中国・舟曲県・心配される二次災害
昨日夜に雷が鳴る現地の様子。
連日報じられております、
中国・甘粛省・チベット族自治州・舟曲県 で、発生した土石流は、
現在も必死の、救護隊による救援、捜索活動が続いております。
昨日の発表で、死者数が702名、行方不明者数1042名、
一昨日の数字より死者数が倍になり、その割には行方不明者数が減って
ませんので、まだまだ、捜索が必要なのでしょう。
かなり日本でも詳しく報道されております。ほぼ同じニュースソースでしょうから
重なる部分は避けて、日本でまだ報道されていない部分を紹介しましょう。
現地の地形を見ますと、何処にもそうしたところは多くありますが、人間は
どうしても水から離れて暮らすことはできませんので、地形的には川があり、
住宅地があって、その少し後ろ側は切り立った山、という山と川の間に暮らす
典型的な山間部の集落の地形です。
中国国土資源部という部があるらしいのですが、そこの部長さんの
今回の土石流の起きた原因分析が、
地質的に雨に弱い地質で、この地域、実はこの時期例年ですと余り雨が
多くない地域なのに、そこにちょっと予想外の量の雨が降った。
地形が谷あいのような形になっていて、後ろの山の土砂が集中して
住宅地になだれ込むような形となってしまった、
春にこの近くで大きな地震があったりして、その地震による地盤への
影響もあった。
その地盤の変化、ゆるんでいるところへ、前日の7日夜11時からの
激しい雨が1時間近く続いた。その豪雨で、予想を超える物凄い量の
土砂が一気に滑落した。
と、現時点での分析をしている。
確かに各地に起きている異常気象はさまざなな形で災害をもたらし、
予想外のことが起きています。
何時の時もそうですが、被災地は支援を待つ人たちが一刻も早い
救援を待ち望み、救護隊も必死でやっていはいますが、何せ今回も地形や
その他、また、ここ数日、現地は雨が降り出し、危ない。大変危険な状況が
続いています。
度重なる災害で、中国も大変だが、
今回、何故世界への救護協力要請がないのかは、分からない。
また、私の見ているニュースだけだと、世界から現地へ向かおうという
レスキュゥ部隊の話が余り聞かれないのは何故なのでしょう。
現地は今日も雨模様。
十分気をつけてはいるでしょうが、二次災害が起きないように
十分に気をつけて、それでも、救助作業は急がなくてはならない。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント