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2010年9月16日 (木)

技術は一流、売り込み三流、日本「新幹線」

  アメリカ・カリフォルニア知事、シュワルツネッガー氏が、先日知事として

  日本の新幹線を視察に来て話題となっていた。

  彼はそのあと今日は、韓国へ行き、韓国でも、韓国「新幹線」を試乗して

  いるらしい。

   アメリカでの「新幹線」導入の話題もさることながら、なにせこの知事

  が個人として有名なもので、そちらで話題となり、日本でも「新幹線」試乗

  に多数のマスコミが、知事目当てに押し寄せていたようです。

   カリフォルニア州高速鉄道計画はその機種選びに現在入っているようで

  日本・韓国・フランス・ドイツなどがその入札を巡ってしのぎを削っている

  最中です。日本は政権内のゴタゴタもあって、落ち着かない時期に知事

  が来日、大丈夫か日本の売り込みは?と心配になります。

    よく、このこと以外でも言われることですが、

  日本というのは、その技術・品質は、超一流などのですが、

  何せそれを売り込む為の口が下手で、売込み方が下手な為に相当

  契約を逃している、と言われている。確かにそんな感じはします。

   こんなに良いものを持っていながら、肝心の売込みが下手、又は

  弱腰な為に、逃している機会が多いと思います。

     これが、小さな物、例えば家電や日常使うようなものですと、

  売り込み方法だけに左右される訳でもなく、それを使う人がユーザーと

  言いますか、使ってみてその良さを知って貰えさえすれば、愛用者は

  自然に増えていきます、顧客が逆にその良さを宣伝してくれることも

  あります。ですので小さな買い物は、大して問題は無いのですが、

    これが、国家級の大型プロジェクトや大きな買い物となりますと、

  そういう原理で、契約が必ずしも動きません。売り込みの上手い下手は

  ここでは決定的です。その点で、これまでの日本の売り込み方は、到底

  上手いとは言えませんし、逆になんて下手なんだろう、という位の拙さを 

  露呈しておりました。中国への売り込みも数年前に失敗しました。

     最近になって、こうした大型プロジェクトの国外への売り込みに前原

  大臣が積極的に取り組もうとしてた矢先です。政権のゴタゴタでお忙しい

  ようです。日本の政治家は、その職務に取り組んでいるよりどうもこの

  雑用が多すぎるようで、仕事してる暇?がない。

     さて、そんな中、アメリカ・カリフォルニアの新幹線導入に実は、中国も

   乗り気でして、ある方から、

    「中国は新幹線を買う方で、売るだけの技術があるのですか?」という

   質問にちょっとだけ答えておきます。

    技術的にはきっと中国新幹線はまだ始まったばかりですし、まだでしょうが

   日本とは逆に、技術はまだでも売り込みは超一流に上手いですから、どう

   でしょう、今回のカリフォルニアには間に合わなくとも、すぐ近い将来の競争

   相手となる事は確実です。

      前にちょっと中国「新幹線」の事は紹介したのですが、

Xinganxian1 (←こちらはテスト走行中の新幹線。

  上海と杭州を結ぶ区間を走らせるもの)

  中国での高速鉄道 北京ー天津の

 “新幹線”(実際の新幹線とは違いますし

  名前が高速鉄道と言われてますが、この

     呼び名の方がピンと来るので、“新幹線”と勝手に私は呼んでます。)

     は、今年夏に満2年を迎えました。開通からこの2年間の経済発展に

     ついての所謂経済効果の数字が、額でも出ていますが、ちょっと実感が

     ないし正確さが分からないので、そちらは置いとくこととしても、

       中国の今後の目玉はなんと言っても、数年前からの夢でもある

    悲願の、北京ー上海の“新幹線”を成功させなくてはなりません。

     ちょうどこの距離も、アメリカ・カリフォルニアでの高速鉄道計画とほぼ

    同じ距離です。

      中国は今のところ2012年に完成を目指してるようです。

      技術的にはよく何故か最高時速ばかりが強調されるのはあまり意味が

    ないように思うのですが、一応書いておきますと最高時速380kmと、

    豪語しております。この間が1300キロ余りの距離を4時間を切って走らせ

    たいようです。

      実はこの“新幹線”問題は、日本でも間もなく青森まで届く新幹線が、

    わが町函館でも、次は海を渡って函館までだ!!と騒いでおりますように

    それに付随する地域に及ぼす経済効果についての話題が大きく、

    その事は中国も同じでして、わが町に新幹線が来るとなれば、観光産業

    物流、沿線における投資、などなどの話題の方が多く取り上げられ

    ております。

       それとは別にこの“新幹線”を買って貰えるかどうかは、とても

    大きな買い物ですし、これまたその付随する細々とした保安を含めての

    総額は相当のものになりますので、国に及ぼす経済効果は絶大のもの

    があります。メンテナンスの仕事まで貰えると相当です。

      日本は折角良いものを持っているのですから、是非、あとは

    売り込みの方にも力を入れていただいて、

     契約をものしてもらいたいものです。

     多分今回来た、シュワルツネッガー氏ご本人にはその決定権は

    無いと思います。彼は単に本で言えば表紙でしょうから、

    実働部隊の実際に技術の人や、管理部門の人に是非働きかけを

    強くして貰いたいです。尤ももう皆帰っちゃいましたが。

      大丈夫だとは思いますが、マスコミと一緒になって、この

    シュワルツネッガー知事を相手にしていたのでは駄目なのでして、

    それも含めて売り込み方が下手なので、心配ですね。

   

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