函館中華会館創立100周年記念 - 2日目
函館中華会館創立100周年記念シンポジウム
二日目9月12日(日)は、函館市立図書館 で、
「函館に残された中華世界」-函館中華会館
と題しての講演が行われました。
夏が過ぎて、この時期9月、10月に入りますと北国・北海道では
急に秋の催しが多くなります。分けても外での催しはきたる冬を前に
駆け足で過ぎていく秋を、今この時期を逃してはもう半年外での催しが
難しくなりますので、この辺りから毎週週末はそうした催しがスポーツ・
文化を問わず目白押しとなります。
この日、12日(日曜)はとても好い天候に恵まれ、外での催しや
郊外へ遊びに出かけた方も多かったせいでしょうか、図書館のこの
日のこの講演会は、思ったより聴衆が少なく、残念でした。
大学の先生達で、確かに私もちょっとこれは、
堅い感じはしました。
何やら学会の発表のごとき様相を感じさせられ
一般受けはしないのかな、とは事前に思ってましたが、それにしても
それならそれで、そうした研究や郷土史に感心のある層が昨日も
申し上げましたが、函館圏少ないとはいえ30万の方がお住みになって
おられますので、もっと居ていいはずで、これはちょっと残念ですね。
して下さるでしょうから、印象だけ書いておきますと、
講演が続きますが映像を使ったそんなに堅苦しい
内容ではありませんでした。
ですので、想像したような堅い内容ではなかったのです。
実は私は講演の間、全く別の感慨に個人的に浸っておりました。
それは、まったく個人的な感慨ですが、中華会館100年の歴史ですが、
丸ごと100年係わった人はありませんでしょうし、私などはせいぜいが
最近の事しか知らないのですが、
今日のこの催しに、函館日中友好協会のお二人の先輩がいらして
この日一緒に出来たならどんなにか彼らお二人は喜んだろうと、ずっと
そのことを考えておりました。
お一人は、前の函館日中友好協会の事務局長を永く勤められた、
江口武雄さん。彼はきっとこの会館での想いでも沢山持っていたでしょうし、
函館日中を永く支えてこられた彼は、こうした記録などがお好きでしたので
この日彼がいてくれたなら、どんなに喜んでおられたか、ということを
ボンヤリ考え、ずっと彼との様々な事を思い出し、
もうお一方、角実さんもまた、函館日中を永く支えて活動をされて
来られた先輩なのですが、今日居てくれたならどんなにかよかったかと、
そんな今はお亡くなりになったお二人の協会の先輩のことを考え、
この100周年という時間の重みを感じていました。
建物はこの先も、誰かが保存に尽力を注ぎそれなりに維持されて
いくことでしょう。勿論それにも様々な問題があり、講演者、曹教授から
もこの点の提起をされておりましたが、
と同時に、私の関心は、
この「函館中華会館」を創り、集ってこられた
沢山の華僑の方たちと、その周辺の方たちにあります。
任道治 函館華僑総会理事さん。
更に今回のシンポジウムに参加させていただいて
遠くからわざわざ参加されておられた、
遠来のお客様からも、横浜関帝廟の資料など、頂戴いたしました、
ありがとうございました。
そして何よりも、
このシンポジウムを企画され準備されたこられた
実行委員会の皆さん、ご苦労様でした。
後援団体として何のお手伝いも出来ませんでしたが、
函館の街に残された貴重な財産を今後も維持保全して行くための
活動に何らかの形で協力ささていただければ、と思っております。
改めて函館の「中華会館」が貴重な財産であることを認識した
二日間でした。
ありがとうございました。
函館日中友好協会
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