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2010年9月25日 (土)

映画 『房子 房子 我愛Ni 』

Wo_ai_ni  今週見た映画。

  日本未公開だと思います。

  

  中国はただいま

 マイホーム・ブーム

   それがあの人口で皆が自分の家を求めるように

   なると、どうなるかというと、当然、値上がりですね。

   その先は、その値上がりを見込んだ投機の人たちが

   住むためではなく、値上がりを見込んでの先行投資、

   その先行投資を目の前にして、こんなに上がるなら

   急いで買わなくては、と焦る一般の人、

    そうした人たちをまた罠にかけるような不動産業者

   それでも「房子」の数の方が圧倒的に少ないので、

   買いたい人、買うのを待っている人が後を絶たない。

     これをもってバブル、といっている。

     中国も今はバブルでそのうちそれが弾けて大変な

   ことになる、というのが大方の予測。

     そうした最もホットな話題を映画にしました。

   夫婦で同じ職場に働くこの主人公のお二人は、ご多聞に

   もれず、そろそろマイホームをと考えている時に、職場での

   話題も折にふれそのことが。

     そして、いよいよ買うことに決めたのですが、ここからが

   映画らしいというか、ちょっとコメディータッチになりますが、

   このお二人がお買いになったのは、普通の家ではなく、投機

   と見栄とが重なって、ある別荘を買うのですが、

     そこからがてんやわんやの大騒ぎがあって、結局二人が

   その愚かしさに気付く、ストーリー。

     いやいや噂には聞いてますが、中国の「家」を買う人達の

   大変さが分かります。

     では、なぜ最近になって急激にこうなったか、というと、

    これまでは、中国の人は大体の人はみな、国に勤めていれば

    官舎に入っているようなものですし、会社にあっても社宅があって

    それに入っていればよかったし、とてもその家賃が安かった。

    そのまま定年までそこに住み、更に定年後もそのまますみ続けること

    が可能でしたので、誰も家を買うなどという大胆不敵なことは考え

    ずともよかった。それが、自分の住まいは自分で用意しいなさいと

    言われたら、急激にこうなってしまった事情がある。

      この映画以外にもこのテーマの小説や論説、テレビドラマでも

    ここのところしょっちゅう目にしている。

     それでけ、大問題なのでしょう。

     そりゃあそうだろうな、とは思う。

       この映画自体はちょっと軽めのタッチでこの辺の問題を

     処理していますが、かなり深刻な問題もいろいろあるようです。

       映画では最後は、せっかく?買った別荘も手放し、

    元の部屋に戻るのですが、現実派こんな簡単には行かんでしょうから

    大変でしょうね。

        今後もまだ暫くこの問題の映画・小説は出てきそうな感じです。

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