映画に見る北海道、中国でなにが人気か
中国映画「非誠勿擾」フェイ・チェン・ウ・ラォ
邦題「狙った恋の落とし方」が人気で、ロケ地を訪れる中国人観光客が
まだ続いているようだ。
この映画08年の中国お正月映画として上映されてのヒットですので、
すでに2年、その人気が続いています。
中国映画のロケ地として、北海道が選らばれることは少なく、それも
近年のことですので、北海道というより日本として見てもすくない。
では、日本映画が中国で上映されて、それが人気になったことは
あるかというと、こちらは相当あります。
北海道のみに限ってこのあと話を進めます。
この映画は、最近ですので、その話題が大きく取り上げられていますが、
実はこの映画よりもっと、中国で流行った日本映画があります。
それは、中国での題名が「追捕」ズィ・ブ
邦題は「君よ憤怒の河を渡れ」という、西村寿行の小説を映画化したものです。
こちらは、古いです。中国が外国映画を入れてそうした文化も開放し、
日本映画として、多分のこの前にも映画事態は入ってたと思いますが、
一番の衝撃をもって迎えられ大ヒットした映画がこの映画です。
ですので、この年代の人は、相当の割合でこの映画をご覧になって
います。年代的に見ているな、と思って大沼公園を案内した時など、
ちょっとその話題を振りますと、大変盛り上がります。
高倉健主演、中野良子が競演してました。
この時代は娯楽も映画全盛時ですし、外国の風景、外国の役者を
見る最初の頃ですので多くの方の印象に深くのこっているようです。
このあと、大ヒットがなくて、それなりに
邦題が「ラブレター」でしたか、小樽を舞台にした映画
「幸せの黄色いハンカチ」なども、見ている人はおおいでしょうが、
風景との関係で言うとそう印象が強く残る画像がなかったせいでしょうか
北海道という感じでは見てもらえてないようです。
現代では、古い映画も含めて、殆どの映画がDVDで発売されていて
見ることはできます。
ですので、私も行くたびに買ってきて、手元にあります。
多くは、音声はそのままに、字幕スーパーを入れるかたちが多いですが、
中には吹き替え版もあります。
函館へ来たお客様に、「青函海峡」青函トンネルの映画を中国語版
ですが、差し上げたらとても喜ばれたりしています。
函館ですと「居酒屋兆次」等があります。
函館が多く出る小林明主演のあの映画シリーズはDVDで見れないのは
版権かなにかの問題があるのでしょう。
それで、結論ですが、
日本映画で北海道を撮った映画はこのように中国に入ってますが
中国側が撮る、北海道ロケの映画に今後も期待します。
映画産業事態は中国でも下降の傾向にありますが、それでも
まだまだあの人口ですから、ひとたびヒットすればその数は凄いですし
現代ではDVDなどで映像を楽しむ人も増えてますし、映像訴える
観光案内の意味ではとても大きな力を今も持っています。
最初に書いた「非誠勿擾」の続編がある、というのが早くから言われて
いて、それこそ、世界中からこの監督に誘致合戦が繰り広げられていて、
北海道も頑張って、もう一回北海道で是非今度は季節を変え、私などは
道南で撮って貰えないものかと願っていたのですが、
こちらは残念ながら、逃しました。
中国国内・海南島がその部隊となるようです。
今後もこうしたチャンスを狙って是非機会あるごとに北海道を
売り込んでください。
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