなってしまいましたので、
明日、もう少しこのドラマの内容を紹介させていただきます。
もう少しこの話題に付き合ってください。
では、
明天見!!
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