中国のブログで見る「日本観光」
新聞・ネットと、中国で紹介されている「日本観光」を見てきました。
今日は、中国の人のブログでは、「日本観光」がどういった扱いになって
いるか?という点についてお話します。
ブログは、中国では「博客 ボー・クゥ」と言います。
ブログはその性質上、玉石混淆です。これはしょうがない。
ですので、どんな情報もありますが、ありすぎて探すのが大変。
“個”の情報ですので、かなり片寄っています。でもそれが魅力でもあります。
という点などは、中国に限らず、日本のブログも同じなのはご存知の通り。
これが数はホントに多いのです。そして、多分やはり最近になってかなり
数・量的に多くなってきているのではないでしょうか。それは、この夏から
個人旅行でいらしている方がお帰りになって、ご自身のブログで日本旅行を
取り上げていて、その類のページを沢山目にするようになりました。
案外と言うか私の感じなのですが、これだけ日本へ来ている留学生が多い
のに、留学生がお戻りになって、書かれたものの数が少ないのは何故で
しょう。留学生といえども、在日期間中に旅にもでているでしょうし、出なくとも
観光地に留学されている方も少なくないと思うのですが・・。
全体を少し乱暴に言うと、日本へ来ての印象は全体にその、日本人の
礼儀正しさとか、自然の美しさとか、街の清潔さ、などに触れたものが多く、
総じて良い印象をお持ちのようです。もっとも日本へ来たくてわざわざ旅行
に来ての印象ですから、こんなものでしょう。
たまに反日に固まったような、旅の印象がないわけではないですが、
日本へ来てわざわざ靖国神社へ行ったりの、こういう方は日本へ来ようが
来まいが、そうした視点と論点でお書きになっているので標準になりません。
同じく、「哈日族ハー・リー・ズゥ」という、異常に日本びいきの人たちが、
台湾に多いのですが、最近、香港版哈日族も現れはじめ、この人たちの
書く日本はこれまたかなりマニアックで片寄ったもので、標準にはなりません。
一つは、今言ったように全体の日本の印象はとてもよい印象をお持ちの
ようです。
団体旅行と違う、個人の旅の視点として、
これも前にも書きましたが、日本人が見慣れて注意さえしないものにこそ、
関心が行くものでして、例えば、選挙期間中に来日した方の、選挙ポスター
が気に入ったのか、大量に各地のポスターを写してブログで紹介していたり、
が珍しかったのでしょうね、中国にもない訳じゃないの
ですが、こんな器械体操のようなことはしないから、
珍しかったのでしょう。
花や樹に関心をよせて、非常に沢山の映像を紹介しているブログなども
数的には相当あります。桜と紅葉に代表される、画が多い。
風景は、思ったより少ないですね。もっと皆さん日本の風景に引かれるのかと
思ったら、そういえば、中国の人の写真の撮り方はまだ人物中心ですからね、
その点があるのかも知れません。
富士山に凄い数の中国の方が行ってますが、行っちゃうと登山ですから、
富士山を写すことにはならず、ディズニーランドにも相当行ってますが、
行っちゃうと遊ぶのに忙しいですから、それどころでないか。
その点、北海道に関して書かれたブログは、風景がとりあげられている
です。さすがプロ。空気感までが伝わってきそうな画で、
こうした画がまた人をひきつけるでしょうから、どんどん
掲載していただきたいものです。
ブログで紹介してますが、夜景も実は
このように綺麗に撮るのは案外難しい
ので、この方は上手です。
函館は来るとことになった経緯などに
ふれた文がありませんので(当たり前か)、いきなり函館の夜景を
絶賛する文でした。
ブログのことを書くのに、昨日も中国のブログをあちこち
つまみ食いして、見てましたがかなり時間がかかりました。
まぁ、こういう風にブログを見る人は少ないでしょう。
分かったのは、相当の勢いで日本旅行に限らずでしょうが、
海外旅行・国内旅行に出かけてその感想や画を増え続けていくでしょう。
私なんかは個人的にですが、
もっと、日本へ来て何で?何なの??と、
中国の人が感じることは沢山あるはずで、そうした、褒め言葉や感動
よりは、何故だ日本人?という文をもっと書いてもらえないかな、と
思ってるのですが。
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