「函館観光 アジアからの客回復」-次は中国
昨日、8月20日の
北海道新聞
の記事です。
地方紙ですので、
ご覧になれない方も
おられるでしょうし、
地元にいても、見逃したり、新聞をお取りになってない方も
おられますので、紙面をそのまま画像で取り入れました。
表題が「函館観光 アジアからの客回復」
副題がー今後は中国に期待
というのもので、内容も表題通りで、簡単に紹介しますと、世界的な
不況と、新型インフルエンザの流行が重なって、今年4~7月の外国人
団体客数は、前年度同期比87%伸び、2年前と比べても同4%
少ない水準に戻った。・・・が、台湾と韓国から旅行者は頭打ち。・・
今、観光業界が注目するのは羽田の国際線で、・・羽田経由で函館に
来る経路を売り込み、訪日観光ビザの発給基準が緩和された中国
からの誘致が課題になる。・・・(途中勝手に意味を抜粋しております)
といった内容の記事です。
新聞記事の中の写真は、函館夜景観光で賑わう外国からのお客様
の様子です。先日、私も中国からのお客様をお連れして、夜景観光の
為、ロープウェイで函館山に昇りました。確かに、行きも帰りもロープウェイ
の中は、日本のお客様は余りああした場で、大声で話さないという事は
ありますが、中は、夜景のその美しさに感動する、外国語が圧倒的でした。
完全な回復にはなっていないようですし、回復が到達点なのか、それより
もっと来ていただきたいのかの問題もありますが、今後を考えたなら、
中国本土からのお客様をどう呼び込むかが、最大の問題かと思います。
記事でも触れてましたし、昨日のブログにも書きましたが、昨日私は
五稜郭公園でシンガポールからのお客様と遊んでました。
正に、アジアからの集客こそが課題です。
是非、アジアに向けての誘致活動の力を入れて欲しいと思います。
私は、実はこの点ではもう遅いくらいという感じを持ってるのです。
何でもそうですが、イメージというか、最初の印象が出来上がってしまうと
割と楽でして、例えば北海道で何処を観光するか、或いは、観光に値する
かを最初の段階で強く売り込んで、ある価値を提供でき、評価が良ければ、
その後はそんなに苦労しなくとも、そのイメージに引きずられて、続いて
来ていただけるものです。その点で、今こそ、中国の人が出始めた今こそ
大切な時期だといえます。今売り込まないで何時売り込むの?という
感じなんですが、ちょっと、ハコダテは今のところ出遅れ気味です。
是非挽回してもらいたいです。
昨日も五稜郭公園でのボランティア通訳でのご協力のことを書きました、
私が出来る範囲で、ハコダテを売り込むご協力はさせていただきますし、
日中友好協会の果たすべき役割の一つであろうかとも考えています。
函館といえば、夜景。夜景観光には函館山ロープウェイをご利用になる
お客様が多いのですが、ロープウェイさんでは早くから、中国方に向けた
簡体字・繁体字のパンフレットをご用意されております。
上の図をご覧下さい。(こちらの図は、三つの部分を張り合わせています。
左はじが日本語、中は大陸の方用の簡体字表記、左は表紙です)
これをお作りになる時も、左の日本語パンフは料金表の下に地図が
入っております。それを中国語版でお作りになるとき、この地図は中国の
方には必要ないでしょう、ということを提案させていただきました。
恐らく、団体で来られる方はバスで連れてこられますし、中国の方には
函館でのロープウェイの位置が分かることに意味がありません、更に個人で
いらっしゃる中国のお客様でも、このパンフレットを手にしている段階でもう
ロープウェイ山麓駅の来ている訳ですから、地図はいりません。
それよりは、色々メモをしたり、また、山麓駅に用意されている記念スタンプ
なんかを押す為の紙を探したりする位なら、折角の記念ですから、このパンフ
に押して丸ごと記念に出来るように、この地図の位置を空白にして、メモや
スタンプを押すのに使っていただいたら如何でしょう、
と提案させていただき、こころよく私の提案を受け入れていただき、中国語
版には地図を載せず、上のように空白にしていただきました。
この位置に何かメモをしたり、スタンプを押したり、できます。
たったそれだけのことですが、実は大きく違うんですね、
もう一つ提案がありました。左の表紙絵が、ロープウェイの会社パンフですので
ロープウェイが画像として刷り込まれているは分かるのですが、
もし可能なら、此処も思い切って、函館最高の夜景の絵を組み込んで
いただけると、良かった思っております。
最近、中国語版パンフをお作りになる企業の方の要望が多くなってきて
おります。その殆どは今ある日本語パンフの言語部分を、中国語に訳して
そのまま発行しておりますが、実は、もし余裕があれば、全く最初から中国
の方に訴えかけるパンフをお作りなった方が効果としては得られます。
何故なら、同じ画を取り入れるにしても、日本人が好いと思う部分と、中国
の人が好いと思う部分が必ずしも同じではありませんし、日本人に訴える
売りの部分と、中国の人に受け入れられる売り部分が違うんだ、と言うことを
認識された方がよいと思います。
先のロープウェイのパンフは中に大きく函館夜景の画がありまして、
見開きの部分にありますから、多分そうされたのでしょうが、ここにも
例えば季節をたがえて、雪景色の函館とか、暮れかかる夕暮れ時の函館
とかの画を入れれば、その画のインパクトで手に取って貰う機械が
多くなると思います。手に取っていただければ、この美しいパンフは、
記念のスタンプなどを押して、旅の帰りに持って帰っていただけると思うん
ですね、そうすると、それが持ち帰った先での話題にもなり宣伝にも
なります。
そうしたちょっと工夫の積み重ねでも、ハコダテを売り込めば、
ハコダテへいらしてくださるお客様は必ず増えると思いますし、
ハコダテは魅力ある街です。来ていただければ必ず満足いただけます。
もっと、もっと、観光産業に直接間接携わる皆さんは勿論んのこと、
全く観光産業には関係ないという一般市民の皆さんも、一緒に協力
して、ハコダテを売り込みましょう。
函館は中国語では、ハン・グァン という音になりますが、
そうではなく、中国の方からも、 HAKODATE と、呼んでもらえるように
売り込みましょう。
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